2017-01-09

風呂

先日ふと思い立って、湯船に浸かった。

寒い日だったので、暑ーいお湯を張って一人ゆっくり肩までざぶんとお湯に浸かった。当たり前のことなんですが、それがものすんごい気持ちかった。。。こんな贅沢な湯船に浸かるなんて数か月ぶりだったかも。





フランスに来て一緒に住んだ同居人Eも、パートナーのボリスも、美術学校の友人の多くも、環境問題の話をよく私にします。例えばEはアパートの庭でコンポスト(堆肥)をしていた。何となく私も協力して(Eにはとても喜ばれた)、そんな生活を2年続けていたのですが、数ヶ月前から再びボリスと再開しました。Eは米のとぎ汁だって捨てずに植物に与えていた。ボリスと住み始めてから初めは特にそういう話はしていなかったけれど、少しずつオーガニックの食品を選ぶようになり、安い労働力で作られる服の購入も極端に減り、必要な場合は今はほとんど古着しか買いません。不要になった服は全て専門の施設に寄付する生活。


そういう生活になっているからこそ、「あれだけの水を消費する」ことにものすごい抵抗を感じるようになってしまって。「もったいない」って。元々カラスの行水な私なのですが、さらに拍車がかかっていました。

元々お風呂は好きだけど長いこと入ってられないタチだし、どうせ湯船に浸かっても数分。そんなことのために大量の貴重な水は使えないなーって、思ってたんですが…

何となくこの間、ボリスがいなかったとき
ふと、出来心で湯船に入ってみたのでした。




そしたら あまりにも気持ちが良くて自分でもビックリ!!!!!
こんな幸福の瞬間を忘れていたなーって鳥肌が立つくらい忘れていたのです。私はとても暑いお湯が好きなのですが、それはそれはとても暑いお湯だったので、もちろん数分後にのぼせそうになりましたが(笑) 垢こすりもして、しっかり湯船を堪能し、もう頭も肌も心もスッキリ・シャッキリしました。




だけど、結局思ったのは「たまにでいいかな」ってこと。
こんな気持ちのよいご褒美は時々でいいかなって。
世界中にはお風呂なんかに入れない人がたくさんいるのだし、これだけの綺麗な水を作るのにどれだけエネルギーがいるのかとか、そりゃ考えだしたらきりがないのですが。

お風呂の気持ち良さを再確認したのと同時に、環境のこともこれから考えていこうと再確認した夜でした。






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