2011-05-30

La soutenance de mémoire

きんちょーしたーーーーー!

今日は論文の口頭試験がありました。

人生でこれだけ緊張するって、
両手で数えられるくらいじゃないかしら、
本当逃げたいくらいドキドキしました。

今年から始まった、「論文」の口頭試験。
すでに5年生(Master2)は論文を各自提出済み。
今回は試験管2人の前でその論文について話をします。

例えば私は論文をビデオとお手紙で作ったけど
どうしてなのか、どんな意図があるのか、どういった理由で編集されているのか、などなどをふるえる声で説明しました。

試験管のお二人がすんごくいい人だったので、
少しずつ緊張もとれて良かった^^
合計およそ30分弱。
受験者本人が認めれば、聴講もあり。
私のときめっちゃ人多かった…なんでやろ、
先生4人ほど+学生10人強。

試験途中 冗談を言った時とか後ろでめっちゃ笑われて、なんか雰囲気もよかった。


私を昨年から指導してくれてるお馴染みC先生は、
試験前プルプル震えながら用意した紙を読んでる私を見て

「マーキーコー!あんた今頃こんなことしても、もっと緊張するだけよ!
 あんた大丈夫なんだから、さー鞄の中にしまって!」・・・って、

(外国語で試験を受ける外国人の気持ち考えてよーーーー!!!(;_;))
ってめっちゃ思った笑

結局試験中、途中で中身が全部頭からふっとんでしまい、
(スンマヘン…)とボソリ呟き紙見ました。
でもそんなとこ突っ込む人間ゼロ。中身が大事!



書いてしまった論文について、口頭試験って…?って思ってたけど、こうして話すのは意外になんだか面白い機会だった。試験管の人と論文の中身について意見を出し合うのもすごい豊か、有効的 :-)

終わって外に出ると先生がいい顔して コクリ、とうなずいた。
それで 何となく「よっしゃ、もっと頑張っていいんやな」と素直に思えたよ^^

あと3週間で卒業試験だ!

2011-05-27

2年に一度の…!

Royale de Luxe、
2年に一度の、ナント名物・おーきな大きなイベントです!

何が大きいかって、


そりゃ、サイズが大きい!



今日の午前中、学校で事務の人と会う約束があって
事務局で彼女と話していると
ズンチャンズンチャン音楽が流れてきた!


「マキコ!さぁ!外 見に行くわよ!!!」

って、彼女に手を引かれ走る走る!

なになになに〜??
ん?
いぬーーーー!!!
犬ドコ? イヌどこよ?
どこどこ?あっちー!
いぬいぬいぬーーーーーー!



そう、正体はイヌ^^

Royale de luxeというパフォーマンス集団がつくった からくり人形が
町中を歩く歩く。

彼ら、本当は南仏で設立したんだけど(エクスとかトゥールーズで活動)、ナント市が惚れ込んで彼らをナントに呼んだらしい。

プロ野球選手のトレードみたいだ。


ちなみに
2年おきにあるこの大きなイベントは、
全部一つのお話で繋がっている。
そのお話を解読しようと、
昨年アミアミがナントに来てくれた時一緒に彼らのアトリエを訪問、絵本を買ったけど、意外と難解で途中から進んでいない。。。あぁ


さてさて


でたーーーー!

少女。

っていうかもはや 大女。

ゆ〜っくり動きます、彼女。
まさかと思ったけど、そのまさか。
近くにあったクレーンで吊られる。


ビデオ撮ったよ!
(↓ダブルクリックすると全画面で見れて綺麗かも!)


周りのサポートする彼らの動きの機敏なこと。
アクロバティック。。
パラソルも差して日焼け防止。
向かいの劇場から見る幸運な方々!
気持ちよさソー!
お昼寝しちゃった。
ラジオも付けっぱなしで・・・
(ラジオからは本当に音が聞こえるのだ
 France Infoかな)
口半開きだし^^
寝息も聞こえるんだよ〜!!!
口もむにゃむにゃ動く。

・・・・と、これまでが午前中の出来事。

お昼過ぎから私はリトグラフをしていて
やっぱ気になって外に繰り出した。
ここ、学校から徒歩1分のとこ。


イヌ?またいぬ???
いーーぬーーー!
イヌ、早いんですよ。
女の子が歩くのゆっくりなのに対して本当早い。

そうそう、このイヌ、氷と一緒に凍っていたんです!

→こちら

→こちらで他の動き見れます。



ピロピロ情報に寄れば、
イヌはおしっこをするらしい!
黄色い液体を出すらしい!見たかった。。

それにしても手が込んでますな^^

ナントが好きな理由は、遊び心満載だから。
こんな文化イベントにお金をつぎ込む町は
世界中どこを探してもないんじゃないかな。
オスワリ。
人と比べると大きさが分かる。
イヌ一匹動かすのに
ざっと数えて15人ほどの人が頑張って働いています。

イヌの動きは本当にナチュラル!
よっぽど研究してるんだろうなぁ。
いぬ、走る!!
音量のすさまじい音楽も
ずっと彼らが演奏し続けていた。
生でこの巨大少女を見たのは初めて!

朝からもう大興奮の私です。
でも意外にフランス人の友達は興味無さそうでショックだった。

なんで・・・みんな・・・(;_;)

2011-05-25

ピロピロ展

ピロピロの個展がナント美術学校でやってます!

→彼のHPはこちら。
→展覧会pdfデータ
昨日オープニングがありました。
相当な数の来場者!!

オープニングの後一緒にピロピロを囲んで先生達とご飯を食べる。

彼は今年Artiste Chercher/研究者 としてナント美術学校にやってきてくれたのですが、彼の存在がすごく私に素敵な影響を与えてくれたと思う。
私たちは恋人同士のように(笑)しょっちゅう連絡をとってるんだけども、それは日本人だからっていう理由じゃないんだな。
それまた不思議だ。

人として好きなんだ。


英語も仏語も恋愛の言語だって
なんでも流ちょうに話すピロピロ。


これまた話が面白いんだ、持ってる引き出しの数が半端ない!
笑いすぎてほっぺた痛くなったことがどれだけあるかって…


最初話した時、
その知識の多さ・柔軟さにド肝抜かれた。
こんな人会ったことなかったから驚いた。
大げさに言うけど、ちょっと引いた(笑)

でもピロピロのすごい所は
そのビックリしている状態の私を
どう上手く話にまた参加させるか・・・
っていう話術まで持ってること。
(この説明伝わったかな?)


彼に学んだこといっっぱい!!



ずっとピロピロと仲良くしていきたいな。
今後彼の晴れ姿もめっちゃ見たいけど、
お礼に 私の晴れ姿も見せてあげたいよ!

2011-05-23

Nantes, Beirut

泣きそう。
大丈夫です、
悲しいわけじゃないし辛いわけじゃない。


たった今、急に外からアコーディオンの音色が聞こえてきた。

私はナントのど・真ん中に住んでいるので
すぐ下で アコーディオン弾きやヴァイオリン弾き(オジサン、アマチュア?)がよく演奏をしている。

だから22時も近い夜で(今頃…?またあのアコーディオンのおじさんかな?)って何気なく居たら、



やられた…



反則だ!

あのメロディーぢゃないか。。。



(思わず小銭を持って外へ。
 お兄さん素敵な笑顔だった。)

Beirut による "Nantes"。
これです。気が向いたら聴いてみて下さい。


普段全然音楽を勧めないし、元々私そんなに知らない。
人にもらって聴く程度。
やっちゃん(兄)とホーリー(金沢美大時代のクラスメイト)からもらった音楽(J-POPと電気グルーヴ多し)ばっかり。

けど、この"Nantes"だけは私の中で絶対にはずせない。




3年前、ナントにビデオアート交換事業で1ヶ月滞在した時
ここで知り合った友達との生活があまりにショックだった。

ショック、というとマイナスなイメージだけど
そんなんじゃ全くない。


なんていうか、

そのとき、


人間として
素直に喜ぶこと、笑うこと、悲しむこと、怒ること。
そういった自然に湧き出る感情が

それだけですごくて、

なんて素晴らしいんだろうって、

心から思えたんだ。


当時ナントで知り合った友達は今でも大事な友達。

彼らが爆笑してるところも見たし、
人と怒鳴り合ってるところも見たし、
泣いてるところも、
幸せそうなところも
泥水してるところも(笑)
見た。見た。見た。


彼らは隠さなかったし、何も恥じてはいなかった。

それがすごく私には印象的だった。
忘れられなかった。


ここで「だから日本人は〜/フランス人は〜」
という話をする気は全くないし、興味はない。
だって本当に人それぞれなんだ、世界中。

とにかくその時初めて
自分をずっと綺麗に守っていた包装紙が破れた気がした。


うわべだけの綺麗だってすんごい大事なの。
見た目は大事よ。やっぱ。

けど、
けどやっぱその上で、人間ってのは中身で勝負でしょ。


そういうことを思い出させてくれるのが
この"Nantes"なんです。
2週間ほど私を居候させてくれてたフィリップとジェフのゲイカップル(共に私より10歳ほど上。今では彼らは自分たちのことをマキコの"フランスのパパとママ"と言う。)が毎朝コーヒーをゆっーくり混ぜながら聴いてた。
今でもそのシーン頭の中に出てくる。



そういえば
ナントを去る際 涙が出なかった。
なんか必ず戻ってくる気がしたから。
確信してた。
なんの保証もなかったのにね〜 ふしぎ。


でも
空港で飛行機待ってる時、
「そういえば別れ際フィリップが曲をいっぱいくれたなー」と思って聴くと、

なんと1曲目がソレだった。

そんとき いきなし涙が出た。
とまんなかった。



音楽ってズルイ。
全部を思い出させるから!!!




明日もアコーディオンのお兄さん居るといいな・・・

2011-05-22

研修旅行パリ

2泊3日のパリ研修旅行。
絵画のセミナーをとってる学生数人+先生2人。

ただのボールじゃないよっ
人の大きさをよく見てみてください。アニッシュカプーア・Anish Kapoor
グランパレにてやってます。
インド生まれの現代美術作家。
彼、おととしくらいにナントの美術館で展示したらしいです。今回とは違うけどそのときの壮大な赤インクの作品、昨年ロンドンで見た時もう唖然としたの覚えている。


これはリュクサンブール美術館。Cranachの展示。
展示会場、すごいお金持ちそうな貴族ばかりだった。
そんな中いそいそと歩き回る美大生たち。

これはまたアニッシュカプーア。
ボザールの横で見れます。
こんなの撮っちゃってごめんなさい。
セルジュ・ゲンズブルグが生前住んでいたお家。
今ではこんな状態。
みんなでパリを歩く歩く。
ギャラリーもわんさか見る。
普段私はパリをメトロで移動するから、
今回いっぱい歩いて いっぱい発見をした。
けっこう歩いて行けるもんなんだなぁ。
パリって小さい。



エレベーター乗って2階行く?って・・・
小さっ!!!
これは先日ナントで見たテアートルの作家、
フィリップケーンが個展をされてました〜

メトロ内。
お友達の太ももが一番居心地よかった〜

先生はアーテイスト。
アトリエにみんなでお邪魔してご馳走いただきました!
ありがとうございますー!!!
笑って食べて真剣にも話す。
一日に、ナント美術学校卒業生3人と偶然会うって・・・
(1人はカフェで、1人はギャラリー内で、1人は道端で。)
世界は狭いっす。
 
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