2020-02-29

コロナ 癒されるアトリエ

コロナウイルスにかかった人がナントで見つかったそう。快方に向かっているようだけど、アジア人に対しての偏見やあたりが強くなるのではないかとすごく不安だ。

フランスでもアジア人に対するひどい対応が複数あったみたいだし、怖い。差別する人はほんの一握りの人々なのに、その人らのせいで怯えなきゃいけないのが悔しい。


相変わらず、アトリエ。
工場のオッサン達はすんごく優しい。
最初のころはBonjour! というとただ普通にBonjour. と返事を返してくれただけだったけど、最近は手を振ってくれたり満面の笑みを返してくれたり、Bonjour ではなくSalut! とより砕けた(「やぁ!」みたいな?でも日本人で「やぁ!」っていう人いなくない?)挨拶をしてくれる人ばかり。それが嬉しくってたまらず、私も意味なくめっちゃ笑顔になってしまっている(のだろう)。

時々話をしたりするけど、基本お互い仕事があるのでそんなに絡むことはないです。お昼も、オッサン5〜10人に囲まれた状態でズカズカ話に入っていけるはずもなく、きっと「何故かよく笑うが、基本おとなしい子」と思われていそう。でもそれでいいのだ

コロナどうなるんだろう。
在フランス日本大使館から、在仏日本人向けのメールが来ている。 感染の疑いがある場合はとにかく15(SAMU:救急医療サービス番号)に電話をして、通常の医者や病院にはかからないでください。だそうだ。

4月に家族で日本旅行を考えている仏友人にメールしたら、全然行く気満々だった。。

2020-02-26

ヨーグルトメーカー

アトリエでは果てしない試行錯誤が続く。





この前はルイに納豆を作ってもらったが、どうしても自分で好きなように作りたくなって、買ってしまった…これ!

ヨーグルトメーカー !
不要になったものを個々が売り買いするサイトで、このミニ・ヨーグルトメーカーを見つけた。10ユーロで破格だし、連絡するとその日のうちに返事が来て、約束の日時を決めて受け取りに行って来た。なんと家から歩いて2分の所にお住いの方だった。これは本当にすごい奇跡!

売り手の方の名前からして年配の女性だとは分かっていたけども、家に伺ってドアをノックしたら、思ったよりお年を召されたマダムが出て来てビックリ(補聴器を付けていた)。
彼女のヨーグルトメーカーはなんと未使用らしく、説明書も綺麗に残ってた。お金を支払ってお礼を言い、さようなら、と帰ろうとすると
「美味しいヨーグルトをたくさん作ってね!」

と可愛い一声。

ありがとうおばあちゃん、でもね、私ね、これで
納豆作りますねん!😱

(とは言わず、ウィ〜メルシ〜と言いながら笑顔で家をさる私。)



少し申し訳ない気がしたけど、ヨーグルトも作るからね。。


で、早速納豆を作る。
黒豆でトライ!

もっと黒豆をしっかり煮ればよかったけど、無事できた!それにしても家中が臭くなるぞ

おばあちゃんの言葉に従い、ヨーグルトも作ってみた。
これが、これがけっこう美味しいのだ!ヨーグルト好きの私はかなり興奮してしまって、今また2回目を作っている。容器の熱湯消毒など気をつけなければいけないことはあるけど、けっこう簡単にできる。
幼少期、母がコタツの中で自家製ヨーグルトを発酵させていた。掘りごたつだったので角にソッと置かれていたそのヨーグルトを、こぼしはしないかとドキドキしながらご飯を食べたりテレビを見ていたのを思い出した。懐かしい。

オムライス弁当だー
ちなみにスプーンは輪島に住む姉夫妻からのプレゼントですー


2020-02-23

穴あき靴下の続編

先日、お気に入りの靴下に穴が空きすぎて自分でひいたという話をしました。
あの記事を書いた日、友人のイルマからインスタでメッセージが来た。

「多分もう捨てちゃって手遅れかもしれないけど… 刺繍で補正できるよ。そうすれば靴下にも第二の人生が与えられる」

捨てる宣言したのにやっぱり捨てられず、どうせなら一度洗濯して綺麗にしてから捨てようと、靴下を洗濯カゴに入れていた私。

さらに彼女は続ける
「衣服に第二の人生を与えるのは大事なことだよ。そうすればその衣服のことがもっと好きになるから」


えぇ!!すでにお気に入りだったのに、
もっと好きになる!?

その考えに私は胸を突かれ、すぐにインターネットを見て、補修の仕方をしらべた。すると出てくる出てくる、可愛い補修の仕方!



ということで、早速実践しました!

 二つ目の穴。

後ろの大きい穴はなかなか大変だったし、そんなにうまくできなかったけど、いいの。


もうすでに出来上がった時から、早く履きたくてたまらない!
明日さっそく試しに履いてみようと思います。この刺繍楽しすぎる!!


こういった行いを、多分日本にいた頃の昔の私なら「貧乏くさい」と言ってしまっていたかもしれない。本当に好きなものを長い間大事にするって、素晴らしいことだと今はちゃんと思える。

人は変われるし、私の場合それには友人の存在が不可欠だった。今でもいろんなことに気づかせてくれる大事な友人らに感謝したい。

私は全然優雅な生活はしていないけど、幸せ度はかなり高いのではないかと思う。(靴下一足でこんなに嬉しくなってしまうなんてね笑)

④フランスの兄とレンヌ

最終日。市場に向かっている途中、きゅうきょ近くの植物公園に行く。

この前の嵐、本当に被害がすごかったんだな。。

鳥を探している。

写真は撮ってないのですが、市場では美味しいものを買い食いし、リサイクルショップみたいな店もハシゴし次々と安価ですごいカッコいい工芸品を買いあさり、めっちゃ楽しんでました。

アンテナの張りようがすんごいので、アレコレと面白いものをドンドン見つけて行く。きになるものがあればガンガン人に聞く。

色々なんの変哲も無い日々の生活を少しでも(お金をなるべく使わずに)楽しく過ごすすべを知っている。



3日あっという間だった。。。
駅まで送って行ったときちょっと悲しかったけど、まぁまたしょっちゅう会えるし大丈夫。兄だし。

③フランスの兄とレンヌ

私はこの城に来たのは初めてだったが、Evorは数回すでに来ていた。新事業(ホテル建設)が具体化し(それはそれで面白い試みなのだが)、以前に比べて自然がかなり壊されたそうだ。彼はそれに相当ショックを受けていた。

帰り、コーヒーを求めて近くの村に寄り道。




レンヌに戻り、夕方には私がレジデンス中のギャラリーへ行ってみんなで日本酒とうまい棒を。
この不気味な駄菓子を不思議そうに食べるみなさん。。
本当はたっくさんの種類を持って帰って来たかったんだけどスーパーでは5種類くらいしか見つけられなかった。
うまい棒1本何グラムなんだ?と疑問にもって量り始めるみんな。
うまい棒をナイフで輪切りにしたのは人生で初めてでした笑
みんなで試食する。
なんだかんだ言いながら、全部平らげたみんな。ブーブー批判するけど、食への興味は隠しきれない感じが可愛い。

あり合わせのもので夕食を済ます。
味噌汁とおにぎりとテキトーなオカズでこれだけ喜んでくれるなんて、ありがたい。。

2020-02-22

②フランスの兄とレンヌ

翌日は早速散歩に出かける。

植物に建物に人間(特に男子)に、すべてに目を向ける。
何もかもに抜け目がないから、目玉が頭の周りに10個くらいあるんじゃないのかと思う。
しょっちゅう立ち止まっては植物をみたり、種を収穫したり、建物をみたり、鳥のさえずりに耳を傾けたり。
今まで何度も歩いたことがある所だったけど、こんなに楽しかったこと、ない。


そのあとは一緒に私のアトリエに行って最近作った作品を見せて話す。


お昼は韓国料理屋さんにいって、これをテイクアウトした。
Donkass !
 注文でDonkassって言った瞬間に
「あ!これってトンカツじゃん!」と思って、余計よだれが止まらなくなった。
(メニューを読んで豚を揚げたものを想像はしてたんだけど 口でそのメニューを発言するまでそれがなかなかトンカツと結びつかなかったんです)


もーーーー美味しすぎて、終始無言でがっつく私たち。しかも天気が良くて外で食べれて、ザ・幸せタイムだった。
韓国料理最高…!


そのあとはまた車に乗り込んで、城?に行った。車で30分。
城といっても城内に入ることが目的ではなく、その周りの庭を散策するのが目的です。

これがそこ。サイトから持ってきた写真ですが。
実はこの城がある場所は、我らの友人の実家です。

Le Château des Pères
https://www.chateaudesperes.fr/

顔が恐ろしくブサイクだったので隠したけど、私。
こんな風に、野外アート作品もいっぱい設置してある。


すっかり城の写真撮るの忘れたけど、結婚式とかにも利用される素敵なおしゃれーーーーーな場所です。


先日の嵐で、こんなことに。
 

①フランスの兄とレンヌ

私の昔の同居人であるEvor(エヴォール)が、レンヌにやってきた。レンヌの建築学校で講義の依頼をうけたそうだ。こんな機会は滅多にないので、私も喜んで聴講してきた!
彼は工芸・絵画・彫刻を専門に作品作りをしているが、今回は自宅の庭を町の中心に展開したJungle Intérieureの話をした。相手は建築学校生だし。


今回久しぶりに「学校」という場所に入った。講義は14時からなのに、その時間にEvorと講義室に行くも学生は一人。そのあとゾロゾロと学生が集まり、始まったのは結局14時20分くらいであった。学生らはコーヒー片手にあとは手ぶら。メモる気持ちもないのかーとびっくりしたけど、私も学生の時はこんな感じだったかもしれない。




Evorは人前で話すことが上手だ。
言葉も巧みに操るし、時々わざとエレガントにけなし言葉を使う。普段退屈している学生らはたちまち惹きつけられて、ゲラゲラと笑う。


そんな感じで成功に終わり、二人で雨のレンヌ市内をぶらぶら家に向かって歩く。途中アートセンターに寄ってアート鑑賞をしたり、お茶したり。久々に二人で最高に楽😄

夜、ご飯を食べて疲れた私たちは特にすることもなく、なんと21時半にはお互いベッドに入った。笑
特にお酒を飲むわけでもなく、話をするわけでもなく。いや、つもる話はあるんだけど、とにかくお互い疲れていたので欠伸も止まらないし、「もー年寄りみたいに寝ちゃおう」ということになった。

あまりに床に就くのが早過ぎたので、お互い布団の中に入って大爆笑してしまった。
布団に隠れてお互い腹を抱えて笑った瞬間、私はこんな友人がいて幸せだと思った。友人っていうか、もう兄だけど。

2020-02-19

日々。

たんぽぽ

作業中は 手荒れがただでさえひどいっていうのに、
あとでひどくなるとわかっているのに、
手袋はできない。
もう職業病という認識で、この手荒れとは人生を共にしていかなければならないのだろう。
ハルクみたいだな。絵の具の具合が綺麗だ。



同じレジデンス仲間のハリレーに納豆を食べさせたら、
「これ、普通に美味しいよ」
と意外な返答。しかもタレなしの状態。
タレをつけたら「さらに美味しい」と称賛してくれた。あなたは私の友。

ルイがピザが好きだという理由で、みんなでご飯を食べるときはピザ屋ばかり行く私たち。美味しかったけど。

 
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