2012-11-11

シルクスクリーン

Sérigraphie(シルクスクリーン)のワークショップに参加しました。
 ナントにある Grante égle(グランテーグル)という
本をEditionする活動をしているアソシエーションで行われた今回のワークショップ。

シルクスクリーンを学ぶことを目標に、
一日で参加者10人全員の"共同Fanzine"を作る。


Fanzine(ファンジィンヌ/ファンジン)とはいわゆる印刷された本(雑誌のようなもの)。アーティストやミュージシャンなどアンダーグラウンドで活躍する作り手が、独自のスタイルを探し求め制作する出版物である。バンドデシネ(B.D. ベデ)と少し関係があったりなかったり。Livre d'artisteとも言ったりするかも。



相方はfanzineのコレクションが大好きで、かなりその手の話に詳しい。私も興味があるし、grante égleの人とも仲良くなったし、じゃぁ参加しよう!ということになった。



で、スタートは9時。のはずが
さすがフランス(とはよくいいまずが(´-`))
遅刻する人がいるのは分かって居るんだ。
9時に行っても絶対みんなコーヒーとお菓子でのほほんしてるんだって思って9時5分に着くと、案の定ずばりそうだった(・_・)
3年経ってもこの余裕のある感じが慣れないけど、キリキリしているよりは相当好きだ。

のんびり始まる。まずは各自デッサン。イラストや落書き。

何を思ったか、今回のテーマは Premier baiser(ファーストキス)。
事前に受け取ったメールにテーマも規定サイズも書いてあったから
私も相方もデッサンを用意して持って行ったけど、そういうことをしていた人は他に居なかった。(ちなみにお昼ご飯各自持参って書いてあったのに、私たち以外誰も持ってきて無くてそれも驚いた。結局アソシエーションの人が野菜モリモリスープを作ってくれて皆で食べた。給食のような感じで面白かった)




今回の参加者の皆さんは決してアーティストではない。
言葉や文を載せる人が多くいてビックリした。
(3羽のニワトリの横に「キスして!キスして!キスして!」と描くオッサンが居てかなり衝撃だったが)

全35ページの中身はシルクではなく、普通の白黒コピー。
カバーだけシルクスクリーンで両面印刷。片側それぞれ2色刷り。
金沢美大に居た頃、部活のTシャツを作るのによくシルクをさせてもらったなぁと思いながらの作業。でも技法的なことはあまり記憶にない。なぜなら全て先輩達がやってくれていたから!
最初はものすごく丁寧にやっていた参加者。
でも刷り始めた時すでに午後4時、焦ってみな手抜きになる。
その変化があまりに顕著で笑っちゃった(不謹慎)
刷る、刷る、刷るー!
でも刷ったら終わりじゃない。中身と合わせて巨大ホッチキスでガチャン。その後機械で切りそろえる。

言葉で言うと簡単だけど、作業はなかなか大変。


で、出来た!
終わったのが19時半。長い1日になりましたー


色んなアソシエーションがあって、自分のしたいことが割と思うように出来る環境にあるって、いいよね。

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