改装オープニングパーティに行ってきました。
川沿いにあって、さらに緑にも囲まれている。
夏には屋外でイベントが開催されるそうです。いいなぁ
洪水の影響がまだ残ってる。水多い。
行ったのはここ。
L'imaginer
https://limagier.qc.ca/
奥にギャラリーがみえます。
敷地広すぎ。
オープニングパーティは見ず知らずのたくさんの人に囲まれて何かと気を使うのに、ここではもっと知ってる人がいないのでなおさら。派遣先のヴェロニックに連れて来てもらったけど、結局は一人でぶらぶらしたり飲んだり話す人を見つける。気持ち的には野生の狼です。笑 狩り!
でも結局最後の最後まで居た。
いろんな人と知り合えて面白かったです。
この展示で作品を発表していた中国系カナダ人のアーティストと話をしたのだけど、彼女の祖父母は中国人だけど本人は全く中国語を話さない。仏語も全く話さない、英語のみ。
当たり前かもしれないけど中国に行ってもやっぱりそこは外国で、とても疎外感を感じるらしい。3回しか行ったことないそうだ。
私は自分の意思で日本を離れているので彼女とは根本が違うかもしれない。でもやはり私は彼女に勝手に親しみを感じてしまい、いくらかの西洋人が心の奥底に持っている「アジア人を見下してしまう風土」について話した。
(例えば数年前になるけれど、ナント市内でアジア系男子の友人と二人で外を歩いていたら後ろから「国に帰れ」と言われた。一人で歩いてるとそんなこと言われないのに、二人になった瞬間そんなことを言うケツの穴の小さい輩がいる。
あとナンパを目的とした「ニーハオ」はよく言われる。一度工事中のオッサンにすれ違いざまに言われて無視したら、彼は同僚に顔を向けて「なんだ、全然うまくいかねーじゃん」と言っていたのが聞こえて腹が煮えくり返そうになった。あほらしい。
私を中国人と思ってニーハオと言ったなら別に問題ない。見た目で区別出来ないもんね。でもナンパしたければ堂々と「bonjour」と言えばいいではないか。そもそも何であんなニヤニヤした感じでニーハオと言うんだろう。これは根本的にアジア人を下に見ているからだと私は思う。アジアには中国だけじゃなくて他の国もあるってことも知らない、教養のないオッサン)
すると彼女は驚いた顔で
「まだそんなことが言う奴がいるの?」
と呆れた顔で言った。
私はその「まだ」に驚いた。
まるで遥か昔の話をしているようだった。カナダは本当に進んでいるなぁと思った。っていうかフランスが遅れているのなら、日本は一体どうなる。
この間トロントで参加したブックフェアも、参加前に注意事項を記したメールを企画者から受け取った。そこに差別に関しての記述があった。
「このブックフェアは万人の人に開かれたイベントであり、人種差別、ジェンダー差別、LGBTQ、パワハラ、モラハラ、宗教などいかなる形態の差別やハラスメント、また、虐待的な言葉やいかなる種類の嫌がらせも硬く禁じます。万が一そのようなことが行われる現場に居合わせた場合は即スタッフにご連絡ください」
こんなしっかり記載があるのを見たのは初めてで、私は密かに感動していた。けど
こういうことが禁止されるのは当たり前のことで、わざわざ書く必要はないのかもしれない、と思い直した。だけどババァーンと「これはダメ!」と言葉にして記しておくアクションがあるのは立派。
私はフランスをかなり自由の国だと思っていたけども、ここにいればいるほど「カナダまでではないかも」と思ってしまう。まぁでも単純に、カナダの大都市にはアジア人が本当たくさん居過ぎて、しかもみんな英語や仏語が母国語だから全く「よそ者」じゃないんだよね多分。
カナダで全く差別がないと言っているんではありません。でもフランスより格段に少ないと思う。
敷地内にはいろんな彫刻やベンチ。
おきにいり
色々考えさせられた夜でした。
っていうか単純に色んな色の肌をした人たちが混じり合いすぎて、そんなこと言ってらんないんだと思う。そうやって変化を享受していく方が、私は未来があって、もっともっと楽しいと思うんだけど。もちろん同時に色んな問題があるのは百も承知で。
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