2021-08-28

おまけ

制作ばっかりしているなんてもったいない!せっかくだから楽しまないと!!と言って、みんなが色んなところに連れて行ってくれた。
レオの彼氏がmajeのショップ店員だというので、レオに連れられてショッピング。
こんな高い服の店で試着とかしたことない!
写真には撮らなかったけど、色んな服を着させてもらった。自分じゃ絶対に選ばないタイトなワンピースを着せられて新しい自分を発見したように思ったし、いつもよりワンサイズ小さい服を着せられて意外にも普通に着られて自分で驚いたこと。レオの彼氏はこの地方じゃ有名な凄腕店員で、今回滞在した小一時間で彼の能力を垣間見た。私より私に似合う服知ってんじゃないかってくらい。スカート買ったったー


みんなでわいわい

みんなにお礼も兼ねて、ここでも巻き寿司。やっぱり一番シンプル。でも魚がめっちゃ高くって。とれる魚が違うとはいっても、サーモンはナントで買うより2倍くらい高かった。ある日真鯛を一匹買って食べたんだけど、小ぶりな真鯛が3ユーロ50(450円)とかした。日本の魚の値段知らないけど、高いよね?
こんな感じで制作だけじゃなく他にもめっちゃエンジョイして過ごした。

2021-08-27

レジーヌとの出会い

これは最後に撮った写真。大好きなレジーヌと。

レジーヌはフランスを代表する振付師、舞踏家である。トゥーロンに住みながら、今でも精力的に各地で活躍している。

あのジャンポール・ゴルチエと長い間タッグを組んで仕事をしてきた彼女。今まで手がけてきた作品も本当に本当に本当に素晴らしく、いつの時代に見ても斬新で、映像見てると鳥肌が出るくらいだ。彼女が作り上げる世界観に目が釘付けになる。
超が100個付くほど有名人なのだけど、実は彼女の息子Lou Rosが絵描きで私の友人の一人なのだ。
 
彼女の素晴らしい作品群の中、私のお気に入りがこれ
KOK
当時彼女は36歳、美しすぎる。。狂気的な美しさ、とも言うべきか。
 
 
 
今回トゥーロンで初めて会ったとき、「あぁ、ルーのお母さんですよね、こんちわー!牧子でーす!!」という軽いノリで挨拶をし、しかも彼女の感じがあまりに好きだったので
「あの、tuで話していいっすか?(タメ口で話して良いっすか?)」と私側から勝手に提案してしまったのだった。(普通は年配者から...)

彼女は日本でも活動・活躍していたので色んな日本人を知っている。「本当に日本人なの?」と言われた。めっちゃ日本人やけど。
 
 
最初、私はレジーヌの「ジ」がうまく発音できずに直された笑。そもそもメールで、彼女の名前をRésineと打ってしまったくらいだ。笑(正しくはRégine) 本当失礼極まりない!!!それからこれ以上失礼があってはならぬと、こっそり毎日Gの発音を特訓したら、数日後彼女と電話したとき私があまりに自然にGの発音をこなしたのでめっちゃびっくりしていた!笑 へっへっへ 私だってやるときゃやるぜ


 
そんな私を面白がってくれて、とってもよくしてくれた。
 
2度彼女の自宅に呼ばれて優雅なアペリティフ(軽食とともに一杯飲むこと)をしたけど、最初なんだか分かんないんだけど、2人で彼女の家のテラス(神聖で精巧なジャングル)で話をしているとき、泣きそうになってしまった。
おそらく嬉しさからだと思うけど、それだけじゃないような、不思議な感覚だった。
世界中で活躍したこんな素晴らしいアーティストが自分を面白がって受け入れてくれているって、なんていうことだろう。彼女の鋭い目が、私の何もかもを見透かしているような気がして絶えず緊張感がある。私の話に対する彼女の返事が、一つ一つ正直で・的を得ていて・そして時々こわい。かと思うとくだらない私の冗談に、歯をむき出しにして爽快に笑ってくれるレジーヌ。
 
そんな時間が死ぬほど愛おしくて、だから多分泣きそうになった。

 
 
今までいろんな人に会ってきたけど、私の人生にドカンとパンチを食らわしてくれるのは女性が多めだ。
 
 
 
 
 
レジーヌの作品をそこまで知らずに今まで生きてきた。
めっちゃ後悔した。でもそれを本人に伝えると「いいじゃない、これから見れば。」と言っていた。

彼女みたいになりたい、なんて恐れ多くて絶対口には出せないけど、何かを極め抜いた人ってこんな美しい顔をするんだなと、話しながら彼女に見とれていた。


ワクチン2回目

トゥーロン滞在最後の方にワクチン2回目を接種しましたー
 
 
場所は海軍のすぐ近くだった。軍の人らが多く働いているようで、最初の受付から最後まで、男女ともにみなさんたくましく(それなりに鍛えられている体で)すごくかっこよかった…笑 特にハキハキして凛々しい女性が多く目立ち、なんかめっちゃ感じ良いな、と思った。
 
これは接種後15分待つ場所。
ちゃんとテラスがあって、扇風機も常駐。
すんごくスムーズすぎて最高だった。穏やかな雰囲気で、みなさんめっちゃ優しかったー



問題なく終了して帰宅。その日はいつもと変わらず壁画制作をして、夕方にはみんなで一杯だけ飲んじゃって、そのまま寝た。
が!
その夜は全く寝られなかった。。
腕が痛すぎて全然寝返りできないし、悪寒がするし、体が超重い。
推奨されている薬(ドリプランなど)もちょうど切らしていて無い、困った。
 
仕方が無いのでそのまま辛い夜を過ごし、翌朝薬局に駆け込んで薬買って飲んだ。それでも制作がしたくて現場に向かったけど、ウィリアムが「そんな状態で絵を描いても意味がない。家に帰って少し休みな!調子がよくなれば午後にゆっくり再開すればいいじゃん」と言った。

その日は実は最終日で、少しだけ手直ししたいところがあったのだが、まー体調がすぐれなくて、吐き気もするし、帰宅して寝た。
最悪手直し出来なくても、いちおうは終わっているし。
 
 
薬が効いたのかだいぶ良くなって、結局午後に少し仕事ができた。よかった。
 
 
 
ワクチンの予約、今いちおう見たらかなり空きがあるようで、簡単に出来るようになっている。トゥーロン滞在中、ワクチンパスポートがまだない私は3回ほどテスト(あの鼻に棒をつっこむやつ)を受けた。その陰性証明がないと美術館行けないし飛行機乗れないし。
 
2回目接種から7日後にワクチンパスポート有効になるそうで、もうあの鼻テストとおさらばかと思うと嬉しくてたまりません。
 

けっこう辛かったこと

 無事壁画終わりましたー!
これは最後の部分で、最初の部分の写真をしっかり撮るのすっかり忘れた!
 
最後の日、みんなでワイワイ。最後の日だけじゃなくてもほぼ毎日ワイワイしていたような気がするけど。。
 
今回のレジデンス、本当いろいろあったなー
 
Le Port des Créateursの人々としょっぱなからすごく意気投合しちゃって、めちゃくちゃ仲良くなった。ゲイの男子が多くて気楽だったっということもあるかもしれないけど、まぁそれこれ関係なく居心地がよかったー
 
 
最初はそれですべてがハッピーだったんだけど、少しずつ色んなことがあって実はちょっと辛いこともあった。 
 
まず、町の清掃業者が通っても、犬が多いから壁画の真下に汚物あったり。とにかくフランスだし、汚い。。
 
 
壁画制作中話しかけてくる人ほぼ全員に返事していたんだけど、それに味をしめた?キモいおっさんらが段々増えてきて、中には毎日くるような輩がいた。外で描いてるんだし見に来たいなら勝手に来ればいいけど、絵を口実に堂々とナンパをする60歳越えのおっさんとかがいて本当に気持ち悪かったし、何にも分かって無さすぎて呆れた。
あまりに多いのでわたしはキレて
「ほっといてください、制作中なんです」
「何をしているのかって?まずは自分の頭で考えてください」
「わたしはあなたと話すためにここにいるんではありません。仕事をしているんです」
とか、ごく当たり前のことをわざわざ言わなければならなかった。
 
ウィリアムや他のスタッフのみんなが、あまりに変人ばかりに絡まれる私をみて辟易していたのと同時に、私の代わりに怒り、同情してくれた笑
ここまでアジア人女性が嫌がらせ受けているなんて知らなかった!と驚いてた。時々変人に絡まれる私を救い出すために、
「牧子ー!ちょっとみてほしい書類があるから、来てー!」
と嘘の理由で事務所に避難させてもらったり。(変人はクドクド長話をするので、無視を決めかねても居座る。。)
 

最初に優しくした私が悪い、と思う人がいるかもしれない。そうかもしれない、けど誰かに話しかけられたら返事するのが普通だし、人に優しくするのは当たり前ではなかろうか。それを勝手に勘違いしてナンパしに来て、相手が完全に拒否ってるのに止めないって(人が働いているのに話し掛け続けるって)、ただの嫌がらせやないかい。なんでいつもやられた方が我慢しなきゃいけないのか。被害者なのにこっちにも非があるみたいなことも言われるけど、おっさんらが学べばいいしおっさんが嫌がらせしなければいいだけの話しだ。



あとは子どもたち。
これは特別何か直接あったわけじゃないけど、小学生くらいの子どもたちのグループ(場合によるけど多い時で10人くらい。4歳くらいの子もたまにまじってたし、一度はベビーカーに赤ちゃんもいた)がよくたむろしていた。
不思議なことに、一度も彼らの親を見なかった。大人なし。子どもらは夜11時とか、たまには深夜0時まで外で遊んでいたし、わたしに一度「この足場に登らせて!」「ちょっと絵を描かせて!」と言ってきたりした。大声で叫んだり、爆音で音楽聴いたり、放置されたショッピングカートに乗ってそれを四方八方に投げたり、本当にびっくりするほど目立った。
アソシエーションが 屋外で映画を流すイベント(無料一般公開)があったんだけど、それの間もずーーーっと大声で話して観客をイライラさせたり、音楽を流しながら堂々やってきたり。注意しても全然まったくやめない、音楽かけてた子に関しては、注意したら逆にびっくりしてたし(え、音楽ダメなの?みたいな。映画の最中だってのに。。)ああいえばこういうし、みんなお手上げだった。
 
私にとって彼らの存在はかなり衝撃的だった。
 
アソシエーションの人らは言う。
「親にほったらかしにされてむしろ可哀想な立場にいるんだ。子どもらは意地悪なわけではない。他人に対して敬意を持つとかそういうごく当たり前のことを親に注意されないから、知らないだけなんだ。映画なんてきっと見に行くこともないだろうから、この野外映画は彼らのためでもあるんだけどね…」と苦笑いしていた。
 

私が一人で壁画を描いている横でみんなで大声で話し合ったりゲームしたり、サッカーしだしたり。勘弁してくれーと思っていた。全然集中できない。
一人だけ「マダム、これ全部一人で描いたの?すごい綺麗」と言ってくれた男の子がいた。私は嬉しくって「ありがとう!」と返事したんだけど、そんな単純なことさえ私は「からかって言ったんだろうか」と少しドギマギしてしまったくらいだ。ちなみに他の子らは壁画に全くもって興味をしめしてなかった。
 
電動のキックボードを乗り回して携帯もみんな一人一台持ってる。彼らの家の経済状況なんてさっぱり分からないけど、物よりももっと親の愛情を受けて育ってほしい。おそらく親はヤクチューかアルチューか、そんなところなのでは、と思う。。分からんけど。
 
 
 
こんな状況で作品を仕上げなきゃいけないって…
これなんの試練なんやーって何回思ったことか。。
 
 
キモいおっさんらに、
深夜まで親なしでフラフラしている子どもたち、
それだけじゃなくて路上生活者(は一番優しかったかもしれないけど)や完全に頭のイカれた人らとか、
本当たくさんの人に話しかけられた。
もともと水兵のために娼婦が集まった界隈だし治安はそんなに良くない。そういう界隈だからこそ正直変人多いししょうがないんだけど、毎朝「よっしゃ!今日もやるぞ!」と気合いれて壁画に向かっていた。
まぁ、ストリートアートってこういうもんだ。
 
正直怖いと思ったこと何回もあったけど、うしろでスタッフの人たちが仕事しながら私を見守ってくれていたので安心だった。
 

2021-08-25

一生忘れない船

アート鑑賞をしたあとは、みんなでソッコー、ビーチに行った!!!!
写真には撮らなかったけど周りにはまぁまぁ人がいた。
しっかし水が透明で綺麗だった!!!!温度も絶妙に気持ちがよく、波も高くなく、いつまでもこうしていたいーと思った。
私はけっこう長い間水に浮いたり犬かきしたり、とにかく水の感触を味わっていたのだけど、レオもクレモンも5分くらい浸かってすぐ出た。そして浜辺でぐっすり寝るのが彼らの幸せだそうだ。
 







そのあとはみんなでアイス食べたり一杯飲んだりして、帰りの船に乗り込んだ。
 
また行きみたいに、波に揺られて気持ちの良い1時間を過ごすつもりだった。


ところが!!!!
 
 
船長が最初のアナウンスで
「みなさんビーチは満喫しましたかー?(はーい!)行きと違って、ちょっと波が荒れてます。少し揺れますので、その辺よろしく!」
 
みたいなことを言った。
(最初からそうだったけどいかにも南仏の面白いオッサン、という感じ。)
 
ちょっと、と言ったからちょっとなのかと思ったら
ちょっとどころか、
 
 
め っ ち ゃ く ち ゃ 揺れた! 

 
 
っていうか実際 船長が
揺 ら し て た !!笑
 
 
どういう意味?とお思いでしょうが、そうなのです。船長は大きい波をわざと探しに行って、直前でモーターを切り、そのあと一気に発進することによって、船を「わざと」ゆっさゆっさ揺らしたのです!!!!
その揺れといったら、そこらへんのジェットコースターより怖い。だってベルトもないし、落ちたらそこは海!命がけだ。
 
多分ゆうに100人くらい乗ってる船で、観光客もたくさん。子供も老人もたくさん乗ってる船だったけど、船長はめちゃくちゃ楽しそうに船を揺らしに揺らし、上に座ってる人たちをビシャビシャにしたのでした笑
(揺れるたびに波が船を覆い、一瞬土砂降りになる。私らはちょうど船長室の後ろに座っており、全然濡れなかった。奇跡!)

最初は揺れるたびに笑い声や歓声をあげていた乗客たちも、しばらくするとあまりにびしゃびしゃになって大変だったせいか無言に。わたしとレオは爆笑して終始楽しんだけど、クレモンはずっと真一文字に口を結んでずっと遠くを見ていた。でも実際船から落ちないかハラハラだった。

しまいにはところどころ吐き出す人が続出して、下にいたスタッフ(女性)が上にやってきて「いいかげんにしろ」とストップをかけたほどであった笑
そのあと船長は 叱られた子供みたいに大人しくなった。笑
 
 

私はこの状況に終始大爆笑であった。(船酔いしなかったから気楽でよかったけど、もし酔ってたら冗談じゃない)
日本でこんなことしたら、多分ソッコーでクビだと思う。本当この国(っていうか南仏?)のゆるゆるさったらないなーと思った。ちらりと船長を見ると、舵をきるその足は完全仁王立ち。もー揺らすのがたまらなく楽しい!って感じだった。笑
 
 
 
 
面白いのが船長だけじゃなくって、乗客みんながなぜか仲良くなっていったことだった。みんなで笑いまくって冗談言い合ったりして、波が来るたびにみんなで「来るぞー!!!!」と言い合って目配せしたり、一番端っこに座って本当びしょ濡れになってる子をみんなで心配したり。中にはタオルみたいなもので水しぶきから防御しだす人がいて「それ超ナイスアイデア!」とみんなで言い合ったり、びしょ濡れなのにマスクしてる人いてみんなで「それ意味ないやーん」と言い合って笑ったり。
本当になんかこの一体感最高だったー 
(こういうの大好き。。。)
 
 
 
1時間後無事トゥーロンに着いた。
終わりのアナウンスで船長は「誰か途中で落っことしてないかな?全員いるー?そんなに濡れてないー?」と超軽かった笑
 
 
あぁ面白かったー

と、私は思ったけど、吐きに吐いてげっそりしている人もいて怒ってる人もいた(そりゃそうだ)。
 
この船のことは多分一生忘れないと思う。

2021-08-22

Île de Porquerolles

土曜日は仕事したけど、日曜日はレオとクレモンと一緒にFondation Carmignacに行った。
トゥーロンから20kmくらい離れた Île de Porquerolles(ポルケロル島)にあって、船で1時間くらいかかります。
 
船は予約制です。
1時間、波に揺られながらぼーっと海を見て過ごす。なんて気持ちがいいんだ!
 
着いたら、さっそく島散策!
すごい避暑地でヴァカンス感ムンムン。
 
こちら Fondation Carmignac。
展示タイトルははLa Mer Imaginaire架空の海、だった。
ブルースナウマン。
中は全館ほぼ裸足が原則。今回だけなのかいつもこうなのかは不明。気持ちいー!
外にも作品いっぱい。


お昼は、トゥーロンで買って行ったサンドイッチをみんなで頬張る。海沿いのお店で、すんごいしょぼしょぼのサンドイッチが8ユーロで売っていたのを見て衝撃!買って行ってよかった。。
 
続く
 

2021-08-21

別の写真

見ず知らずの人に、こんな素敵な写真送ってもらった。(Merci Antoine!)
なんか自分の部分だけ合成みたい。

一日中壁に向かっているから、遠くから見るとこんな風に見えるんだなんてすっかり知らなかった。本当はもっとしょっちゅう距離をとって絵を見たいけど、あまりにしょっちゅうギャラリーがいるので何となく躊躇う。話しかけられる頻度が増えすぎると、本当仕事になんないからさ。

2021-08-20

今の生活

道ゆく人がみんな写真を撮ってくれる。
朝は8時半か9時くらいから始まって、1時間程度お昼休みはさんで、18時くらいに終わる生活。その間ずっとずっと壁に向かって全身を動かしながら絵を描いている。
今泊まってるアパートのベッドがシングルベットで小さいので、起きた時腰や足がちょっと重いけど、まぁ贅沢はいってらんない。
 
 
実はナントに帰る電車の切符をまだ買ってない。来週帰ろうと思ってるけど、まだ日程を決めてなかった。なんか居心地が良すぎて、ここに住んでみたいという気持ちもある。実際問題難しいだろうし、ただの思いつきだけどさ。
 
 
絵を描きながらいろんなことを考えるものだ。
今はこんな風にいろんなところで作品を発表して、たくさんの人に出会っていきたい。面白いものをもっともっと作っていきたい。よく考えたら、今本当に自分のやりたいことしかやってなくて、最高に幸せだ。制作で辛いことはたくさんあるんだけど、それがまた良い。簡単すぎても面白くないし、簡単ということは冒険していないということだし。
 
2年前から寝床が数ヶ月ごとに変わる生活を送っている。朝起きると今どこにいるのかよく分からない感覚が常にある。もうすこし落ち着いた生活をしたいと思っていたけど、今はこれが一番楽しいと思う。いろんなとこに呼ばれるんだから、ありがたいことじゃないか。


今までに書いたようなことを繰り返し書いたけど、あまりに強く思うからまた書いちゃった。
 

2021-08-18

道ゆくヒトに話しかけられる

いい写真撮ってもらったー 

これはちょっとおすましをしている。
タンクトップに短パンが毎日。
 
 
部分。

立派な足場を用意してもらった。

トゥロンの人は、私に話しかけないと死んでしまう病にかかってんじゃないかってくらい、話しかけてくる。笑
おそらく大きな絵を私が一人で描いているから、そして私が女だから?アジア人だから?とにかくすんごい話しかけてくる、トゥーロンの人!
 
 
子供から大人まで。(多いのがオッサンだけど)みんながみんな私を褒めまくってくれるのだった。単純にすごく嬉しい。けど、知らない人にこんなよく話しかけるなみんな、、、って思う。やっぱ南仏の陽気と関係あるんだろうか?ナントで同じことしてもこんな反応なのかな。
 
 
いきなり「ブラボー!」と言われたり(そしてそのまま去って行ったり)
 
気配を感じて後ろを振り返ると
オッサンが親指をきっちり立ててくれたり(ちなみに無言)。

 めちゃくちゃ感動して褒めてくれるマダムだったり
純粋にめっちゃ感動して褒めてくれる子どもたちだったり。
経験者なのか、すごく技術的なことを褒めてくれるオッサンとか。(ちなみにこのオッサンはほぼ毎日見にくる。しかも昨日、自分の作品集見せにきてくれた笑)
私も対応に少しずつ慣れてきて、なるべく長話しないよう、でも必要最低限の受け答えはするようにしています。絵なんてどうでもよくてナンパ目的のひどい輩がたまにいて、そういうのが本当に腹たつ。こっちは仕事してんだよー!しかもいきなりどこの国の人間か聞くとか、本当やめてくれ…(あんたに関係ないだろう)

正直時々めっちゃ面倒くさいけど、ヒトと話したいっていう気持ちは分かるから、なるべく対応するよ。そんなこんなで制作始まって1週間経った。なんか長いことここに住んでいるような感じしてきましたー

2021-08-17

日曜

日曜日は、船バスに乗って散策をし終えたあと、ぐーっすり昼寝をした。こんな気持ちのいい昼寝は久しぶりにしたような気がしましたー
 
 
そして夕方になるとまたみんなで集まってバーベキューをした。
お呼ばれだーい!
すっかり話に夢中になって、バーベキューの写真撮るの忘れた。もうこれデザートの時間。家主が日本のウイスキーが好きだという。
Tropézienneというケーキが美味しすぎ。クリームをブリオッシュで挟んだシンプルなもの。前からこのケーキは知っていたけど、名前がトロペジアンヌとは知らなかった。サントロペから来てるよね?

写真撮ってないけど、今回およばれたしたお家の庭には立派なプールが・・・みんなで食後暗闇の中泳いだ。(私は着替えが面倒くさくて膝まで浸かるだけにした)
 
なんていう贅沢な日曜日だろうか。。

2021-08-16

船バスに乗る

トゥーロンに来てびっくりしたことの一つに「果物が美味しい」がある。2日に一度、マルシェに行って主に桃(やスイカやメロンやりんごなど)を買う。サイズも立派で甘みがすごい。デザートに食べたり小腹が空いた時に食べたりしているとすぐなくなる。
 
そして日曜の朝はマルシェに行って、そのあとこの船バスに乗ってSabletteにぶらり行った。
1チケット2ユーロ。1時間有効(だったかな)
きもち〜
 軍艦の横を通る。
目的がこの「船バスに乗る」だったので、到着してビーチをブラブラ歩いたけどすっかり写真撮るの忘れてた。一人で泳ぐのはなんだか躊躇われたので(荷物そのまま置いとくの怖いし)、散策してアイスか何か食べようと思っていた。
そしたらこんな美味しいものに遭遇した😍
飲むヨーグルトとアイスの間みたいなもので、美味しすぎて時間も忘れて必死に食べて(飲んで)しまった。見た目ははるかに地味だが、1日5回食べたい くらいに美味しい。
帰りのチケットは、券売機で買おう思ってたら券売機なんてなかった。船バス乗り場には「アプリケーションをダウンロードすると、そこでチケットが買えます」と書いてあったので試みるも、私の携帯が古すぎてそのアプリに対応してなかった。

ど、どうしよう・・・
でもどうすることもできない。無賃乗車になってしまうけど、もしコントローラー(チェッカー)にあったら訳を説明すれば分かってもらえるだろう。えいやっと思って乗車。喉に魚の骨がつっかえているような、全然冴えない気持ちで青空を見ていた。
 
船バスが動き出して10分くらいしたとき、船バス上で仕事している女性(岸に到着するとロープを巻きつけたりする人)が「あ、そういえばチケット買いたい人いますか〜?」と言った。すぐさま私のうしろに居た人が「4人分くださーい」とお金を払い出した。
めっちゃホッとした… やっぱり!こんなことだろうと思った!!!フランスという国が、そこまで早くにハイテクに溺れているはずがないと思った…!!!!チケットは手売りでなくっちゃ!
 
私も喜んで手を上げて一枚購入、これで心置きなく
南仏の澄み切ったブルーを堪能出来るというものだ。船に乗るってだけで心踊る。
本当に気持ちが良い!
 
 
コルテオ 太陽光発電