2026-11-04

パリでの1日

翌日は日本大使館に報告的婚姻届を提出しに行きました。

フランスで婚姻が成立した日から3ヶ月以内に、大使館または日本の本籍地役場へ提出する必要があるそうです。父がなんとなくそんな話をしてくれたお陰でその事実に気づけた私。(ありがとうお父さん!)パリ行きに合わせて書類の準備はバッチリ。日本大使館に向かいました。この日は金曜日でしかも天気は悪く、翌日のデモの被害を恐れてそこら中のお店がベニヤ板を張っていた。そのせいもあってか、大使館はガラガラ。待ち時間ゼロで書類提出出来ました。


すぐ近くにこんな面白そうな建物あったなんて知らなかった!
Musée Jacquemart-Andréへ。
イタリア・ルネサンスの巨匠ティントレットの展示でした。
ティントレットといえば、金沢美大でお世話になった五十嵐先生とのメールのやりとり(2011年!)を思い出しました。今メール検索するとしっかり会話が残っていたので、ここに載せます。

ところで貴女がヴェネチア報告をメールに書いて来たとき、タントーレの絵がGiardiniにあったとか、彼の絵が多く飾ってある教会とか書いてあったのですが、私はタントーレとは誰か?としばし分かりませんでした。そして、教会を使ったビエンナーレ関係の催しもあるし、てっきり現代作家だと思いました。しかしこの名の有名な現代作家は知りません。そこではっと気がつきました。貴女はそこまでフランス化されているのだと。日本ではティントレットとイタリア式に呼ばれています。タントーレでは、日本では誰も分からないでしょう、そして思い出しました。今ポーラ美術館に勤めている金沢出身のIさんもパリに長かった(帰国後美大の大学院に入った)ので、美大にフランス人作家が来て講演するときに通訳してもらいました。そしてその作家が、「私はこの町のcentre commercialでも展示会を催した。」と言ったときに、Iさんは「私はこの町の商業センターでも展示会を催した。」と訳しました。それを聞いて私は聴衆は違う場所をイメージするだろうと思いました。日本ではcentre commercialは一般的にショッピンセンターとか(ショッピング)モールとかアメリカ式の呼び方をするからです。


フランスで美術を学んでいて、あまりにもフランス式に呼ぶのに慣れているとこうなるのかもしれません。自分では全く気づかず普通にそう呼んでいたので、とても驚いたのを覚えています。
ところで数年前に残念ながら他界された五十嵐先生が今ももしご存命なら、ここ数年の間に手がけた大きな壁画やインスタレーションを見せたかったな。。。



そんなことを考えながら美術館をまわりました。
ここは一般展示。

2011年にベネチアで見たタントーレの絵、もううろ覚えだからまた近々行きたいなぁ
本物をちゃんと見ようと集中していたら全然写真撮ってなかった。。



外に出ます
デモの余波
我がLes Filles du calvaireギャラリーへ。
Sungi Mlengeya。めちゃくちゃいい!


そのあとはパリ郊外のとある街へ、3月の展示の下見へ。
小学校でアトリエをする予定もあり、大きめのお仕事。。。


そのあとはパリ市内のシャチョー宅へ戻る。
ちょっと休んでから今度は巻き寿司を作りました!
久々に作ったけど、自分で言うけどめちゃくちゃ美味しかったぞ!!!

2026-10-26

マダムフィガロ

 久しぶりに電車でパリへ出発です!
17日に行われた高校生の教育環境改善を求めるデモが発端で、パリのそこらじゅうで火が上がったりものが破壊されたようなイメージが世界中のメディアで発信された。中心地は確かにそうだけど、別にパリのどこもかもがそんなわけではないし、誇張された情報がやたらに共有されて変な感じだ。
パリについてシャチョーとお昼ご飯、そして街を歩いた。
次の土曜日のデモに備えて、こうして板を張って被害を防ぐお店ばっかり。
たしかに中心地はこんな風に色んな残骸が残っていたけど、パリの人らは普通に暮らしている。

その足でアフリカンアートフェアへ。
我らがギャラリー・レ・フィーユ・デュ・カルベールが出展しているので、フタッフの皆さんに会いに行ってきた。

そのあとシャチョーの家に行って荷物を置き、娘ちゃんと色んな雑談。大学1年生の彼女は、9月から新学期が始まっているが多くの教員がストライキをしているので授業が全然ないのだとか。あってもオンライン、そして時々。デモにも参加したりしているが全然勉学に集中出来ないと。そりゃそうだ。。。
とてもじゃないが将来に希望が見えないといっていた。


複雑な気持ちで再出発。


目的地はメゾン バカラ - パリ - デュカス バカラ
パリ16区(11 Place des États-Unis)にある、フランスのクリスタルブランド「バカラ」の歴史的な旗艦店・複合施設

翌日刊行されたマダムフィガロの企画で、「今後注目すべき20人の才能」に選ばれたので、その祝賀会でした。(マダムフィガロがArt basel Parisの開催に合わせ、この時代を象徴する作品を生み出す新進気鋭のアーティスト20名を選出したのです)

指定された集合時間が20時。(すでにお腹が減っている)
到着して名前を言って、案内された部屋に入るとすぐに待っているドンペリニヨンを抱えたギャルソン。。。わあああ


最初は立食カクテル。
あまりに緊張していてオドオドしていたが、話しかけやすそうな同年代の男の人に声をかけたら、実は偶然一度トゥーロン出会ったことがある人で、話が盛り上がり急にホッとする。談笑を続けていたら遠くから「マキコ!」と声が聞こえ、振り向くと友人でインフルエンサーのカミーユだった。
3−4年前ニースのシャガール美術館で展示をしたとき、私の作品を彼女のインスタグラムで取り扱ってくれたのがきっかけで知り合った。色んなご縁があり、その後も何度か色んなところで会っていたのだけど、今回この夕食会に彼女が参加するのは知らなかった!なので彼女の姿を見た瞬間めちゃくちゃホォ〜〜〜〜としたのだった。(そして喋りまくる私たち)

立食カクテルは終わり、夕食会場へ。
うわわあああああ
おおおおおぉぉぉ
なんてこった。。。
一番乗り。みんなでパチリ。
おそらく参加者は全部で50−60人くらい。
アーティストは多分10人いるかいないか、誰がどんな仕事しているのか何もわからん。とりあえず指定された席について、周りの人と話し始める。前にはインスタで何度も見たことがあるインフルエンサー。。。実在するんだねーと、冗談混じりに本人にポロリと言ってしまった笑
そのあとは話に花が咲いて、たっくさん笑って・食べて・終了した
立食カクテルで色んなものを食べたので、別にお腹が空いているわけではなかったのだが

前菜。
生ホタテ、バラ風味のシャキシャキカブ、カブの葉のソース
メイン。
オリーブで蒸し煮したマトウダイ、パニース(ひよこ豆のソテー)、旬のトマト、バジル
デザート。
バニラ風味の洋ナシのコンフィ、黄ワインのグラニテ(フランス式氷菓子)
最後、希望する人にはコーヒーが提供された。
デザートにはチョコレートを食べたいと言っていたインフルエンサーPが、ギャルソンに「チョコレートいただけないかしら?」と普通に聞いていて、もちろん特別に出てきた笑。さすが名高いレストラン、、、


帰りにはクリスタルのグラスを頂いて帰ってきた。びっくり!そしてもちろん雑誌も。
載ってたー
印象深いひとときでした。
とにかく、、、美味しかった笑


レストランを出ても、その辺はブルジョワ界隈なので他のパリの場所と全然違う雰囲気。ここに来る前に話したシャチョーの娘ちゃんとの会話のことを考えながら、なんて変な世界に私はいるんだろうと思った。これだけ豪華で贅沢な世界がありながらも、少し歩けば1週間前のデモの残骸が激しく残る。
自分の作品制作で今のところなんとか生計をたてている自分の状況のことも考えながら、こんな絶望的でありながらも美しくある世界に生きているからこそ自分が出来ることはなんだろうかと考えをめぐらせる。

2026-10-24

冬時間に

10月25日現在、今朝から冬時間になりましたー
フランスと日本との時差は7時間から8時間に。


こちらといえば気温はぐんぐん下がり、10月半でも朝、車のガラスが凍っていることもありました。標高が高いからということもあるけど、朝晩はめちゃくちゃ冷えます。でも天気がよければ、昼になると日向はめちゃくちゃ暑かったりする。

この日も時間を見つけてジョルジュと散歩へ。

思い立ってLa Buvette du Chapeau (標高1 576 M)へ。
散歩といっても結構登った。シャモニー市街地の標高は1000mほどなので、500mは登ったことになる!
素敵なおさじ。

500m登っている間に仕事の電話あり、ベンチに座って30分ほど電話で打ち合わせ。便利な世の中だよねー


翌朝、隣人のCと3人でランニング。
 
コルテオ 太陽光発電