2025-03-30

オープニングの日

歩いて出勤
27日オープニング当日、写真家のRenaud Monfourny氏に写真を撮っていただいた。とても有名な写真家でありLes Inrockuptiblesという雑誌の立ち上げに関わったすごい方でもある。アーティストのポートレートシリーズを撮っていて、なぜ私を撮りたいと思ってくれたのかは不明だが、すごくたのしみだ!!事前に彼のことを調べると森山大道とかDavid Lynchとかとにかく出てくる著名人のポートレート。すげー!!!

朝10時にアポイントがあり、10時ぴったりに行ったらすでにいらっしゃっていた。そしてコーヒーを飲んだらすぐに撮影。カラフルなTシャツを着ていった私だったけど、なんとなく黒いTシャツも持っていったら「それでも撮ってみよう」ということで着替えて再開。会場がとにかくカラフルだから黒のTシャツの方がすごく映えたみたい。良かったー
10時半に終わって、そのまま優雅に帰って行かれた。その間たったの30分。やっぱりプロ中のプロはこうなんだ。めちゃくちゃシンプルで仕事がとにかく早い。
いろんな話をしたけど私の作品を褒めてくれたのが素直にめっちゃ嬉しかった。ありがとうございます。


展示自体の設営は前日に終わっており、その日は夕方までちょっと休憩。ジョルジュも合流!このイル・フロタント、今まで食べたイル・フロタントのなかで最強に美味しかった。。。

ドキドキしながらギャラリーへ戻り、スタッフの皆さんに向けて展示の説明ツアーをしました。ドキドキ
Les Filles du calvaire(レ・フィーユ・デュ・カルヴェール)ギャラリーの何がいいかって、まずボスであるステファンが最高であるということ。そしてスタッフの皆さんも彼のことが大好きでとても穏やかな雰囲気が漂っている、ということ。
この時初めてステファンと二人だけでゆっくり話をして、この人の元で作品を発表することができてすごく幸せだな、、、と思った。彼の素晴らしさをまだうまく言語化できないのだけど、後々うまく話せる日が来るだろう。


そんなこんなでオープニングが始まり、いろんな方にお越しいただきましたー!!!ありがとうございました🙏🙏🙏
中でもびっくりしたのが日本人の方が何人かいらしてくださったことでした。どこで一体こんな情報を手に入れるのか。。
一人、このブログを5年ほど前から見てくれていて私に会いに来てくれたハルカちゃん(名前間違えていたら本当にごめんなさい!)という方とお話が出来ました。ブログ書いている自分が言うのもなんですが、こんなブログを見てくれているなんてすごく変わり者だなぁ〜と思ったのと、フランス国内でコツコツ勉学に励んでいる彼女を見てガッツあるなぁ!と思いました。こういうことがあると「今まで(更新は度々遅れるけども)書いてて良かったー」と思うし、これからも頑張れます。超シャレオツな かりんとうをいただいてしまって(ありがとう!)、その後いろんな人に「そのオシャレな紙袋はなんだ」と聞かれまくった。


ギャラリーからこんな素敵な花束もらっちゃった〜!!!!
個展のオープニングにこんなかっちょいいメイドインジャパンのプレゼントとさらに素敵な花束を抱えて私はなんて幸せ者なのだと心底思いました。

みなさま本当にありがとう。。。
(ちなみにこのワンピースは毎度のこと、ファッションコーチのソニーが見つけてくれたもの。)

4時間ほどぶっ続けで人と話し続け、その後近くのレストラン・バーに移動してスタッフの皆さんと一杯飲み、ジョルジュとゆっくりアパートに戻りました。

いろんなことが起こってとにかく頭の中がグルングルンして、なかなか寝付けなかった。展示が始まる前に何点か作品が売れていたこともあり、ちょっと安堵感があった。それでも個展だから自分の責任は大きいし、とにかく緊張していたので体のあちこちが筋肉痛。でも本当に幸せな気分で翌日目を覚ましました。

パリの大きなギャラリーで個展をする、という一つの目的が無事果たせた嬉しい日でもありました。みなさん本当にありがとう。

2025-03-27

Les Filles du calvaire 展示設営

月曜の早朝、6時前出発の電車に乗り込みパリへ。
そしてそのままギャラリーへ!

ギャラリーの名前はLes Filles du calvaire。パリには2会場あるけど、私はまさにFilles du calvaire駅で降りてFilles du calvaire通りの会場で展示。(ちなみにもう一つはRue Chaponにあって、その場所もとても美しいです)
早速設営!
設営担当スタッフ長のドロテがめちゃくちゃ有能でたくさん助けられた。男性が多いこの設営スタッフ業界では本当にたくましいぞ

午後にとあるコレクターと会った。
今回私はパリ滞在中、彼が所有するアパートに泊めてもらう。なぜならそのアパートに壁画を描いてくれと注文を受けたからであった。壁画といっても小サイズなので展示設営が終わったらゆっくり楽しもうと思う。

こんな街の中心地に滞在できてすごい。それでいてかなり静かで、それも摩訶不思議。トゥーロンの自分家より静かなんじゃないか。何不自由ないアパートで本当に助かります。ありがとう。


翌日も設営は続く。
ギャラリーのスタッフの皆さんとご飯。
ギャラリー近く。トトロが!
パリは本当に人が多いな。。。
都会暮らしはしたことがないが、なんとなく地方の方が自分には合っていると思う。こうやって時々来るくらいがちょうどいい。

2025-03-25

Domaine du Rayol

3月22日、イザベルと一緒に Domaine du Rayolへ。
大雨の中車を40分走らせる。 
ここに来たのは梅沢英樹さんの展示を見るためです!
オープニングがありました。
 « Gazing at Traces in Each Place », Hideki Umezawa
梅沢さんは別府プロジェクトでレジデンスもしていた方で、私が年始に訪れた金沢21世紀美術館でも展示をされていたり、今はアメリカにパリに日本にと大忙しの方です!

しかしこともあろうか、別府プロジェクトで長期レジデンスをしていた梅田哲也さんとすっかり勘違いをしていた私。(「梅」しかあってないのに、なぜ間違えたんだろ)本当に失礼いたしました。。。。話をしていて梅沢さんから「人違いかもしれません」と言われて判明した。
こんな失礼をしたのに、にこやかに対応してくれる梅沢さん。めちゃくちゃいい人でした。。。本当に申し訳ありませんでしたー!

こういう失態を本当によくやってしまう、恥ずかしすぎて、穴があったら掘り続けて地球の裏側まで行ってしまいたい。。。

展示は、梅沢さんのGilles Clément(このガーデンを設計した方)への愛が感じられる、なんとも暖かく素晴らしいものでした。Domaine du Rayolのスタッフの皆さんも梅沢さんのことが大好きな様子が伝わってきて微笑ましく、めちゃくちゃ良かった!!


悪天候だったけどやはり美しさは健在。むしろこの天候でこんなところまで来ることがないので感激。荒れる海が素晴らしかった

2025-03-22

レマン湖を見て

私がシャモニーから帰る前日、ジョルジュのお父さんに会いに行った。
お父さんはパートナーの方と一緒にレマン湖の横にある彼らの友人宅に遊びにきていた。私が彼に会うのは2回目だが、パートナーの女性に会うのは初めてだ。緊張する!

車で1時間半。
ずっと絶景が続くよ
着いたー!
この日は火曜日だったのだが、村のレストランはすべて閉まっており、スキー場の上まで行かないと何もなかった。のでリフトで登ります!
キレー!!
レマン湖が見える。なんて美しいんだ
シーズンからちょっと外れているからか、滑っている人本当に少なかった。スキーしないけど、こんなに誰もいないならちょっと滑ってみたい、と思った。
この日夕方に用事があった私とジョルジュ。しかもジョルジュ父のパートナーの方は少し風邪気味で体調がすぐれなかったので、ランチのあと早々と帰ってきました。


緊張したけど本当に楽しいひとときで、天気も良くとにかく素晴らしかった。帰る時間になってジョルジュが「そろそろ行かなきゃ」と言うと「え、もう・・・」と私も含め他3人がしょんぼりしてしまい、それもすごく印象に残っている。もう少し一緒にいたかった。

次はボルドーで会いましょう!といい、バイバイ。



帰り道

翌日トゥーロンに出発。
朝5時起き。眠い
ジョルジュといったんバイバイだけど、来週今度はパリで会うから大丈夫。
ここまでおよそ2時間。
そして1時間まち。
彼が持たせてくれたクレープを頬張る。
リヨンで2時間半待ち。
すごく便利なのは駅前に大きな商業センターがあり、なんでも食べられるしなんでも手に入る(無印やユニクロがある…トゥーロンにはない。)しかも駅前の図書館で本が読める。2時間半あっという間だった
そして帰ってきた。
距離的にはそんなに遠くないのに、電車だと一気に遠くなる。車より時間かかった。

2025-03-21

ジョルジュのルポルタージュ

ジョルジュが今年1月、写真家のジェレミー・ヴィレと北海道に1ヶ月滞在した様子を撮影したルポルタージュが放送されました!

登録とかなしにそのまま見れます。35分。
ジョルジュが北海道滞在中、私はすでにフランスに戻っており、毎日写真や情報は送られてきていたんですが、映像で見るとこんな環境に1ヶ月も身を置いていたのか、、、とびっくりしました。
しかし誠に美しい。。。北海道のこんな極地でこんな美しさが待っているなんて驚きました。
フランス語わからなくても全然問題なく、映像の美しさで楽しめると思います。

Georges Saladin
Jérémie Villet


ジョルジュは自分の映像を見られず、放送中は一人で外に歩きに行ってしまった。笑

しばらくして帰ってきて、一緒に見ました。

夕方一緒に散歩
家の近くに森があるって、いいなぁ・・・
この日は天気がイマイチだったのだが、だからこそ森を歩くのがすごく良かった。

別の日。
シャモニー!晴れたー!
一人でプールへ
天気がいいと、人はみんなスキーとかスノーボードをしに山へ登ってしまうので、プールはガラガラ。1時間弱泳いでいたけど、ずっと1レーンに一人だった。サイコー!!!




2025-03-20

誕生日をシャモニーで

版画制作を終えてそのまま電車に飛び乗り、東へ!
せっかく自分の誕生日なので、 ジョルジュに会いたい!と思って向かいましたー

リヨンからシャモニーまでは電車がとても不便で、乗り換え必須。しかも4ー5時間かかる。車だったら2時間半なのに。。。
途中から絶景だけど、不便。

会えたー!
私の方がひと足さきに38歳に。
ジョルジュも同い年だが、彼の誕生日は6月。
写真撮り忘れたけど、ジョルジュがかなり美味しいハンバーガーを作ってくれて、たまげた。美味しすぎて、食べ始めてすぐ同時に相手の顔を見たぐらい笑
「うめーーーー!!!!」
翌朝中心地のマルシェに行き、彼の友人らに会った。
半分以上英語圏の人。時々バーでも仏語全然話せない店員さんとかいてビックリする。Bonjourさえ言わないものね。


ここずっと仕事が続いていたのでちょっと休憩。
ジョルジュと家の周りの森を散歩したり、ゆっくりご飯作って食べたり。映画見たり。
あなた最高です。
この日は週末だったし、友人らと一緒にご飯を食べる。
たらふく食べて飲んでしゃべって
深夜やっとお店を出ると、なんとこんなに雪が降ってた!
シャモニーだからこれくらいの雪なんて序の口だろう、と思っていると、あまりにはしゃいでいる人がいてびっくりした。
金沢生まれの私にとっては少なめの雪だ。でもシャモニーで知り合った友人はみんな他の地域から移り住んできた人ばかりで、雪山に囲まれた素晴らしいところに住んでいるとはいえ、この雪にはかなり喜んでいた。
12月半ばにここにきた時も雪が降ってたし、今回も降ったし、しょっちゅう降るなーと思ってたらそんなにあることじゃないらしい。私がラッキーなだけらしい。

誕生日に好きな人らと一緒に過ごせて、美味しいものを一緒に食べられて一緒に笑えて、これ以上の幸せがあろうか。
ありがとう。
 
コルテオ 太陽光発電