2019-11-24

祖父との展示で考えたこと

そんなこんなで雨の中、レセプションが無事行われ、思った以上にたくさんの方に来ていただきましたー びっくりしたー
でも大多数は企画したLaurenceとChristopheの知り合いとかだからね。みんなわざわざ雨の中ありがとう。

設営中の私をLaurenceが写真に撮ってた。

それにしても、おじいちゃんと私の話をすると本当にみなさんの反応が良い。
まず岸田劉生という名前を出すことが躊躇われて、金沢美大在籍中あまり友達にその話できなかった。だってこれだけ偉大な画家だし、しかも私は別に直接かかわっているわけではないし、それでも彼の話をするとなんか自慢っぽいっていうか。たしかそんな理由で言わなかったんじゃないかな。
実はこの二人展、フランスに来る前に地元金沢でもどこでも開催したいなーって思ってた。だけど実際私の力量がなさすぎて、一体おじいちゃんの作品と私の作品をどうコラボしたらいいのか分からなかった。自信がなさすぎた。二人の絵をただ一緒に飾ればいいわけではないから。
そう、わたしはやる気は無限大にあっても
自分が何をしたいのか さっぱりだった。だから立派なおじいちゃんの作品群をうまく扱える力量が自分にないのはよくわかっていた。

今ももちろん模索中だし自分に自信があるわけではないけど、10年の時を経て少しは経験を積んで「今私に出来ることはこれです」っていうのを見せられるようになったと思います。


(おじいちゃんの水墨画で、手前が私の水彩画)

あと、展示や制作に関しては今までボリスケにすごく頼っていたので、そんな自分にも嫌気がさしていたし、別れてからというもの、試行錯誤しながら少しずつ自分で自分らしいものを作ろうと心がけている。

正直、今でもやっぱり不安で怖いです。
「自分が今やってることは本当に『面白いこと』か?」って。

「自分に自信がない」というのは 一見ネガティヴなんだけど、その分他者からの意見を聞き入れられることが出来る、ということでもあるのかなと思う。一生自信がないままでは居たくないけど、自信満々で人の意見さえも聞けなくなるような傲慢な人にだけはなりたくない。
私の希望としては、もう少しレベルアップして「自信満々ではないけど、確固たる"コレだけは"っていうのを持ってる人」になること。



一番いいのは、おじいちゃんが生きていて、二人で話し合って展示することだったんだけどね。
でも生きてたら今彼は114歳。
さすがに非現実だ。笑




展示をするって、本当色々考えることがありすぎて
前日は色々悩むことがあってあまり眠れず。
しかもオープニングの翌朝には朝6時発のバスでレンヌに戻ったので、睡眠が数時間で辛かったー

というのも、一日中レンヌでセミナーがあったからなんだな。
これが終わった後は家で爆睡。自分で自分にお疲れ様でした…



Aucun commentaire:

 
コルテオ 太陽光発電