2014-03-26

行ってきます

そういえば、この間行ったバーのカウンターに
ネコが居た。


明日から週末までオランダに行ってきまーす。
そう、いつぞや父から譲ってもらった、司馬遼太郎の「街道を行く:オランダ紀行」を持って・・・。
出発前日になって偶然この本を再発見するという偶然。

楽しみ楽しみ^^

2014-03-25

しつけ

バスの中での出来事。


ベビーカーに乗った赤ん坊が大きな声で叫んでいて、それがバス中に響いていた。
なぜあれだけ長いことワーワーと叫んでいたのか理由は分からないが、とにかくすごかった。周囲の人もじろじろ母子を見ていた。

ふと、赤ん坊が愛用のぬいぐるみを落としてしまい
さらに泣き叫んだ。母親は「叫ぶのやめなさい」と一言言って、ぬいぐるみをカバンにしまってしまった。赤ん坊は更に泣き続ける。


その時、向かいに座っていたオバサンが何か一言この母親に言った。
ちゃんと聞き取れなかったのだが、多分「子どもをどうにかしてはどうか」的なことを柔らかく言ったのではないかと思う。(推定ね)


するとこの母親、公衆の面前で逆ギレ。
今度は赤ん坊に変わって母親が叫ぶ。


「叫んでいるのは赤ん坊であって、私じゃないの!この子は2歳なのよ?私はどうすることもできないわ!!!」と。


その後も同じ意見を何度も繰り返し、オバサンに反撃。



正直その母親のすぐ近くに居た私は驚いた。
①まずその逆ギレ具合に。
②うるさいのは「子ども」であって、
「私ではない」という主張に。


魔の2歳児とも言うし、きっと子育て大変なんだろうなぁと思った。こんなの日常茶飯事なんだろうなぁって。

でも、子どもがバスで叫んでいるのなら、他の人に迷惑かけないようにどうにか我が子をなだめようとするのが母親ってもんじゃないのかな。あなたが諦めたら、子どもは学ばないし周りの人は嫌な思いをし続けるのでは?

という話をしたら、母親に賛成の私の周りのフランス人。。。

子どもってそういうもんでしょ、って。




子育てをしたことのない私ですが、母親の意見・行動に
疑問を持つのは私だけなのでしょうか。

赤ん坊の叫び声に耐えられない私の器が小さいのかな?



2014-03-21

熊のニンニク

先週末は田舎にお泊まりに行っていたのですが、
手作りのAil des oursのペストを頂いて
それはそれは美味しかったので書きます。




農家のお友達は森を持っている。
そこにわんさか生えているのがAil des ours。直訳すると「熊のニンニク」・・・。日本名はラムソンというのですね。
摘んで即行鼻に近づけるとビックリ、
すんごいニンニクの良い香り〜
 
良く洗って水気を取り除いたら、
オリーヴオイルと一緒にミキサーに入れる。
塩を少し入れて、完成!
火も通さない。超簡単!
夕食に食べれば、翌日の昼くらいまではニンニクの臭いがプンプンお口に残ります。それほど味も臭いも強力!(*o*)

パスタにあえて、自家製の山羊のチーズと一緒に食べたときには もうほっぺたが落ちそうですた。








こちらはヨンスーが作ってくれたビビンバ〜!
ビビンバがこんな美味しいなんて知らなかった。これは自分で是非作ってみたい。
韓国人は本当にお辛いのがお好き。

2014-03-20

ジュデーム

共にファーマシーで働いている美術学校時代からの友達クレモンが、「日本語ってどんなの?」と聞くので、簡単なことから教えてあげた。

そしたらこんなメッセージを描いて私にくれた。(なぜかボリス宛)
ぼりす ジュデーム くわもん (笑)



後日、何の予告も無しに掲げられていたこの言葉!
On n'aime pas les fainéants. の訳らしいです。
今は携帯電話で何でも調べられる時代だけど、
さすがにコレには驚いた。

これを見習って、しっかり働かねば!




2014-03-19

ヴィーガン

ポールが、Veganヴィーガンになった。
(フランス語ではヴェギャンという発音)


ヴィーガンという言葉は現代ではけっこう知られているのかもしれないが、いちおう。。。「完全菜食主義」の意味で、彼らは肉や魚はもちろん卵や乳製品、蜂蜜だって食べません。

フランスに住んでてあの美味しいチーズ達が食べられないのか!あの美味しい生ハムだって、魚やお肉達だって、ミルクチョコレートだって食べない(*o*)



ポールは元々ボリスの高校時代からの友達で、ノイズミュージックををやっている。

先週彼がナントに遊びに来たのだが、
彼が来ると聞いてVeganレシピを調べまくった。
一体彼は何が食べられるのだろう?と。


卵の代用品とか何やら特殊なものを調達しなければいけないんだろうかと不安に思っていたが、なんと簡単。
お米にお味噌汁、沢庵や納豆、お好み焼き(豚肉と卵なし)、キムチや巻き寿司はもちろん麻婆豆腐だって、なんかいっぱい食べられることに気づく。日本の食べ物達は本当に素晴らしく、彼は豆腐や味噌、醤油、あとは豆乳も、日々の食卓に欠かせないと言っていた。



完全菜食主義と聞けば、たくさんのモノが食べられない、どちらかというと「制限」や「不足」という言葉がイメージされていたんだけど、色々調べていくうちに、アレも食べられる、コレも食べられる、コレとアレでこんな一品が出来る!という風にたくさんの「可能性」が見えてきて驚いた。



ポールは以前、お腹が空けばすぐサンドイッチを買ってまるごとペロリと平らげたり、チーズなんて1個丸ごとを間食中、全部1人で食べてしまうような人だった。今でも食に対する欲望は変わらず持ち合わせているのだが、ヴィーガンになってからみるみるうちに痩せていった。

彼はダイエットのためにヴィーガンになったわけではない。
理由はおおざっぱ言うと
動物の自由を尊重するためだそうだ。

だから、決して肉・魚を抜いて野菜だけ食べれば痩せられる と思ってはいけない。ヴィーガンであることは、十分な知識を持ち合わせた上での大きな決断である。

必要な栄養を取ることを怠ってはいけない。
(肉から得られる栄養分で、一つだけどうしても他の食材から採取出来ないものがあって、それはカプセルとかサプリメントで補うそうだ)







フランスに来てから沢山のヴェジタリアンに会ったけど、ヴィーガンは初めてだった。


ちなみにポールに「美味しそうなお肉とか見ても後悔しない?」とイジワルな質問をしてみたところ一言、
「しないね。ただ・・・サーモンのお寿司は一度本当に食べたくなって、一瞬血迷った。」だって(笑)


26年培ったフランス食文化よりも、なぜか日本食に胃袋をガッチリ捕まれているポールよ・・・ 彼のヴィーガン人生は続く。





2014-03-10

フランス語で初めて読み切った本は、
Amélie Nothomb(アメリー・ノートン)の
"Ni d'Eve, ni d'Adam"だった。確かピロピロから紹介してもらったと思うが、作家本人が実際に経験した日本人男性との恋愛を語ったものであった。やはり恋バナは面白いし、白人女性にとって日本人男性はどう映るのかと、単純な興味から読み始めた。

フランス語で本を読むって、意外といけるなぁと思って次に読んだのが同作家の作品で "Stupeur et tremblements"(畏れ慄いて)。彼女が白人女性として日本企業で働いた体験話を元に書いたもの。


二つ読んで思ったけど、日本関係だったから読めたなぁと。
個人的に好きかと言われれば、あまり好きじゃない。ちょっと大げさで故意的なミステリアス感が、時々私は好かないのかなと思った。でも読んでみるのはお勧め。




ナントの美術学校に居た時、論文を書くために担当指導の先生が
Balzacの"Le Chef-d’œuvre inconnu"(知られざる傑作)を読むよう私に勧めた。それが・・・・・・・・(´д`;) 難しすぎて半分も読まずに断念した苦い思い出がある。
先生は当初「大丈夫、読めるわよ」と言ったけど、昔の文体・言葉遣いが、当時の私の語学レベル では難しすぎた。



フランス語で本を読みたいのなら、お勧めが一つ。

実は村上春樹の作品である。
単語はさほど難しくもなく、何と言ってもシンプル。

もすうぐ在仏5年になる私は断言するが、語学には近道など無い。
地道に人と話し、議論を重ね、人に意見することを繰り返し、時間を見つけて文章(本)を読んで単語力を増やしていくしかない。それが結局、近道といえば近道なのかもしれない。


日本人作家の本をフランス語で読むのは変かもしれないけど、不思議なことになんだか私には全く抵抗がないのです。とくに短編は、読みやすくてお勧め。今度日本に行く時は原文で読んでみるのもいいかもしれない。

 

こういうことを書いていたら、Le Chef d’œuvre inconnuに再挑戦したくなってきた。
読んでみようかな。

2014-03-09

春だ

3月半ばで、この暖かさ、あり得ない!

お天気もよく気温も上がって
最高に気持ちの良い日曜日だった。


実は7月にボリスと2人、
東京で展覧会をさせていただくことになった!
東京という場所も有難いけど、 そもそも2人だけで展示をするということが初めてで、それがどんな空間を生み出すのかが本当に楽しみだ!!!!!
お声を掛けていただいたギャラリーの方に感謝感謝^^

詳細はまた日を追って紹介します。





つぼみ
半袖の人、多く見かけました。
 アトリエすぐ横。木蓮かな?
 素敵〜!


日曜日はバスの本数が少ないけど、
これだけ天気よかったら、つい歩いてしまうね。

2014-03-08

日本からの小包

 家族から、素敵なプレゼントが届きました!
上のフィギュアたちは姉達から、
下の食料たちは両親から、
写真には収めきれないほどのモノ達!


両親からの小包を受け取ったとき
実はわたしくし すごくお腹が空いていて、
一番最初に目に入ってきたカップラーメンを見て
即行 食べたった。

めっっっっちゃ、美味しかった(;_;)
 


こういうささやかなことが、最高に嬉しい!




ファーマシーでの仕事は来週も続きます。
優しい同僚に恵まれて、嬉しい^^




2014-03-01

一本の電話

制作もしなれけばならないが、
そのためには生きていかなければならない!



(大学時代のバイト仲間オックンから、いきなり米が送られてきた(*o*)めっちゃ美味しそう、いつ食べよう!ありがたやーーー!)



この間の月曜、オルレアン(ボリス父が住んでいた街)へ再度行く予定だった。5日ほど泊まる予定だったが、出発30分前になって友達から一本の電話。「人手が足りないんだけど、マキコ、仕事探してるって言ってたよね?」と。

急遽オルレアン行きをキャンセル。
火曜からみっちり、とある薬局で働くことになった。といっても、病欠で休んでいる人の代わりなので1週間の代役。
 


私が期間限定で働くことになった薬局は、ナントでも名の知れた大きな薬局なので、商品の数も店の規模も、とにかく大きい。(といっても日本の薬局・ドラックストアなどとは比べものにならないけど。)昼前から人は絶えないし、薬剤師の人数も多い。

薬の知識などほとんど無いが、この1週間商品の補助や陳列、仕入れ場の片付けなどに明け暮れた。フランス語の語彙も増える。世の中に存在する薬の量に驚く。
美術学校時代からの友人(ナイスガイ・マッチョマン!)が職場にいるというのがとても安心で、緊張しながらも楽しく仕事が出来た。外国人が居ない環境なのでどうなるかなと最初思ったけど、働いている皆さまは本当に感じの良い面白い人ばかりである^^

しかもなんと嬉しいことに
もう1週間働くことになった。
めっちゃ嬉しい!



フランスの就職現状を知らない方にとっては、フランスの美術学校を出ていて薬局でバイト!?なんてダサイとお思いになる方もいるかもしれない(笑)。
だけど、
日本人で、地方都市に住んでて、しかも
美術学校の卒業資格しか持ってない私にとっては、
薬局で雇ってもらえるだけで、
正直かなり恵まれていると思います。



アーティストとしてやっていくための、+αの仕事。
与えられた期間、一生懸命頑張る(・v・)

 
コルテオ 太陽光発電