ホームレス襲撃事件

今週火曜日の夜中、ナントの中心地でSDF（ホームレス）のおっさんが、20歳くらいの若者に首をナイフで刺された、という事件が起きた。


日本でもこの手の事件は起こっているので珍しくないかもしれない。
でもこのニュースを友達から聞いて、私はかなりショックだった。
このホームレスのおじさんは、大分前から市街地に居座っており、ナントに住む人なら誰でも1度は見たことがあるのではないかと思うくらい有名なのだ（多分）。
モヒカン姿の彼が朝、コーヒーを買って美味しそうに飲む姿は何度も見たことがある。



そのおじさんがやられたのだ。



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彼は時々夜中に音楽をガンガン鳴らしたり叫んだり、それはそれは近所迷惑をしていたのだが　そんなおじさんが今危険な状態で病院にいると知ると、何だか不思議な気持ちなのである。



しかも今年は "Le grand soir" (Benoît Delépine)というパンクファッションをした主人公の映画が話題になった時期もあり、主人公の感じがホームレスのおっさんに少し似ていたので勝手に親近感を抱いてしまっていた。




今回は２人のホームレスが被害にあったそうで、犯人は捕まっているのだけどやはり物騒である。でもそれはフランスだから、、、なんて、そんな話はしたくない。
東京だって金沢だって、どこも結局は同じだなと思う。ちょっと話は違うかもしれないけど、まだ　ナントのホテルでエレベーターに挟まれたなどという話は聞いたことがない。



おっさんがこの先どうなるか分からない。
やはり人に命を脅かされるのは恐ろしいことである。