フォントヴローに着いた日は、先に到着していたメンバーとみんなでご飯。鐘鋳造所の社長夫婦に映像作家のトマッシュ、フォントヴロー修道院のアートディレクターであるエマニュエル、そしてスタッフのみんな。久しぶりに会えて話の花が満開に咲く!
レストランの人がご好意でオリジナルの"coup de cloche"(鐘の音)というカクテルを作ってくれた。coupというのは「打つこと、一撃」という意味があり、「味は甘くて美味しくて飲みやすいけど、強いアルコールのせいで起き上がったらバッタリころりん」(音色はいいが、強い音にうっかり耳がやられる)みたいな意味を持って作ったらしい。(私の説明伝わりますでしょうか。)
お酒控えてたけどこのカクテルでいい気分に。
翌朝ジョルジュがボルドーから車でやってきてくれた。
電車の値段が高すぎたのと、前日私がアンジェでアポイントメントがあったので迷惑にならないようにと、日をずらしてきてくれた。
その後車でAckermanまで移動し、私の天井画を一緒に見た。もう5年立つんだー早すぎる!本当に、もう、5年!??絵は少しずつ剥がれてるけど、当たり前だよねぇ
このフォントヴロー修道院にえらく感動していた。歴史を勉強していただけあって、こういうところが本当に好きだな彼は。
そして私の鐘を一緒に見に行った。
鐘の前で製作工程とかどんなコンセプトとか色んな話をしていたら、最後にはジョルジュが涙ぐんでいた。感銘を受けて言葉もない、と。この人をここに連れてきて本当によかった。。。と思った。
一緒にこうやって感動を分かち合える人にやっと出会えて、私はなんて幸せなのかとしみじみ思いました。ありがとうねジョルジュ。
なんとここの責任者の女性は、アメリカに住んでいるジョルジュの従兄弟の幼馴染という、不思議なご縁。ジョルジュのお母さんは元々ソミュール近郊の生まれ・育ちなのです。
Bouvet Ladubayはフォントヴローともアートプロジェクトをしており、責任者の方は私の仕事を知っていた。3人で「世界は狭いねぇ〜!!!」とびっくり。(ジョルジュと私は全く関係のない場所で知り合ったし)
そういえば説明してなかった。
今回私がここに舞い戻ってきたのは、鐘プロジェクトの最終話のため。
6つ目の鐘が出来上がりました!アーティストはフランソワーズ・ペトロヴィチ。
最後の鐘は特大にデカくて5トン。
大きすぎてラスボス感満載です
全6つ鐘を手がけたブロンズブラザーズ!
トマッシュが7年前から撮り続けてくれたドキュメンタリー映像(15分)が上映されて、3年前の自分をみたり、鐘が生まれる映像などを見て、涙が出た。大袈裟に言ってるわけじゃなくて、なんでこんなに感動的なのか自分でもよくわからないんだけど、鐘を作るって本当に生半可な力ではできない。
映像はここから見れます!(1時間・仏語)
https://www.fontevraud.fr/a-toute-volee-documentaire/
暗闇で照らされた鐘は本当に美しかった。
この写真は私とコンタン。
ビスケットも鐘の形をしていておしゃれ!
久しぶりに夜更かしをした。
みんなでいろんな話をした。
この鐘の輪、私の人生でかけがえのないものの一つです。
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