木曜の朝、新聞記者による展覧会の取材がありました。
「記者は記者でも、アート系展覧会記事の
スペシャリスト(!)が来ますから!」
と聞かされていた参加アーティストの私たち。
ほぅ・・・(・o・)
約束の朝11時に展覧会場に行く。
そのスペシャリストとやらもやってきた。
本当に驚いたんだけど、なんとこの記者
最初から ひたすら ものっすごい
態度が悪いのである。
point presseと聞いていたので、作品展示も全く始めてないし
展示の概要などを説明する機会だと思ってた。
ところがそのスペシャリストとやらは
「作品が無いと写真が撮れない、記事にならないじゃないか。なんだこれは」と繰り返す。
今回居合わせたのは私も含め参加アーティスト5人。
うち1人がフランス人(祖父がイタリア人)だけど、その他は純・外国人だ。
とにかく話を始めようと、ペルー人のリカルドが挨拶をした。
しかしそのスペシャリスト、顔をしかめるだけ。
「は?何?」といって全然話を聞こうとしない。
リカルドのスペイン訛りはそりゃ強いけど、
でもフランス人なら、注意して聞けば問題なく理解出来るレベル。
それを彼は理解しようと努力しない。
その態度にカチンときた 私たち残り4人。
最初っから険悪なムード・・・
会議室に場所を移し、5人でそのスペシャリストを囲む。
私ビジョンではもう火花バチバチ(*o*)
展覧会の概要、テーマ、コンセプトなど
リカルドが一生懸命伝える。話は一応進むが、
どこか馬鹿にした感が消えないその記者の態度。
実は私、この記者をよーーーく覚えていた。
2011年の春、美術館の友の会の団体が立ち上げたある展示に参加した際、このオッサンは同じく取材にやってきた。参加アーティストは10人前後。外国人は私のみ。その日はメンバーである友の会メンバーがやってきて、アーティストが各自作品の前でプレゼンをした。(ここでいう友の会とは日本でいうそれとは違い、展示に関わったり金銭的に美術館に支援をしたりする団体)
今でもよく覚えてる。
この記者は私の作品だけほとんど写真も撮らず、質問も一切しなかった。他のアーティストが彼の質問に対し受け答えをしていたのを見ていたので「私もちゃんと答えられるかしら」とドキドキしていたのに、アレ?と拍子抜けしたのをよーく覚えているのだ。
他のアーティストには、作品の横に本人を立たせて写真を撮ったりしていたのに、私には一切関与なし。
その時は「私の作品興味ないんやろな」とそれくらいにしか思ってなかったけど、それを当時同居してたEに話したら「そいつ知ってる!!!」と言われ、「その記者、嫌なヤツで有名だよ」と言われた。
だからもしかして私が外国人だから、こういう対応だったのかなと言うと「可能性は大いにありうる」と。
で、今回その記者に久々に再会したので
最初見た時
「ああーーーーーーー」と思ったのだった。
で、ちょっと おちょくってみたろ、と思って
今回私に質問がまわってきた時
「以前○○の展示でお会いしましたよねーあの時はどうも。よく(あなたのこと)覚えていますよ^^(笑顔)」と言った。(←私すごい嫌味なヤツ!)
相手は ハテ(・_・)? という顔をしていたが、
作品を見せると「あ、思い出した!」とポツリ。
だからといって別に「この、人種差別主義者ーーー!!」っていうわけじゃないけど、やっぱり彼の質問を聞いてすごくイライラした。
まず第一にヤツが問うた質問。 それは
「あなたはアーティストとして生計を立てているのか?」
初めて会った人、よく知らない相手にそんな質問をしますか?
ましてやこちらの職業は「アーティスト」と言っているのに、
じゃー、パン屋さんに会ったら「パンだけであなたは生計を立てているのですか」と質問するんかいな。
アート関係の作り手は皆精一杯やっているし、食っていけるかいけないかが問題じゃないんだ。いいもの作りたいと思って皆頑張っているので、作品だけで食べていけなかったら皆それぞれ知恵を絞ってやっていますよ。
なんで、ソコを最初に聞くのか。ほんとーに意味が分からなくて、ましてやアンタ、スペシャリストでしょ。それを展示を行うアーティスト全員に聞いてまわっとるんかいな。
私たち、母国語の訛りは消せません。
その話にも触れた。(展示のタイトルが"Nouvel accent 新しいアクセント"だからね)
ここぞとばかりに みんな、訛りを駆使して
その記者が話すのを遮って遮って遮って
メキシコ人もペルー人もしゃべるしゃべる!ポーランド人も
(こういうとき本当ラテン系の人、心強い・・・!)
そしたらそのスペシャリストのおっさん、遂に笑った。
少しずつ冗談言うようになっちゃったりして。
きっと、あまりに外国人が訛り無視で喋り倒したからだと思うんだけど、最後急に優しくなったのでした。少し打ち解け始めた。
ただ「どうして国に帰らずフランスに残るのか?」という
爆弾のような質問を落として帰って行った。
感じ良いように、笑って聞いてたけど
まるで「外国人は国に帰れ」と言われているような怖さを隠し持ってた。
なんでこのオッサンがスペシャリストなの?
Ouest France、もっといい人探した方が良いよ!
「記者は記者でも、アート系展覧会記事の
スペシャリスト(!)が来ますから!」
と聞かされていた参加アーティストの私たち。
ほぅ・・・(・o・)
約束の朝11時に展覧会場に行く。
そのスペシャリストとやらもやってきた。
本当に驚いたんだけど、なんとこの記者
最初から ひたすら ものっすごい
態度が悪いのである。
point presseと聞いていたので、作品展示も全く始めてないし
展示の概要などを説明する機会だと思ってた。
ところがそのスペシャリストとやらは
「作品が無いと写真が撮れない、記事にならないじゃないか。なんだこれは」と繰り返す。
今回居合わせたのは私も含め参加アーティスト5人。
うち1人がフランス人(祖父がイタリア人)だけど、その他は純・外国人だ。
とにかく話を始めようと、ペルー人のリカルドが挨拶をした。
しかしそのスペシャリスト、顔をしかめるだけ。
「は?何?」といって全然話を聞こうとしない。
リカルドのスペイン訛りはそりゃ強いけど、
でもフランス人なら、注意して聞けば問題なく理解出来るレベル。
それを彼は理解しようと努力しない。
その態度にカチンときた 私たち残り4人。
最初っから険悪なムード・・・
会議室に場所を移し、5人でそのスペシャリストを囲む。
私ビジョンではもう火花バチバチ(*o*)
展覧会の概要、テーマ、コンセプトなど
リカルドが一生懸命伝える。話は一応進むが、
どこか馬鹿にした感が消えないその記者の態度。
実は私、この記者をよーーーく覚えていた。
2011年の春、美術館の友の会の団体が立ち上げたある展示に参加した際、このオッサンは同じく取材にやってきた。参加アーティストは10人前後。外国人は私のみ。その日はメンバーである友の会メンバーがやってきて、アーティストが各自作品の前でプレゼンをした。(ここでいう友の会とは日本でいうそれとは違い、展示に関わったり金銭的に美術館に支援をしたりする団体)
今でもよく覚えてる。
この記者は私の作品だけほとんど写真も撮らず、質問も一切しなかった。他のアーティストが彼の質問に対し受け答えをしていたのを見ていたので「私もちゃんと答えられるかしら」とドキドキしていたのに、アレ?と拍子抜けしたのをよーく覚えているのだ。
他のアーティストには、作品の横に本人を立たせて写真を撮ったりしていたのに、私には一切関与なし。
その時は「私の作品興味ないんやろな」とそれくらいにしか思ってなかったけど、それを当時同居してたEに話したら「そいつ知ってる!!!」と言われ、「その記者、嫌なヤツで有名だよ」と言われた。
だからもしかして私が外国人だから、こういう対応だったのかなと言うと「可能性は大いにありうる」と。
で、今回その記者に久々に再会したので
最初見た時
「ああーーーーーーー」と思ったのだった。
で、ちょっと おちょくってみたろ、と思って
今回私に質問がまわってきた時
「以前○○の展示でお会いしましたよねーあの時はどうも。よく(あなたのこと)覚えていますよ^^(笑顔)」と言った。(←私すごい嫌味なヤツ!)
相手は ハテ(・_・)? という顔をしていたが、
作品を見せると「あ、思い出した!」とポツリ。
だからといって別に「この、人種差別主義者ーーー!!」っていうわけじゃないけど、やっぱり彼の質問を聞いてすごくイライラした。
まず第一にヤツが問うた質問。 それは
「あなたはアーティストとして生計を立てているのか?」
初めて会った人、よく知らない相手にそんな質問をしますか?
ましてやこちらの職業は「アーティスト」と言っているのに、
じゃー、パン屋さんに会ったら「パンだけであなたは生計を立てているのですか」と質問するんかいな。
アート関係の作り手は皆精一杯やっているし、食っていけるかいけないかが問題じゃないんだ。いいもの作りたいと思って皆頑張っているので、作品だけで食べていけなかったら皆それぞれ知恵を絞ってやっていますよ。
なんで、ソコを最初に聞くのか。ほんとーに意味が分からなくて、ましてやアンタ、スペシャリストでしょ。それを展示を行うアーティスト全員に聞いてまわっとるんかいな。
私たち、母国語の訛りは消せません。
その話にも触れた。(展示のタイトルが"Nouvel accent 新しいアクセント"だからね)
ここぞとばかりに みんな、訛りを駆使して
その記者が話すのを遮って遮って遮って
メキシコ人もペルー人もしゃべるしゃべる!ポーランド人も
(こういうとき本当ラテン系の人、心強い・・・!)
そしたらそのスペシャリストのおっさん、遂に笑った。
少しずつ冗談言うようになっちゃったりして。
きっと、あまりに外国人が訛り無視で喋り倒したからだと思うんだけど、最後急に優しくなったのでした。少し打ち解け始めた。
ただ「どうして国に帰らずフランスに残るのか?」という
爆弾のような質問を落として帰って行った。
感じ良いように、笑って聞いてたけど
まるで「外国人は国に帰れ」と言われているような怖さを隠し持ってた。
なんでこのオッサンがスペシャリストなの?
Ouest France、もっといい人探した方が良いよ!
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