2017-09-30

一昨日見たもの


とある演劇のイベントを観に行ったのですが、始まりがこれだった
爆音とともに現れるパーリーピーポー

他にもいっぱいいろんな芝居っていうかパフォーマンスを見たのに、撮った写真がこれしかなかった…
友達のインスタレーションさえ写真に撮るの忘れてた。ごめん。


これは映像ではなく、実際に外で黄色の物体が動いている。

2017-09-25

英語

今またジョンと新しいコミックを作成中で、英語でのやりとりが続きます。


そんな中、何度も私の頭の中で繰り返されるのが

「中学・高校とあれだけ覚えた英単語をなぜここまで忘れることが出来たのだろうか?」 です(笑)


このブログで話したかどうか忘れましたが、書きます。
中学校の英語の授業で、外国人の先生が来る制度がありました。それでアメリカ人のJ先生がいつものように授業に来ていたわけですが、発音の話になって、たまたまそのとき最前列席に座っていた私に
「じゃあ君、この単語発音してみようか」
と言ったのです。

なんのことはない簡単な単語だったと思います。
詳しくは覚えていないけどTHかRの発音を試されるような単語のようだった気がします。そこをテキトーにさらっと言ってその場をしのげばよかったのですが、私は何を思ったか真面目に考えてしまったのです。
いわゆるテキトーなカタカナ発音にはうんざりしていたし、J先生の口から発せられるネイティヴの発音をみんなの前で真似してみたいとも思いました。さぁ頑張っていざ言うぞ!と思うと、教室がいきなりシンッッ・・・と沈黙が深まり、私に注目が集まりました。
その沈黙のせいで、私は言葉を発せなくなってしまったのです。

そのまま10秒くらいが経ち、J先生も諦めて別の人をあてるなりなんなりすればいいのに、私をまっすぐ見てものすごく待っている。沈黙は更に更に続き、だいたい本当に1分くらい
しーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん
が続いたのでした。
(クラスのみんなはJ先生がどうしてここまで待つのか理解不能だったと思う)



私は本当に泣きたかった。


なんでか、いかにもネイティヴを無視したカタカナ発音はしたくないという変なプライド(???)みたいなのがどうしても譲らない。
結局顔が真っ赤になって、
縮こまってしまって、
何も言えない自分が恥ずかしくて、
ダサくて、
自分がとても嫌いになった。

本当に長い1分間だった。



それがトラウマになったのか、英語が本当に嫌いでした。嫌いだからこそ、話すからにはちゃんと話したいという気持ちが強くって、正直英語から逃げてました。その分もうこんなトラウマは勘弁だと思ったのか、フランス語は一生懸命やった。




で、今。
私30歳!(いつのまに)


イギリス人と漫画作ってるなんて、笑えます…。

この夏ロンドンで英語が思うようにしゃべれなくて、すごく辛かった。でも、しゃべれないけどみんなと仲良くなれた。「ちゃんとしゃべれること」は別に一番大事ではないのは、フランスに来たときから知ってたはずだけど、忘れてた。でも、やっぱり少しでも綺麗に、きちんとしゃべりたいと強く思った。


前置きが長くなりましたが、
今オンライン英会話を始めました。とりあえず、ボリスがパリに行っている間だけの期間限定。お留守番の間だけ、少し冒険です。少しでも英語を声に出してみることを目標に、下手でもいいから少しずつ^^ フィリピン人の先生が相手のオンライン英会話。ノリユキに言われなかったら絶対やってないと思うけど、たまたま選んだ講師のお姉さんがとてもいい方で、毎回授業中爆笑しています。恋バナもします(笑)

すぐには上達しないと思うけど、がんばりまーす



2017-09-23

Les apéros distros

先週の土曜日、ナント市内にあるバーで(超ミニミニ)ブックフェアが開催され、参加してきましたー

15時スタートなのに、指定された集合時間は12時?
なんでこんな早いんかなーと思いながら行くと、案の定人だかりゼロ!オーガナイザーの女の子も来てない(*o*)
(やられた…フランス時間万歳…)
バー(カフェ)のお兄さんがカフェを淹れてくれたので飲む。指輪は私が置きました。

そうこうしているうちにオーガナイザーが現れ、参加者みんなで会場をセット。で、そっから2時間暇を持て余す。。。お兄さんがご好意でピザをふるまってくれた。こうやって参加者の振興を深めて欲しかったみたいです。
正直、売上は全然なかった。そんなもんだろうなぁーと分かっていたけど、あまりにも暇だったので、幽霊のことなどを考えていました。

お店は常連さんでごったがえしていましたが、みなさんはお酒が飲みたいのであって本に興味はない。お酒にお金は使うけども、本にはビタ一文も出さない。
そうだよね、それが現実。

でもバーのお兄さんが偶然にもMiharu Koshiの Parallelismeを流してくれたので、よしとします!

2017-09-18

キッズワークショップ

キッズとのアトリエ無事終わりました。
日本ではワークショップというのか?よく分かりません

8歳以上のこどもたち全部で12人。。1時間半。
私とFracの方2人で対応でしたが、いやはや疲れたー(;_;)でもすっごく楽しかったです^^


「意地悪で怖くて恐ろしい顔を描こう!」と提案しました。
こどもは思ったより躊躇しないものですね。
白い紙を渡して私の絵を見せて、概要を話したらソッコー鉛筆持って描き始めました。すげー!


結果面白かったしうまくいったと思うんですが、
それにしてもキンチョーしたー


私は末っ子に生まれたので妹弟がいません。部活動で後輩という存在ができるまで自分より年下の人間は周りにいなかった。だからかどうなのか知りませんが、小さい子を前にするとやたら構えてしまう。

あと、こどもって鋭くて頭がいい。そしてとても繊細だなぁって、大学4年のとき教育実習をして心底そう思いました。私が何気なく発した言葉に傷つかないかとか心配。だからなおさらこどもに会うときは変に緊張しちゃう。早くこんなドキドキする小さい心臓から卒業したいです

子供達もその親御さんたちもみなさん楽しかったといって帰って行ったので、よしとしましょう。

2017-09-14

言語

ドイツで丸々1週間、金沢美大の恩師二人と旅行をしたわけですが、当たり前ですが四六時中日本語でした。朝起きてから寝るまで、本当ずっと!!普段日本語を口にすることがほとんどないので、なんだか不思議でした。でもやっぱり「楽」だった。ただ先生方と話をしていて思ったのは、日本語はしょっちゅう主語を省略したり、「あれ」とかで話の意図を曖昧にできたりするので便利な反面、人の話はしっかり最初から聞かないと全然ついていけない。言いたいことの表面だけをなぞっているだけで会話が出来る日本語ってすごいなぁとも思いました。

そうそう、旅行が終わりナントの自宅に帰ってきてボリスケにお土産話をしました。だけど、仏語の発音が所々辛い…?Rの発音が思ったように出てこなかったり、Uの音を出すため口をキューっとしぼめるも、なかなか思うようにしぼまらない。なんか変。(*o*) すぐに前みたいに戻りますが、あの違和感は少し怖かった。たった1週間でこれなんだもの。
 
 
(カフェpetit bにて。dans le ciel tout va bienの展示)

留学でフランスに来てから2年経ってやっと日本に帰った私ですが、そのとき家族に
「なんか牧ちゃん口をあまり開かないでしゃべるようになったね」
「もごもごしている」
と言われたのをよく覚えています。
自分では自覚がないのでなんとも言いようがないのですが、環境でだいぶ変わることがあるようですね。


今は英語の勉強もちょくちょくしているのでそのせいもあるのか。それにしてもドイツから戻ってきて仏人の友人と話をするときも、時々はっと単語が出てこなかったりします。こういう意味の単語あるはずなんだけど、なんだっけーーーー(*o*)って。


今朝も、窓拭きが書けなくて、、、本当情けない


Marmite

私はマーミットが嫌いだ。
この夏せっかくジョンにもらったマーミットだけど、ずっと家に置いておくのもなんなので、開けて食べてみた。以前どこかで食べたことがあって、そのときよほど美味しくないとは思ったけど、今回食べてみてもやっぱり美味しくなかった。

上の写真の一切れのパンでさえ、食べきれなかった。
なんでこんな不味いんだろう。

これをプレゼントされたときは、彼の好意にとても喜んだ私だったが↓こんなにまずいんだったらあんなに喜んでしまうんじゃなかった。笑

彼にやっぱり不味かった、とちゃんと伝えたら、
「バターと一緒に塗るとさらに美味い」というアドヴァイスをもらったけど、それを試すのさえためらわれるほど、このマーミットの味は私は受け付けられないのだ!!

そのあとそっこーで別のパンにバターとブルーベリージャムを載せて食べた。幸せだった。


これはシャビとのカフェタイム写真。

2017-09-13

ドイツ ⑦ Bremen

最終日、5日間お世話になったホテルに別れを告げ、
恩師お二人と一緒にブレーメンにやってきました!

なぜブレーメンに来たかというと、ノリユキに会いに来たのです。金沢美大の芸術学専攻に居た彼ですが、卒業後は映像学校に入り、気づけばドイツにもう3年住んでいる。
去年ナントに遊びに来てくれて以来なので、1年ぶり。ドイツ語を立派に話している。たくましいぞ、のりゆき!!

かの有名なブレーメンの音楽隊。
個人的には猫の顔が大好きです。


 可愛くて面白い街。




ここで先生方とお別れ。お二人はフランスへ戻られました。

のりゆきとのんびり会話タイム。
あてもなく公園をぶらぶら。

なにこの美味しそうな肉の塊(*o*)






朝ごはんに買ったパンですが、こんな包み方。
なんか変じゃない?
のりゆきの美味しいカフェオレ。
牛乳を温めてシャカシャカしてくれます。


彼が通う美術学校ものぞかせてもらった!
アトリエには空きビール瓶がいっぱいだった笑
彼と過ごした一日は本当に楽しかった…!!!
実は二人だけで色々話をするって、なかったよね。
お互い境遇が似ているので(と私は思っているけど)、色々気を使わずにズゲズゲ話せるっていうか。彼の彼女が日本にいて一緒に会えないのが残念だけど、またみんなで一緒に会いたいな。

っていうかこんだけ長い間日本語を話したの(フランス語を話さなかったの)どれくらいぶりだろうか!



帰りは一人。
この旅行中ほとんど雨が降らなかったんだけど、最終日だけは恐ろしく豪雨。一人で電車に乗るのは6日ぶり。寂しかったー(;_;)
そういえば今回利用したジャーマンレールパスですが、 5日間乗り放題(二人用)で324ユーロ。めちゃくちゃ安いと思いました!
しかもその5日間ですが、1ヶ月の間どの5日にするか選べるっていう便利さ。これ買うとき窓口で整理券もらったら、私たちの前に30人ほど待ってたんです。あぁ、これは2時間は覚悟しなきゃ…と先生方と話していたら、なんと10分くらいで私たちの番がまわってきたのです。恐ろしやドイツ。。。フランスじゃあ絶対にありえません!!!!!!



 
エールフランス機内でいただいたマフィン、
めっちゃ美味しくてさすがでした。


ちなみにパリ⇄ハノーファー間は1時間程度のフライト。
当たり前なんだけど、近すぎて便利だぞヨーロッパ。


ドイツ ⑥ Münster

10年に一度のミュンスター彫刻プロジェクトを見にやってきました!


地図を3ユーロで買ったのですが、この地図こそ信用ならぬものはありませんでした!道が所々(っていうかどこもかしこも)省略されていて、全く丁寧じゃないです。本来ならネットに繋いでスマフォを持ちながら自転車で移動するのが一番的確と思いますが。スマフォ持ってないし、自転車乗らなかったしで、10年後はまた違う作戦でリベンジ!と思いました。



魔女を閉じ込めて焼き殺したというミュンスターに伝わる伝説を元に作られた現代アートですが、町の人は皆んな本物だと信じているそう。

 ビュレン、本当、世界中で会うね
道に迷いながらも中心地をまわるが、なかなか当たりがない…
疲れたので昼食です。

あ!!刺さってるーーーー!!!!
 これこれ、ドイツでは刺さってるらしいって、噂には聞いたことあったけど本当だった(*o*)(ちなみにこのチーズケーキ、ドイツ来て初めて頼んだ食後のデザート。今までお腹いっぱいになりすぎて頼めなかった…)


なんで日本語をしゃべる道案内の人が美術館にいたんだろう。
でも彼の日本語力より、私の英語力の方が高かったよ!


Pierre Huyghe。
恩師のI先生は腰が痛く、ここに来る前に断念してハノーファーに帰られました。なので恩師A先生の大人パワー(!!!)で、タクシーでここに来ました。
ここではタクシーは日本のように道で捕まえられないので乗り場に行くも、いない(;_;)!どうしましょう。時間もないのに困った…と、先生がタクシー会社に電話をしようとしていると偶然タクシーがやってきて、ここまで来れました。本当にありがとう。私たち本当にラッキーガールズ!
元スケート場を掘り起こしたもの。
これ、本当に良かった。ひんやり涼しくて、不気味だけど神聖な場所。
 写真じゃ伝わらない壮大感…
 外観。

タクシーのお兄さんが無料で30分待っててくれたので、またそれに乗って街中へ。
そこから公園を歩きました。
Herman de Vriesの作品だけど、落書きされてて心傷んだ。。

出来損ないの地図のせいで、この大きすぎる公園を迷いながら歩き続ける。
 どんだけ歩くんだ私たちー

 Hito Steyerlの作品。かなり好きだった。

帰ってA先生のアイフォン見たら25000歩歩いてた…
正直、これー!!!っていう作品には出会えなかったけど、 A先生と死ぬほど歩いてアートを探したのはとっても面白かった(*o*) 
また10年後来なきゃね。

 
コルテオ 太陽光発電