2024-07-19

1ヶ月間のマッチングアプリ

もう2ヶ月前くらいの話だけど
 
ある日、友人のソニーに「出会いがない」と話すとすぐに「よっしゃ牧子、マッチングアプリに登録するよ!」といって、私の代わりにプロフィールを作り始めた。
 
(実はジェレミーと別れたあと私は独り身を楽しみつつ、出会いがあまりになさすぎてちょっと退屈していた。世の中の人々が出会いを求めて一度は足を踏み入れるであろうこのマッチングアプリという世界を一度見て見たいなぁと思っていたのだった。でもなかなか勇気が出ず諦めていた。)
ソニーの提案に私が(え…!)とびっくりして反応する間もなく、彼はアプリをダウンロードし始め
「牧子の趣味は何?」
「朝型?夜型? 」
「何歳くらいの人と出会いたい?」
 
などと彼から質問責めにあった。
 
「牧子の写真送って!」と、
いくつか提供し、なんと37歳にして初めてマッチングアプリを始めることとなったのだった。
 
私が
「もうアラフォーだよ」と言うと ソニーは
「歳なんてまじで関係ないから!やってみないと分かんないよ!」
といって、そのままグイグイ進めていく。
 
すごいチカラだ。
 

私のプロフィールが出来上がって2人で喜んでいると、すぐにたくさんの通知が来た。横を見ると私よりソニーの方が歓喜(なんで?)している。牧子!すごいよ!たくさんのLIKE!と。

アジア人はウケがいいんだと思う、あと絵描きっていうのもそんなにいないだろうから、みんな面白がってるんだろう!私は人ごとのようにそれをボーっと見ていた。
 
するとソニーが
 
「じゃあ牧子、一緒に見て行こう!」
 
といって、一緒に男性らのプロフィール写真を見て
アクセプトするか(右にスワイプ)
お断りか(左にスワイプ)
をしていった。
もし相手も私のことを好いてくれていれば、私が右にスワイプした時点で

マッチング成立!
 
と出る。その度に2人で「ぎゃあああああ!マッチングしたぁぁぁあぁ」と叫んだ笑
それが面白くって面白くって、小一時間2人で爆笑し続けたのだった。
 
ソニーの男性のタイプと私のタイプ(ソニーはゲイ)はかなり違ってそれも面白かったし、ソニーというコミュニケーション能力が500万点くらいある人がどんな風にヒトを見ているのか、というのをはたから見てて面白かった。
 
 
私は1ヶ月の期限を設け、このアプリケーションを使うと決めた。じゃないと恥ずかしくてやってらんない
 

私は多くの人とメッセージを交換した。最初は物珍しさに楽しかったけれどもすぐに飽きた。全然会話が楽しくないし、だんだん興味や楽しさよりも面倒臭いが勝ってしまって、だんだん見なくなった。チャットも全然続かない。
めんどくせー!
 
男性らに関して言えば
海で上半身裸でポーズを撮っているか、
どこかの個人宅のプールサイドでスピリッツを飲んでいる写真か、
山でハイキングしている写真か、
誰かの結婚式に呼ばれてスーツ姿の写真か、
あとはなぜか車の中の自撮り。
 
みんな同じ人に見えて来る笑


そんな中、私は3人の人と実際に会うことになった。
偶然にも3人とも私(の作品)のことを知っていてその方が話が早かった。3人ともアート・文化が専門の人だった。
1人とは数回バーに飲みに行った。彼は写真より実物の方が素敵だったし話もあって面白かったが、その後私は現実世界でジョルジュに出会ってしまったので会わなくなった。
 
あとの2人は1回だけしか会わなかった。
会う前は色々話が合っても、実際に顔を合わせると全然イメージが違った。おそらくみんな実際よりちょい良さげの写真を載せているから。それでも気が合えばいいけど、なんかだめだったー 2人のうち1人はものすごくメール交換をして、込み入った話もして楽しかったし素敵な人だったのだが、私がジョルジュと出会った期間とちょうど被っていたのと、やっぱりその人と実際に対面したときの印象が予期していたものと違った。
 
 
結局1ヶ月待たずして私はアプリから自分のアカウントを削除することになるのだが、おそらく私の乏しい経験からアドヴァイス出来ることがあるとするば
 
 「その人にピンと来るものがあれば、すぐに会え!」だ。
 
勝手に想像力を膨らませて幻想を巨大化するより、会って直接話をしてから関係をゆっくり建設していくのがいいと思う。文面で意見交換するのと実際に会うのは雲泥の差があるから。そして相手に期待させすぎてそのあとごめんなさいするのはお互いに心が傷つきすぎる。



マッチングアプリ、本当に勉強になった。。。
思い切って登録して本当によかった。(たった3人にしか会ってないしサイトのお陰で恋は成就してないけど)
でも私はきっと向いてない。疲労困憊です。


ソニーに報告したら
「よかったね牧子!勉強になったね。でもこれで自分がモテるってわかったじゃん、もっと自信持ちなよ。」ってサラッと言ってくれて、あんたが一番イケメンだよ、、、と思った。
 


ちなみにだけど、例えばの話、ジョルジュをマッチングアプリで見かけてもおそらく私は何もピンと来てなかったかもしれない。だからといってマッチングアプリをダメなものだとは全然思ってなくて、なぜならアプリで出会って結婚、うまくいっている知り合いカップルも数多くいるからだ。
 
何がいいか・何が合って・何が合ってないか なんてわからないね。
それにしても不思議な1ヶ月 を過ごしましたー
勉強になった。

Aucun commentaire:

 
コルテオ 太陽光発電