先日、山川冬樹さんのパフォーマンスをLieu Uniqueで見ました。
この映像ですが、上演が終わって1時間後にはもうYouTubeにあがってた。すごいありがたい!
「骨伝導マイクを使った頭蓋骨とハミングによるパーカッシブなパフォーマンス」ですが、間近で見ると本当に本当に本当に圧巻です。
地方都市の良いところは、こういった超有名アーティストが来ても一番前の席が絶対に空いているということ。笑 本当にわざわざナントまで来ていただいたなんて、信じられない。
私がまだ金沢美大で学生をしていた時、金沢21世紀美術館で彼のパフォーマンスを見たのをとてもとても鮮明に覚えています。
心臓の鼓動の速度や強さを自由自在に操るそのパフォーマンスは学生の私にとって脅威的で、とにかくショッキングでした。しかも時々鼓動を停止させる。
「この上演中に亡くなってしまったらどうしよう…」と勝手に心配ばかりしていたように記憶しています笑。
学生の間にいろんなものを見たけれども、この日のことは非常によく覚えている。今回ナントに山川さんが来ると情報を得た時は、それだけ印象的だったパフォーマンスをフランス人の友人たちにも見せたいと思い、絶対に彼らを連れて行こうと心に固く誓いました。
上演中、私は山川さんに恋をしていたと思う。
そしてそれはきっと会場にいたほとんどの人がそうだったと思う。
コンサートが終わって話しかけたかったけど、わざわざフランスの地方都市まで来て日本人と話しても面白くないよね…と思って、でしゃばるのはやめました。しかも実際何話していいのか分からなかった。でも一言感謝の気持ちは伝えるべきだったかもしれない。
いいものを見ると、身体中から震える。私も足踏みしている場合じゃないって強く思える。もっと外に出ていいものを見る努力をしないとなぁ
帰り、少し肌寒いナントの街を歩きながら一人泣きそうだったよ。
ボリスケにはバレなかったけど。
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