2020-09-30

兄の撮影

 フランスの兄がテレビのインタビューに答えていた。というか、番組の撮影らしい。
彼のインタビューが終わり次第
一緒にお昼ご飯を食べる約束をしていたわたしは、
彼の家からパチリ。
撮影が終わった兄はとても興奮気味だった。
いろんなところで取り上げてもらえているので嬉しいね!

 
そのあとはテイクアウトしてきたベトナム料理をむしゃむしゃ食べた。写真忘れた。
 
なぜ彼の家では、ニンニクでさえもおしゃれにみえるのか。
キンキラキンのコーヒー。
 

2020-09-29

展示終わっちゃった

展示が終わってしまいましたー  
来てくれたみなさん本当にありがとうございました!
テンションあがって、跳んでみた。
 
そしてトンカチを振り回してみた笑
ザ・頭のおかしい女、って感じですが。
壁に描かれた絵はすべて、現場のスタッフが全部白く塗ってくれるので、私はただ絵や彫刻を外すだけでした。楽チン。ありがとう。
寂しいとは言っても、また描けばいいだけなので実はそんなに心が引き裂かれるほどではないのだ。冷めたもんだぜ。でもそうでもなければやってらんない。
 
また次の冒険をするだけだ。

2020-09-26

議員の前でプレゼン

先日、今参加している展示 INTER_ で、文化芸術関連担当の市議会議員5人を前にプレゼンをした。
わかっちゃいたけど、誰もスーツ着てないしラフ。めっちゃ気楽な雰囲気で始まった。


ナント市賞というのは、あまりナント以外で知られていない。
でも待遇はかなりよく、2年間のアトリエ無償提供、6000ユーロ(約70万円)、2年後にグループ展の開催、などがある。議員の方々もこの賞のことはあまり知っておらず、だからこそまずは賞のこと、そして私たちのことを知ってもらうべく、市がこうして場を設けてくれたのだった。ありがたやー
 
 
文化関係を担当しているだけあってみなさんすごくおしゃれでさすがだなと思った(そこ?)。 男性群もピアスをさりげなく付けていたりして。
 
行政で力を持つ人々が我々のことをどう思ったのかは全く分からないけど、彼らはとても興味深く我々の話を聞いてくれたと思う。(思いたい)
 
私がナントにやってきたのも、元々ナント美術学校が金沢美大と始めた交流のおかげであった。市の恩恵をかなり得ている私なので、こういう場ではちゃんと感謝の気持ちを述べたかった。 そして市に少しでも恩返しができればとずっと思っている。
 
 
 
そういえば
 
Pays de la Loire で活動しているアーティストをリスト化したサイトに、私も仲間入りさせてもらった。
興味ある方は是非ご覧くださいませ。
私のページ、まだ作品2点しか載せてなくて寂しいですが。「作品数あるでしょーもっと載せてー」 と催促のメールが来たけど笑

安定した職業とは

最近急に冷え込んで、一気に冬が来てしまった(ような気がする)。今朝の最低気温は7度であった。
 
 
9月にはいってから新しい友人と仲良くしている。彼の影響で多様な分野の人と知り合う機会に恵まれている。アート界にどっぷり浸かっていた私にはかなり新しい展開である。見慣れたナントの市街地も、彼らと一緒に歩くと全然違って見えるからとても不思議。
 
友人Aが椅子を運ぶのを手伝っていると、突然彼の電話が鳴ったので急遽道端で休憩中(電話中)。の図。
彼の電話が終わったあとも、あまりに居心地が良かったので10分くらいそのまま椅子に座って話をしていたら、横を通った人に「あんたらめっちゃ居心地良さそうやな」と言われてお互い笑った。




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初めて知り合う人々が私の職業がアーティストだと知るとかなりの確率で
「アートだけで生活が成り立っているのか?」
と聞いてくる。しかも初対面で。


私は答える。
「昨年まで私はアートと全然関係のない仕事をしていた。仕事を辞めてから今の所は大丈夫だけど、いつどうなるか分からない。しかし今の時代『安定した仕事』なんて本当にあるのだろうか」


みんなコロナの影響で世界が一気に変化した様を見ただろう。あなたの職業が一生安定しているなんて、誰が言い切れるのだろうか。
 


アーティストという仕事に関して
経済的なことを聞いていくる人に聞きたい。
もし、
私が全然アートで稼げてなかったら、じゃあ何かしてくれるの?何か手伝ってくれる?絵でも買ってくれるのだろうか?そして私の経済状態を知って、一体あなたの何になるのだろうか。苦労話でも聞きたい?
きっと彼らは特に深く考えずに私に質問しているのだろう。
でもその勝手な興味本位の質問のせいで、私はあなたをかなり退屈な人だと思ってしまうだろう。私が実績のあるアーティストかどうか知りたいんだったら、お金なんかで判断しないで私の作品をみて自分なりに勝手に判断すればいいではないかと思う。
 
これだけ私がイライラするのは、どれだけ世の中のアーティストが苦労をしているのかよく知っているからである。
 


そもそも思う。
私の経済状態を聞く代わりに、なぜ彼らは私の作品について質問しない?どんな絵を描いているのか、どんな文化やアートが好きなのかとか。と思うよまったく。
人は学歴は聞くけど研究内容は聞かないって話と似ている。




私はあまり物欲がないし、一般のサラリーマンに比べたら稼ぎは全然たいしたことない。
けど、たくさんのお金を持たなくても十分に毎日楽しく暮らす術を学んだ。それもこれも全部フランスで出会った大好きな友人たちが教えてくれたことだ。私は彼らを誇りに思うし、とても感謝している。



そもそもアーティストとして全く不安なく生活している人なんて実際世の中にいるのだろうか。先日アーティスト仲間と話をしていて、彼は超がつく某有名フランス人アーティストと話す機会があったらしい。彼曰く、そのアーティストでさえも来年はどうなるか分からない、と言っていたそうで、すごく驚いたらしい。
 
人は他人のことが気になるし、お金の話なんてもっと気になるだろう。けどそればっかりに目が眩んでしまっては、人は本当につまらない。
 

2020-09-22

庭堪能のち若者

兄とゆーすけさんと一緒にお昼ご飯を。
そして庭をいっしょに散策。
彼の庭はあと2週間が見どころ。
 
 


そのあとは今開催中の展示に行った。
美術学校時代の友人がとある美術系予備校の先生をしているのだが、彼女が学生らを連れて展示を見に来てくれたのだった。しばらく友人に会っていなかったし、学生に向けて作品や自分の活動について話しをするのもたまにはいいかなと思っていざゆかん。
私が会場に着いた時学生らは各々自分の気になる作品のデッサンをしており、数人が私の絵をデッサンしていた。(すんごくびっくりしたし、変な感じがした)
みんなの絵が上手くて写真が撮りたくてたまらなかったけどさすがに遠慮しました。


先生をしている友人曰く、コロナの影響で授業は少数に分断され、この日も人数を絞って1時間ごとに生徒を入れ替え。一人一人と対話する時間は増えて良い面があるものの、トータルでは仕事量が増えて大変だと言っていた。



私は2グループ(それぞれ15人ほど)に向けて簡単に話をさせてもらったけど、たくさん質問が出て面白かった。私が何かを話している時にそれを遮ってまで質問されたときには驚いた。どの質問もとても素朴で簡単なものだったけど、反応が返ってくるとやっぱり嬉しいし、自分ももし今後こういう機会があればどんどん質問しようと思った。
 
それでも時々沈黙があった。困った私は何を思ったか、
「私の絵たち、そんな不気味じゃないよねぇ?そういう風に言われることがあるんだけど…」
とみんなに聞いた。
するとみんな声をそろえて
「全然!色がとても綺麗だしカラフルだから全く怖くないよ〜」と可愛い返事が返ってきた。ありがとう。
 
やっぱりギラギラしている若者と触れ合うのは良いね。元気がもらえる。そして人前で話すのが実は私は好きなのだ。

Hélice Terrestre

ソミュールのあとは、Hélice Terrestreに行きました。
 
Jacques Warminskiというポーランド人が一人で全部掘ったらしい。ここはアンジェとソミュールの間に位置する所なのだけど、石を掘って住居を作る洞窟居住者が多くいたらしい。
 
嬉しすぎてはしゃいでます。
 
写真で伝わるかな…
多分インターネットで名前を検索したほうがたくさん画像が出てきて面白いと思われる。
ちなみにまわりはこんな感じ。何も無い!
間近で見ると迫力満点。残念なことに破損している場所が多い。
めちゃ広い。
写真撮ってもらった。
Jacques Warminskiは2メートルを超える大男だったそうだ。もちろん足もでかかった。ということで、巨大な靴が残っていた。
めっちゃいい顔してる。
ここに寄る予定は全くなかったのだけど、友人が「そういえば面白い場所がある!」と思い出して、連れて行ってくれた。彼は音楽家なのだが、ここで数年前にコンサートをしたらしい。

今回の遠出は、大して大移動もしてないのに異国感が強すぎた。ソミュールでさえも、あまりに景色が変わって異国に来た感覚に陥った。フランスにけっこう長いこと住んでると思ってたしいろんな所に行ったと勝手に思っていたけど、全然知らない場所やことが多すぎる。

2020-09-21

ソミュール②

お腹が空いたので簡単なレストランを探すも、日曜夜に空いている店が少ない。たまたま見つけた中国料理屋さんに入る。すると客が2組しかいなくて、その間の席を勧められる。会話丸聞こえ。
すでに酔っぱらい気味の私たちは愉快にも両脇のお客さんたちと会話を始め、みんなで爆笑しながらの食事が始まったのだった。
 
そもそも会話が弾んだ(?)のは、この大量の小さな羽虫であった。(こういうの苦手な人は本当にごめんなさい!)
季節柄なのか、川の近くだったからか、
他に電気のついている場所がなくて全部が集まってしまったのか、ドン引きするくらいこの羽虫が店中の床びっちりに出現。テーブルの上にももちろんたくさん、もともと置いてあった皿の上にも少々。注文した料理を待つ間、私たちはそれを一箇所に集めて遊んでいた。
 
お店のおばさんも「こんなにたくさんの虫が出たのは初めてだ」とびっくりしていたがなんのその。私たちはそのままやり過ごした。なんなら虫のおかげで店の空気が和んで、食事がより美味しくなったくらいだった。笑
 
こういうことはきっと日本では起こりづらそうだなーと思った。虫がこれだけいる時点でお店に入る人は少なそうだ。私と一緒にいた友人は少し酔っていたのもあるけど、きっと場の雰囲気を和らげるために席に着いた瞬間「これも全部プロテインだからねー」とか何とか言いながら虫を食べ始め(!)、私は腹がはちきれるほど笑ったという(笑)今思い出しても笑えてくる…
(周りのお客さんもいい人で、それを見て笑っていた。)
 
中華料理はたいそう美味しく、珍しく全部食べきったわたしであった。
 
 
 
翌朝ゆっくりと起き、町の中心地で目覚めのコーヒーを飲む。パンオショコラを近くのパン屋で買って持ち込み。あまりに巨大で(写真では分かりづらいだろうが)お腹がいっぱいになった。

次の目的地まで川沿いを運転すると、古くも美しい建築群が絶えず建っているので、思わず2度ほど車を停めてまわりを散歩したのだった。本当に楽しいひとときであった。
 
 
 
写真に撮れば撮るほど、実際の素晴らしさから遠ざかってしまう感ある。
 

ソミュールへ

仕事と遊びを兼ねてSaumur(ソミュール)まで行ってきた。ソミュールに住んでいる人はSaumurois, Saumuroisesと言うんだね。
 
 
ナントから車でおよそ2時間ほど。爆音でマイケルジャクソンを堪能してたらあっという間だった。
 
 
 町を見下ろしながら、持ってきた食材で即席サンドイッチ。うんまーーーー
 
シャンパンの貯蔵庫を見学したり。
もちろん最後に試飲をして、ほろ酔いどころかけっこう酔っ払ってしまったり笑。
 
 
ロワール。
町がこんなに美しいのに、なんか物悲しいのはなんでだろうか。

2020-09-19

本当の夏の終わり

以前ここで夏は終わったと書いたのですが、その後戻ってきた。そして昨日まで暑い日は続いたのだった。 
せっかくだから、思いっきり楽しんだ。
 
ハンバーガーを野外でのんびり食べたり、
 
 エルドル川沿いを散歩。
急に植物をいただいたり。
けっこう大きい。アトリエに置くことにする。オアシス。
実験音楽のコンサートへ。
場所はトーチカ。4組?のミュージシャンが、4つの部屋で一斉に音を出す。観客は会場をウロウロ。
100万年ぶりに生の音楽を聴いたような。。あまりに音が大きくて、途中でちょっと気分が悪くなって外に出た。
少し気分転換。そういえば世の中には耳栓というものがあるのだ。受け付けでそれをいただいて再度挑戦。なんだー最初からこうすればよかった。

そのあとはみんなでボブン食べたり。
ここはベラボーに美味しかった。。

今日は雨がザーザー降っていて、気温も激下がり。夏は今度こそ終わってしまった。そしてこんにちは秋。
 
コルテオ 太陽光発電