二人展のオープニングレセプションは深夜まで続き、私は翌朝早くに電車に乗らなければいけなかったので早めに帰った。(その後みんなは朝まで飲んでいたらしい!)この時横山さんにお別れをして、すごく寂しかったなぁー
お酒は全然飲まなかったけどたくさん喋ったし楽しかったし興奮していたのであんまり眠れなかった。重い体と頭を叩き起こして早起きした。
そして2時間電車に乗ってパリのポンピドゥーセンターへ行きました!
数ヶ月前にオファーが来て、少しずつ進めてきた仕事、実践の日です!
ポンピドゥセンターの美術館部分(コレクション)が、3月10日を持って一旦閉館します。5年の改装工事に入ります。(特別展は夏までやってると思う)
その記念に、この週末いろんなイベントが催されており、その一環で一般の方向けに大きいサイズの絵のアトリエ(ワークショップ)をしてほしいと言われたのです。
私が年末年始日本に帰っていた時も一度オンラインで会議をしたりして、結構な頻度で連絡しあっていたスタッフの皆さんに、この日やっと会えた!初めまして〜
最初に通された部屋がここ。
荷物を置いたり着替えたりする場所に使ってね、と言われた。
「これは一体?」と聞くと「ここは本来は赤ちゃん向けの部屋で、美術作品も赤ちゃんが好きに触ったり遊んだり出来るように作られているよ」と。すげーー
赤ちゃんじゃなくても、触ったりして遊びたい。
その横の巨大な部屋は(写真撮るの忘れたけど)、小中学校の生徒や一般の参加者がアトリエにきて作業する場所で、いろんな道具が揃っていて素晴らしかった。全てがすごい。
今回私は入り口のあの巨大なホールでアトリエを。
まずはチームみんなが集まって顔合わせ。ホールのど真ん中で、みかんやお菓子を食べながら、自己紹介。私はみんなの名前をメモったり作品紹介したり。今回のプロジェクトの趣旨をもう一度確認。こういうのもすごくしっかりしてて良きかな。さすがパリの主要な文化施設だけある。
主要スタッフは3人、その責任者1人(この人は以前私会ったことあるらしい!前はサン・ナゼールのアートセンターで働いていた人らしい。共通の知り合いの人の話されてすごく親近感湧いたー)、そして補助に4人、合計8人も付いてくれました。半分が外国人(アルゼンチン、コロンビア、ギリシャ)、フランス語のいろんな訛りが聞けて最高に良きかな〜!
これ見ただけで感動して泣きそうになった。ありがとう
みんな絵の具を用意してくれている。
面白い顔や絵の具、デッサンの練習。
みんな大まかな趣旨・手順を確認したら、早速私描き出します。真ん中の黄色いのが私。こう見ると本当に場所の大きさがわかる。インスタでこの場所を見た日本の姉2が「空港?」と言っていて、すごく面白い意見だなぁと思った。確かに空港に見える。
絵を描いている最中ときどき周りを見ては
「わたし、本当にあのポンピドゥセンターのホールで絵を描いているんだな・・・」とかなんとか、当たり前の馬鹿げたことを考えていた。
周りには常に人がいて、長期閉館前の美術館を見に来た大勢の人々で賑わっていた。
14時になっていろんな人がやってきた。
列を成してみんな参加してくれた。
事前予約などなし。たまたまここに来た人が気軽に参加出来るように、とオープン。
色々ハプニングありながらも、スタッフのみんなはプロなのでそつなくこなしていく。
近所のおばあちゃんみたいな私。笑
みんなの進行具合をチェックしている
描きまくる!
下書きが大体できたら、その後みんなに色付けをしてもらう。アクリル絵の具を存分に薄めたものを使う。水彩画みたいな表情が出ますように
たっくさんの人が携わってくれて、かなり感動でした。
キャトリーヌが撮ってくれた
2枚目!
スタートは14時、終了は18時。
4時間のアトリエもあっという間に終わった。。。
いろんな人とお話しできたし、みんなこの大きいサイズにかなり嬉しそうだった。
スタッフのみんなによると全部でおそらく350人くらいが参加してくれたそう。サンビャクゴジューにん!!
今までにアトリエは何度もやってるけど、
実は一般の方と一緒に作業したのは初めてで。
今までは絵の書き方とかインクの使い方とかを見せて、実践してもらっていただけだったから。
ポンピドゥセンターという名前があまりに偉大すぎて、実は話をいただいた時からずっと緊張していた。不安ばっかりだった。
だけどスタッフの素晴らしい対応と素晴らしい準備進行にすごく助けられた。
ナントからパリに向かう途中、電車の中で「すでにもう全て準備されているんだし、あとは好きに絵を描くだけなのでは?」と自分の中で納得してしまうと、一気に不安がワサササーーーと消えて、「楽しみ」が湧き上がってきた。この時の感覚がとても不思議で、忘れられない。
思い切り楽しんで絵を描きまくった1日であった。
続く
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