2019-04-30

トロント→オタワ

トロントに着く。


着いたら着いたでパスポートコントロールがあるので、緊張。

何かあった時のためにレジデンス先の受け入れ証明などを用意。まずは機械で自分でパスポートスキャン、顔写真撮る。でも言語が選べて日本語だし安心。
そのあとは列をなして、税関チェック。

イギリスに行った時結構質問攻めだったし、カナダもそんな感じだろうと構えてた。のに!
「旅の目的は」
と聞かれ
「観光です」
(本当はアーティスト・イン・レジデンスだけど、それをいうとややこしいのでとりあえずそう答えた)

お兄さん何やらパソコンでチェック。のあと、
「おっけー、サンキュー」

と言われてパスポート返された(笑)


拍子抜けした私は、
「パスポートにハンコ押してくれないの」
と聞きかえす。
(でもなんかあった時、証拠があると便利だし)

お兄さん「ハンコ欲しいの?」
私「イエス」
お兄さん「どこにハンコ押すの」(そんなん聞かれたことない!)
私「どこでも、あなたの好きな所!」

というフレンドリーな会話がなされたという・・・



超簡単にコントロールをすり抜けた私ですが、ここからが少し大変でした。
「スーツケースは最終目的地のオタワでピックアップしてください」とナント空港で言われたにも関わらず、コントロールチェックのあと
「トランジットの人も全員、スーツケースは全てここで持ち帰るように」
という大きな看板を見つけまして。

次の飛行機まで2時間半あったので、一応私のスーツケース出てくるか見よう。と思って待っていると、案の定出てきた…ナントのKLMのおっさん、嘘つき!!!



で、自分のスーツケースを持って再度チェックイン。
これが、機械が壊れてたりして、チェックインカウンターにはめっちゃナガァーーーーイ長蛇の列。


この時、あ、私次の飛行機乗れないかもしれない、って心底思った。
係員も慌しく動き回ってるし。列も2つあって、違いがわからん。

私は後ろに並んでいたカナダ人のおっさんに
「この二つの列の違い、わかりますか?私はフライトまで1時間半しかなくて、しかもトランジットだし、なんかよくわからないのです」
と言うと
「実は僕もよくわからないんだよ。皆んな困ってる」
→二人で笑う。

私はその時、おじさんとサヨナラを言って、よく分からないながらも別の列に並ぶことを決めたのでした。「good luck」と言われて別れたその1分後。
係員の人が
「2時にフライトの人はここの列に並んでくださーい」

というではありませんか!
私は少し遠くにいたので聞こえませんでしたが、そのおじさんが係員の人に私を指差して「あの子!あの子!」と教えてくれて、結局事なきを得ました。
ありがと、名もなきカナダ人のおっさん。。。

プラスティックのコップがめちゃでかい。

やっぱ全部の人種が混ざってる。


そのあと1時間足らずで無事オタワにつき、
レジデンス先のAxenéo07のJean-Michelが車で空港まで迎えにきてくれました。
ジャン・ミッシェルって名前、フランスでは50歳くらい(もしくはそれ以上)のおじさんの名前なんです。だからおっさんを想像していたのに、なんと私を待っていたのは
25歳のピチピチヤングボーイでしたわ!あと犬。



犬がまた可愛くって、14歳生きてるので相当なおばあちゃんらしいけど、可愛い。
名前、実はケベック訛りのせいでよく聞き取れてない。ディディエかなぁと思うんですけど、分からん。笑


ケベック訛りを目の当たりにしながらの車での移動中。
本当、すごいぜ、ケベックのアクセント!!!
(あと今、日加首脳会談があったからか、日本の国旗たくさんありました。でも安倍さん、トルドー首相に目の前で「中国」って言われてたみたいだけど。そこ訂正しなきゃダメでしょ)





カナダへ。飛行機談

さて、毎回旅といえば、この飛行機の移動日がどこかで楽しみながらも、やっぱり憂鬱。

朝6時25分ナント発アムステルダム行きの飛行機だったので、朝4時前に起き、予約していたタクシーに乗り込む。
フライトの1時間半ほど前に空港につくも、掲示板には私の乗る飛行機は"Programmé" (Planned)としか書かれておらず、つまりまだ手続きは始まっていないし、ゲートナンバーも書かれていない。


困ったな。


まぁもう少ししたら表示されるだろうと思ってその後20分待った。
でも変わらない。出発1時間10分前で表示されないって、なんか問題あるのでは…。思い切ってAir France (KLM)の所にいるお姉さんに

「Programméからずっと何も変わらないんですけど」

と聞けば、

「え?何も問題ありませんよ。さぁ早くチェックインしてください」


という返事が。

え!!

慌てて私はカウンターに行き、チェックインしてスーツケースを預ける。そこのおじさんにも「Programméになったままなんで、ずっと分からずに待ってたんですけど」と言ったら
「えっ!そうですか!」
と気まずそうな顔をしながらも、それは無視して
「すぐに持ち物チェック行ってくださいね。時間がありませんから」
と続ける。
あんたらのせいやわー!!と内心突っ込みながらも慌てて持ち物検査へ。長蛇の列。もし飛行機に乗りこそねたらどうすんのよ。。

チェックも終わって、そこを出たらすぐ目の前が出発ゲート。
結局余裕を持ってゲートに到着できた。はぁー



結局何も問題はなかったけれども、
正直KLMどうなんだ…と思ったよ私。


こんにちは、世界。

朝ごはんが出たけど、硬いフランスパンじゃなくて
食パンだったのでよしとする。
硬いと歯が痛くて食べられないからね。。。

1時間足らずでアムステルダム到着。
トロント行きに乗り込む。
その前に、出発前にとある知り合いの新婚さんからもらったありがたいお菓子をありがたく一人でいただく。みなちゃんありがとー!!

たった8時間のフライト。日本行きに比べたら相当近い。

初めての北アメリカ大陸上陸。。
大西洋を横切る。

続くー

2019-04-27

しばしお待ちを

ずっと詳細は載せていませんが、近頃缶詰になって私が取り掛かっていたプロジェクト。
これは少し冗談で、ジョンと一緒に撮ったもの。




7月1日のLe Voyage à Nantesのオープニングパーティの日に公の場にお披露目になるので、それまで全体図は載せられませんが、場所はHôtel Amiralです。
時が来れば詳細をここで紹介しますので!しばしお待ちを。

それまでは私のカナダ紀行をお楽しみくださいませー

2019-04-26

出発前の

カナダへ行く前に、今度ブリュッセルで行われるグループ展に出品する作品を仕上げる。

いろんな所からお声がかかって、本当にありがたいこと。
そしてアトリエの掃除もしている。

カナダ滞在中は少し旅行もする予定。
バスや飛行機のチケットをとるのも、なかなか時間がとられます。

2009年にナントに来てから、1ヶ月以上ここを離れるのは初めて。しかもinstitut françaisから助成金をもらって派遣されるなんて、思った以上に大掛かりなイベントだと、最近になって気づきました。ありがたや〜



2ヶ月半の間、ファーマシーの仕事はお休みさせていただく。もちろんお給料は出ないけれども、籍を置いていただけるだけで本当にありがたい!

実はこのカナダへのアーティストインレジデンス、応募する時からなぜか「私は行くことになるのではないか」という不思議な確信(のようなもの)があり、その場合ファーマシーの仕事をもし辞めなければいけないのであれば、その際は思い切って辞めよう!と思っていました。


で、結果が出て翌日上司にその話をしたら、
「社長と話してみるね」と言った苦い顔をした彼女のすぐ隣を、その2秒後に社長が通り過ぎた。上司はすぐに社長と話をし、その1分後には
「即答でOKだったよ。社長は、牧子がここまでアーティストのキャリアを積み上げていたなんて知らなかったみたい。よかったね」

という素晴らしいありがたぁい返事が😭
私のしたいことを優先させてくれる職場、本当に感謝してます。。色々不満もあるけど…(笑)


同僚たちがどこから聞いたのか、私がカナダに行くことを知っていて、数ヶ月前から
「出発はいつ???」
という質問を毎日のように浴びせられ、さらには

「今週働くと遂にカナダだね」
「待ちきれないね」
「牧子の新しい冒険だね」
「アメリカにも行くの?」
「空港には誰か迎えに来るの?」
「カナダに行ってる間、アパートどうすんの?」
などなど質問のオンパレード!

同僚たち、興味津々すぎ!そしてそれを全く隠さん。笑
私より楽しみにしてるんじゃないかって思う。



カナダ出発前の最後の出勤日、朝職場に行くと上司がオレンジジュースとヴィエノワズリー(クロワッサンやパン・オ・ショコラなどの甘い朝パンです)を用意してくれていて、これにもびっくり。ありがとうございますーー


2019-04-19

回想・公園へ



ツツジがキレー


何だか大変そうな木を発見した。
顔を置いてみた。

この通り、海のお次は公園でピクニック。
公園と言っても、写真ではわかりにくいですが壮大な公園!

なんか遊んでばっかだなぁ

数日前から友人アーティスト宅で
キャットシッティング中。
タムタム、可愛すぎるーーーー
猫のいる生活って、いいね。

2019-04-18

回想・サンナゼールの魅力

ここ数週間缶詰状態で関わっていたプロジェクトが終わって、ジョンと海に行ってきた。海でピクニック。

行き先はおなじみのSaint Nazaireだぜぃ


風が強かったけど、気持ちよかったー

この日、やっと心の底からホッとした気持ちで外出した。
よほど気が張っていたんだろうなぁ

サンナゼールは、どちらかというと私の友人たちは
「何もない」「ダサい」っていう。
今回ジョンはこの街をよほど気に入って私はたいそう驚いた。海があって静かで田舎すぎず都会すぎず。そういうのがいいらしい。(ここ数年で私のフランス友人らが数人ナントからここに引っ越しているので、好きな人は好きなんだろう)

街を歩いていて彼がふと一言
「なんかここ、アメリカの田舎っぽい。フロリダか、カルフォルニアみたい」
って言った。私は
「あぁ、そう言われてみればそうかもねー」と答えて、
ふっと顔を上げたら、
その道の名前が、

Rue de la Petite Californie

で、マジで二人でびっくりしたーーーー!!!
ということがありました。



今度はもっとゆっくり、泊まりがけでブリュターニュとか行きたいよー

ジョンが帰る

3週間の滞在を経て、ジョンがイギリスへと帰って行きました。
これだけ長い間時間を共にすると、いなくなってしまってからがものすごく悲しい。空港に彼を送って、帰りの車の中が一番寂しくて胸が苦しくなりました。

ジョンのごっつい手
(と、新しく一緒に作った本)



めちゃくちゃ寂しいのですが、そんな暇はなく、
私は実は4月終わりから2ヶ月半、カナダのケベックで滞在制作をします。そう、人生初のアーティストインレジデンスです!昨年の秋に「牧子が審査に通ったよ」と言われてもう半年も経ってしまったのですね。

気づけばもう出発まであと10日ほど。
っていうか全然準備できてない!!!

仲間はおらずたった一人で異国の地に乗り込むのですが、出発前までにやることがありすぎて、緊張してる時間もない。

2019-04-12

ここ2週間

アートプロジェクト進行中に加え、歯の強制も進んで、しかもジョンがイギリスから来ているというなんかスペシャルにスペシャルを足したような日々が2週間ほど前から続いています。



私は新しい環境に慣れるのが下手くそなのか、それともプロジェクトのせいで相当ナーヴァスになっているのか、この2週間で2回火山が爆発。。。笑
疲れきって泣いたり悩んだりしていましたよ。

そんなこんなでもう少しでアートプロジェクトも終わりに近づき、5月から遠出をする準備ができます。



2019-04-05

進行中

Le Voyage à Nantesとのプロジェクト,進んでます。


特権✌️

なんでこんなにってくらい,最初すごい緊張してて頭おかしくなりそうだった。

でも今は大丈夫。
すごく楽しい!!!

このプロジェクトが着々と進んでいって,いつか終わってしまうのが,すごく悲しい。

 
コルテオ 太陽光発電