2013-05-08

Aくんの話 続・続

昨日私も参加している展示"Décongélations prématurées"の
オープニングパーティが行われ、大勢の人で賑わいました。
(写真は搬入時のもの↓)
来てくれた方、ありがとうございました!
思いの外 ナント美術学校時代同じ学年に居たあの子やその子も来てくれて、懐かしいちょっとした同窓会みたいでした。
いくつかパフォーマンスもあって、私はその撮影係だったのでゆっくり皆さんとお話する時間がもてなかったのが残念だけど、
ひとまず ホッ・・・(´-`)


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ところで、Aくんのお話。

Aくんの話(番外編)(2012/12/21)から月日が経ちました。


先日私たちが日本から帰ってきてしばらくしたとき、
突然Aくんが予告も無しにウチにやってきた。


Aくんはウチに来ると毎回 熱いコーヒーをがぶ飲みする。
(夏暑い日に麦茶を飲むような感じで)
アルコール依存症の人は常に喉が渇いているのか、
その飲みっぷりと言ったらすごい。


ボリスがコーヒーを用意しに台所へ行ったとき、




Aと居間に残った私が普段と同じように

「元気?最近どう?」と聞いた。そしたら彼の答えは
「Moyen...(まあまあ)」
「なんで?どうしたの?」と私。
「ボリスが来たら話す。」とA。



なんかあったんかなーと、私は気楽に考えていたのだけど
ボリスがコーヒーを持ってやってきて話し始めると彼が言った。






「母が自殺した。」






静まりかえる我が家。




Aが来る前私は昼寝をしていたので頭がボーっとしていたが
一瞬にして覚めた。







Aのお母さんは元々昔から鬱状態で、以前Aが自殺未遂をしたときも病院まで駆けつけたが少し話をしただけ。ほとんど野放しだった

Aの両親はとうの昔に離婚、Aはお父さんッ子だったがその父は数年前に他界している。これで血の繋がった両親は世から居なくなった、とても悲しいとAはゆっくり言った。








不運だ。


どうしよう。

私たちは何も言ってあげられないよ








彼は今、国の補助金を受けられるようになって
自分で使えるお金が出来た。と思いきや母親のことがあって
早速お酒を再開してしまった。




病院を出て・自立して・働く希望をも 持っていた彼なのに
今はもうそんな希望など無いと言っていた。



私たちに出来ることは無いに等しいのかもしれない。
けど彼が誰かと喋りたい時は横に居られることくらいは出来るのではないかなぁ




彼が何か悪いことをしたんでしょうか


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