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2026-10-26

マダムフィガロ

 久しぶりに電車でパリへ出発です!
17日に行われた高校生の教育環境改善を求めるデモが発端で、パリのそこらじゅうで火が上がったりものが破壊されたようなイメージが世界中のメディアで発信された。中心地は確かにそうだけど、別にパリのどこもかもがそんなわけではないし、誇張された情報がやたらに共有されて変な感じだ。
パリについてシャチョーとお昼ご飯、そして街を歩いた。
次の土曜日のデモに備えて、こうして板を張って被害を防ぐお店ばっかり。
たしかに中心地はこんな風に色んな残骸が残っていたけど、パリの人らは普通に暮らしている。

その足でアフリカンアートフェアへ。
我らがギャラリー・レ・フィーユ・デュ・カルベールが出展しているので、フタッフの皆さんに会いに行ってきた。

そのあとシャチョーの家に行って荷物を置き、娘ちゃんと色んな雑談。大学1年生の彼女は、9月から新学期が始まっているが多くの教員がストライキをしているので授業が全然ないのだとか。あってもオンライン、そして時々。デモにも参加したりしているが全然勉学に集中出来ないと。そりゃそうだ。。。
とてもじゃないが将来に希望が見えないといっていた。


複雑な気持ちで再出発。


目的地はメゾン バカラ - パリ - デュカス バカラ
パリ16区(11 Place des États-Unis)にある、フランスのクリスタルブランド「バカラ」の歴史的な旗艦店・複合施設

翌日刊行されたマダムフィガロの企画で、「今後注目すべき20人の才能」に選ばれたので、その祝賀会でした。(マダムフィガロがArt basel Parisの開催に合わせ、この時代を象徴する作品を生み出す新進気鋭のアーティスト20名を選出したのです)

指定された集合時間が20時。(すでにお腹が減っている)
到着して名前を言って、案内された部屋に入るとすぐに待っているドンペリニヨンを抱えたギャルソン。。。わあああ


最初は立食カクテル。
あまりに緊張していてオドオドしていたが、話しかけやすそうな同年代の男の人に声をかけたら、実は偶然一度トゥーロン出会ったことがある人で、話が盛り上がり急にホッとする。談笑を続けていたら遠くから「マキコ!」と声が聞こえ、振り向くと友人でインフルエンサーのカミーユだった。
3−4年前ニースのシャガール美術館で展示をしたとき、私の作品を彼女のインスタグラムで取り扱ってくれたのがきっかけで知り合った。色んなご縁があり、その後も何度か色んなところで会っていたのだけど、今回この夕食会に彼女が参加するのは知らなかった!なので彼女の姿を見た瞬間めちゃくちゃホォ〜〜〜〜としたのだった。(そして喋りまくる私たち)

立食カクテルは終わり、夕食会場へ。
うわわあああああ
おおおおおぉぉぉ
なんてこった。。。
一番乗り。みんなでパチリ。
おそらく参加者は全部で50−60人くらい。
アーティストは多分10人いるかいないか、誰がどんな仕事しているのか何もわからん。とりあえず指定された席について、周りの人と話し始める。前にはインスタで何度も見たことがあるインフルエンサー。。。実在するんだねーと、冗談混じりに本人にポロリと言ってしまった笑
そのあとは話に花が咲いて、たっくさん笑って・食べて・終了した
立食カクテルで色んなものを食べたので、別にお腹が空いているわけではなかったのだが

前菜。
生ホタテ、バラ風味のシャキシャキカブ、カブの葉のソース
メイン。
オリーブで蒸し煮したマトウダイ、パニース(ひよこ豆のソテー)、旬のトマト、バジル
デザート。
バニラ風味の洋ナシのコンフィ、黄ワインのグラニテ(フランス式氷菓子)
最後、希望する人にはコーヒーが提供された。
デザートにはチョコレートを食べたいと言っていたインフルエンサーPが、ギャルソンに「チョコレートいただけないかしら?」と普通に聞いていて、もちろん特別に出てきた笑。さすが名高いレストラン、、、


帰りにはクリスタルのグラスを頂いて帰ってきた。びっくり!そしてもちろん雑誌も。
載ってたー
印象深いひとときでした。
とにかく、、、美味しかった笑


レストランを出ても、その辺はブルジョワ界隈なので他のパリの場所と全然違う雰囲気。ここに来る前に話したシャチョーの娘ちゃんとの会話のことを考えながら、なんて変な世界に私はいるんだろうと思った。これだけ豪華で贅沢な世界がありながらも、少し歩けば1週間前のデモの残骸が激しく残る。
自分の作品制作で今のところなんとか生計をたてている自分の状況のことも考えながら、こんな絶望的でありながらも美しくある世界に生きているからこそ自分が出来ることはなんだろうかと考えをめぐらせる。

2026-03-30

レジーヌの勲章 ラカンの言葉

振付家のレジーヌ・ショピノさんrégine chopinotが国から勲章を頂いたので、そのお祝い会にお呼ばれしました!
指定されたレストランに着いた途端、ハッと「お花、贈るべきだよね!?」とジョルジュと気づき、花屋までダッシュした。閉店まで25分、間に合ったーーーメダルっぽいお花をチョイス。自分でなかなか満足しています
勲章をもらう人は、身近にいる人ですでに勲章を持っている人から与えられなければならないらしい。なので昔からずっと彼女のことを知る、(そしてすでに勲章を持っている)ブリジットさんから贈呈された。彼女をはじめ、レジーヌをよく知る方々がスピーチをしたのだけど、なんでだろうか 何度も泣きそうになった。
普段ただ何気なくレジーヌと話していても泣きそうになるのに、こんな状況なら当たり前に泣けてくるってもんです


食事が終わって帰路につくとき、もらった花束が多すぎるので家まで一緒に持って帰るのを手伝ってちょうだいなと言われ、ジョルジュと快諾。そのあと彼女のお家でハーブティーを頂き、人生とは、愛とは、仕事とは、哲学など、いろんな話をした。(こうして書くと大ごとのようで笑えるが)話に花がさき、とてもとてもとても印象に残るソワレとなりました。


愛の話になって、レジーヌがフランスの哲学者、Jacques Lacanジャック・ラカンの有名な言葉を教えてくれた。
« L'amour, c'est donner ce qu'on n'a pas à quelqu'un qui n'en veut pas. »
「愛とは、自分が持っていないものを、それを欲しがらない人に与えることだ。」

この言葉にジョルジュも私も驚愕。あまりに正解すぎて二人で一旦黙り込み、お互いの目があい、その後大爆笑した笑。そのあと帰り道ずっとこのことについて話しながら帰った。とても面白かった。

翌朝私は一人で海へ走りに行った。
風があまりに強くて海の表面が砂漠みたいになっておる
風があまりに強すぎて、時々枯れ葉たちが風に乗って私の足を痛めつける。坂をくだっていると、強風がそこらじゅうの物を揺らして遊んでいるようだった。場所によっては舞台装置というか洗濯機の中にいるような、不思議な感覚だった。

ジョルジュからバラをもらった💝💝💝💝
嬉しい!ありがとう!!!

これ、後日。
記録的な強風で石垣が壊れたり、
椰子の木のパーツがそこらじゅうに飛ばされていた。
なんと、木が根っこから倒れてしまったりもしたそうだ。すごい!たしかに強風のせいで騒音がひどく寝れなかったくらい。

2025-11-09

いろんな出会い

カーンを去る2日前、José Quintanarというスペイン人のアーティストからインスタグラムで「僕もカーンにいる!」とメッセージが来た。

ホセとは一度も会ったことはなかったが、ナントのミラ・ギャラリーで2度も一緒にグループ展示をしたことがある。そんな彼からいきなりそのメールが来て、「はて?」と思いながらも返事するのを忘れてしまった。
すると翌朝版画アトリエに彼は突然やってきた。
驚いた!
「カーンにいる」とは言っても「カーン美術学校にいる」とは言ってなかったから!



彼は展示をするために招待され、数日滞在しているのだとか。

こんな偶然あるんだねー!びっくり!
しかも帰りのパリ行き電車も同じだった。
ホームで話しながら電車を待ち、乗車客が多かったので無理やり席は変えずそれぞれの席に。

チケットに記入された席に行くと、隣に座っている男性はアジア人だった。どこの国の人かなーと思いながらBonjourと挨拶をして席に座る。電車が動き始めて本を読み始める彼。
最初は全然気にしてなかったんだが、ある瞬間その本を見てびっくり!日本語じゃん!!!!


熱心に読んでおられるので話しかけるのは失礼だよなぁーと思って我慢していたのだが、最後の方になってお手洗いに行きたくなり、思い切って突然日本語で「すみません、トイレに行きたいんですが」と話しかけた。

ヘッドホンを外して私の言葉を聞いた彼は、まさか日本語で話しかけられると思っていなかったみたいで、数秒フリーズしていた笑

「あ、日本語の本を読んでいらっしゃるので、日本語で声をかけてしまいました」と説明すると笑って対応してくれました。

そのあとトイレに行って戻ってきて、そのあとパリ到着寸前になって色々話をしました。

カーン郊外に住んでいること、彼のパートナーがトゥーロン近くに住んでいてよくトゥーロンに行っていたこと(!)、今はパートナーとノルマンディに住みながらもパリの学校で日本語を教えていること、神奈川県出身であること、などなど!それにしてもカーンからパリ行きの電車っていくらでもあるだろうに、しかも隣の席で、トゥーロンを知ってるって、本当すごい偶然!
フランスに住んで10年も経つからか、色々共感できる話が多くものすごく話しやすかったですー!!そのあと14番線の地下鉄に一緒に乗って、リヨン駅でバイバイしたのだけど、すごく面白かった。

後で気づいたけど名前も連絡先も聞かなかった。
まぁいつかどこかであったら面白いだろうなぁ。カーンでは日本人に全く会わなかったので、貴重な経験となりました。



トゥーロン帰ってきたら大雨だった!


久々のアトリエ!
鉛筆たちの一軍選手、二軍選手、整理します。
長い間一緒に働いてくれてありがとう。。。

久々の我が家。やっぱいいなーーーー
この間レジーヌにもらったお香を炊いてめちゃくちゃいい香りがする。お香立てがないので、そこら辺にあった昔拾った貝殻がちょうどいいサイズでした。


2025-11-07

版画の傍ら

週末は美術関係の方のお家に招待されてみんなで会食。なんとあろうことかみんなで朝の2時まで話し込んでしまった!!私にとってはとても珍しいことで驚いた。でも不思議なくらい元気だった。本当に楽しかったし、私は本当にいい人ばかりに恵まれていると痛感しました。
 


版画制作をみっちりやった傍で、
美術学校で学生と一般の人向けに講演もさせていただきましたー!楽しかった〜!!
このあと人が増えて全部でおそらく60人くらい?来てくれたのではなかろうか。みなさんありがとうございます。
1時間ちょいで終わるはずが、話す話がありすぎて最後ものすごく大急ぎになってしまった。。。話す作品の量を減らしして中身を濃く話したほうがいいのか、でもそれぞれのプロジェクトはそれぞれ忘れられないストーリーや人との出会いがあって、外せないんだよな。。。

あと、下積み時代というか、美術学校卒業してから生活費を稼ぐために関係のない仕事をしていたこと。なかなか苦労したこと、でも展示や制作は続けたことなどを結構具体的に話したのだけど、それが結構みんな衝撃的だったみたい。こういう話は普通は避けたい話題かもしれないけど、それこそが私を作った土台であり、外せない話でもあります。


最後の最後に質問コーナーで、一人突然英語で質問してくれた学生がいて。もちろん仏語と思っていたし、長い講演をやり終えた達成感と疲れで全然英語が頭に入ってこない!!
しかも返事はもちろんマイクで、聴衆の前で酷い訛りをご披露することになると思ったら余計固まってしまった。結局近くの学生に仏語に訳してもらって仏語で返したけど、本当に恥ずかしかったな…反省。

しかしいい勉強になりました!!!

それなりに英語は話せても、臨機応変にできなければ。頑張ります!


そのあと学校の卒業生2人とパトリックと4人で一杯飲みに行く。大仕事が終わって無事安心しましたー



後日、版画制作は続くよ

2025-07-04

チームM

天気が良くなったので自転車でちょっとそこら辺を一回り


帰ってきてサウナ点火!
かわゆす
料理人のペッカはいつもサラダをいっぱい用意してくれる。
今日のメインディッシュ
左はシェパーズパイ
右はビーフシチューみたいな、なんていうだろ
好きなものを好きなだけ

イムランとホームセンターにいったらサウナグッズがいっぱい!
これは熱々の石に水掛けするときのもの。水をかけて蒸発させ、温度をグッと上げるのだ
あと自動草刈機!いっぱいあった
ちょうど1週間前からマルコというフランス人スタッフがやってきた。collection zabludowiczの本部(ロンドン)で働く設営スタッフで、毎夏フィンランドのこの島に来てコレクションの管理や設営、他なんでもする何でも屋だ。

久々にフランス語が話せる、と思ってマルコの到着を待ち侘びていた。しかしマルコとはイタリアの名前だよな、本当にフランス人なんだろうかと不思議に思っていた。

実際に会って話すと、マルコMarcoとは呼び名で、本当はMarc-Antoine。がっつりフランス人だった!しかも生まれはコルシカ、幼少期はまさかトゥーロン近郊で育ったというミラクル。わたしが住んでいる地域もよーーーーーく知っている。びっくりした!

1ヶ月前から英語漬けでちょっとくたばっていたわたしは、マルコと仏語で会話をしたことで息を吹き返したようだった。安心感が半端ない。フィンランド人スタッフみんなに「牧子本当に嬉しそう」と言われた。
なかなか曲者のマルコだが(ロンドンに20年も住んでるだけある)、めちゃくちゃいい人でわたしは大好き。彼のパートナーであるマリアはウクライナ人。彼女もものすごく面白い人で、わたしの島生活はさらに充実するのだった。

ここで素敵なTeamMが設立した!
Marjo
Marco
Maria
Makiko
!!!

いろんな出会いに感謝しても仕切れない。

 
コルテオ 太陽光発電