2013-12-14

アレルギーとアート

突然ですが、
アレルギー疾患で悩む子どもは、20年前に比べて増えているらしい。


一説によると、漂白・殺菌剤が出回ったことによる(もちろんそれだけじゃないと思うけど)、環境の超清潔化。
様々な種類の細菌に対しての免疫が出来ないまま大人になった子どもは、細菌に適応出来ずアレルギー症状を起こす・・・とか。


先進国で生まれ育った子どもにアレルギー患者が多いとの報告も出ているそうです。

(これらはあくまで仮設なので確証はありませんが)



で、何が言いたいかと申しますと
ナント美術学校で同じ学年に居た友人Jが、あるアソシエーションを立ち上げました。

おおまかにいうと「病院とアートを結ぶ」
アーティストとしてメディカルな世界(病気、医学、研究者や患者など)とどう接するか・何を表現出来るかをいうことを模索していきます。




メンバーにはアーティストだけでなく研究者もいます。
アソシエーションの最初のとっかかり・活動として、
彼らが扱っている「喘息」「アレルギー」といった研究テーマを、
アソシエーションのテーマとしてそのまま扱うことになりました。



夏前から会議を重ね、春に研究棟で展示を予定中。

アレルギーをテーマにした漫画を描く予定の人もいる。実際にアレルギー患者の方に会って話を聞いたり、食物アレルギーを持つ子ども達が通う教室みたいなのに参加したり。
食物性アレルギーの簡単な構造を見せた人形を作って子どもに見せるとか。アレルギーに関してのお話を書いたり。皆さまざま。





展示とは関係ないけど、こういうのもある。
食物アレルギーを持つ子ども用のレシピ本。
昔はこういうものが無かったそうな。


アレルギーの度合いは患者によってもちろん大きく異なるし、症状も許容量も違う。

アーモンドのアレルギーを持つある患者さんの話を聞いたけど、その人はとても繊細で、食べるなんてまだしも、数メートル離れた所で誰かがアーモンドを食べるだけで酷い発作が起きるそうな。アーモンドの微粒子が空気を伝って彼を脅かすらしい。

食べ物の問題って、その人の交友関係をも難しくする。
知り合いに食事に呼ばれても、食べ物に少しでもアレルギーをもたらすモノが入っていれば食べられないし、子どもに至っては完全に隔離された状態で食事をとらなければならない子もいるそうだ。
両親とビズ(ほっぺにするキス)をしたくても、子どもにアレルギーを引き起こす食物を両親が食べたあとでは不可能で、毎回顔・歯を洗ってからでないとビズ出来ないなど。。。

モー大変!

アレルギーの繊細さ・恐怖を知ってもらうべく、活動も増えてはいるそうだけど。。

私たちも何かお役に立てるよう頑張ります。




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