2019-12-23

展示最終日と食べ物たち

安井巳之吉とわたし古市牧子の二人展、無事終了しました〜無事に終わってホッとしました〜 ご来場いただいた方、どうもありがとうございました。
ナントからレンヌへはバスで移動。

わたしが在廊していた最終日は、モーレツな雨と風で。
これは絶対に誰も来ないから、早めに閉めてしまおう。と思っていた。すると友人らを始め、最終日だからと人がきてくれました。

シャビは大雨の中歩いてきてくれて、このビチャビチャズボン!!
私が帰るころには雨が止んでいて助かった。昔の同居人Evorの家に泊めてもらうので、何かデザートでも買おうかなと思って街を物色していたら。なんとタイ焼きが売っていた。。
お店に入ると開口一番「日本人の方ですか?」と日本語で聞かれ、またびっくり。タピオカも売っていて、私はタピオカは歯列矯正している歯にはしんどいので買わなかったけど、タイ焼き買って帰りましたー

暖かい出来立てホカホカのタイ焼きを持って帰る。
「デザート用に買った」と言った瞬間、彼は
「デザート用だけど、今食べてもいいんだよね?」
と私をチラリと見ながら、口元はニヤリ。

私も彼もお腹が空いていたので、そのままテーブルへ直行。むしゃむしゃとタイ焼きを食べきりました笑

で、すぐそのあとお腹も空いてないのに、夕ご飯を食べに行った。



本当はラーメンを食べたかったが長蛇の列だったので、仕方なく他を見てまわる。結局噂に聞いていた Maki Burgerに入る。(10 Rue de Briord, 44000 Nantes)アフリカンバーガー!


でね、お腹が空いてなかったので大して期待度も低かったわけですが、ここのハンバーガー、めっっっっちゃ美味しかったんですよ!
Evorと話に夢中ですっかり写真撮るの忘れてましたが、めっちゃ美味しくて、お腹も減ってないのに全部食べきった。。。自分でもびっくりしました。
横の席に座っていた若い男の子たちが、ひとり大きなバーガーを2つも頼んでいて、やっぱみんな美味しいって知ってるんだろうか?


 お会計の時、「ここは言っとかないかんでしょ」と思って
「私、名前がmakikoなんです。ギニアから来た友達にmakiはアフリカで男性の名前だと聞きました。でも私は牧場の子とかいて牧子なんですよー今度もまたきますから、その時私のこと覚えていたらmakiko割引してくださーい」と冗談で言ったら、カウンターのお兄さんがガハハハと爆笑して、すぐに飲み物をオマケしてくれました!

私は自分で頼んどいて、すごく申し訳ない気持ちになったけど(どっちゃねん)、カウンターのお兄さんがチャーミングでいい人だったので、有り難くご好意を受け取りました。またマキバーガー行こう。

2019-12-22

猫?とハート。

先日、インターネット上でXiu Xiu(私の大好きなアメリカのバンド)のTシャツの販売をやっていた。私は何気なくサイトをチェック。すでにそのとき、Tシャツ販売の投稿から3時間も経ってなかった と思うけど、ほとんど売り切れ😱

まさか!と思って念入りにチェックしても、やっぱり1種類を除いてすべて売り切れとる。なんてこと!!

考える暇もなく、購入。(牧子、こんなに惚れ込んで大丈夫か)と思われそうですが、何と値段はものすごく安くって、ほぼ半額セールだったので13ドル(約1000円)。こんな安くていいんだろうか?と少しモヤモヤしながら、でも片手はガッツポーズ。やったぜ、注文完了!




それから数週間が過ぎ、品物が届いた。
郵便受けで それを手にしたとき、驚き過ぎて心臓がキュッ😱てなった。なぜなら…
 まさかの、ジェイミーの直筆イラスト(猫?なのか?)とたくさんのハートだよーーーー!!!!😱😱😱😱😱😱😱😱😱😱😱
猫の描き方がめちゃくちゃ可愛いよーーーー

嬉し過ぎて失神するかと思った。



優しいジェイミーのことなので、きっとみんなに描いていると思ったけど、ファンサイトとか見ても誰もこんなことは載せていない。

私はキツネにつままれたような気になった。なぜじゃ?

嬉しい気持ちに収拾がつかなくて、本人に「Tシャツとネコ(?)とハートありがとう!」とメールした。すると翌日返事が来て、

「Tシャツ買ってくれてありがとう!他に何か欲しいXIU XIUグッズがあれば、何でもいいから教えてね。それを君に贈ることは、僕にとって喜びになるから」

!!!!

👻 私、完 全 ノ ッ ク ア ウ ト !!!👻



なにこの最大級特権は!
私、なにをしたんだろう?え?これ夢?

私は、自分はXiuXiuのファンだと思っているけど
実はジェイミーには何度か「友よ」とか「素晴らしいアーティスト」と言われたことがあり、かなり恐れ多いです。私が作った本を評価してくれているんだろうが、そんなこと言われたらもっと好きになっちゃうじゃんかー





あまりに恐れ多くて、そのあなたのメールがどんなオブジェよりも一番嬉しいです、と返事をした。次のヨーロッパツアーはいつなんだろう。早く会いたいよーーー😭😭😭

2019-12-20

年末に思うこと

今日、朝からなんか調子が出なくってウジウジしていた。でも、

「えぇい!2019年アトリエが開いているのは、今日最後だし、行くか!」と思って、午後イチでアトリエに向かう。
車で6分の距離をわざわざ徒歩で(気分転換&運動のため)35分かけて行ったら、、、
なんと、

建物自体真っ暗だった笑
いつも色んなところで起動している機械たちがすべてスイッチ・オフ!


従業員の方が数人コーヒー飲んでダベってるくらいで、他はガラーン😱😱


しょうがないので帰ろうと入り口に右回れすると、丁度ルイが到着したところで、二人で真っ暗なアトリエを見回して、爆笑した。
誰も年末最後の日の午後なんて仕事するわけないよね、とお互い話しながら、また同じ道を二人で歩いて帰りましたとさ。

ガランとした建物を見て、なんか今日やっと初めて
「あぁもう年末じゃん」って実感した。






今年は色んなことがありすぎた。
2019年は日本で始まって、それからナントに戻ってきて超ストレスフルな(でも楽しかった)ホテルプロジェクト、そしてカナダのケベックに飛び2ヶ月半のレジデンス。色んなところを旅行して初めてアメリカにも行った。北米の空気を吸ってカルチャーショックを受けた。そのあとはナントに戻ってきて、初ひとり暮らし。その後おじいちゃんとの二人展を果たして、今はレンヌでレジデンス中。そして唐突にパリで展示をすることになって、ミラクルなソワレを体験しました。


色んなことを経験させてもらった年だけど、本当に本当に楽しかった。毎度何かが起こるといつも思う、「私は人に恵まれている」ということ。自分は本当にラッキーだと思う。「いい人に恵まれる運」がめっちゃ強い。

世界中、色んなところに色んな素敵な人がいる、面白い人がいる。
もっとたくさんの人と話をしたい。彼らが愛する土地や生き方や考え方、たくさん知りたい。
人を土地を、知れば知るほど自分が生きてきた世界や考え方の小ささに気付かされるし、いいショックになる。それが本当に、たまらん!




このブログに書いたことがあるかもしれないけど、自分がこれから色んなことが出来るんだなぁという未来を考えて、時々むしょうに胸がドキドキして楽しみでたまらなくなることがあります。自分の可能性に胸がわくわくするなんて、どんだけ楽観的なんだ!と突っ込まれそうですが(そしてもちろん波があって、決していつもそういう状態ではない)。
このドキドキタイムが少しでも持てるうちは自分が幸せだと思うし、それを信じて地道に努力していきたい。
自分は本当にしょうもない存在でアホだぁとももちろん思うんですが、調子の悪いときはどうしようもないので好きなものを食べたり、好きな映画を見たり、好きな人々と一緒に時間を過ごしたりします。


今後、自分がこんなことを話せないくらいスランプに陥ったり、辛いことがあって立ち直れなくなることもあるでしょう。でもこういう言葉を残すことって、大事だなと気づいたので、照れくさいですがここに書きました。



どこのどんな方々が私のブログを読んでくださっているのか、全くわからないのですが、少しでも私がここで記していることが、数ミリでもみなさんのためになっていると嬉しいです。

2019-12-19

ご飯会

今日みんな(アートセンターのスタッフとわたしたち)でご飯会でした。クリスマス休暇前の今年もお疲れ様的な。忘年会というのかな。
みなさんの都合でお昼の開催。だけどみんなワインぐいぐい。(このあと仕事するんだよね?)

みんなそれぞれ一品持ち寄り。
私は毎度のことながら、でもレンヌではまだお披露目していなかった巻き寿司を作って持って行きました。

誰が何を持ってくるかなんて
そんなに打ち合わせしていないのに、やっぱりうまくいく。持ち寄りのご飯会はいつも何かとうまくいく。不思議。

私が持って行った巻き寿司はすべて売り切れ!
嬉しい😭


フランス人は本当にわさびが好きだわ。この量すごい。
煮卵を作ってきてくれた人がいて、すんごく美味しかった。椎茸の煮汁で漬けたそうだ。この右下の黒いのは海苔を揚げたやつ。何なに、なんでみんなこんなにジャポネなの。


クレープがあって、横にはもちろん塩キャラメル。あとはキウイのジャム。
甘いものたっくさん!食べきれなくて、たくさんお持ち帰りさせていただいた。ありがとうー!男性陣のお菓子スキルがすごい。

これはアルザス?の?タルトらしいけど名前忘れた。ルイの手作り。

これ、最後の方。
すべてのお皿に遠慮の塊が残っている。笑



あまりにたらふく食べ過ぎて飲み過ぎて、最後はみんなぐったりしていた。
すんごく楽しかったのでまたやりたいよーー

レンヌのアトリエ。

パリの不思議な週末からレンヌに戻りました。


レンヌで続くGeneratorというレジデンスですが、ここでは私たちアーティスト4人用に、アトリエが設けられました。
場所はSelf Signalという交通標識やお店の看板などを作る会社内で、工場のようにとっても広いです。
その一角に私たちのスペースが。
ここでは鉄やアルミ、他にも様々な素材を扱っているので
私たちも必要あらば機械を使うことができます。


ルイが私に作業用手袋をくれた。
「わかりやすいように、牧子の名前をかいてやろう」と
満面の笑みで、マジックで何か書き始めたと思ったら。笑
指先にそれぞれ M A K I K(笑)
Oの場所が無いので悩んだ末、手のひらに。


1枚目の写真の奥では、ルイがプラスチック板を加工している。
その音がけっこううるさい。でも従業員の人々もなかなかな音を出すので、別に普通だ。と思っていたら、ルイが作業を終えた途端、四方八方から
「あぁ〜(やっと終わった)!!!」
「ふぅ〜(うるさかった)!!」

という、Self Signalの従業員の方々の声が聞こえてきて、ルイと一緒に爆笑した。みんな、わたしたちをからかっているのだ笑



レンヌの生活も、楽しいよー

2019-12-16

③オープニングレセプション

当日は16時スタート。
かなり遅くに起きて優雅な朝食を摂ったあと、もう長らく会ってなかった友人とお茶。多分5年ぶりくらいに会ったのだけど、あまりに興奮しすぎてたくさん話しすぎて、ホットチョコが温かいうちに飲むのを忘れてしまった。笑



そのあとまた徒歩でギャラリーへ。


すっかりギャラリーのサイト載せてなかった。いっけねー
https://www.galerieguidoromeropierini.com/


16時から22時くらいまで、ずーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーと話しまくる。アーティスト、コレクター、友人、たまたま通りすがった人、いろんな人がたくさん来てくれた。




最後みんなでレストランに行く前に「ああああ写真!!!!」と慌てて撮った。実は4人ともめっっっっっちゃ疲れてます。ヨアンなんて目が充血していたよ。笑

左から
レスリー、私、ギャラリストのグイドー、アーティストのヨアン
ヤングチーム!
絵だけじゃなくてこんなものも置いてます。

いろいろ嬉しいニュースもあったし、面白い色んな人に会えたし、本当に楽しいソワレだった〜


ギャラリーによく足を運んでくださる人々にもやっと会えたし、直接は知らなかったけどナント美術学校出身で私の作品を知ってて来てくれた人や、Xiu Xiuの前座で演奏したことのある人も来てくれた(実は友人の友人で、超嬉しかったーーーまさかこんなところでジェイミーの話ができるとは😭😭😭)。
いろんなミラクルがたくさん起こって驚いた。ストライキで移動が大変なはずなのに、みんな本当ありがとう😭😭😭



空腹でブーブー言っていたヨアンと私だったけど、いざレストランに着いて食べ物を前にしたら全然食が進まなかった。なぜなら二人で話し込んでしまったからだ。私はヨアンの貪欲なアーティスト精神に圧倒された。まだ27歳の彼は、昨年パリのボザールを卒業したばかり。その若さゆえにみなぎる、ギラギラしたその野心があまりに美しくて、私は感激してしまった。
彼のように、いろんなことを返り見ず突き進むことはきっと容易ではないだろう。それをわかっていながら続ける彼を、少し羨ましくも思った。私はきっと彼のような生き方は出来ないかもしれないけど、道が違うだけで目的は同じ。私なりのやり方で彼のように突き進んでいきたい。年下の人から学ぶことはたくさんあるんだね。



ストライキのせいで地下鉄が動いてないから、人がみんな地上に出ている。この日家に着いたのは夜中の1時半ごろ。レンヌにいたら見られないような人の量が、この時間まで夜のパリを満喫している。私もその人混みに混じりながら夜道を歩いて帰った。



帰り道ふと「口の中が痛い」ことに気づいた。
この日あまりにしゃべりすぎたからか、歯科矯正器と口内の皮膚?が擦れ過ぎて血が出ていた笑
普段こんなに話すことないもんね、そりゃ血も出るわ。

②パリで展示設営

宿泊している友人宅からマレ地区のギャラリーまでは徒歩30分。これが本当の本当に救いだった。地下鉄は自動運転の1と14番線は通常通り動いているが、他は朝のラッシュ時に4本に1本だけ動いているとか、はたまた全然動いてないとか。
歩いて30分なら全然いける。デッサン群を両手にこしらえて、歩きました。

到着するなりみんなで設営開始。


一緒に展示をするヨアンはすでに前日から始めており、これなら夕方に帰れるなーなんて余裕ぶっこいてたら。。。結局全部が終わったのは23時。
すみません、私がアホでした。


帰宅時はほんっとーにくったくたで、よろよろ。
だけどなんとも言えないほど楽しくて充実した1日だった。

パリで展示をするのは初めてではない。けれど設営に携わってしかもオープニング・レセプションに居合わせるのは、実は今回が初めて。だからこの日、お使いを頼まれBHV(東急ハンズのようなもの?)に財布だけ持ってマレ地区を駆け抜けたときは感慨深かった。パリのこんな超ど真ん中で展示出来てすごいなーって。ポンピドゥーセンターを横目に、人事のように感心していました。

パリで展示する、といえば聞こえはいいが、マレ地区のギャラリーとはいっても本当にピンキリです。
グイドーはここにギャラリーを構えたばかりで、これからが勝負。彼とはもう5・6年くらいの付き合いですが、未だに声をかけてくれたりわたしをメンバーにいれてくれるのは有難い。

わたしの作品でE・Tごっこをする、アシスタントのレスリー。笑
(後ろの作品はヨアンのもの。)
今回わたしがあんまり緊張せず楽しくすべてをこなせたのは、彼女のおかげ。
すんごい美人だけど、ビックリするほど全然気取ってなくて、時々信じられないくらい変人で、超大好き。アシスタントでありながら、(いちおう彼女の上司である)グイドーにマジギレする素晴らしい彼女であります。笑



実は数年前、グイドーが企画したパリの展示を見に行ったことがありました。わたしは参加してなくて、ただ「見に」。そのとき集まっていた若きパリのペインターたちの雰囲気が、実はとても耐えきれなかった。すごくオシャレで洗練された雰囲気に完全にやられた田舎者の私は、食事に誘われたが断った気がする。笑
そのときのトラウマが少し残っていて、今回は大丈夫だろうかと心配していた。あまりの忙しさにオシャレな服も用意できず、髪の毛もパサパサだったけど、全然心がやられなかった。きっと私のわずかな経験値が少しあがっていたからか、あとはレスリーの自由奔放さに助けられた。

つづく

2019-12-15

①パリへ

回想になりますが、今週末パリで展示がありました。


前回話したように電車がキャンセルされたので急遽バスで。4時間の旅。
夜遅くにつき、そこからいつも泊めてくれる友人宅までの地下鉄ももちろんない。

「タクシー使ったら。15ユーロくらいだし、早いよ」
 と友人にアドバイスをもらっていたので、早速タクシー探し。っていっても、フランスでタクシーに乗ったことはほんの数回。なんか怖いイメージあるんだけど、偏見かな。個人のものではなくなるべくチェーンのものを乗るといいのでは、とも言われ、必死に探す。

日本みたいに流しのタクシーを拾うことはあまりないような気がします。でも私は一つのタクシーが遠くに走っているのを見つけ、もう早く家に着きたかったのでダメ元で、赤信号で止まったタクシーの窓ガラスをノック。すると黒人の運転手さんが感じ良さそうに「いいよー!」と言ってくれたので乗り込む。

行き先までの時間、だいたいどのくらいの値段がかかりそうか最初に聞く。うん、大丈夫そう。


私は大きな段ボールの筒を持っていた。今回展示する大きなデッサン(150x330cmの巨大な水彩画)が3枚ほど入っていた。それをみた運転手さんは
「それ何?」
と聞くので
「デッサンです」
 というと
「それはいいね〜!」
と。


おじさんは
「実は娘が絵をやっててね。絵はいいよねー彼女は特にキャラクターものが上手い」
と娘自慢をしてくるので、もうタクシー内は本当幸せに包まれていて最高でした。子供の自慢をする親って、いいよね。
おじさん自身も私が日本人だと知ると、いままでこれほどまでに仏語で日本人と話したことがなかったようで、すげー日本のこと聞いてくる。笑
途中からおじさんは私のことをtuで話すし(タメ口のようなもの)、私も疲れてたしそのままtu。これがまた嬉しかった。
ということで走行中話しっぱなしで無事着いた。あぁよかったー


パリのこのお家で、友人らと食べる朝食がなんかとてつもなく好きだ。泊めてくれるお礼に、毎朝私はパンを買いにいく。これ私の仕事😉

2019-12-11

ドタバタ劇

たった今、人生で一番か2番目に部屋が汚い。。
さすがに写真は載せられないが、本当に汚い。

急遽決まったパリの展示の準備に加え、翻訳の仕事、日々のセミナー、そして!それにストライキが追い打ちをかける。。。。先週からドッタンバッタンな生活だ。

ここで忙しいアピールしてもしょうがないのは分かっているんですが、まぁ独り言なので。



展示のため、パリ行きの往復電車を予約したはいいけど、もちろんのこと行き帰りキャンセルされた。幸いバスは通常通り動いているので急遽バスのチケット取ったはいいけど、そうだ、パリに着いてからも地下鉄がストだから、ほとんど動いてないんじゃん!ということでまた不安の種が増える。

しかも今日。住所変更申請した滞在許可証の受け取りにナントに行ってきたんだけども、私が購入していたレンヌからナント行きのローカル電車はもちろんキャンセル。なので、急遽朝5時半起きで、朝のラッシュ前にナントに着いた。はふー




でも、全部、ストが悪いんじゃない。フランス政府がストライキを起こさせるような年金制度の改革をしようとしているからだ。

(以下BBニュースからの抜粋ですが)
年金制度改革案の全容はまだ公表されていないが、マクロン政権は現在42種類に分かれている年金制度の一本化を進めている。これに対し、新たな年金制度の下では退職年齢が遅くなり、受給年金額が減ると懸念する交通機関の職員、航空管制官、教職員、消防隊員、弁護士らが抗議ストに突入した。


フランスでは常にいろんなことに対してストライキが行われてきたけど、個人的に、ここまで直に被害を受けたのは初めてかもしれない。


とりあえず滞在許可証は無事受け取ったし、往復3時間の運転も無事に済んだのでよかった。そしてケベックから2ヶ月のレジデンスに来ていたギヨームにもやっと会えて、満足な1日でした。
(なんか知らんが、いい写真とれた)


時間がなくて、たった45分ほどの間だったけど、二人していっぱいしゃべった!時間全然足りなかった…
 私がレンヌじゃなくナントにいたならば、海に連れて行ったりいろんなところを見せに行きたかったなぁーーーー 私がケベックでいろんな人にしてもらったように。

彼と話をしていると、もんのすごくケベックが恋しくなってたまらんかった。。また行きたいよーーー いつ行けるんだろーーーー

2019-12-07

この1ヶ月

この1ヶ月で、レンヌを始めブリュターニュ地方の主要アートスペースを全てまわった。美術館やアートセンター、ギャラリー、、、そこのディレクターや学芸員に会ってまわったのだ。

どんな作品を作っているのか・これからのプロジェクトなどを話させてもらったり、また別の場合はそのアート施設の概要を聞いてそれだけで終わり、の場合もある。ほんとう様々。

でも今回会った人々ほぼ全員に、数ヶ月後もう一度会うことになっている。4月にはaccrochage(アクロシャージュ)といって、テスト展示のようなものをするので、その時に来てもらうのだそうだ。



関係ないけど、毛が生えたような
もじゃもじゃ教会
 と、レンヌの街並みを諸々。
この1ヶ月、いろんな人の話を聞いて気づいたんだけど、その場その場で、施設を代表する方々は皆

「ここは、〜〜〜〜で一番」

と言う。例えば
「ブルターニュで一番規模が大きい」とか
「初めて〜の取り組みをした」 とか
「〜〜をしているのはここだけだ」とか。


それがいい悪いって話じゃなくて、みんなそれぞれ何かの一番であるっていう認識があるのは、すごいなぁって思った。

みんな一番。




2019-12-06

無期限大型スト。

12月5日から、フランス全土でマクロン大統領の年金改革に抗議する無期限大型ストライキが始まりました。


私はその日レンヌ郊外でセミナーがあり中心地には行かなかったのですが、フランス全土本当にたくさんの人が参加して大規模なストの始まりでした。セミナーも、引率の方は午前だけでそのあとは
「私、デモに参加するから。じゃね!」と言って行ってしまった。

→ ここで当日のレンヌの様子がわかります。(ouest france)






デモ隊のなかには壊し屋といって、デモに便乗しとにかくショーウィンドウなどを壊してまわる人たちがいる。デモは年々被害が増していて、確かに「怖い」。メディアも壊し屋が起こした惨事ばかり扱うものだから、デモの本来の主張や純粋さが変に誇張されていないか、と思う。デモと壊し屋は全くの別問題ですから。。

ただ、やっぱりフランスだなと思うのは、関係閣僚も声を揃えて「デモをする権利は尊重する」と表明しているところ。以前、日本では「安倍やめろ」と主張した人がそのまま警察に排除されたと聞いて、私は絶句した。それじゃぁ独裁政治じゃないか。



ストが起きて、本当に困ることがたくさんある。
電車や地下鉄が動かなくなるし、数日前は「ガソリンが無くなる」と恐れた人々がガソリンスタンドに長蛇の列をなしたし(これは解決されました)、学校もなくなるし、本当に弊害ばかり。
だけど、そこまで国レベルでやるから皆んな考える。誰だってストがない方がいいに決まってる。けど、原因はストじゃないんだ。そこまでさせた政府の意向や政策が問題なのだ。そこに目を向けることを忘れてはいけない。




2019-12-04

パリで展示

突然ですが、パリで展示をすることになりました。

オープニングパーティ(というのは、もう古いのだろうか?レセプション?というのだろうか??)は12月14日(土)16時から。私は夜はなるべく家でゆっくりしたいので、これはありがたい。

Galerie Guido Romero Pierini
21 rue Chapon, 75003 Paris
Vernissage à partir de 16h samedi 14 décembre.
du 17 décembre 2019 à 11 janvier 2020






一緒に展示するYOANNにはまだ会った事ないけど、彼はパリの美術学校を出てまだ数年しか経ってない若きアーティスト。作品も好きなので、彼と展示ができて嬉しいです。

こちらYoannバージョン。





2019-12-02

10年選手


先日、ドライヤーで髪を乾かしていたらなんとなーく異臭。
うーん、なんか臭う。でもどこから来るんだこの匂い。


周りに注意を払いながら髪を乾かし続けていると、突然ドライヤーが止まった。すると中が急に真っ赤になってきたのですぐさまコンセントを抜いた。あぶねー!そしてクチャい!

いやはや本当、すぐ気づいて良かった…
多分うっかりしてたら火が出てた。



数年前から、コンセントを指すと、オフになってるのに勝手に風が出て来てた。うすうす、私のドライヤーはもう寿命だと分かっていた。だから遂にその時がやってきただけのこと。どうも今までありがとうございました。

これを購入したのはフランスに来てすぐ、アヌシーで1ヶ月語学学校に通っていた時だった。だからちょうど10年(と4ヶ月)。長い間お世話になりました。。


左がお亡くなりになったドライヤー(先端のパーツが二つともすでに無くなっている)で、右が今日新しく買った薄ピンク色のドライヤーです。また10年使いたい。大事にするのでよろしくね。

かなり汚れていたし安物だったので、きっと普通の人なら
とっくに新しいのに取り替えていただろうが、私はこのドライヤーに思い入れがあったのでなかなか買い換えられなかった。そもそも使えるものを捨てることが、私にはなかなか難しい。

だからもう10年ほどずっと大事に着ているお気に入りのセーターが何枚もある。彼らのことがとても好きなので、それでいいんじゃないかと思う。無理に新しいものを買わなくても、好きなものに囲まれているので、それでいい。


でも日本に行くと「そんな古いものいつまで着ているの」と家族に言われる(笑)。でもね、古くてもね、好きだからいいのよ。

2019-12-01

パリへ日帰り

用事があって、パリへ日帰りしてきました。

レンヌからパリは、電車で1時間半ほど。近いです。
この日はギャラリストのグイドーに会う約束がありました。一泊してもよかったのだけど、色々やることがあるし、結局パリに6時間だけの滞在。
グイドーとは数年前から時々一緒に仕事をしていた。彼はずっとフリーランスのギャラリストとして仕事をこなしていたが、最近マレ地区にやっと自分のギャラリースペースを構えたというので、せっかくだし会いに(見に)行ったのでした。


ギャラリーをオープンしたばかりの彼は 忙しすぎて、15時にしか会えないという。なので電車で昼過ぎに着いた私は大好きなパレドトーキョーへ。

今回下調べなしで行ったのだけど、今回の展示
Futur, ancien, fugitif
に、知り合いの作家(というとおこがましいが)が何人か参加してて、とってもとっても嬉しかったし最高にいい展示だった…

パレドトーキョーは毎回私をすさまじくドキドキ・ワクワクさせてくれる。時々、驚きと感激のあまりに足が立ちすくむ。こんな面白いものたちを見れる場所があって、本当に素晴らしいと思う。


その後グイドーに会いに行く。
ギャラリーは思いの外大きくて、素敵な場所だった。
色々慌ててて全然写真撮るの忘れてた。。。 
久しぶりに会って話す、全然変わってないイケメンイタリア人。笑

色々話した結果、もしかしてすんごい近々、彼のギャラリーで展示するかも。。




またね、といってギャラリーを後にする。

腹ごしらえタイム


ポンピドゥーセンターを見ていこうと思ったけど、あまりに長蛇の列で諦めた。なのでギャラリーを見てまわった。こちらペロタン。
他にも見たけど写真撮るの忘れてた。



行きは電車だったけど、帰りはバス。
電車が思いの外めちゃくちゃ高かったのでバスをいちおうチェックしたら、なんと片道(パリ→レンヌ)が0.99ユーロだったのだ 。4時間半かかったけど、普通に快適なバスの旅を楽しんで帰って来ました。ガラガラだったし暖房ちゃんと効いてたし最高。それにしても安い。
ただ、18時15分発のバスだったんだけど、18時ごろに「30分遅延」という表示が出た。30分も遅れるなんて、最悪だなぁーと思っていたところ、な・な・なんと18時15分になっていきなり「搭乗」という表示が出た。

え?どういうこっちゃ?
遅延じゃないんかい!

と半ば半ギレで私は搭乗口に行くと、普通にレンヌ行きのバスがいて、乗客が集まって来ていた。そんで18時20分にはバスは出発した。。

「30分遅延」と 表示しといて、ほぼ時間通りに出発するのは、さすがに反則だよ…と私は思ったけど、まぁ無事時間通り(しかも15分早く)にレンヌに着いたからよかったけど。



なかなか楽しい日帰りでした。
こんなに便利ならまたするかも。
 
コルテオ 太陽光発電