新学期のお約束

暑いです、ナント。

昼下がり、外を歩いていると半袖でも暑い。
日陰に入っちゃうと急に涼しい。

（ブルターニュ城横のバス停）
更新が滞っています、最近。


今は新学期。
新学期といえば大量の書類作成・提出･･･！

銀行で口座証明の紙切れ１枚もらうのに３日、
保険会社の人と会う約束を取るためだけに同様３日、
滞在許可証の書類を提出するのに３回通う。。。


なんでこんなことまでして　あたいはフランスに居るンやろ
と自問自答しながらも、少しずつ何とかこなしていきます。

それにしてもフランスの行政機関は何でこんなに回転が遅いのだろう。



きのう滞在許可証を提出しにいった。
書類に不備があったので、一度お家に帰って
ちゃんと揃えてまた行った。
書類確認をしてもらって、じゃあこれからって時に
「今日はもう時間がないので明日来てください」
って言われた。

翌朝開館の９時ぴったりに行くとすでに沢山の人。
30分くらい待ってもう堪忍ならんと、午後改めて出直そうとする。
その時偶然知り合いの中国人のイケメンボーイがやって来て、
「ナント大学の学生はすぐ予約番号札もらえるんだよ」
ってすごい情報を教えてくれた！
思い切って窓口のお姉さんAの所に行くと、
はい。ってすぐ番号札くれた。


ってゆーか！
ナント大学生優先だなんてどこにも書いてないじゃん。。
私がそのイケメン中国人に会わなかったらどうなってたか！

しかも、その後待ってたら
私より後に来たナント大学生らしき学生が
どんどん呼ばれて行くので、なんかこりゃ変や！と思っていざ
お姉さんBに聞いたならば、
さっき呼ばれていった人が持ってた番号は735。
私の持ってる番号は750･･･


もぅ意味が分からん！！！
お姉さんAとBの間で意思疎通がなってないぢゃないか！！！
ビックリしたお姉さんBは「なんで？」と言いながら
735と750をその場でチェンジして、私にくれた。
（そのあとお姉さんAとBは口論を始めた(*o*)
そして私は無事提出を済ませ帰宅。

ところがどっこい。
普通、提出を終えた人は　次回
滞在許可証を受け取りに行くConvocation（召集の約束）を
得られるんだけど、私のやつ　日曜日になってた･･･
日曜日に行政が仕事するわけないじゃん･･･
絶対おかしいじゃん･･･(;_;)



そんなこんなで
３年目にして　フランス各業界の窓口の対応の悪さに
苦しめられています。ここ２年はこんなことなかったのになぁ


これナント大学の中庭。
奥にはカフェ！？
美術学校と全然違う〜でかい〜広い〜
学生が多いし、廊下に座り込んでる人が何故か多い(*o*)

これから１年

私は６月にナント美術学校のDiplôme（卒業資格）を
得たにも関わらず、なぜまたナントに戻ってきたのか。


それはなぜかといいますと、ありがたいことに
ナント市が管理するMaison de Quartier Champs de Mars
2011-12年度アーティストレジデンスのメンバーに選ばれたからです。
Quartier Madeleineにあるソレは、
地域の皆さんとプロジェクト活動をする目的で
毎年６〜10人のアーティストを公募し、
１年間無料でアトリエを貸し出しています。


６月終わりの卒業試験翌日、展示のためボローニャへ発つ１時間前に
約10分間のプレゼンを済ませた私は、
後日　採用の知らせを受けガッツポーズをしました。
あのときは忙しかったね･･･


これこれ、アトリエの外観。
すんごく綺麗な建物！
制作をするのに場所は必須、
特に家と作業場を分けたいと考える私には本当に有難い。


美術学校の先生とはコンタクトをとり続けながらも
時には会って話をして　自分の研究をすすめるつもり。
美術学校に居た時とは違って一気に環境が変わって、
今度は生の人間相手にフランス語でアトリエを開くっていうのは
けっこう至難の業。
でもすでに、絵画的書道、と題する私のアトリエ教室に興味を持ってくれてるおばさま方が多数いるとか。どうなるんだろうね。ね〜


でも入居（っていっても家は別ですが）の段階で
すでになかなかヘビー。。
というのも準備書類の作成がなかなか面倒。
主に保険とかです。　突然の火事とか、アトリエ教室中に誰かがケガしたりしたら大変だし･･･

それにしても美大で習わないこの手の
「アーティストとして世の中で活動する」方法を私たちは知らなすぎる。
まして外国人だからって容赦無いし、この国。
美大で一度も習ったこと無い。
それは日本でもフランスでも一緒。

今回も登録用紙私に渡して「じゃぁお願いね」だからなぁ･･･
そりゃ泣きたくなります。
滞在許可証も毎年審査厳しくなってるんじゃないかな？




と、いうことで学校が終わっても毎日面白そうな日々が続きそうです。
ブログもこれまで通り書きますよー

また今年度もよろしくお願いします。


（先日のシャルルド・ゴール）


あ、これ以前金沢に帰国した際撮りました、
金沢美大でお世話になってた　つるや画材店のお兄さんと。
いやはやお互いに変わってませんネーって話した（と思う）。

回想・金沢→Nantesの旅

オサラバした親知らずたち。
彼らには悪いが　とっても気持ちが悪いので、
画質を落としてお届けしています。
金沢よ、またしばしのお別れ！
大阪駅に着くも、Women Onlyの文字にハッとする。
痴漢にこそ遭ったことないけど、
こういう話をフランス人にすると
「何で女の子は奴らを罵倒しないのか」と言われる。
もう根本的に文化・人種が違うんだよ。
なんて女性が生きづらい国なんだ。
人が多いです
ホテルに宿泊、翌日はベトナムはホーチミンを経由してパリへ！
さすがにホーチミンでの８時間はきつかった。
本ばっかり読んでいました。
天気よし！
前は残さず全部うれしがって食べてた機内食。
もはや無理、味も合わなくて残しちゃった。
ホーチミンからパリまで。
エールフランスの超・大型旅客機だった！！
ご飯も美味しい^^　添乗員さんみんな面白い◎

ディナー
モ〜ニング
こうやって振り返ると早いけど、
合計、大阪を離れてからナントに着くまで軽く１日半は経ってます。
でもやっぱ日本は遠くないよ。
あっという間にこれちゃうんだから。


ナント駅に着くと相方が待ってました〜
日本に帰っても家族が出迎えてくれるし、
私はなんて幸せなんだろうと涙が出ました。

もう泣いてばっかです〜

さぁまた心機一転、今年も頑張りますよ。
なんでまた私がフランスに帰ってきたか次話しますね◎

パリ着・（回想編）お母さんの実家へ！

たった今、無事にパリに着きました！一気に安堵感。
今はシャルルドゴール空港からブログ書いてます。

また過ごしました、ホーチミンで８時間･･･
もう一生ヤダ！こんな長いトランジット。。。
でも結局またやっちゃうんだろうな。

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さてさて今のうちに、日本での出来事を回想編でお送りします。

出たっお寿司！
お父さんを見て固まるいとこの息子さんR君。
神奈川県へ一泊二日で行ってきました！
実に２年半ぶりです。
おじいちゃんは私がナントに居る時に、お母さんの叔父さんも同様、亡くなってしまいました。

もう会えない。
お家に着いてから、そうかおじいちゃんはもう「よく来たね」と言って笑顔では出てきてくれないんだなぁと思った。ハッとした。

お墓の前でありがとうと一言伝えました。
そしてごめんね、と。


今回またまたお父さんの運転。
私がちょっとお手伝い出来ればいいんだけど、最後に運転したのは２年前のフランスの田舎道。。いちおう免許は持ってきたけど、怖いー！ので、ずっとお父さんとお話をして睡眠防止のお手伝いをば！


ちっちゃな個室に数時間って、お話がすすむ^^
お母さんとお父さんと、とにかく話す話す！！
色んなことを聞いて、自分が少しは大人になったのかしらって感じた。
家族同士っていっても、人間としてある程度年を重ねないと聞けない話もあるからね。
ドライブすっごく面白かった！！

富士山が見えました！
帰りは箱根に寄る。
箱根彫刻の森美術館では金沢美大出身で先輩・先生の
山本基さんの個展が見られます！！
彫刻の森美術館
基さんの人柄がとっても優しくて大好き！
もちろん作品も好きですが、金沢美大で受けた授業や以前パリでお会いしたときの印象が強く、私も頑張って後に続きたいと思ったものです。
でたっバルザック･･･
どうしてもこの彫刻に縁がある私。
それにしてもJ先生にそっくりだわん(*o*)
天気が良くてラッキー！
・・・！！！
私の好きなニキ・ド・サンファールもいらっしゃった(*o*)
それにしても･･･
ポーラ美術館にも寄りましたが、この入場料の高さは異常だ。
箱根彫刻の森美術館は一般1,600円。学生1,100円。。。
ポーラ美術館は一般1,800円、学生1,300円。

フランス人の友達ならこんなん絶対入らないよ！！！！

でも周りを見渡せば何事もなかったかのように
お金を支払う日本人の皆様…日本って国はすごい。。
お金を払うために町が成り立っているようだ。
バスや電車代、野菜、車の維持費とか･･･
帰ってきて改めてびっくりした。

コンビニも然り、あれは必要もないのに何か「買っちゃう」心理に持って行かれるから怖い。お土産もそうだよね。何か買っちゃう。


ポーラ美術館。
ここでは以前ファンだったFoujita の回顧展やっていました。
偶然にも再会、嬉しかった^^
あ、結局お金の話になってしまいましたが

今回こうして大急ぎで遠出をして、
合間を縫って歯医者へ。
実は３週間の間に親知らず２本とオサラバ･･･(;_;)
美容院にも行ったり、美大だよりの原稿を書かせていただいたり、NHKのろくまる文庫の準備したり、あとは兄の結婚式用ウェルカムボードを書かせていただいたり！

それにしても本当に２年間、
本当に私はここに居なかったのかな？

それくらい今回の帰宅が「自然」だった。
家族のみんながそう言っていた、
「あれ、牧って２年も居なかったんだっけ？」と。


なかなか多忙な３週間^^

金沢出発の前夜も睡眠３時間という･･･
でもこれはすべて自分の容量の悪さだから、決して誰のせいというわけではございません！もっと早くに色んなことしとけばよかったのにね。

購買力をそそるヤリ手なサービスエリア。

NHK出演！出国〜

関空近くのホテルに来ています。


いつの間にやら３週間の里帰りも終わりです、
また現実に戻って頑張ります。


･･･・・・・・・・・・

さてさてお知らせ。
来週26日　NHKかがのとイブニングの
"ろくまる文庫"というコーナーで
ゲストとして出演させていただきます。
ローカル番組だから石川県にお住まいの方は見れます。

髪も切りました。
白いお服で膨張しまくり･･･(*o*)！！
フランス留学やあちらでの経験・感じたことなどを交え、
ある本の紹介をさせていただきました(*o*)

まさかテレビの画面内に飛び込んでしまう日が来るとわ！


宮崎さんの素敵な笑顔^^
これは韓国風お約束のポーズ、なんだって！
宮崎アナとエリカキャスターの素敵なお二人に支えられ、
何とかなりました（と願っています）。

やっぱプロはすごいです！！
いっぱいお世話かけました。。。
もっとスッキリ簡潔に自分の意見を言える人間になりたいです。



明日午前中日本をでます。
ナントに着いたらまた日本滞在報告しますね。

それではいってきまーす！

日帰り関西

ブログの更新遅れてます。

２年ぶりの日本滞在は、すごーく充実しています！
といっても３週間という時間は短すぎて
色んな人から連絡をもらったのに
結局会えずじまい。ごめんね、みんな。。

今もやることありすぎててんやわんや、、
メールとかの返信も皆さん遅れてすんません。ご勘弁を。。



さぁ先週父と日帰りで奈良、大阪！
天気い〜！暑い〜！
父が発見した秘蔵、じゃじゃーん！！
「トトロ山」！！
C'est la montagne de Totoro! C'est mon père qui a trouvé en fait.
Alors, qu'est ce que vous pensez...?
私はピーンと来ましたが、皆さんどうです？


これは奈良に行く際いつも私たちを待っている、龍。
小さい頃からこれが好きだった！
今では廃墟と化した建物ですケド(´-`)
こういう所にすごく悲しさを感じる。
日本のファミレスって本当に安くて種類豊富だ。
白玉バニラクリームっちゅう
すごい素晴らしい食べ物があったので食しました。美味！
横におりますのは、私がナプキンで作りました。
最近お知り合いの方に教えてもらったのです。

お目当ての大阪市立美術館へ。
動物園と同じ敷地内にあるんだね。
にしてもすごい趣味だ･･･(*o*)
ライオンもこれじゃグレるよね。
顔が正直に感情を表してる（笑）

今回の関西日帰り目的はこれです。
じゃじゃーん！
岸田劉生展のオープニングパーティ出席でした。
何度もここに書いていますが、
私の祖父は岸田劉生画伯の一番弟子でした。
そのためおじいちゃんの日記が貴重な資料として
前回の劉生展（８年前くらい？京都にて）で紹介され、
今回もおじいちゃんの日記が展示されています。

それでオープニングパーティの招待状を有難くお受けしたので、父と行ってきたわけであります。


やっぱ、劉生先生すごい。

前回の京都での展示を機に私は美大進学を決断したのだけど、
今回もこうして帰国の時期に重なって、
また３日後に控えた出国へ向けて新たにやる気をいただきました。
会場で読売新聞の方にインタビューをされ、
新聞に少し私の話したことが載ってるかもしれません。
あ、でも載ってないかも、分かりません。
ただ記者の方がとても感じのよく、
おじいちゃんの話をこうして出来て良かった^^


ザ、都会！
建物建物〜！
お父さんは一日中運転、ありがとう。。。

でもそこまで劉生の生きた作品を間近で見たかったのだ。
ありがとう。