2020-10-30

自由に動ける最終日

Aとわたしは急遽、ナントから1時間ほど車を走らせたところに住むAのお母さんに会いに行った。彼女の家にはそれはそれは素敵なお庭があり、緑が生い茂っている。毎年この時期にお庭の手入れをすることが恒例となっており、Aがこの仕事をすることになっている。


Aは先週から2週間ヴァカンス中なのだが、なかなか予定が合わず行く日を決めかねていた。しかし明日から外出制限が始まるとなると「今日しかない!」ということになり、急遽二人で行ってきた。

ナントから郊外に出るまで、真昼間なのにそこらじゅう渋滞していた。道行く人は食料を詰め込んだ買い物袋を持って歩いていた。

Aのお母さんのお家に着き、軽く食事をしてから真っ先に仕事にとりかかる。Aが刈っていく緑たちを集めて袋に入れるのがわたしの仕事だ。この日は天気もよく、気温も高かった。わたしはTシャツ一枚で作業をし、汗もかいた。もーなに、めっちゃ気持ちいい!!


かき集めた緑たちを全部車に詰め込み、そのまま廃棄場へ直行。17時に閉まると分かっていたので急いだ。人の役に立てるのはもちろん嬉しいのだけど、なにより自分自身が緑に囲まれて外で汗を流すことを喜んだ。しかも作業が終わったあと3人ですぐそこにある海に行って一息したのがまた最高だった。
まさか海を堪能できるなんて全く想像もしていなかったので、悦びは人一倍大きかった。そのまま帰ろうと言っていたのだけど、3人で食事をしてから帰ることにした。

急遽海の幸を探しに。
わたし、牡蠣どんだけ好きやねん。
Aのお母さん特製のかぼちゃのキッシュ。レシピ教えてもらったぜよー!
心地よい疲れを感じながら(パンパンに膨れ上がったお腹をさすりながら)帰路につく。良い日であった。

2020-10-29

外出制限の再導入

またあの日々が始まるのか…
 

 
 
本日10月29日の深夜零時(30日金曜日0時)からとりあえずは12月1日まで、またフランス全土で外出制限が始まります。
でも今回は部分的で、例えば学校(高校まで)は空いている。高齢者施設にも出入りできるそうです。仕事はテレワーク推奨だけど、証明書を持ち歩いていれば仕事に行くことができる(これは前回もだった気がするけど)。
 
わたしはちゃんとアトリエに行けるのかなというのが一番の不安要素。そして今週末に予定してたブリュターニュ地方でのブックフェアや他の色んな予定がキャンセルされて悲しいということを思ってます。



昨夜のマクロン大統領の演説ですが、実はわたしもAも聴いてない。
ナント郊外に住んでいらっしゃるAの恩師に会いにいっていた。また音楽家の話が聞けるのかと思ってワクワクしながら向かった。
ところがあまりに彼女がパワフルで最初めちゃくちゃ面食らった。わたし自身にぎやかな人種にはいると思うのだけど、全然本領発揮できなかった。笑
うまく言葉に出来ないのだけど、魂をギラギラに燃やして話をしているのがガンガンに伝わってきてずっと胸が熱かった。下手な冗談なんて言えない。真剣そのもの。そして不思議なことだけど、今までわたしが思っていたあんなことやこんなことをたくさん共有出来たのだった。
 
こんな風に歳をとりたいと思ったものだ。3人でシャンパンを飲みながらインドの伝統音楽を爆音で聴いた。めちゃくちゃいい夜だった。

2020-10-26

ヨガと食

Aの影響で、ここ数週間ほぼ毎日20分程度のヨガをしている。
 
youtubeでお気に入りの先生を見つけたので、彼女のビデオを毎日ひとつ選んで体を動かす。私はまだまだ初心者で体は硬い。しかしヨガをするたびに、今まで日頃使っていなかった筋肉たちがめちゃくちゃ喜んでいると感じる。本当に気持ちが良い。

 
 
美味しいものを食べるのが好きだ。
ほたて
 
これは Sauve ton bioというサイトを通して買ったパニエ(籠というかバスケット)。7.5ユーロだった。
BIO(オーガニック)製品を扱うスーパーでの見切り品などをひとつの籠に集めて定価の半分の値段で提供しているサイトです。友人が教えてくれて試してみた。日によって量も種類も全く違うらしいけど、私はとてもお得だと思う。だって全部オーガニックだし味めっちゃ美味しい。
 
Aがさつまいもとココナッツクリームでピュレ作ってくれたんだけどめちゃウマ。ソーセージはこの前会いに行った畜産農家の友人(BIOの豚肉を扱う)からいただいたもの。
 日曜の朝のブランチ。クレープ!
すんごくシンプルな食事だが、なんとも美味だった。
これはカイワレとアルファルファと何かたち。
キッチンで数日で育つ。
Aと過ごし始めてから、私がキッチンに立つ機会がほとんどゼロになった。今まで私が全然作らなかった料理などを教えてくれる。ありがたいが全部お任せではなく、ちゃんと片付けはさせてもらっている。役立たずだと思われたくないぜよ!
 

2020-10-24

引越し

突然ですが、引越ししました!
 
ナント市内のAの家に…!!!
(Aも私も植物をたくさん所有しているので、今我が家はジャングルのようになっている。これ一部)
彼と頻繁に会うようになって2ヶ月くらいしか経ってないのに一緒に住むなんて早すぎじゃないか!と皆さんお思いだろうが、多分私が一番そう思っている。笑
 
といってもAは週の半分はマイエンヌに住んでいるし、同棲といっても週末だけだ。
 
 
家も広くなって市の中心地に近づくし値段も安上がりだし、たっくさんの理由を元に2人で色々考えた末、決断しました。 いろんな偶然が重なって、私が引越しするのが一番最適だと素直に思えた。っていうかそういう風にするべき、って言われているような不思議なお導きがたくさんありました。本当に不思議なことばかり起こるものだ。
 
 
前の前のパートナーと別れたとき(2年前)、恋人と同棲なんて次はいつすることになるんだろうか。っていうかしばらくは勘弁…と思っていた。なのにこんなに早くそういうことになろうとは。本当に人生何があるか分からん。
 
 
Aは音楽家だし、週末ナントに帰ってきている時も昼間は仲間とセッションをしたり忙しそうだ。だから私も心置きなくアトリエで作業ができるし、それぞれの生活がちゃんと保たれていてそれが良い。それでいて分野は違うもののお互い芸術を仕事にしているので話もできる。すごく楽しい!
Aは経済的にも人間的にもちゃんと独立・自立している人だ。(あと家事料理洗濯すべてきちんと出来る人、そしてめちゃくちゃアウトドア派)だから色んな負担が軽くなって楽をさせてもらっているような気がする。でも基本はハーフ・ハーフ。どちらかが主導権を持つとかではなく、「ボスは二人とも」という考えです。
 
ここで声を大にして言いたいのは、今までお付き合いした人たちとの出会いも素晴らしかったということだ。彼らからいろんなことを学ばせてもらったし、今でも心底感謝している。彼らと一緒に過ごした時間を、一度たりとも無駄だと思ったことは無いし本当に私は彼らに会えてよかったと思っている。今の私があるのは彼らのお陰だ。
 
 
 
今はダンボールに囲まれて過ごしていますが、ちょっとずつ落ち着いていくでしょう。頑張って断捨離しようとしているけど難しい。
フランス(ナント)に来て、合計7件目のアパート(その間レンヌに9ヶ月住んだのでプラス1かもしれない)。昨年カナダに行ってからというもの移動しっぱなしの生活なので、ちょっとそろそろ落ち付き合いと思っている。
 

2020-10-23

バカンス②

 マスクなしで森の中を歩くのは本当に気持ちが良かった。
そしてわかった。
キノコ狩りはなかなか難しい!
ラクレット。
いろんなもの食べさせていただいたけど、初対面なのに何でも写真を撮るのはやっぱりは憚られた。。それでも何とか撮った数枚。
 
お兄さん手作りのこのお菓子めっちゃ美味しかった。
キャラメル、マシュマロ、バターがriz soufflé(日本語でなんというのだろうか。ポン菓子?)と混ざって固まっている。
Aとわたしは結局2泊して帰ってきたが、食べられなかったたくさんの食料をいただいてきた。まじ太る。。気をつけねば!

 

ヴァカンスとキノコ狩り

この間、Aのお兄さんのセカンドハウスに遊びに行きました。家のすぐ裏には森があり、この時期家族みんなで集まって1週間程過ごし、昼間はキノコ狩りに明け暮れるのが習慣なのだとか。
 
ということでAの姪っ子や甥っ子のみなさん。
彼らは幼少期からここに来てキノコ狩りをしていたので、どのキノコが食用かそれとも毒を持っているかよく知っている。なのでわたしは彼らに教わりながら一緒にキノコを探す。こどもたちはとても良い先生だった。
 
Aがなんか大きいの見つけた!
しかしこの大きいのは味がイマイチらしく、なくなく置いて行った。。大きければいいわけではないのだね。
 
 
キノコに詳しい兄二人も、時々やっぱり微妙にわからないのがあるらしい。なのでアプリで確認。便利な世の中になりました。
兄弟3人の輪。
食べられないけど美しい形のキノコ
この家に滞在中ご馳走でお腹をひたすら満たす。料理好きな兄弟3人。
何も持っていかないのもなんなので、巻き寿司をこどもたちとみんなで作った。いなり寿司はたまたまナントのアジア系スーパーで見つけたから持って行ったけど(味付きのやつ)、みんなそんなに好きじゃないらしい。甘すぎたのかもしれん。
わたしらが参戦したときはあんまりキノコを見つけられなかったけど、彼らは事前に何キロものキノコを見つけ、仕込みをしていた。

 

2020-10-14

アトリエ

フランスの兄と昼ごはんを食べに行った。ラオス?のレストランらしい。お互いに食べ始めて2分くらい無言だった。美味しすぎて!
兄と会うときはいつも突然。
この日は昼の11時半くらいに「牧子、昼、食べるよ!」と電話がかかってきた。たまたま予定が空いていたのでその30分後に落ち合ってガガガーと食べ、しゃべり、1時間後に解散であった。早いし美味しいし楽しい。ダラダラのびないのが、また良い。
 
ところで
なんか作るのが面倒臭いときに一人で食べる昼ごはんはこんな感じだ。黒パン?に、冷蔵庫にあったreblochonのチーズに火も通さずそのまま載せ、かぶりつく。ピクルスとトマトを食べることで色のカバーと、罪悪感の削減に努めている。笑
 
 
ところで
わたしのアトリエは本来2年契約であった。しかしなぜか特例で、あと6ヶ月もいさせてもらえることとなった。幸運なこと間違いない!わたしが残るために色々裏で動いてくれた方々、本当にありがとう!!!心底感謝してます。ありがとうありがとう!
 
アトリエを探すの本当大変なんです。ナントはアーティストの数の割に、市が提供しているアトリエの数が少ないように思います。これでも前に比べたら増えたんだけども。
 
 
今日のアトリエ。
ものが多すぎて作業する場所めっちゃ狭いけど(奥は別のアーティストの持ち場)。
この場所大好き。

 

2020-10-12

マイエンヌ②

Aはど田舎に住んでいる。周辺を散歩する。
 
 
ど田舎だといっても、何かあったら憲兵隊はすぐ来るらしい。(なんでこの看板必要なんだろ)
そしてお花に溢れる町らしい。
レンヌから車で1時間半かかったけど、見わたす限り農地だった。牛がたっくさん。
散歩中ヨガのポーズ。
自然を体の隅々を使って感じるA。
たくさん歩いたあとは近くの町へ車を走らせる。散歩2。
壁の仕組みが見える。
昔ここには暖炉があったのだろう。今は屋外だけど。


古い良きものがたくさん残されている。
おそらく洗濯場だったところ。
写真じゃ分かりづらいけど、葉っぱがお〜きかった。
これも洗濯場だったのかな
たくさん食べてたくさん笑ってたくさん歩いた。

 
 
コルテオ 太陽光発電