オープニングパーティ前日の朝

起きると背中の上の方(首下)がめちゃくちゃ痛い。痛すぎて何をするにも気になる。ナンジャコリャーー
寝違いかと思って、色々調べて改善ストレッチを行うも全然治らない。どうしようもないので、急いでDoctolib(医療予約サイト)でオステオパシー施術者の予約を調べる。この日も色々やることがあるので、痛いままだったら全然仕事にならない。
良さそうな先生を見つけて、いざ予約!
50代くらいの、ガッチリして強そうな男性。写真で見て「なんか頼れそう」と思って決めた。
朝8時45分からの予約がちょうど空いている。急げ!それ以外の予約は全部埋まっているので、きっと腕がいいのであろう
雪がまだ残っていてめちゃくちゃ寒い中、たどり着いた。
先生に痛みを訴え、早速施術開始。「君はラッキーな人だ。雪が残っていたから、カーン郊外に住む患者さんが予約を今朝キャンセルしたんだよ」
雑談しながら腸の動きをチェックされ、数分経った後 先生が一言「あご…」と言った。そしてビニール袋の手袋をはめて私の口の中に手を入れ、奥歯のさらに奥を押し始めた。それが、マジで手加減なし。
いいいいイィいいいいいいいいたいいいいいいいい
痛さで涙が出た。
めちゃくちゃ痛いのに、反対側も押すじゃん!その後施術はいろんなところに続くが、とにかく痛いし耐えられないので「あの…めちゃくちゃ痛いです」と言うも「そうだろうねぇ」と返事が返ってくるだけ。
先生「あなた、夜寝る前とか色々考え込んでいるでしょう。顎から肩にかけてものすごく緊張している。ちょっと抱え込みすぎているね。書くなり話すなりしないといけないよ。全部を溜め込みすぎると絶対にこうして体に出てくるから。感情という感情が溜まりに溜まっている」
(思い当たる節あり)
その後そこら中をボキリと鳴らしたり鳴らさなかったり、だんだん脱力していく私。骨が抜けたみたいに無力感に苛まれる。最後、首下あたり(今回の来訪の原因)をゴキゴキゴキ!!!と鳴らし「ここだったねー」と笑顔で言われ、終了。
まだ痛みは残るものの「これで大丈夫。まだ痛みはあっても明日か明後日には取れると思う」と言われ、さよならしました。

フラフラになりながらやっと展示会場のアートテックに戻ってきた。
テラスマラソン走った後みたいにぐったり疲れていた私だったが、スタッフの皆さんと温かいコーヒー&ヴィエノワズリーをいただいてホッとする。
なかなかタフな1日を終え、帰宅。
夜ジョルジュといつも通り話をしていると、色々辛いこととかが自然と口から出てきた。彼に対して不満は一つもなく(遠距離はお互い辛いけどそれは置いといて)、仕事のこととか人間関係のこととかでちょっとつっかえていたことがドバドバと出てきた。
それは朝の施術のおかげなのかジョルジュの優しさがそうさせたのかは分からないが、とても不思議な感覚だった。ジョルジュは私の話を聞いて
「牧子は本当にすごいよ、異国の地でこんなにも制作を盛んにこなして、自立して、あんな遠くから一人で車を運転してきて、、」と一つ一つ私の行いを丁寧に褒めてくれた。それを聞いて嬉しくって嬉しくって泣いてしまった。ありがとうジョルジュ。。。(いきなり泣き始めて驚いたとは思うが)
あらためて彼は素晴らしい人だなと思った。
心も体もデトックスが出来た、とても不思議な1日だった。
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