2009-09-30

泣く泣く嬉しい?引っ越し


1日限定マイ簡易ベッド。明日同居人が私にベッドを組み立てます。やさしー!咳をするわたしに沢山のスカーフを貸してくれる。

10日間お世話になったお家を離れ、ついに学校から歩いて1分のアパート(マンション)へ。荷物があったもんでバスを使ってお家とアパートを2往復半。だけど1年券を持っているから何も気にしない!抜き打ちのチェッカーマンだってどんとこいっ!
(昨日は朝 バスで、昼 トラムで交通機関会社のチェッカーマン:乗車券をみんなが本当にちゃんと持っているか調べる人、に出くわす。トラムなんて誰にも何も見せずに簡単に乗れちゃうから、けっこう乗車券持ってない人いる。もし持ってなかったら何十ユーロの罰金。)

アパートでは同居人が親切に色々教えてくれる。
彼は歳も私の一回り上で、いい意味で変わり者です。だから彼はゴミの分別をキッチリするし(紙・生ゴミ・プラスチック類・ペットボトルとちゃんと分ける。しかも生ゴミは生ゴミ専用の入れ物に入れ、土に返す…初めて見たこんなフランス人!)、一人暮らしにはあり得ないほどでかいアイロン、沢山の料理器具を持っている。おかげで私は家具を一切買わなくて済むというありがたいことに。パンも彼は自分で焼く…しかも美味しい。
私にとって嬉しいのはフランス語を話せる相手が家にいるということ。ものすごくありがたい…。そのために同居を決意したといってもいいかも。やっぱり言葉の上達にはそれをしゃべる相手が必要ですから…。

耳栓をもらったよ。以前フランス人に耳かきを見せたら、「これを捨てずに使い続けるのか」と驚かれたけど(フランス人は綿棒でお掃除する)、こうして同居人に耳栓をもらうのは何か面白い。


フランスはこうして人と住んでる学生がいっぱいいて、それがけっこう普通らしい。私を泊めてくれたロータリアンご夫婦もそうだけど、他人と泊まることに日本人より抵抗がないのでは…?

素敵なご夫婦のお家を離れこうしてアパートにやってきた。
品がありつつもかつ面白い魅力的な2人を離れるのはけっこう寂しいこと。だけどこれから学校が始まって新しい出会いの中自分の力で生きていくのはとても楽しみなこと。悲しくも、嬉しい引っ越し!

初登校なのです

↑昨年別府で3か月滞在制作をした彼女。陽気なフランス人。中国で買った"どーも"をずっと中国のキャラクターだと思ってたらしい!日本のテレビキャラよ、と教えるとものすごくショックそうだった。(笑)


29日、オリエンテーションが10時からありました。

以前からお世話になっている先生や懐かしい仲間に出会い、しかもみんな私をよく覚えてくれていて感激でした。嬉しいことこの上なし!!!

学校側の説明は悲しいくらい分からなかったけど、資料をもらって自力で読みます。
大学院生は自分の指導教諭を一人決めて、その先生とずっと自分の研究を進めていくのですが、そのお世話になってるC先生は指導教諭の対象外なので、別の先生を紹介してくれた。

中国人の学生が同じ学年に2人。初日に仲良くなり、知恵を出し合って仲良くしています。やはり二人とも一人っ子だった!他にもケベックやスペインから来た留学生もいて、なんだか国際色豊かなのかしらと思う。学校の交流事業で、日本で滞在制作をする計画もあるし(東京芸大や横浜など)、とても良い雰囲気です。

同じ4年生(大学院生)には、こちらで学部3年を終えた学生も多くいて、彼らにどの先生がどうなのか色々聞いてみると、素晴らしいくらいにみんな「どの先生も最高!」という。「彼らはとてもsympaだし、面白いよ!!」と。それがとても印象的。こんなに学生が先生を誉めるなんて…すごく素敵だなぁと思いました。
あと金沢美大に是非あったらいいのにと思うのが、図書館にそれぞれの先生の「履歴書、活動内容、作品資料、展覧会情報」などがドドーンと綺麗に整頓されている。これは本当に驚いたけど、よく考えればあって当たり前のこと。金沢美大にもあればいいのに…!!!!国も違えば学校の規模・性格も違って当然なのだけど、こうして綺麗にファイル化されていると学生ももっと興味持つかと思います。教えてくれる先生のこと知らないのもそういえば変な話です。金沢美大では聞きに行かなきゃ分からないしね…。


そう、廊下で生徒と先生が話してるのを見ても、どっちが先生なのか分からない時がたまにあります。それくらいみんなフレンドリーです。(もちろん皆が皆じゃないけれどね)
私のお世話をしてくれているC先生は日本でいう主任教諭だけど、私はtuで話します。(フランス語では「あなた」を指す言葉が2種類あって、目上の人もしくは初めてあった人などとは「vousヴ」で話し、仲の良い友達や家族などとは「tuチュ」で話します)
部活の1コ上の先輩にもきっかり敬語を使ってしまう私ですが、C先生とはタメ語…なんちゅーこった!

こんな感じで学校生活がスタート。
友達も出来つつあります。
喉が少し痛く朝晩咳き込みますが、薬を購入◎元気でーす!!

3軒はしごディナー

ロータリーの会合というのが毎週火曜日にあります。

が!今日は特別!!!

ロータリアン各家に手紙が送られてきて、それぞれそこには「前菜」を食べる家が指定してまります。

スタートは8時。
お世話になってるご夫婦と私はあるロータリアン女性の家へ。
全部で7人。素敵な前菜(美味しいサラダとサーモン、白ワインなど)頂く。そしてそのテーブルには1通封筒が届いていて、みんなで開くとそれぞれロータリアンに1通ずつ手紙が。

「さぁ出発の時間です。(ご夫婦の名前)・マキコ、21:02分にあなた方の家に行くのです!」

ご夫婦はすでに夕食を用意しており、前菜を一緒に食べた7人は21:02にひとまず解散。それぞれ手紙によって指定された家に行きます。私たちは自宅に戻り、誰が来るのか楽しみに待つ。

6人がいらして、みんなでメインディッシュ(めんどりのココナッツミルク絡めとお米、じゃがいも)頂く。それはご主人が前夜から仕込んでいたもの。美味!!

その後すでに届いていた封筒を皆であけるとそれぞれに手紙が1通ずつ。会長の家に集合!と全員の手紙に同じことが書いてありました。結局最後は会長の家にデザートを食べに全員集合。40人が勢揃いです。先週の火曜日にも顔を合わせた人がいて、しかも会報で皆さん私の顔をご存じ。とても嬉しく、楽しい夕べでした。

この企画は1年にたった1回なのだとか。
みなさん本当に楽しんでいます。

2009-09-28

Saint-Malo(サンマロ)へ




ナントから車で約2時間(130km/hの超高速で…)、観光地として、海賊の街として有名なサンマロへ連れて行ってもらいました!お世話になっているご夫婦と、その奥さんのご両親。5人のプチ旅!
行きの車内では途絶えることなく誰かがしゃべってて、本当にフランス人はしゃべるの好きだなとつくづく思うほど。あ、私が美大の学生ということで、体の部位の単語をいっぱい教えてくれました。それをとにかくメモリ続ける私。ありがたや、ありがたや…

着くと一気に磯の香り…本当に気持ちいい!!!!!
青い空にコバルトブルーの海!!!!
日本海では残念ながら絶対に見られないこの彩度。写真で伝わるかなぁ



割と風は冷たいんだけど、なんせ太陽が暑いもんで丁度いいのです。5人で散歩♪
大好きなフルーツ柄のシャツも太陽の下で喜んでる!









旦那さんは、これはこういう意味で、とか昔はこうだったんだ、といっぱい知識を私に教えてくれた。

↓これはヨットや船の学校らしい


「マキコっ!これは面白いぞっ!」と言われてみるとなんと…
その名も ”踊るネコ”通り!


これは “酒飲みカササギ”通り



そして、偶然修道女の方々の集団に出くわす。彼女たちが一気に靴や靴下を脱いで海に走っていく姿は何だかとても印象的でした。彼女たちが普段どんな生活をしているのか私は全く知らないけれど、こうして無邪気に笑って楽しんでいる姿はなかなか見られないんじゃないか、というのが旦那さんの意見。うん、そうかも。皆キラキラした笑顔でした。



お昼は美味しいガレットにクレープを頂き、夜は夜でまた旦那さんの実家へ行き、ご両親に美味しい手料理を頂く。毎日美味しいご飯たちを食べさせていただいています。本当に私は色んな人にお世話になり続けて生きている…
多くの皆さん、本当にありがとうございます!!この場をお借りしてお礼を言わせていただきます!!

あの時あの子とこの教会で


土曜日はお世話になっているご夫婦ととある結婚式に出席。

ほとんどフランスの結婚式は土曜日に行われるらしい。14 :00に教会に行くわよ〜と言われ、ほら、と招待状を見せられてびっくり。なんと、ナント…何と!私が約1年半前ビデオを撮ったあの教会でした。(Pour l’amour de Dieu. 4’10’’ 2008)

1週間前ナントに着いてから、ずっといつ行こうかな…と思っていた、あの教会。あれだけお婆さんを怒らせたもんだからすごく後ろめたくて、ずっと心に引っかかっていた。もう一度あの場所に行かねばなぁと。
その教会に、これから行くという。。。

実際行くと、当たり前だけどとても幸せムードで華やかだったのです。(ビデオを撮った時は壮大で・厳かで・不思議な雰囲気だった)
私は式の最中ずっと、「あの辺でノア(踊ってた男性)とお婆さんが口論してたなぁ」とか、ずっと考えていました。それにしてもこんな神聖な場所でよくあんなことしたなぁと。
どこか避けていたこの教会に強制的に連れてこられた私。神様は何が言いたかったんだろうか。

教会での誓いのあと、めでたい2人は直接市役所へ行くんだとか。
しかもこんな粋な車に乗って。運転手さんが素敵♪フラッシュの嵐。



夜はついに手巻き寿司に挑戦!
日本好きのご主人がめちゃくちゃ喜んで、ニコニコしながら巻きを作り続けていたよ。はじめ、手で巻くを提案して、実際に私がやってみせると奥さんが一言。

「あら、サンドイッチね。」
「……!(ホントだっ……!)」


とっておきの日本食を、簡単にフランスのサンドイッチに例えられ、なんだか手巻き寿司自体には良い反応は見られなかったんです。でも簀の子で作る巻き寿司を教えると、もう旦那さんがうれしそ〜に作っては包丁で切って断面を確認。「今回はうまくいった!」とか「今度はいまいち…でも美味しいぞ!マキコにも分けてやろう」とか。毎回具材を変えていろんなのに挑戦していたよ。
いや〜久々にこんな人に喜んでもらったなぁと私も嬉し!!

2009-09-26

米、そして米ならぬ出会い

絵を描く材料を探しに、バスに乗って遠くの大型スーパーへ行く。
本当にでかい…今フランスのどの都市にもあるのかな?carrefourというとにかくやたらでかいショッピングセンターがナントにもあります。


そのあとまた同居人に会いにいき、家族からの荷物を確認!久々に出会った私の所持品たち…お〜、懐かしいお家の香り!!油絵の具の臭いもお久しぶり。なんだか嬉しくなる♪家族の皆さん忙しい中送ってくれてありがとう!いくらか隠れた食品達も発見しました!

そのあと同居人と一緒にRice Cooker(炊飯器:フランスでは皆 “ライスコッカー”と呼ぶ)を買いに行く!一人で買うと高いけど、二人だと半分で済むしいいね。近くにある品揃え豊富な中国食品店を教えてもらう。炊飯器はいろんな大きさがあって、19euroから140eurosのものまで。私たちは10人分の米が炊けるという35eurosの炊飯器を買う。彼は人をよく呼ぶそうな。
ニースのユースで知り合った日本人の料理人さんが「米を炊くにはそこの厚い鍋か、土鍋がいいよ!!それで問題なし!」と教えてくれたから最初は鍋で炊こうと思っていたんだけど、鍋も鍋で高くて、それならいっそ同居人に相談して…と考えを少しチェンジしたのでした。


家には小鳥もいるよ。
そういえば彼、今日は水槽を部屋に取り付けてたなぁ…魚もやってくるのね。動物好きなんだね…。



そのあとこちらで一番仲良くしてる&お世話になってるPに誘いを受け、あるギャラリーのオープニングパーティへ。一夜限りの映像作品の展示。テキストもプリントもなく、情報はこのチラシのみ。

日本人の作品も最後にあって印象深い。サッカーボールくらいのあめ玉を、二人で一生懸命舐め続けるというもの。いやらしいというよりも、愛らしいという感じ。面白かったです。
他にもいくらか面白いのもあったけど、そもそも色んな作家の1分のショートムービーを集めたもので、がっつり作り込んでいるのは無かったような。ドローイングのようなものばかりだったと思います。


会場にはナント美術学校の先生も居たよ。
本当に偶然、ギャラリーに来る前、私は日本から届いた荷物に入っていた本 « Né à NANTES comme tout le monde »(というナント出身作家をまとめたもの)をリュックサックに入れて持ってきた訳ですが、何と話の輪の中に居たその先生が、その本を作ったそうな。私は1年前にナントへ来た時その本を購入し、今回またナントへ送ったのです。それを作った人がこの目の前のおじさんだったとは…なんたる驚き!!


冗談交じりで「サイン下さい!」というと、喜んでこんなことを書いてくれたのです!!
(私約です。)


Dans les vapeurs de l’allée des brunes, en plein d’automne

もやの道 ほろ酔いに見る 秋空 いっぱいの太陽かな
ピエール

オープニングパーティではお酒が出て皆少し酔っている。気分も上々!そして皆ドアの外でモクモク煙草を吸う…そんな中、空を仰げば青い空、太陽ー

あまりに彼がさらりと書くもんだから、ただ名前を書いてくれたのかと思ったけど、あの瞬間こんなこと考えてたのか〜と一人驚く。本当に素敵な金髪ロングヘアーのおじさま。歳はけっこう上だけど、頭がめちゃめちゃ柔らかくてsympaなかっこいいおじさま…こういう人に出会う度にナントが、フランスが好きになっていきます。今日も幸せでした。

絶対また会いに行こう…うふふ

2009-09-25

申請・口座・Tan1年チケット


学生のための滞在許可証申請は、火曜と木曜の朝しか受け付けていません。なので今日は早起きをして街中へ!

・パスポート、(顔写真などの情報ページ、VISA&入国ページ)
・住民票(フランス語訳と書かれてたけど英語で大丈夫だった)
・入学許可証明書
・住居証明(+ガス等の領収書、ちゃんと住んで生活いますよ〜という証明?)
・海外で住むためのお金証明(私の場合ロータリー奨学生の奨学金額記載のもの)

全部コピーをとって提出。
行くともうまた20人くらい待ってる。しかも前見た人がチラホラ。
英語訳の住民票とロータリーの書類がちゃんと受け入れられるのか心配でした。けど、昨日同居人がチャチャチャッと作ってくれた住居証明がしっかりしてたから、なぜか大丈夫だろうという根拠のない安心感。そんなこんなで待つ時間はかかったけど、すんなりいきました!次は10月20日にランデブー、50ユーロの切手を持って再度行きます。ひとまず安心。

前回の銀行に趣き、「口座開くのを辞めたい!」と言う。意外にすんなり受け入れられてサインして終わっちゃった。
私はバスやトラムにいっぱい乗るから、市内の公共交通機関1年パスを買う。Tanという会社と提携してる銀行があって、そこで銀行口座を開きに行く。Tanの1年パスを持ってると若者(12-26歳)には80euros返しますよというサービスをやってるのです!たまたまチラシを見つけてラッキーでした。うふふ
銀行のお姉さんも優しい人で良かった!彼女はゆっくりしゃべってくれました。

街はお祭り中だからか、仮装した若者が列をつくって歩いていたり、銀行対抗のマラソンのようなものが行われていたり。お祭りも平日も関係なく、この街には人が溢れているという謎…なんでこんなに人がいるの?アヌシーも、ニースも、ナンシーもストラスブールも、リヨンだってボルドーだって、もちろん人はいたし賑わっていたけれど、特にナントは街の賑わい方がまた違う。そんなナントが私は大好きですが、他に遊びに行く場所が無いだけなのかしら…マクドナルドなんて毎日行列だし。(私が他の都市をまだよく知らないのかもしれないけれど…)

居候先のご夫婦に聞いた、すごい「いい」中国食品店に行く。ちょっと街から離れてるけど、日本食も置いてあって楽しいらしい!
行って納得。他のアジア食品店とは違ってでかくて清潔。
そうそう、豆乳があって(日本で毎日豆乳を飲んでいた私)、中国産で名前が「豆女乃」だった…まめ・おんな・の…2ユーロくらい。あと「花のくちづけ」という飴も置いてた!これは高くて3.95eurosもしたよ。買いません。
醤油も焼き肉のたれも、海苔もすし酢もありました。簡単味噌汁も。でも全てもちろん値段は倍くらい。

今日も暖かい白ご飯!
今日もいい日だ〜!

2009-09-24

ギブミーコイン!

(↓どうしても文字が多くなる〜)

今日はお昼、お世話になっているロータリアンの方の実家へ行き、ご飯を頂く。二人とも昼休みにわざわざ会社を出て親に会いに行くなんて…日本じゃあんまり考えられない。しかも1週間に1度はこうしてご飯を食べに来るらしい。すごい頻繁!
日曜の夜もご飯食べに行ったから、すでに2回目の訪問。90近いご夫婦はゆっくりしゃべってくれて、私も話が聞きやすい。中国の家具や器などが好きな、とても素敵な老夫婦です!!2回目の今日は私のこともちゃんと覚えてくれていて、また来くるのよ!と笑顔でさよなら。本当にまたお邪魔したいくらい居心地がよいのです。ご飯も美味しくいただく◎新鮮な野菜サラダ、超厚い牛肉たち、赤ワイン、ミラベルのタルト、コーヒー!本当にありがとうございます!

その後皆さんとひとまず別れて私は家へ戻ってカレーを作り、これから住むアパートへ向かいました!会いからず沢山のサボテン。とても広くて綺麗で、しかもネット環境も家具もすべて揃っているというパーフェクトぶり。以前ナントに来た時からその同居人のことは知っていて、彼はアーティストをしてます。「ナントのアーティスト」を特集した本にも1ページ載っていて、とても優しい時間・マナーに厳しい人。
今日は私が訪れると早速、滞在許可証に必要な書類を書いてくれました。ベルリンで展覧会をすませ今朝ナントに到着した彼は頭が痛かったそうだけど、ちゃちゃちゃっとやってくれました。出来る人です。しまいには「何を言ってるか理解できなかったら言ってね。誤解があると後で面倒だし、4回も5回も繰り返すから」と言ってくれました。
私は30日から住みますが、私の代わりにここを引っ越すのはナント美術館で働いていた女性。パリに行くらしい。アーティストも居ればも学芸員もいたこの住まい。面白いね。


この茶碗あげました。めちゃくちゃ喜んでいたよ!お茶は韓国の、彼が持っていた。

その後アパートを離れ、滞在許可証用の写真を撮ろうと、あの1分くらいで撮れる機会(日本にもよくあるもの)に挑戦!だけど…なんとお金を入れても認識しない。+おつりが出てこない!
よく見たら「おつりは出ません」という表示がしてあるという謎。。。ムキー!って怒ってお店のおばさんに言ったって「あらー、でもそう表示してあるじゃない」と言うだけ。もう〜!更に横にあるコピー機を使ってたけど、またもお釣り(たったの10セントだったけど)を出そうとボタンを押しても出ない。まさか…と思って見るとまたも「おつりは出ません」…なんじゃこの国は〜!!!!じゃあなんでお釣りを出すためのボタンがあるんや〜!
おつりが出ないって…なんで…?そういえばナントに来る時、パリのモンパルナス駅の自動販売機で水を買ってお釣りがどうしても出なかったのを思い出した。あのときはその機械だけかと思ったけど、まさかフランス産のどの機械もお釣りが出てこない仕組みなのかしら。もしフランスにお住みでその辺詳しく知ってる方がいらっしゃれば是非教えて下さいっ!

結局駅まで行って写真をゲットするも、キオスクのお姉さんもパン屋のお姉さんも両替してくれなかったのです。だからトイレで30セントを集めているお婆さんに丁寧にお願いして、やっと…の写真でした。

お昼に美味しいものをいっぱい食べて、同居人にも久しぶりにあってとても嬉しかったのに、機械相手にものすごく参った一日。外国で生きていくって大変だなぁ


カレーは超美味しかった!バーモンド万歳!

2009-09-23

こめこめ県庁クラブ。

日曜に行ったナント近郊の海沿いにたたずむ建物。ほとんどマンションらしいですが、すごいデザイン

ジュシューくん。

ロータリークラブの会合で、アペリティフ(食前酒)に誘われ、ロータリアンの方々とお話。皆さん本当にsympa!その後お家へ帰る。

今お世話になっている方の家にはいっぱい日本食品があって(ガリやごま油、寿司粉、醤油、緑茶まで色々。日本で買った浴衣まで見せてくれた)、なんと今日は私のために炊飯器で日本の米を炊き、美味しい鮭を焼いてくれました。
それがホントにめっっっっっっちゃ美味しくて、なんで私は異国の地でこんなにうまい鮭をほおばっているのかと一瞬ポカーンとなりました。日曜に行ったゲランドの塩で味付けされたシャケ…アンド白米…!

おぉいしかったぁ・・・・・・

明日はカレーに挑戦。普段お世話になりまくってるので、少しでも恩返しが出来ればいいな。美味しく出来ますように。バーモンドカレーに私の信頼を託す。

あ、ふりかけをあげたらモクモクお米を食べてくれました。日本から持ってきたかつお風味のしそふりかけ。


昼、県庁へ滞在許可証に居る書類を聞きに行ったら、13:30から開く窓口に13:25に着く。なんとその時すでに20人ほどの人が待っている!
中に入って30分くらい待ってると、黒人の女の子が窓口で「学生はここじゃないわよ」と言われてるのを聞き、ちょっとまった〜!と私も負けじと訴える。「私も学生なんですけど!滞在許可証について色々知りたいんです」と言った瞬間、色んな所がら「私も学生です」「僕も学生です」「あたいも」といった具合にいっぱい人が殺到…みんな学生だったのか。そんな若くは見えないけど!
結局違う場所を教えられ、今日は断念。でも少し進んだ感じ。窓口の人もかなりいい人でした。

その後、銀行へ口座開設について聞きに行くと、対応してくれたお姉さんがあまりに早口で、しかも困る日本人相手に容赦なし。泣きそうな1時間があっという間に過ぎました。

綺麗なお姉さん…怖い。
でも、お米…美味しい!

2009-09-22

お好みナント

「マキコは日本料理するの?」

全てはこの一言から始まりました。
普段料理をしない私がなんとお好み焼きを作ってしまいました。沢山お世話になっている身分なので、自分でお買い物をし、日本からはるばる持ってきたお好み焼きソースで一人で作りました。
だけどこちらのchou(キャベツ)の固いこと固いこと。そして小麦粉がちょっとなんか違う。そして鰹節も探したけど無かったので、厳密には完全なるお好み焼きとは言えないけれど、それなりに出来ました!


もっちり感満載で、キャベツもあんまり細く切れなかったもんで食べるの大変でしたがそれなりに美味しかったです。食べられるもので良かった…二人とも喜んでくれたかしら。

今日は学校へ行って入学に際しての書類等もらいました。
すでに少し知っている学校の秘書さんでしたが、あまりに緊張して、全然仏語が出てこなくて情けなかった…。でもまたこの人も優しくて、「何か困ったことあったらすぐここに来るのよ!」と言ってくれました。田舎者には本当に嬉しい一声…ありがたや〜!


滞在許可証・銀行口座開設など、これから具体的に取りかかります。ネットで色々調べるけどやはり大変そう。今日試しに情報仕入れに県庁へ行ったら、順番を待つ人があまりに多く居すぎて、すぐ諦めて帰りました。県によって提出書類が異なるそうで、また明日聞きに行ってみます。

↑これはちょっとした奇跡!私がパソコンを持ち出してる3時間あまり、ずっとこの状態だった…!

ナント美術学校の近くにあります、大聖堂。昨年来た時は正面が工事中だったけど、ほぼ終わったみたい。


12月に東京・新橋で大きな展覧会があって、ありがたいことに出品のチャンスを頂いたので絵を出そうと思うのです。本当に感謝…応援して下さる皆様のためにも頑張らねば!!楽しみです。

よっしゃー描くぞ〜!撮るぞ〜!

2009-09-21

ナントのやさしさ

アパートに住むまで、ロータリアンの方にお世話になっています。
皆さん本当にいい人ばかりで、私も一生懸命その分頑張らねば!とやる気になります!


日曜はナント郊外の海へ行き、美味しいガレットをいただく。
大きくて食べられないっと思っても、美味しくてペロリといけるこの不思議さ。

塩の生産が盛んで、こうして水分を蒸発させて塩を作る。ペロリとなめてみると、すさまじい濃さで、美味しかった!濃度の違いで色も少しずつ違う。綺麗でした。

大量の塩!私の背丈くらいあるのです。


久々にナントの友達に会いました。
彼のチワワ×3は会いからず元気で、写真にも撮れないくらいワフワフ動いて私を歓迎(?)してくれました!写真ぶれてしまって、これが一番のベストショット。

「ようこそナントへ〜!」
…って言ってくれてるかな?


2009-09-19

なんとナント着!

(これはロータリアン宅。素敵なお庭がありました)

約1年ぶりのナント!着きました。
駅でロータリー財団の方々が私を迎えてくれました。「すぐ分かるような印を持って待っています」とのことでしたが、駅について仰天…


MAKIKOプラカードの大きさ、分かりますか?
本当に「すぐ」分かりました。皆さんの大歓迎ぶりにものすごく嬉しかったのです!!
マキコ〜マキコ〜と、みんなもう私の名前を覚えてくれていました。すごい感激!!!
ありがとうございます!

ここ2週間ずっと各地をてんてんとしていたので、あまりグッスリ寝ていなかったのですが、この日はぐっすり本当に自然と目が覚めるまで寝ました。ここ最近ずっと寝不足だったのでなんとも嬉しい朝寝坊。普段休みの日でも8時までに必ず起きる私が、10時半まで目が覚めなかったのはすごいことです。

翌日ナントを歩く。
青空に元気な街並み…やっぱり私はナントが好きです。
こちらにはいくらか友達がいて、アヌシーから大きなスーツケースをその1友人に送ったので取りに行きました。彼はナント美術学校を卒業して今各地で展覧会をしています。久しぶりに会って話をしてると「少しフランス語上達したと思うよ」と嬉しい一言!彼の彼もとっても元気でした!

2009-09-15

あご1.1倍(Bruxelles)

朝シャワーを浴びていたら、浴槽の中でズッこける。
それでなぜか顎を強打!
青くなって少し腫れ、あごが1.1倍くらいになったのでした。
「うーん」という口をすると痛い。けど笑えるししゃべれるし、問題なし、大丈夫です。


今日はブリュッセル観光。美術館をまわり、ビデオアートセンター(と訳す?)ARGOSに行く。

グランプラスにも行く。建物に感動するも、写真をとると壮大さがうまく写せず悲しいですが。ストラスブールの大聖堂を思い出した私。ほんっと〜に美しい。



ベルギーワッフルやポテトもいただきました。美味しい…!甘いやら辛いやら、ベルギーを堪能してる〜!


ここには正真正銘、本物のしょん便小僧がいます。
近くのおみやげ屋さんには小僧達の集団っ!先輩によると、女の子バージョンのしょん便娘像が存在するらしいけど、何となく探すのはやめました。見た方いますか?

意外に本物は小さい。向かいにGODIVAがあったよ。
道にポツンとたたずむ小僧…たまに色んな服を着せられる彼。



その土地の住民と街を歩くというのはとても安心なのでした。
今日は味噌汁も味わって、満足!!!先輩ありがとう!

(シャーモニーに続き、再び微妙に宙に浮いたわたくし。)

2009-09-14

旅のまとめ2

優しいイタリア人の人と話しながらヴェネチアに降り立つ!
ウィーンは肌寒くてずっとパーカーを着ていたけれど、こちらは暑くてずっと半袖じゃ!
日差しも強くてサングラスのありがたみを感じる◎



ベネチアは島。

とにかく綺麗な街並みだけど、何もかもが高くて驚きです。
街中はヴァポレットというボートのような乗り物で移動しますが、1時間乗り換え自由で6.5euros。ベネチアビエンナーレ会場に行くだけで50分くらいかかります。歩いていけなくもないけどゆっくり歩いて2時間ほど。しかも道が細く迷路みたいになってるから体力勝負。
↓これはゴンドラ。TAXIだよ。学生には高すぎる乗り物。


ビエンナーレ会場は人と作品で溢れかえって賑わっていたよ。
会場に行くまでも、私と先輩は道に迷ったんだけど、会場を少しでも離れると完全に住宅街。生活感満載で、下着やズボン・靴下なんかが普通に堂々と干してあって仰天でした。道には人気がなく、ここどこじゃ〜という感じです。

会場内の様子。
見て歩き続けるから足が棒…6.5eurosのヴァポレットは高いから歩いて帰ることにして、お土産やさんを見て歩くのはとても楽しいけれど、ユースの場所が本当に分からなくって、宿についたのが夜中の11:30。ヴェネチア本土でホテルに泊まるのは高すぎるから、大抵の人は島外でホテルをとります。私たちもそう。だけどバスの乗り場、降り場が本当に分かりにくくて、しかも運転手さん達の観光客への対応が想像以上に冷たくてなかなかうまくいかず。英語も堪能じゃない私たちは苦労しました。
人生で何番目かに入るくらい、歩いた一日。重い荷物とともに、この日は筋トレ三昧だったのでした。腕プルプル。made in Franceのバッグは数日目で紐が切れたよ…

日本館。やなぎみわさんの作品。約4mの巨大な写真はとても迫力がありました。


スエーデン館。


翌日は第2会場を見る。

ビエンナーレ期間、街全体で個展や展覧会が自主的に開催されて、見るものいっぱいです。
有名なサンマルコ広場もものすごい人・鳩!



結局ヴェネチアに3日半いたけれど、食べるか寝る以外はほとんど歩いていたので、昔の疲労骨折部分がジンジン痛み出し、かなり辛い日々でした。だけど2年後のビエンナーレも見に来たいな。こんなに多くのアーティストの作品を一挙に見れる機会はなかなかないし、街も本当に綺麗だから。

15:30発のバスにのり、21:30ミラノでバスを乗り換え、翌日12:30にブリュッセルに着き、今に至ります。途中休憩でフランスに入ったことを知ると一気に気持ちが安心…こんなにホッとしたのは久しぶり。やはり言葉のストレスというのは、自分の知らない間に自分を押しつぶしていたのです。

ちなみにブリュッセルはフランス語圏だけど、移民がいっぱいいて、ごちゃごちゃした街という印象。これから2日滞在して、パリに一泊。そのあとやっと!ナントへ入ります。

 
コルテオ 太陽光発電