2022-10-24

リラックスな時間

ジェレミー。今度の展示で使うんだって
こんなに覆いかぶさっているのに滲みでるイケメンのオーラ。。
 
私の生活には平日も週末もない。制作を中心にただ毎日が過ぎて行く。ヴァカンスも、実際無いに等しい。
ずっと制作のこと考えているし、時間が空けば絵を描いたり調べ物をしているし、結局なにかしら仕事をしてしまう。こういう人は同業者にめちゃくちゃいる(むしろこういう人しかいない)。
 
 
ジェレミーも例に漏れず、ずっと仕事ばかりしている。
裏を返せば制作が好きだから止められないだけなのかもしれないけど、さすがに久々に会った彼は疲れ切っており 心配した。普段は毎日3回くらい電話したりビデオ通話したりするので彼の状況はわかっていたつもりだったけど、実際に会ったら疲労困憊で目がうつろだった。ニース育ちにはノルウェーの極寒がこたえたのかもしれん


数日二人でゆっくりした。とにかく睡眠をとり、美味しいものを食べ、いろいろ飲みながら食べながらゴロゴロしたり、変な歌歌ったり。笑 そんな単純なことでも、一人だとなかなか落ち着いて出来ないのが不思議。二人でいるとやっと心置き無く出来る。仕事上の悩みも話せてすごく良い
 
 
アーティストっていい職業だね、と時々軽々しく言われるのだけど、はっきりいって精神的にも体力的にもめっちゃハードでストイック。。面白い作品作っててもコネというか人のつながり超大事だし、発表の場も選ばねば。活動の場が広がれば広がるほどしんどくなっていくけど、逆に面白みも増えて行くのでなんとも。とにかく続けて行くことが大事なので、根気もアイデアも必要だ。前は「毎日がヴァカンス」とか言ってたけど、今はとても言えない。「好きだからやっていること」が少しずつその枠を超えて「仕事」になっていく。そのままそれを好きでいられればいいけど、好きだけじゃなかなか難しいもの事実だ。
 
 
私がもしフランスに来ず、日本に残っていたら何をしていただろうか。制作はテキトーに細々と続けていたと思うけど、今みたいに作品の幅は広がっていなかったかもしれない。学校の美術の先生なんかやって、それに一生懸命になって制作をやめていたかもしれない。(実際教育実習を1ヶ月したけどすごくしんどかったし。現役の先生たちは本当にすごい)
 
こんな「起こらなかったこと」を考えてもしょうがないんだけどねー 時々考えちゃいます
 
ジェレミーに同じ質問(アーティストやってなかったら何してた?)って聞いたら
「そんなん知らない、Too late !」
ってなぜか半分英語で返ってきて笑った。たしかにそうやね
 

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