2020-01-13

ガレットと酒

今回初めてこんなに時差ぼけが長引いて、ひどかった…
1週間経ってやっと通常営業。やっぱ日本からフランスに戻ってきた後が一番しんどい。


フランスに戻って翌日、私が今研修をしているギャラリーの皆さんがガレットを食べる集いを開いてくれて、日本の土産をいろいろ持って行きました。


場に不釣り合いな、大量のうまい棒(笑)
ルイが以前日本に行ったとき、このうまい棒をコンビニで見つけ何の気無しに購入し食べたところ「激・ま・ず!」だったそうだ。うまい棒でまずいものって、甘い系だったんじゃないか?と思い、今回は彼のために美味しいチーズ味を買ってきた。
一本買うだけじゃつまいないから、どうせなら袋詰め一パック(30本入り?)を買ったが、父が「これだと絶対スーツケース内で全部粉々になるよ」とナイスな指摘。その後すごく丁寧に、和菓子の箱か何かに詰め直してくれました、の図↑。


あと、お酒を買っていきたいけど瓶じゃ割れるし重いし、紙パックのものを買って行ったら仰天された。
「これなに?」「本物の酒?」「紙パックに入った酒なんて初めてみた」
あと、その紙パック自体がプラスチックで覆われていたこと自体にも、更にみんな仰天していた。「過剰包装だ!」

実は一本、金沢の金箔が入ったキラキラのお酒「かがやき」を、ギャラリーの館長に持って帰ってきた。彼からは「代金を払うから、何か地元の美味しい酒を買ってきてくれない?」と言われていたので。
それが予想をはるかに超えて喜ばれて、こんなに喜ばれるのなら紙パックのものではなく多少量が少なく割れるリスクがあるとはいえ、こちらをもう一本買っていけばよかったかな。と思った。



ムースオショコラ、シードル、3種類の異なったガレット。。。お腹が…
食べ物が・飲み物が多すぎてみなさんの胃に余裕がなく、日本酒は今度に持ち越しです。

2020-01-12

モスクワで15時間、のちフランスへ

モスクワに無事着いた。人・人・人で殺到するパスポートチェック・手荷物検査をやっと通過して時間を見ると、到着してから1時間半ほどしか経っていなかった。

モスクワで15時間のトランジット。
今回私が購入した安チケットでは、これはどうしても避けられなかった。日にちを前後に変えようが、結局15時間モスクワで過ごさなくてはならなかった。それが嫌なら別の航空会社でチケットを買わねばならず、金額はかなり異なった。(私が購入した飛行機チケットは往復で676ユーロだった。年末年始にこの値段は驚き)
モスクワ市内に出るためにはビザを事前に取る必要があった。それをしても結局夜の街に大きなスーツケースを抱え移動しホテルで一泊するだけだし、じゃあもう空港で寝泊まりしちゃえと覚悟を決めた。実際空港内は明るくて人も多く、安全。そこまで寒くなかったし。可能です。


夕方のモスクワ・シェレメーチェヴォ国際空港は人でごった返しており、どこかでゆっくり休むには騒がしすぎた。夜が進むにつれだんだんと人が少なくなっていった。

眠たいけどそんな簡単に眠れない。日本から持ってきていた村上春樹の「騎士団長殺し」を読み始めた。主人公が絵描きであり、ものすごく話に入って行きやすかった。
寝転んだ状態になれるような椅子を発見し、毛布に包んでその本を読み始めた。疲れてきたら少し寝て、起きたら本を読む、というのを繰り返しているとあっという間に朝になった。思ったよりも時間の経過が早かった。

寝ぼけた状態で読んでいたので、時々自分が今どこにいてどんな立場なのか、よく分からなくなっていた。でも、私はその状態がものすごく好きだ。


コーヒーが飲みたくなって、カフェで甘いものも食べることにした。あとで計算したら、これで1500円くらいだった。驚いた。
でもこの蜂蜜ケーキは今まで食べたことない感じで、かなり楽しめました。
この時寝ぼけていたのと、長い間人と話していなかったので、ショッキングピンクの髪の毛をした若い店員さんに思わず「朝早く働いて、大変だね」と声をかけてしまった。(そそのとき朝5時。写真でも右奥にピンク色の頭が見えるだろう)

ロシア人が無愛想なのは分かっていたはずなのに、そのピンク色の髪の毛のお姉さんなら何か話しても大丈夫そう、と思ったのかもしれない。話しかけられたお姉さんは かなりびっくりしていたようだけど、そのあとフッと笑って(!)「大丈夫、私昨夜からずっと働いてるし」と返事をしてくれたのだった。

少しでも愛想笑い的なものをしてくれたことにも私はかなり感動していた。するとお姉さんは「紙コップか陶器のマグカップどっちがいい?」「コーヒーと牛乳どっちが多めがいい?」「ミルクは他にアーモンドミルク、ココナッツミルク、豆乳もあるけど?」「ごめんねこんなにたくさんの質問(笑)」とめっちゃ質問をしてくれたのだ。


たかが、それだけのことかもしれないけど
とても嬉しかった。空港ってけっこう孤独だし。


村上春樹やそのピンク髪のお姉さんに助けられ、15時間はあっという間にすぎた。いい感じにお腹が空いていたので機内食を全て平らげた。モスクワにくる途中の2回目の機内食はほとんど口に出来なかったから、リベンジだ。

たった3〜4時間のフライトなので楽勝。
あっという間にパリに着いた。

中央真ん中付近にふたつ、突起みたいなのが見えますが
モンパルナスタワーとエッフェル搭です。


パリに着いたら着いたで、レンヌ行きの電車も無事動いており(ラッキーーーー!ちなみにストは続行中です)すんなり今住んでいるアパートに戻ってくれました。電車は約3時間。そのときは2〜3時間の移動なんてほんの些細なもので、もうすぐじゃんと思ってた。


ああぁでも総合するとやっぱ遠かった、けどそれなりに遠い距離を楽しんで帰ってこれました。

日本→モスクワまで

戻る日。
今回日本滞在中にコンビニに立ち寄った回数も2回とかだった。だから出発朝になって急に「あれ食べてない、これ食べてない」を思い出し、テキトーに気になったものを買う。そしてなぜかバウムクーヘン。フランスではなかなか手に入らぬ。
またあの便利なバスで成田へ。
空港に着いたら、すぐに荷物を預ける。

この時、ふっとある匂いを嗅いだ。
なんというか人間らしいにおい。
汗っぽい、言ってしまえば少し臭い。 。。

このにおいを、私は日本滞在中一度も嗅ぐことはなかった、とその時やっと気付いた。金沢の中心地を歩いた時も、東京で電車に乗った時も、バスの中でも一度も。
フランスの公共施設や公共交通機関内はまさにこのにおいばかりである。すごく人間らしいにおいがする。
一度ここに書かなくてはと思っていたことだけど、ストのせいで私はここ最近ずっと電車ではなくバスを利用していたが、それはそれは本当に臭かった。当たり外れはあるものの、75パーセントの確率でくさい。それは汗臭さであったりタバコのにおいが染み付いた服であったりいろんなにおいなのだが、びっくりするほどであった。それが日本には一切(私がラッキーだっただけかもしれないけど)無かった。
日本では実家の玄関のにおいを嗅いで「あぁ帰ってきたー」と思ったし、洗濯ものの柔軟剤のにおいを嗅いで「あぁーいいにおーい」とは思ったけど、臭いなーとは一度も思わなかったよ。


もちろん臭くないに越したことないんだけど、この差にあたらめて驚きです。
イギリスに行くとまた違って、少し匂いは薄くなる気がする。人間臭さはフランスの方がダントツである。(だからみんな香水で匂いを隠すんだろうか。私の知る限り友人はけっこうみんなシャワー好きだけどな。服をそんなに洗わないのだろうか)



そんなことを考えながら
カウンターに並んでいる最中ずっと気になってた、一枚の証明写真が床に落ちてる。でも係りの人も通行人もだれも全然気がついてなくて、あれが見えるのは私だけか?と目を何度かこすった。写真にちゃんと見えるよね。
何度も拾おうとしたけど、やめた。
問題なくすべてをパスし、ゆっくり朝食。
この時ホッとしたのかメロンパンをガッツく。フランスにも美味しいパンはたっくさんあるのですが、さすがにメロンパンは無い。そして当たり前に超おいしい。

いよいよ出発。モスクワまで10時間。
そしてご飯が美味しかった。


 
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