2022-06-29

シャガール美術館

シャガール美術館に行った。
来て思った、絶対ここ来たことある!2009年の9月にニースに1週間滞在した時絶対来たはずなのに、ブログに書いていない。なぜだろう?


館内は賑わっており、久しぶりにアジア人の観光客らしき人もたくさん見た(自分もだけど笑)。
館内に入る前に、道端で涼みながらMaison des Artistes(アーティスト協会)の証明書を携帯で探していた。それがあると国立の美術館はすべてタダだから。
すると知らないフランス人のおじさんが話しかけて来た。
 
「シャガール美術館はあっちだよ〜」
「知ってますよ〜」
「お嬢さん、日本人?」
「そうですよ〜」
「やっぱり!僕の孫娘は日仏のクオーターでね!」
「そうですか〜」

この手の身内話、知らない人からされることあるけど、「そうですか」しか返答出来ない…笑。
それにしても、よく私が日本人だってわかるなと思う。私自身アジア人の国籍の違い全然わからないのに!自信もって「私はアジア人の顔の違いがわかる」という仏人がいるけど、すごいなーと思う。逆に、おそらく多くのアジア人を見たことないんじゃないのかなーと思う。だって本当に多種多様だもん。
 
 
今日は最高に天気がいいのだけど、昨日はそれはそれは大変な嵐であった!ここはブルターニュか!って一人でツッコミをいれていた。温度が急に下がってすごく助かった。。。
雨のせいで道路はどこもかしこも渋滞。

2022-06-28

暑い。新しい人生?

ニース名物のpan bagnat食べたー
サラダ・ニソワーズ(アンチョビフィレ、ピーマン、タマネギ、オリーブオイルと塩、コショウ、バジルで作ったドレッシング、固茹で卵とオリーブ)が全部入ったいわゆるサンドイッチなのだが、これが最高に美味しい!
一人分がずっしり重くて食べきれない。
 
昨日から少しだけ体調が悪くて、なぜだろうと考えていたら
わかった。暑さだ。。
 
夏らしい暑さはずっと長い間体感していなかった。
日本を離れて13年、数回夏に日本帰ったけどびっくりするくらい暑かったもんなぁ。
今まさにその暑さ・湿度をニースで体感しており、 かなり体にこたえている。
 
クーラーがないと眠れないわけではないから、おそらく日本の方がもっと大変なのだろうけど、それにしても体がこんなに弱っていたとは。というか慣れてないだけだといいけど。
先日は朝7時からジェレミーとプールで泳ぎまくったりしたのがいけなかったのかな。せっかくのヴァカンスなのだから、もうちょっとゆっくり過ごそう。。。
 
 
気候も違えば人も全然違う。ジェレミーと会う前から移動が多かった私は、ここ数年で一気に私の生活をとりまく人々がガラリと変わった。
変なこというけど、最近、人生の新しいフェーズを生きているような感覚がある。
私の人生
フェーズ1:日本・金沢(0歳〜22歳)
フェーズ2:フランス・ナント(22歳〜34歳くらい)
フェーズ3:フランス・色んな所(NOW)
 
作品を発表する場所がだんだん広がってきて、世界観が一気に広がった。少ないながらも自信がついて、人と交流するとき以前よりすごく楽だ。前は人に嫌われたくないと思って無理をしていたのだけど今は「別にいっか」。という感じだ。うまく行くときはうまく行くし、ダメなときはダメ。どうせみんなとは仲良くなれないし、すでに素敵な友人がいるからそれでいい。
作品もしかり。
 
あとジェレミーと一緒にいて、自分が昔より柔軟性がついたと思った。昔は「これはこうじゃないとダメ」「こうしなければ」という思いが強すぎたのだが、今は結果オーライ!自分はけっこうテキトーな人だと思っていたけど全然違った。凝り固まった執念とか思い込みとか熱意とか、そういうどうでもいいものが脳みそを侵していた。
自分で勝手に生き辛くしていたんだと思うと、昔の自分がかわいそうでならない。
 
頭を撫でてやりたい。


35歳にしてやっと少しずつ昔から身につけていた重い重い鎧を脱ぎ捨てることが出来たように思う。長かった・・・
時間がかかったし、まだ完全に脱ぎ捨てられていない箇所も多々あるけど、本当に嬉しい。

2022-06-27

みんなで海に行った。
イケメーン x2
 

水温が高いこと!そして最高に青い。
なんて気持ちがいいのだ! 
この日は風が強くて、波も高かったのでそんなに長くは滞在しなかったのだが、北陸生まれの私はこの青さに身を投じられただけで十分であった。
 
この日は私とジェレミーが遅くに起きたので11時くらいに海に着いたのだけど、本来ならみんな朝早くに行くのがオススメらしい。水が透明で静かで、水温も高すぎず最高らしい。
 
ニースに滞在してて気づいたんだけど、純粋なニーソワ(ニース人・ニース生まれニース育ち)にかなりの確率で出会う。こんな美しい海や山に囲まれていたら、他の場所に住むのは難しくなるのだろか。
 
ナントにいてもあんまり純粋なナンテ(ナント生まれナント育ち)に会わない。 みんなパリとかどこか違う所へ行ってしまうのか、私がたまたま会わなかったのか。
 

 
 
 
 
場所の名前忘れたけど 展示見に行った。
いろんなアートスペースを見て来たけど、こんな美しい場所は珍しい。


こちら自来也(じらいや)
フランス人が彼の名前を呼ぶとジラヤとなる。
ジェレミーのお兄さんの犬。
柴犬はやっぱり最高に可愛い!

2022-06-24

ニースで感じること

新しい携帯のカメラの質が良すぎて、本当びっくり。思わず撮っちゃう
ゆっくり買い物したり、街をぶらぶらしたり
ジェレミーのご両親と会ったりしている。
アトリエで作業もしている。
特に何事もない日々を過ごしているけど、やっぱり好きな人と一緒にいるのはいいね。 

スーパーとかのレジで精算するとき、何かしら微笑みかけられたり話しかけられることが多い。私たちがよほど幸せそうに見えるのか、なんでなんだろ?不思議ー。
 

ニースにいてこれはナントと違うなと思うのは
運転が荒い(これは本当にすごい。でもマルセイユはもっとすごいらしい)
知らない人同士でも高確率でtuで話す(要はタメ口)
言葉遣いが荒い
肌の露出がすごい(ずっと蒸し暑い)
観光客がめっちゃ多い(観光都市だし)
色の鮮度がめちゃくちゃ高い(天気がいいから?これには本当感激する)
果物がめっちゃ美味しい
ヤシの木だらけ
 
 
 
Espace à vendre で偶然Christian Hidakaの絵を見た。
Saint-NazaireのGrand Caféで彼の作品見てから大好き。友人が彼のアシスタントを時々していて、すごく羨ましい!

この絵良い

レンヌ、ニース火事

ナントに戻って翌日、レンヌへ日帰り。
アートセンター40mcubeへ。
 
私の絵の印刷物、もう残り少ないと思うけど売ってます。
別のレジデンスが始まる。
レジデンスと言ってもテレワーク。
アートセンター40mcubeの某プロジェクトの参加、という形で仕事をいただいた。実施はこの夏なので、この日は打合せのみ。ここのスタッフの人たち、本当大好きでなんか家族みたいです。
 
 
レンヌ、美しい。

 
翌日はナントで作業。その日の夜はフランスのどこもかもで音楽祭Fête de musiqueがやっていたのだが、疲れていたのと家で作業があったので全然見に行かなかった。
昔は好きで街を散策していたんだけどな。


翌日はまたニースへ飛んだ。
ジェレミーとアトリエで作業していると、窓の外から叫び声。どうしたものかと外を覗くと、向かいの建物からなんと火があがっていた!慌てて消防に電話をかけるジェレミー。
数分の間に瞬く間に火は拡大。
消防車も駆けつけてだんだんと落ち着いた。あんなに燃え盛る火を見たのは初めてだったかもしれない。
幸い被害者はいなかったそうだけど、怖い。
ちなみにこの日携帯を変えたばっかりで(4年ぶり!)、まさか初めて撮る写真が火事の写真になろうとは。

2022-06-19

海で誕生日会

 週末はジェレミーの友人の誕生日会のため、ニースから小一時間車を走らせる。
節目の誕生日ということもあり、かなり盛大であった!家族や親戚の方もたくさん
来ており、なんかこういう場に入れて嬉しかった。
このお家は海に隣接しているのだが、海にはいつでも入りたい放題。一般の人はいないのですごく静かだし たまたまクラゲもいなかったので私たちはけっこう長く海を堪能したのだった。翌朝も出発前に一浴び。

宴は長いこと続いていたが、わたしはかなり早めに切り上げてテントで寝た。


ジェレミーの背中。ドラえもんのTシャツあげたら思いの外喜んでおった。





これ、関係ないけど
往路でお昼ご飯にみんなで食べたマクドナルド。わたしは数年ぶりに食べた。。(こんなにマクドナルドって高かったっけ?)
写真がホラーだった笑
よく見ると本当に怖い顔をしておる。


で、日曜の今日早々とナントに帰ってきた。

ジェレミーを通して南仏の生活や人や文化を発見する毎日。

ニースヘ

Les Ponts-de-Céのレジデンスがひとまず終了したので、ニースに来ました!ジェレミーに会うの久しぶり。でも実際再会したら、普段電波を介して連絡とりまくっているからか、久しぶりな感じしなかったぞ
今週はフランス中とても気温があがって、めちゃくちゃ暑かった。
金曜日なんてナントは40度まで気温があがったらしいけど、ニースは30度くらいだった。海の横にすぐ山があるから、涼しい風があるのかね

やっぱり美しい


画質ちょー悪いけど。

日本のラーメン食べに行った。
IKKO ramen ! 
日本人スタッフの方がいて、でも何故だか日本語を話すタイミングを失ってしまって、結局話せず仕舞いでした とほほ

最近二人とも仕事づくめの毎日だったので、本当
この時飲んだビールは美味しかったー

翌日はお互い絵を描いたり仕事して、

ジェレミーの友人に会ったりご両親と食事したり、Le 109というアートスペース?にも行った。ここでは大きな展示のオープニングパーティがあって それはそれはたくさんの人で賑わっていました。ニースのアートシーンはナントのそれより少し小さいかもしれないが、やはり世界は狭いもので。初対面の人と話していると共通の知り合いがいたり、わたしの作品を知っている人がいたり、なんか面白いソワレでした。

ここは昔、屠殺場だったそうで それはそれは大きな冷蔵庫の扉やこんな棘?など、名残がある。

2022-06-14

オペラのプログラム解禁

ナントのオペラThéâtre Graslin で、来年度のプログラムお披露目会ありました。(フランスっていうかヨーロッパ?での年度始まりは9月)
 
(c) Tomasz Namerła
 
じゃじゃーーーーん
表紙。わかっていたけどやっぱり見るたびに自分の絵がこんなに大々的に取り上げられてるのはすごいー!って自分でも思う。
おとーさんおかーさん、これは本当にすごいわー
 
中には私の紹介文も載せていただいてます!
オペラのディレクター、アランと絵の前で写真撮った。
1時間半、来年度ここで演じられるオペラやコンサートの紹介が、実際に作品の中で役を演じる歌手や振付師などの方々を交えて紹介された。

最初に私の名前も出してもらって、感無量だった・・・
 


1時間半のプレゼンテーションが終わり、さて席を立とうというときにいろんな人に声をかけられたのだけど、友人がこんなところから顔を出していた。 ここで働いているの知らなかった!
このあと招待客だけで立食パーティー?というのか?があり、全然知らない人ばっかりで緊張した。。現代アート界とはまた違った世界、面白い! 


今回のプロジェクトに携わったオペラの人々は、みんな本当にレベルが高かった。仕事に妥協がなくて、容量が良くて、最高にかっこいい。特に一番連絡を取り合った女性Cはまさに出来る女で、彼女の期待に応えようと必死でした。私はもっとこういう人と仕事がしたいと強く思った。
 
 
数年前、アーティスト仲間と話をしていた。
「世の中で成功する現代アーティストは、ほぼ100%の確率で親や家族にコネクションがある人だ」と友人は断言していた。私はこれを聞いて全然納得出来なかった。そうかな、そうかもしれない、じゃあコネクションが無い自分はどこまでやれるのか、やったろーじゃんか!と友人を見ながら内でメラメラ燃えた。無いものは無いんだから失うものも無い。
 
私はフランスに家族がいないけど、その分素晴らしい友人に恵まれている(彼らはもはや家族と言えるかもしれないけど)。成功とかは置いといて、彼らともっともっと面白いものを作っていくのだ。

2022-06-10

トラックの装飾

さっそくトラック(というかヴァン)を装飾する日がやってきましたー
 
 
思っていたよりひたすら難しい。とにかく難しい。
車両用シールがこんなにも扱いにくいものだったとは。。。知らなかった。
 
私が今週末作業するために市の色んな方が動いてくれて。
事がどんどん大きくなるなるにつれて「ひょえぇええ」と恐れ多いと思っていた。でも絶対いいものにする!という気持ちが強く、そもそもこういう大きなプロジェクト・制作は大好物なので、結局は自分が一番楽しんでしまっている。
この日は最強に暑く、用意してもらった場所はもっと暑い。
シール貼りも難しいし クゥうううううーーーーー!!となるのだが、この困難に立ち向かうまさにこの瞬間が最高に好きである。
私の十分では無い技量により、シールは完全に綺麗には貼れてないけど、そこはご愛嬌ということで、宜しくお願いします。最前は尽くしますので!
 
 
夕方くったくたになって、今日の作業は終わり。
缶ジュース片手に自然の中をぶらぶら。
ロワール。


別の日。
今回のプロジェクトでお世話になっている方のお家に呼ばれてご飯ご馳走になった。これ、ソーセージではなくなんとデザートのバナナ!を、有塩バターで焼いて、そこに強いアルコールを飛ばして、溶かしたチョコレートをかけて食べた。すごくシンプルだけど、お年頃の娘さんも一緒に楽しくいただいた。こういう家族で食べるご飯やっぱいいねー
 
コルテオ 太陽光発電