2023-08-25

サン・ナゼール回想③

この写真、ナントのギャラリーMIRAのお客さんが撮ってくれた。壁の大きさとクレーンの高さもよくわかっていい写真!ありがとう。
 
 
今回描いた壁の向かいには緊急医療輸送サービスがある。
ほぼ毎日そこの人たちと顔をあわせるので、最初から自然と会話をしていた。なにより気になるのは、会社の名前SANSOUCY.(サンスシー)Sans souci (問題ない)と掛けている。
救急サービスが「問題ない」と断言しているのはいいことだよねーと、みんなで笑っていた。っていうか、救急施設がダジャレかよ!!
 
何かあっても「問題ないよ〜!」と笑って言い切るおっさん達、めっちゃ面白かった。しかも絵が進むに連れてとある職員が他の職員に
「ほら、右上にあるやつ、顔に見えるだろう!」とか
「窓の横にあるあれ、鳥に見えるなぁ〜」とか
冗談で絵のアドヴァイスしてくれたり、本当楽しかったなぁ
そして万が一怪我をしても横に 緊急医療輸送サービスがあるっていうのはなかなか安心であった。
 

3日目からは、エオルはほぼクレーン車の運転のみで、絵は私だけ。
最初の2日間、絵が着々と仕上がっていくのは嬉しかったのだが、どうしてもエオルの絵みたいに思えてきて、自分の作品じゃないみたいで複雑な気持ちだった。けれど少しずつ私が手を加えることで自分らしさを取り戻せて最後はホッとしました。。

仕事は大体毎日17時に切り上げて、そのあとは遊んだ。
私一人プールにも行った。(まだしぶとくプール通い続いている)
これはプール横にあるSalle La Soucoupe。スポーツ施設、と訳すのだろうか
 
 
夕ご飯はみんなでここに。
Le trou du cul(けつの穴)ならぬ Le trou du füt(樽の穴)笑!
もうこの名前聞いただけで爆笑してしまう。。
見た目は80年代の寂れたバー、という感じなのだが、なんともまぁ最高なバー・レストランだった。料理はモリモリだし、お店の人もめちゃくちゃ面白くてずっと冗談ばっかり言ってたし。シードルのプレッションが美味しくてずっとそればかり飲んでいた。おすすめです!
あらぬことか、その日宿に帰ったのは午前2時。
エオルは酔っ払った私を見てなんともまぁ嬉しそうだった。おそらく私のような、昔から学校の決まりをちゃーんと守ってきたいわゆる優等生みたいな人がこうやって少し道を逸れて楽しむのを見て嬉しかったんだろう。彼はまさに私とは正反対の性格で、学校の決まりなど一度も守ったことがないような人だ。
そんな私たちがこうして5日間なんともまぁよく意気投合して、色んな話をして(95%下ネタかくだらない話)笑いまくっていたか。10歳も歳違うのにねー
 
翌朝目が覚めたのは朝の10時。
壁画の制作中なのにありえない!ショックで飛び起きたのだが、作業場の責任者は私なので別にそんなことどうでもいいのだ。ゆっくり起きてゆっくり準備して、11時くらいにぼちぼち作業始めましたとさ。

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