2021-03-30

もうすぐ終わり

まだ最後の調整はあるものの、少しゆっくりできた。
 
こんなところに2ヶ月も寝泊まりしていたなんて、本当すごいことだ。


となりには昔の台所。フォントヴローの見どころナンバーワン。
片付け中。
暗闇の中では見えなかったけど、こんなに汚かったんだ!

2021-03-28

MONsTRのパパら

今日夕食を作ろうと思って共同キッチンに行ったら、MONsTRの人々に出会って一緒にご飯を食べた。アーティストグループ、彼らのサイトには「遊び心のある詩的なオブジェや空間を作る人たち」って書いてあるけど、本当そんな人たち。みんなパパさんだ。
フォントヴロー修道院には大きなインスタレーションの設置のために数日滞在するのだとか。
 
 
 
彼らも昔2ヶ月ここでアーティストインレジデンスしたことあるらしく、私の喜びも苦しみもよく理解してくれた。さすがに数ヶ月ここに滞在するアーティストはそんなに多くないのだ。
何のプロジェクトのために滞在してたのか聞くと・・・びっくりして目が飛び出そうになったんだけど、これだった!
 


この展示、2009年に私見たやつだよ!!!!
前にも書いたけど、これですよこれ!!!
たしかに展示会場で制作してた人たちいたわーーーーー
 
彼らに「私この展示見たぁぁぁぁああああ」って叫んだらすごいびっくりしてた。このフォントヴローで私が今まで見たことのある展示これしかないのに、その展示に参加してたアーティストらご本人にまさか今出会うなんて・・・
 

そして更にびっくりしたのが、彼らがAckerman(私が今作品制作しているところ)の、ワイン販売部分の装飾を手がけたそうだ。ワインが置いてある木のやつ、全部!
だから話が盛り上がる盛り上がる。私より一回り大人のみんなは何でも知ってるし色んなことをわかってくれる。しかもみんなパパだからなのか、この余裕ある感。。居心地よすぎ。
 
 
 
なんか色々偶然がすごい。
かなり嬉しくて興奮してしまっているが、きっとこれを読んでいる皆さんは「牧子、何をそんなに?」とお思いかもしれないが、私にとっては感慨深い。
 
12年前に恩師と偶然見た展示の作者と一緒に、同じ場所で、私もレジデンス中のアーティストとしていちおう対等に話が出来たというのが、なんか自分の中で ほえー と思うのであった。うまく説明できないけど、ひたすら嬉しいし、多分時々こういう出会いがあるから人生って色々悪くないと思うの。
 

2021-03-27

取材とか

週末。
洞窟の天井画制作は終了したものの、まだ少しいろいろやることがありまして。朝はその仕事をして、そのあと昼寝というものをしました。これよこれ、めっちゃ久しぶり。。2時間文字通り泥のように眠った。

そのあと作業開始して、友人らと電話をしたりなんだかんだしてたら1日が終わった。なんかすごくゆったりしててイイ日だった。人にも会わず、寒い思いもせず、ゆっくりのんびり出来て幸せだなぁと思った。
 
 
 
朝の散歩。
 
 
 
 
そういやこれ…。
地元紙の一面を飾ったらしい。私の顔本当に半目でダサダサ!しかもこの日に限ってメガネかけてて誰やーって感じです。
新聞記者の人たちってなんでこんな写真の腕がイマイチなんだろか。文章書くことと同じくらい、写真の方も頑張ってほしいぜよ…


まだここで書いてなかったけど、ラジオの取材も受けたよ。これレジデンスの最初の方に収録したので懐かしい。仏語わかる方はどうぞ
→https://rcf.fr/vie-quotidienne/vie-pratique/bulles-troglo-et-makiko

この番組25分なんだけど、ぶっつけ本番で本当に25分で終わらせたパーソナリティーのパトリック・シャトーさん本当にすごかった。私とジュリアンとエマニュエル3人の質問の配分など完璧。プロってこういうことをいうんだなと思った。
シャトーさんの声がすごく素敵なので収録後に
 
「声が本当に素敵ですね。だからラジオのパーソナリティーになったんですか?」
 
と聞いたら、
 
「いや、(ワインを)飲むのが好きだからね!」(彼のラジオはワイン情報専門)
 
と自信満々に言われて爆笑した。
 
「あと喋るのが大好きだし」
と言っていたように、最初から最後まで収録終わっても本当ずっと喋ってたしずっとオヤジギャグばっかり言ってた笑

しかも名前がシャトー(城)とか、天職じゃん!!






実はここに書いてなかったけど、レジデンスが始まってから全部で7件くらい取材を受けた。各媒体・各記者本当にそれぞれ、面白かったです。
今年は例外だそうで、多分それは私が日本人だから?と、コロナで他に文化系のニュースがないから?と、大仕事を一人でやっているということが話題になりやすいから?なのかなーと勝手に思っている。
一人で絵を完成させたことや、私が日本人だということばかりが取り上げられて、絵やプロジェクトの内容といった一番重要なことが話題にあがらないのが嫌だなーと思っていた。けど、今はもうとにかく作品が完成しそうだからそれだけで嬉しいし、どうせ人は好きなように好きなことを話すので、自分は干渉できないなと諦めました。 
 

2021-03-26

パスタと巻き

照明の設置が予想外に時間がかかるというので、来週も来てくれることになった。

 

 
 キットカットくれた。

ブリスとギヨーム。二人は長いこと一緒に仕事をする仲で息もピッタリだ。

彼らも夜はフォントヴローに泊まるので、自然と朝昼晩一緒にご飯を食べる。彼らが来た初日、ギヨームが自宅からこしらえてきたという手作りのボロネーゼをいただいた。やけに美味しいなぁと思ってムシャムシャ食べていたら、なんとソースは2時間煮込んだらしい。しかも彼はイギリスで11年もサービス業をしていたとかで、食にうるさいいわゆる超・イイ奴だった。。。

 
翌日は私の作業が少し早めに終わったので、一足早くに宿に帰って巻き寿司を用意した。私も彼らも疲れているので、とにかくシンプルでお腹がふくれるやつ。
 
私は普段から巻き寿司作りすぎててワンパターン化してるけど、予想をはるかに超えて彼らは超・超・超喜んでくれてこっちがめっちゃ嬉しかった〜。日本人の知り合いも友人もいないという彼らにとっては、そうとうなご馳走だそうだ。そして私も本当に飽きない。。巻き寿司は何度作ってもやっぱり美味しい。

2021-03-25

照明設置中

絵画制作を無事終わらせて、翌日から照明の設置してもらってます。
 
特注!お金かかってます。
照明を設置してくれるのは、フォントヴロー修道院のチームともよく一緒に仕事をしている人たち。度重なる打ち合わせを経て、予算を組んでもらい、少しずつ温めてきた。
洞窟は本当に真っ暗で、当たり前だけど照明がなかったら何にも見えない。私が制作に使っていた現場用簡易ライトも実は実際十分じゃなくて、そんな状態でよく絵を描いてたなーと思う今ですが。
プロ仕様の照明で試しに当ててもらったら、絵の細部が見えすぎて自分でも驚いた。こんな色使ってたんだ!こんなに手を加えていたのか!と新たな発見おおし。


照明設置には2人のスタッフが作業してくれているんだけど、とても面白いしいい人たちだ。音楽もかけて、冗談言い合ったりして、人と作業するってこんなに楽しかったんだな…と思った。1ヶ月半ずっとこの暗闇で孤独な作業だったので、比較にならない。すごく楽しい!


2021-03-22

のどとジュリアン

最後の最後までたどり着いたー
けど微妙な坂になってて、この坂がけっこうツワモノ。足場を移動させるのにけっこう苦労する。なんせわたしは筋肉がない。
 
最近お弁当なんて凝ったもの作る気力もやる気もない。
パン屋でバゲットを、肉屋で生ハムを、そしてマルシェで仕入れたサラダとチーズを冷温バックにポイポイ入れてそのまま出勤。そして昼にそれをサンドイッチにして食べるといういかにも仏人らしい手抜きだけど美味いランチ。


またある日は昨晩作ったカレーを詰めるだけのランチ。そして奥に見えますのは薬局で手に入れたAngine(口峡炎)用の薬やシロップなど。

声は出るようになったので良くなってるはずだけど、10分も話してらんない。一晩カラオケで歌いまくった翌朝の人みたいだし、咳もけっこう出る。寝る前が特にひどくて全然寝付けない。一呼吸するたびに喉の奥底がイガイガする。この際息吸うのやめたら楽になるんでは?というアホな考えが一瞬浮かんだほどである。はちみつもハーヴティーも何もかも試しているけど、なんかあんまり良くなってる気がしない。



朝の出勤前、フォントヴローのスタッフとすれ違うときろくに会話も出来ない私はひどく同情される。作業場のAckermanに着いて仕事していると、そこのスタッフからも同情され、みんな声をそろえて
「2ヶ月もこんな洞窟で作業してたら、Angine(口峡炎)くらいかかるよね…」という。
 
このレジデンス第一回目のアーティストはJulien Salaud という人で、釘と糸を使ってこんな素晴らしいインスタレーションを仕上げた。彼は数人アシスタントを受け入れてグループワークだったらしいけど、最後は彼も本当にボロボロだったとか。

このレジデンスは修行か!

ちなみにすんごいしょっちゅう、いろんな人にこのジュリアンの話される。というのも、私は第7回目のこのレジデンス受賞者なのだけど、ジュリアンが第1回目の受賞者で、彼の作品があまりに衝撃的で大成功をおさめた。ビデオ↑を見ればわかるけど本当に美しくて壮大。第2回目からは大きな彫刻作品とかインスタレーションとかビデオ作品とかまた違うタイプのアーティストが選ばれたのだけど、ジュリアンの作品ほどの衝撃はなく。素晴らしい作品なのに、ジュリアンの初回のインパクトってかなり凄かったらしくて、他のアーティスト本当かわいそう。
そして今年。私は壁(っていうか天井)に直接 絵を描いていて、それがジュリアンを連想させるみたいでよく話をされる。比べられているようで何か変な感じだけど、彼と私はまたタイプの違う作家だしな…。
2015年なんでソミュールまで彼の作品を見に来なかったのかだけ、すごく悔やまれる。

2021-03-19

ルポルタージュ

喉が痛すぎて、昨夜から「あ」の音も出ない。ボンジュールと言いたくても「BO」が言えない。こんなん人生で初めてなんだけど、なんでよりによってこのタイミングなのか…
幸い頭痛はないので作業は出来る。

思いを言葉にできないってこんなにストレスなんだな、と初めて思った。34歳にして声の偉大さを知る。
 


ところでこの間France3に撮ってもらったルポルタージュ、解禁です。
このページ←の下の方で見れます。自分の仏語聞くことほどの罰ゲームったら、無いわ。
ビデオ見ると、場所の雰囲気よくわかるとおもいます。壮大でなんともずっしりした感じ、あります。
 
関係無いけど、撮影クルーを見ると、金沢で美大生していたときにバイトしてたNHK金沢放送局思い出す。アートスタッフのみなさん元気かなー制作の皆さん元気かなー私は洞窟で喉痛めながら絵を描いてるよー
 

 
これ撮影のときの写真。

 喉の痛みよ早くどこかへ行ってくれ…

2021-03-18

救世主

今日はナントからわざわざ友人エヴァが、私に寿司をご馳走しに来てくれたよ。。。旦那と友人3人連れて!
 こんなカラフルで立派な寿司久しぶりに見たよ!
エヴァはこのAckermanレジデンスの審査員の一人でもある、美術評論家。そして私の最愛の友人の一人でもある。ちょくちょく私の体調を心配するメールをくれていたのだけど、現場を直接見たい!ということでわざわざ来てくれた。彼女の訪問がかーーーーーーなり私を救ってくれた。洞窟という場所で展示をする難しさも、私の作品のことも良く知っている人だ。的確なアドヴァイスと意見をズバズバ言ってくれて、めっちゃ助かった。。。そもそも彼女に会えたことが一番嬉しかった。
 
 
 
 
実は昨日、私はかなりのどん底にいた。
 
照明設置をお願いしている電気技師さんと打ち合わせをしたんだけど、「来週月曜日来るからね!」と言われた。私はてっきり水曜日かと思っていたので、かなりかなりビックリした。つーことは、あと4日しか作業できないということじゃないか!
 
今まで少しずつ愛を持って進めてきたこのプロジェクトを、あと4日でささっと焦って終わらせてしまわなければならないことに不甲斐なさを感じたのと、4日じゃ本当に終わるか分からない焦りとでパニックになった。
で、帰りの車の中で急に涙が出て、わんわん泣きながら家(っていうかフォントブロー修道院)に帰ったのだった。 なんせ体はボロボロ、どこもかしこも痛いし喉も痛い、とにかく寒い。でも私のプロジェクトなのだから代わりはいないし、4月1日からは別の仕事がある。。

プレッシャーに押しつぶされて(今になって!おせーよ!笑)わんわん泣きながらAに電話した。のが昨夜でした。


そして今朝、企画担当者のマドレーヌが様子を見にきてくれた。会ってすぐ、私がかなり病気っぽかったので驚き、正直言ってかなり精神的にも体力的にも参っていると話すと
「なんてこと!!!なんでもっと早く言ってくれなかったの牧子!電気技師のことなんてどうにでもなるよ!牧子の体調が一番大事なんだからもっと休みなさい!」と怒られた。 (笑)
 

これ、朝一で買ったビタミン剤。 Effet coup de fouet!笑
彼女はすぐに電気技師に電話をしてくれて、日をずらしてくれた。そして何度も体を大切にすること、無理をしてはいけないこと、を口を酸っぱくして言われた。(マドレーヌは私よりも5歳くらい年下なんだけど)
 
そのあとすごく体が軽くなって、不思議でした。ここ最近食欲落ちてるけど、エヴァが差し入れてくれたお寿司は美味しく頂いたし、鯖の握りなんてめっちゃ久しぶりに食べた…
 
 
こういういい人に囲まれているという幸運を日々実感しているつもりだけど、今日はさらに強く思った。 みんな本当にありがとうね。


友人らがみんな帰ったあと2時間後くらいに声がほとんど出なくなって喉はまだ痛いけど、精神的にはすごく楽になった。。。締め切りまでしっかり制作に集中するのだ!

2021-03-17

 お願いしていた鏡屋さんが来てくれたー
 一日中かかって、2x4メートルの鏡を2枚設置していただきました。
だんだん形になっていって嬉しいのだけど、もう体が正直ボロボロで辛い。。どうしたもんか。でもやるっきゃないんだよね、分かってるけど辛すぎる。

2021-03-16

洞窟移住者

もう1ヶ月くらい前のことだけど、穴居住宅にご招待された。今私が制作しているところもそうだけど、この地域はこういう場所が多く洞窟居住者の宝庫である。
訪問させていただいたおうちは内装がとても素敵で、こういう住み方もあるのかぁ〜と感心した。
入り口は普通なのに、奥に進むとめちゃくちゃ広いというサプライズ。大きな音を出しても漏れないし便利。
私はこういうところに住みたいかと聞かれると、素直にうんと言えない。なぜなら今まさに毎日洞窟の暗闇で絵を描き続けているが、明らかに日光を欲している自分がいるから。でも好きな人にはたまらないだろうな。訪問してみてなんとなくドラクエみたいだなと思った。




今日のご飯。
ピカール(冷凍のものばかり売っているスーパー)でマグロを買って生で食べるということを覚えた。フランスに住んで12年目の大発見。
めちゃくちゃ美味しい!!

 

2021-03-15

ル・マン 続

コロナ禍でもプチ旅行は出来る。ただし18時以降外出禁止なのでホテルで食事をしなきゃいけない。そして退屈しないように色々アクティヴィティを考えねばならぬ。
 
私とAが一緒にスーパーに寄って「簡単な夕食」を用意するとこうなる。の図。野菜をしょっちゅう食べるわたしたちだけど、健康のためとかいうよりかは単純に「好きだから」に尽きる。新鮮な野菜をシャリ!シャリ!と食べるのが好きだ。
普通のホテルじゃなくてキッチン付きのアパートメントホテルに泊まった。日曜日はたくさんのお客さんを見た。
 
 
 
これはソミュールから車で北上していたとき、すれ違ったお城。
 
 
ル・マンって、サン・ナゼールやナントのように戦時中建物が爆撃されてないから、いろんな奥ゆかしい昔っぽい建物がたくさん残っている。すごくいい。
だから街中の建物を見ながら歩くのは本当に面白かった。小さいけど。
次いつくるんだろー
 
ところで34歳になったばかりの私ですが、ここ数年前から仕事上で出会う人々の中に、自分より若い人がいる確率がめちゃくちゃ高くなってきた。ちなみにAも私より1歳若い。
今進行中の天井画プロジェクトのスタッフもしかり、私より5歳くらい若い。「歳なんてどーでもいいじゃん」って感じなのだけど、やっぱり末っ子として育った身としてはいつまでも自分は一番若いって思ってしまう。こういう先入観は早く取り払いたいものだわ。
 
 

34歳

 誕生日だったので、祝ってもらったよー
 
ソミュールから北に100㎞くらい行ったところに、ル・マンという街があります。そこで週末Aと待ち合わせをして、彼の友人宅で久しぶりに楽しい会!!

今はどこにいくにもAckermanのお酒を持っていく。
Aの古い友人の方のお家。
10年ほど前に日本旅行をしたとき持って帰ってきたこれ。場所はテラス。もちろんトイレには「火の用心」がかかってた笑


初めて訪れた街なので やっぱり散歩はしたい!
バーは開いてないけど、こういう瓶ビールなら売ってくれた。そして二人で酔っ払いながら雨の中ずぶ濡れになって街を散策。
こういうのが嬉しくって楽しくって、ほっぺたが痛くなるくらい笑ったー
物欲がない私なのでプレゼントは何もお願いしなかったしもらわなかったけど、今回出会えた新しい友人らとル・マンの酔っ払い散歩が最高のプレゼントだ。

つくづくお金のかからない楽しい人生だなぁと思う。

2021-03-12

ピザ・ジャポネーズ

南仏で過ごした3日は非常によい気分転換になった。ソミュールに戻ってきて、翌朝仕事を再開したら信じられないくらい寒さを感じなかったくらい、足が・頭が軽快だった。(これは本当にびっくりした)ちなみにカーヴの中は年中同じ気温で、外気にあまり左右されない。ずっと12度くらい。
 

 
個展をさせてもらったギャラリーは小さな村に位置している。こじんまりしているけど綺麗で魅力的な村だ。隣人同士の交流が盛んでしょっちゅう一緒に食事をしたりしている。子どももたくさんいるし年配の方も、若い方も予想以上にたくさんいる。アメリカ人の人にも2人会った。ナポレオンの祖先の方もいるらしく、オープニングに来てくれていたそうだよ。
 
 
ギャラリー滞在中も近所の人がたくさん「やっほー元気?」と会いに来てくれたし、毎晩代わる代わるいろんな人と食事をした。ギャラリストの息子くんもみんなに懐いており、彼は人見知りを全然しない。
私も、近所の人などいわゆるたくさんの家族以外の人に囲まれて育ったので、すごく懐かしくて居心地がよかった。既視感あった。全然知らない土地で全然知らない人ばっかりなんだけど、でも家族に囲まれているような、安心感が満載だった。2回目の訪問だったけど前回あった人たちが会いに来てくれて嬉しかった。
 
 
 
極め付けはこれ!
ピザ・ジャポネーズ!!!村のピザ屋さんが、なんとこの私の展示のためにわざわざ作ってくれた。
クリームと味噌のベースに、しいたけ、モッツァレラ、ブルターニュ海藻、みりんと米酢の赤カブ漬け、ごましお。田舎で展示するとこんな特典があるだなんて、おら知らなかっただー。
 
ピザ屋の名前と住所いちおう載っけておきます。
3 Grand rue
30610 Sauve
 
 
めちゃくちゃ美味しかった。 

早くまたこの村に行きたい。
 

2021-03-10

オープニング

結局1日半で壁の絵を終わらせて、翌日15時から展示始まりました。
 
コロナのために、飲み物の提供は無し。少しさみしいけど、酔っ払って変なこと口走ってしまわないから良かったかもしれない。
入り口にもちょっと絵を描いた。
ギャラリー自体はそんなに大きくないけど、全部で30点くらい?展示している。なんと数枚は展示が始まる前にすでに売れていた。。そんなことあるのだねー
夜間外出禁止制度があるので15時から18時まで。
モンペリエに住んでいるユースケさんもわざわざ友人ときてくれたりして、嬉しかったー!全部で50〜60人ほどの来客があったそうだ。こんな小さな村によくみなさん遠くからおいでなさった。ありがとう。
 
レジデンス中のackermanのスパークリングワイン持ってきたけど(もちろん会社がプレゼントしてくれた)、結局最後に身内で美味しくいただきました。
キャロリーヌと私。

南で初めての展示。
いろんな反応もらって刺激になりましたぁ
 
コルテオ 太陽光発電