2013-09-06

相乗り

先週末田舎に行っていたが、その帰りのこと。


その小さな町からナントまで
長距離バスが出ているので
友達に駅まで送ってもらい、バスを待った。

日曜日の夕方。
駅でバスを待つ人は多く、特に若者が目立った。
毎週末 田舎にある実家に帰る学生が多いためだろうか?ましてや9月は新学期の始まりだし、そのせいもあるかもしれない。



そんなこんな思いを巡らせていたら、なんと、




バスが来なかった・・・(・o・)







来るはずのバスが来ない。
5分、10分と過ぎた頃から漠然と「遅れてるンかなー」と思っていたけど、流石に30分は普通じゃない。すると突然、学生らしき女の子が後ろで「あ、今日バス来ないわ!」と、時刻表を確認しながら言った。



確認したところによると、こういうことであった。
9月1日は日曜日。新学期用の新しい時刻表は「実施期間9月1日〜」と書いてあったにもかかわらず、よく見るとその日は何故だか特別「夏休み期間」と区別されていたようだ。


単純なことだけど、その時刻表というのは非常に小さな文字で細かく作られていて、全く持って見にくいのだ。分かりやすく作られていたら、これだけの人数が間違えてバスを待つことになんて、ならないはずなのだ。




ざっとみて20〜30人くらい集まっていた人が
それぞれ携帯を使って各々連絡を取り、皆四方に散っていった。


一方、私たち。





 農家をやってる友達は、実は奥さんのご両親が遠方からその日泊まりに来ていたため、私たちの寝る場所は無い。それは分かっていながらも手段が無いためとりあえず電話する。

でも、つながらなーーーい(>_<)






途方に暮れていると、その小さな駅前には
私たち、オバチャン1人、そして5人ほどの黒人グループ
しか居なくなってた。



友達とは連絡が繋がらないし、明日の午後にはナントで大事な予定があったのでどうしよう、、、駅で野宿なんて嫌だよーと思っていると、


向かいから、さっきまで横で待っていたオバチャンが
こっちに駆け寄って何か話している。

「ナントまで車で送ってもらうことになったけど
2人分場所が空いているのよ。乗っていかない?」






ボリスと私、顔を見合わせてビックリ!!!




聞けば、そのオバチャンも明日朝仕事があって、絶対に今夜中にナントに帰らなければならず困っていたそうだ。この田舎には姉夫婦に会いに来ていたが、バスが来ないと説明すると、姉夫婦が車で急遽送ってくれることになったそうだ。


きたーーーーー(*o*)!!!!
ラッキーーーーーーーーー!!!!!!!


「気にしないで!3人も困っているひとを助けるんだから、なんぼのもんよ!」
と爽やかに言って下さったオバチャンのお姉さん。

座席はとてもフカフカで、ノンストップまでナントに着いたので、結局はバスより速く着いたのでした。車の中もいっぱいしゃべって面白かったです〜


名字は聞かなかったのでもう連絡はとれないけど、ありがとう!オバチャン!と、そのお姉さん!とその旦那さん!


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