2020-08-30

美しい家族

私のパリ滞在最終日、シャチョー一家は夜の9時くらいに帰宅した。フランス人の夕食はとても遅くて、その時間なら絶対お腹すかせて帰ってくるだろうなぁと思い、彼らのために巻き寿司を(また!)作って待っていた。ヴィーガン寿司。今回は気合いれてカラフルにしたし、並べ方も気をつけた。

念のためシャチョーには簡単なご飯を用意しておくね、とは言っていたんだけど、家族全員がもんのすごく喜んでくれてむしろ私がめっちゃ喜んだ。(めちゃくちゃ頑張って凝った料理を用意しておくね、とはさすがに言えない笑)

 
シャチョーの息子の素晴らしさは以前話したけれど、娘二人も同様にめちゃくちゃ素晴らしかった。愛くるしくて素直でユーモアもある。そしてシャチョーの奥さんも素晴らしかった。家族全員がとにかくオープンで気さく。一気に私のマインドは「親戚のおばさん」になる。前から彼らを知っているような感覚になる。食事は深夜まで続いた。食後はみんな最愛の猫たちに会えた喜びを味わっていた。
 
奥さんは学生時代日本に1年間留学したことがあり、日本語を流暢に話す。冷蔵庫に納豆を見つけると「ああああぁぁぁ!!まきこー!!!これ絶対ナントに持って帰ってよね!忘れないでよね!」と言った。日本のあらゆるものが大好きだが、納豆だけはどうしても好きになれなかったらしい。
「日本人が朝から納豆をうれしそうに箸でぐるぐる混ぜるのを理解できない」 らしい。笑




この日も翌朝も、私が家を出るまで、ずっと家族の輪があった。食卓はもちろん、寝る前の猫タイムも、寝起きの廊下でも、朝食前のリビングでも、どこでも。彼らは自然と輪をつくって会話をしていたし、私もその中に自然と入って会話を楽しんだ。こんなに仲のいい家族が世の中にあるんだなぁと思ったくらいだった。「美しい家族」という言葉は彼らのためにあるのではなかろうか、とさえ思った。(彼らなりに色々あるのだろうが、1日という短い時間では良い面しか見つけることが出来なかったよ)



また機会があればかわいい猫ちゃんたちに会いに来ると思う。
素敵な夏休みをありがとう、と百万回シャチョーらに伝えてナントに帰ってきた。
(そして納豆忘れた)

2020-08-29

モロッコ料理を

パリ滞在も終わり、ナントに戻ってきました。
それにしても寒い!今朝の最低気温9℃ですって。
 
もちろん自宅に帰ると安心するし嬉しいのだけど、今回はちょっと悲しい。なぜならパリの猫ちゃんたちにもうしばらく会えないからだー

ところで、猫の絵は難しかった。
 

 

滞在最終日、ニコラとセーアンとお昼ご飯を食べた。Marché des Enfants-Rougesという、市場と屋台みたいなのが集結した場所があり、そこのモロッコ料理屋さんで。
 
わたし、いつからスナックのママみたいになったんだろ
ベレー帽とパンがほぼ同じ形・厚みだった笑
むしろベレー帽が専用のパン入れじゃないかと思ったくらいだ。(もちろんこの後パンを中に入れたら、あまりにもジャストサイズでみんなで爆笑した)

 

このあと家に帰ったんだけども、名残惜しくて地下鉄は使わずに1時間くらい建物や道や人を見ながらぼんやり歩いて帰った。やっぱり汚いし臭いしごちゃごちゃしているけど、この1ヶ月会った人や読んだ本や訪ねた美術館や猫たちのことを考えてたらすべてが愛おしく思えた。
 
脱皮しているみたいな木。

2020-08-26

食事会

猫のお世話をしているとはいっても、人の家に居候している身でありながら、友人を数人誘って食事をした。今回来てくれた3人のうち1人がベジタリアンだったので、今回も魚・肉なし!手前左はチーズ入りコロッケ。
もう色々面倒くさくて、もう何百億回と作った巻き寿司。簡単で美味しいからやめられない。私巻き寿司が本当に好きなんです。(もうみんな知ってると思うけど)
共通の友人が地ビールを作っているらしいのだけど、それを持って来てくれた。トロピカルビール!?このマスキングテープにテキトーに走り書きしてある感じがまた最高に良い。
何の変哲も無いパティスリーの箱も、道端で咲いていたお花を少し拝借して飾って私にくれた。素敵だー、本当にセンスがいい。

私もフルーツクランブルを焼いていたので、デザートはたくさん。写真撮るの忘れた!お菓子作りなんて数ヶ月ぶりにしたけど、砂糖とバターの量におののく。


パリに住む友人らは、数年前まではブックフェアなどで交流するだけの仲だった。でもなぜか今となっては定期的に電話をして近況を話し合う仲になり、かなり多くのことを理解しあえる貴重な友人となった。特にアーティストとしてもバリバリ活躍している彼らなので、すごく刺激になる。
正直、彼らにすぐ会いに行けるこのパリ滞在が愛おしい。




翌日も彼らのうちの1人に再び会う(どんだけ仲良いんじゃぁって感じですね)。食べきれなかったお菓子を持って行って、第二ラウンド。
彼ももちろんアーティストで更にジュネーブやナンシーの美術学校で先生をしているんだけど、庭付きの素敵なアトリエを持っている。パリの中心地だというのに本当に田舎に来た感が拭えないくらい素敵なところだった!みんなそれぞれ良いコネクションがあって、彼らなりにバリバリやっててたくましい。いいなー!

このドラえもんTシャツ、ユニクロで買えるんだって!買おうか悩んでるよ!


2020-08-24

わたしの猫との夏休み

猫生活は、だんだん慣れてきて更に良い。
この寝顔見て行ってください。もう可愛くって可愛くって、離れたくないー

毎日、特にこれといったことはしていない。
アラームをかけることなく好きなことをして、好きなだけ寝て好きなだけ作業して好きなものを好きなだけ食べる。いわゆる最高の夏休みだ。

パリ市内を散歩したり、

パリにはブックオフがあり、日本語の本も前よりかは少ないけど、ある。物色していると村上春樹の本を見つけたので、ひたすら読んでいる。感覚としては、懐かしい親戚のおじさんにあったみたいだった。


あとは制作したりショボショボと絵を描いたり。
(なんていうTシャツチョイスだ笑)
シャチョーの家にはレコードもけっこうあるので交代で好きなのを選んでかけながら。

一緒に絵を描いていたらお互い集中しまくってしまい、夕食の時間をすぎていた。なので急遽冷蔵庫にあったものでオムライスをつくった。予想以上に喜んでくれてこっちが逆に驚いた。
日本に住んでいたこともあるアーティストなので共通の話題がめちゃくちゃある。そしてお互い手を動かすことが好きなのでずーーーーとだべりながら作業をしていた。そしたらな、な、なんと、お昼過ぎの15時くらいから始めたこの作業は、夕食休憩はとったけど深夜0時まで続いた。。驚きの1日であった。描いた絵はちゃんとスキャンしてから載せようと思う。そしてこのコラボはまだ続く気がする。

2020-08-22

ギュスターヴ・モロー

ギュスターヴ・モロー美術館に行って来た。

ここはきっと、私がパリで1番か2番に好きな場所である。 

美術館自体はとても小さいし、今はアトリエも閉鎖されているので展示室2部屋しか公開されていない。しかし作品が所狭しと飾ってある様子や、作品の質・迫力、そして何と言ってもパリなのに突然田舎にやってきたような自然に囲まれた静けさを、モローの絵を見ながら感じられるところが好きだ。赤い壁も中央の階段も本当に素敵だ。
絵を職業にしている人だったら、絶対に気にいる場所だと思う。


窓が開いてて自然光が入っているけど、作品は大丈夫なのかな…と心配にならないことはない。

全てが圧巻。

階段を登ったところ。



モローの作品といえば、未完成のように見える部分が多々あることで有名だけど、こういうラフなタッチのところこそ好きかも知れん。この時代にこの状態で作品を発表したなんて、すごく批判が多かったろうに。
作品自体も大きくて立派。こんな風に固定されているんだね。

ルーヴルとかオルセーもいいけど、作品数が多いのでだんだん集中できなくなってくる。足も疲れてくる。

でもこれくらいの規模だったら疲れもなくかなり集中して見れる。たくさんあることで良いこともたくさんあるけど、少ししかないからこそ良いこともあるね。

酒の味

友人に誘われて小津安二郎の「秋刀魚の味」(1962)を観て来た。実は、誠にお恥ずかしいことですが、わたくし小津安二郎作品を観たのはこれが初めてでした。フランス人らに背中を押されて見に行くわたし。

場所はLOUXOR
この映画館もなかなか味があってよかった。



フランスに来てからというもの数えきれないほどの人から「小津作品は良い」と言われてきた。なのになぜか今の今まで見ようとも思わなかった私。なぜだろう、もっと早くに見ればよかった。(他に口を酸っぱくして勧められたのは溝口健二、成瀬巳喜男、黒沢明、そして映画ではないけど谷崎潤一郎の陰翳礼讃などをすすめられた。フランスでは一時期日本映画ブームがあったそうで、そのときに色んなところで作品が紹介されていたそうな)


タイトルは秋刀魚の味。だけど、フランス語訳ではLe Gout du saké(酒の味)となっている。映画を見に行く前から「なんで秋刀魚って訳されてないんだろ」と疑問だった。しかも映画の中には秋刀魚なんて出てこない、唯一出てくる魚は鱧(ハモ)だ。
この映画は娘を嫁にやる(この言い方もすでに大変腹立たしい表現だけど)初老の父の複雑な気持ちや孤独を描いた話だ。旬な時期の脂が乗った秋刀魚と、24歳というまさしく結婚に適した年齢に至った女性をかけてるのかなーなんて思ったけど、どうだろう。それにしてもこの考え方、自分で言っといて本当にひどい。。
あまりの寂しさから、父親が料亭のおかみさんに笑いながら・それでも割と真剣に「娘を育てるのは全くつまらんね」と言うようなことを言っていて会場からは呆れにもにた笑いが聞こえた。


たまたま数日前、わたしはジャック・ドゥミのロシュフォールの恋人たち(Les Demoiselles de Rochefort, 1967)を見たばかりだった。「秋刀魚の味」とだいたい同じ年代の作品なのに、女性の振る舞い方が恐ろしく違って面白かった。(フランスでももちろん女性軽視はあったし今もめっちゃある。フランスが何もかも素晴らしいとは全然思わない)
見よキャトリーヌ・ドヌーヴのこの座り方!映画の中ではこの姉妹の母親でさえも自分の人生を謳歌している。
ちなみにジャック・ドゥミはナントの美術学校で学んだこともあるので、いちおう私の先輩にあたるという。笑



面白い映画を堪能して外に出たら、やっぱりあんなにお酒を飲むシーンを見させられてみんな喉が乾いていた!夜もけっこう遅かったので開いてるお店がなく、夜の街をみんなでブラブラ。

なんとたまたま日本食レストランを見つけて入った。
momoka
24 Rue Jean-Baptiste Pigalle, 75009 Paris

かなり長居してしまって申し訳なかったです!でも食事も大変美味しいし、お店の方もめちゃくちゃ感じがよくって、我々は本当に良いソワレを過ごしました。。
ガストロノミー万歳。

最後にニコラが嬉しそうにカバンから何か出したと思ったら、葉巻だった。

少し試させてもらったけど、私は人生で全くもってタバコというものをを吸ったことがないのですが、葉巻の味のうまさというものがいまいちやっぱり分からなかった。見た目はかっこいいけどなぁ ま、別に無理に吸うもんでもないし。

楽しい宴であった。

2020-08-21

廃棄削減のためのアプリ

Too Good To Goというアプリがあります。レストランやスーパーなどの廃棄を削減することを目的としたもの。



お店で売れ残った食事を、定価より安価で提供するサービス。多いのはパン屋とかスーパー、そして総菜屋さんやレストラン。アプリでざっと見たところ、定価の2分の1から3分の1で提供されている。でもメニュー(もらえる品物)は基本選べない。だってその日お店でどんなものが残るか誰にもわからないので。

フランス全土で利用されており、私も存在はけっこう前から知っていた。けれどナントの自宅から、利用したいお店が少し移動の不便なところにあることが多く、利用したことがなかった。

パリはこういうときに便利で、お店が至る所にあって便利。商品を取りに行く時間帯が店によって決まっており、昼のサービスのあと(14時半くらい)か夜(22時以降)が多い。私は深夜にそんな遠くにわざわざ行きたくないので、昼間行けるところを探したら一つだけ見つけた。


今回利用した個人経営のレストランがなかなかよかった。時間通りに行くと感じのいいお兄さんが待ってた。
「このアプリ使うの初めてなんですけど、どうすればいいんですか?」
「今用意するし、アプリで『商品受け取りました』のところクリックしてもらっていい?」

「きみ、ベジタリアン?chili cone carné(チリコンカルネ)でいい?ちょっと今回辛い仕上がりだけど、大丈夫?」
と言われ、そのあと容器にもりもりよそってくれた。
これで4ユーロ。(普通にお店で注文したら多分12ユーロくらい)食べきれない!これ自宅で、ビールと共にいただいた。(すいません昼過ぎですが、夏休みなのでいいよねテヘペロ)

お店によっては自分でお弁当箱やタッパーの持参を呼びかけるところもあるので、要チェック。


まだ1回しか利用してないけど、このシステムめっちゃいいと思う!

偶然だけど、パリに来てからずっとこのお店が気になっていたので、一度こうして来店出来るとまた行きやすくなるし、実際お茶でもしに行こうと思った。
廃棄削減に少しでも貢献出来るのがいいし、なにより安い。何が食べられるのかわからないのも、ドキドキで楽しい。(アレルギーとかなければ)
心配だったらお店の評価も参考に出来るので、安心。めっちゃおすすめ!


日本でこういうの、あるんだろうか?

2020-08-20

INTER_

今ナントで開催中の展示ですが、この作業中の写真載せるの忘れてた。気づかぬうちに、イルマが撮ってくれてた〜


すべて下書き無し、このパレット一つと筆で描いて行きました。
下書きしても結局下書き通りにはならないので、意味がない。それにプラン無しで「えぇい!」と進めてしまった方が、失敗してもあとでそこがいい下地になって色味に豊かさを与えてくれたりする。何より私は最初から終わりまでドキドキしていたいので、この「自分を追い込んで行く感じ」がとても楽しいのだ。自称・行き当たりばったりのドキドキアーティスト。

水彩だからある程度拭き取れるし失敗怖くない。そもそも失敗っていうけど、あとでみたら何が失敗かなんて誰にもわからないのだ。行き当たりばったりでテキトーな奴、と言われてもしょうがない。でも私の場合考えて考えて考え抜いたものを、製作中2秒で全消し出来てしまうので、それなら作りながら考えた方が効率がいい、ということに気づいたのだ。

その分作っているときはけっこう考えているつもりだし、何しろめっちゃ楽しんでいる。それだけは絶対大事。楽しいことしかしていないので、制作やこの生活をしんどいと思ったことは一度もない。ちなみに表では「仕事」という言葉をなるべく使うようにしているけど、実は制作を仕事だと思ったことあんまりない。ワークショップとかは完全に「仕事」だけど。



パリのアパートは猫2匹が常に邪魔をしてくるので、なかなか制作が進まない。一つやるべき仕事があるのだが。。でもまぁそれはそれだ。少しずつスイカでも食べながら進めている。気楽なもんだ笑

ルーヴルにもう一度

遠出は止めると書いたばかりだけど、ルーヴル美術館にもっかい行って来た。

4年在学した金沢美大にはたくさんの石膏像があり、もちろんルーヴルに来るとそのオリジナルたちが見れる。だから不思議なことに、美術館をみてまわっていると懐かしい気持ちになった。
学校にあれだけ素晴らしい石膏像があるって、すごいことだったんだな。

仏語以外の言葉もたくさん聞こえたが、やはりアジア人は最強に少なかった。

モナリザの前に並ぶスペース出来たんだ…
見かけによらずめっちゃデカイ

この日も暑かったのだけど、今回はちゃんと休むことを心がけたので割と元気に帰って来ました。アイスティーとチョコバナナケーキ。パリはやっぱり高いけど、でもこうやって休まないとまた体調悪くなる。

今日の最高気温は31度。
外を歩くとやっぱ暑いけど、まぁまだ耐えられる。

2020-08-19

PCR検査

PCR検査、陰性でしたー よかったーーー

(話と関係ないけど、こちらアキ(♂)のセクシーショット)


体調が悪かった間、不安が拭えなかった。元気になったら友達にも会いに行きたい。シャチョーが「簡単に予約できた」と言っていたのでインターネットで調べたら、ものすごく簡単に予約が出来ました。しかも家から徒歩10分のところ。


(追記ですが、検査は処方箋不要でさらに健康保険で払い戻しされるので、つまり無料でした)


https://www.doctolib.fr/
で検索して、予約します。私がチェックしたときは、一番早くて5日後の予約でした。

サイトから確認のメールが来た。そこには「予約時間の30分前におこしください」と書いてある。当日の朝、そのラボラトワール(試験所?)から電話があった。

「今日の予約、ちゃんと時間通りに来られますか?あなたの予約は17時10分だから、少なくとも17時には絶対来てくださいね!」

(30分前じゃなくていいんだ)

「ついでなので、社会保障番号を教えてください。今入力してしまいますから」

と言われ、番号を教えた。でも何故今する必要があるのかは謎だった。だって受付で社会保障カードをピッとやれば一発で登録されるはずだが。そして実際のところ予約の10分前に行けばいいのか、はたまた30分前に行けばいいのか不明だった。

電話越しのお姉さんは超荒く、めちゃくちゃ忙しそうで何かちょっと怒っている。きっとラボラトワールで働く人はみんなこんな感じなんだろうな、と思った。ずっと同じ作業、絶えず来店する客、コロナのせいで今特に忙しいだろうしね。。。だから何も言わずにじっと話を聞くだけにした。



そして実際私は25分前に到着した。受付のお姉さんに「17時10分にPCR検査を予約してます」と言うと「今人がいっぱいだから、17時10分まで何も出来ません!それまで外で待っていてください!」と言われた。なんだ、0分前にくれば良かったんじゃん…


特に何もするでもなくその時間まで外で待った。パリは人が多くて、道がすさまじく汚い。そして運転が荒い。そしてナントの情景を思い浮かべて、少し恋しくなった。
名前が呼ばれ中に入り、個人情報を伝える。そのあと奥に通され、いざ検査だ。


棒を鼻にいれるやつ。
インターネットで見てたから知ってたけど、もう実際「不快」の言葉しかなかった。棒を突っ込まれてすぐ終わりかと思いきや、お姉さんはそれをグリグリ回したりするので、実質10秒くらいその痛みを絶えねばならなかった。痛くて顔をしかめてしまう。

終わったら目から涙がでた。お姉さんがすごく乾いた声で「ça va ???」と聞いて来たので苦笑いした。全然サバじゃねーーーーーー😭



検査をしてくれたお姉さんも、絶え間なく動いていた。椅子を消毒したり手袋を取り替えたり本当ずぅっと忙しそう。コロナにかかるリスクを背負って働き続ける人。頭があがらない。
聞いてみた。
「マダム、ちゃんとヴァカンスあるの?大丈夫?」

彼女はハハハ!と笑って
「もう終わっちゃった。ちょうどこの前ヴァカンスから戻って来たばっかり。ありがとうね」
と言ってくれた。



涙目で外に出て家に戻る。
結果は2日後に出て、陰性の文字を見てホッとした。
何人か友人には会うしいろんなとこに行くと思うけど、今までのように極力気をつけて参ります。でも遠出はなるべくやめる。地下鉄に乗るのが本当に不快だ、絶えられない。
 
コルテオ 太陽光発電