2020-06-22

ZOOMでFormation

1日の終わりにパチリ。


フランスでアーティストとして職を探すのってけっこう難しい。レジデンスに応募したり学校教育の一環でワークショップしたり、作品売ったり、、でもそれに応募するために技術がいる。ちゃんと履歴書が書けるか、モチベーションレター書けるかとか、そもそも作家として作品の質をあげることも大事だし、とにかく学ぶべきことはたくさん。


スキルアップしたければ、いろんなFormation(講座・職業訓練)を受けられるのをご存知だろうか。
(私はアーティスト以外の職業に詳しくないのでここではかなり絞られた話になりますが…)



アーティスト向けに色んな講座が開かれている。例えば

履歴書やポートフォリオの作り方、
作品のプレゼンの仕方、
文章の書き方から
会計のこと、
様々なソフトウェアを学んだり、
技術的な講座たとえば焼き物とか織物とか
屋外用展示の巨大な作品の制作・展示の仕方など
本当に様々なことを学べる。

(日本でもそういうシステムあるのかな)



AFDASのサイトでいろんな講座を紹介しているので、フランス語を嗜む人は見てみるといいかも。しかし受講費がけっこう高い(ピンキリだが、数百ユーロのものもあれば何千ユーロするものもある)。

自分で問題なく払えればいいけど、有難いシステムがある。
過去5年の自分のアーティストとしての収入が一定の基準(過去3年で最低9000ユーロ、4年で12000ユーロ、5年で15000ユーロ)を満たしていれば、AFDASがその受講料を出資してくれる。しかも自宅から通えない他の都市で講座が開かれる場合は、移動費と滞在費も出してくれたはず。詳しくはサイトをご覧ください。



こういうシステムがあることも、私が美術学校生だったころは全く知らなかった。自分が本当にアホ・アホ・アホ過ぎて、そういう大事なことにアンテナを張ってなかっただけなのだけど。
「そんなことよりも制作が大事なの!」って思ってたかも。悲しや。

自分でなんでも学べられればいいけど、そんなスーパーマンだったらもはやアーティストで成功してるよね笑。しかしなんで学生の頃ってこんなに無知で頑固だったんだろうか。




そこで突然ですが今回
アートセンターのスタッフに声をかけてもらって、そのシステムに便乗して講義を受けることになりました。もちろんZOOMで。

テーマは「一般の人向けワークショップを行うこと」。

今まで子供や中学生・大人にワークショップしてきたけど、全部手探りで「なんとなく」 やってきた。でも一度も誰にも何にも方法を教えてもらったことはなかった。だから超不安だったし、毎回いきあたりばったりだった。
今回はしっかり手順や抑えるべきポイントなど、学ばせていただきます。



これズームでの講義中の様子をスクリーンショットで撮ってみたよ。
本当は1〜2日でする講義を、5日かけてやるので、少しのんびりしていて助かる。

参加者は全部で10人ほど。
なんと講師がイタリア人の方で、受講生の中にはフランス人に混じってアメリカ人、ロシア人、そして日本人の私がいます。訛りはあっても、みんな生まれつき仏語話者じゃないのってくらいのレベル。私もがんばりますー!



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