2021-09-14

皮膚科の先生

約1年と4ヶ月ぶりにあの皮膚科の先生との予約を取った。夏前からずっと手荒れがひどくて困っていた。
 
数日前から皮膚科を探すも、今いるChateau-Gontier(シャトーゴンチエ)にはなんと皮膚科が「無い」。。。これはもうまたナントにいるドイツ人のイケメンおじさま皮膚科先生しか頼るところがない。ダメ元で予約サイトみたらなんと奇跡的に2日後に予約とれた…!!!わたしガッツポーズ!
 
 
そんなこんなで、予約当日の朝。先生から2回も留守電があった。
「こんにちは、もしよかったらビデオ通話じゃなくて直接診察に来てくれてもいいよ〜」

そんなん言われたら絶対行きたい!!
でも私は世界の果てのシャトーゴンチエにいるんだよー
行けないよー😭😭
 
 
夕方の診察だったんだけど、ビデオ通話が始まって話し始めてすぐやっぱり先生気づく。
 
先生「あれ、教会の中にいるの???」 
私「へっへっへー そうですよー 今展示設営中です。奥に見えますのは私が描いた絵です!」
先生「ちょっと近くで見せてよ!」
私「もちろん喜んで!」
それから私は展示会場であるチャペルを歩き回り、簡単に作品の紹介をした。

先生「これはまた大大大プロジェクトだねー!すごいねー!」
私(照れる)
先生「前の診察の時は君レンヌにいたよね?(えっ覚えてた!)毎回こうして色んな作品作り、本当にすごい。次の診察のときは、きみはどこにいるんだろうねぇ」
 
 
そのあともシャトーゴンチエには皮膚科がいないという話から、絵のテクニックの話とか、どんな筆を使っているかとか、どこで画材買うかとか、なぜかことわざの話になったり、色々全然私の皮膚トラブルの話と関係ない話題が続いた。
 
忘れた頃に「処方箋書かなきゃ…」と言いだして、手荒れについて話をした。
私は
「今めちゃくちゃ絵の具と水を触る日々だから手荒れして当たり前だけど、食べ物とかは関係ないんでしょうか」 
と聞いた。
すると先生は
「そうだけど、こんなに大きなプロジェクトを遂行しているんだから、絶対ストレスでしょ。間違いない。クリーム塗って良くなるとは思うけど、制作のストレスはどうしようもないねぇ」
と言い切った。

そう言ってもらって、なんかすごくフッと楽になったというか、やっぱ私すごいストレス感じてたんや!これ当たり前なんや!と思って安心したし、単純になんか「きみ頑張ってるね」と言われたみたいで嬉しかったのだった。



実は最後の最後まで先生のカメラはオフになっておりお顔が見れなかったのだけど、終わり側になって「あ!カメラ映ってなかった!?ごめん、わざとじゃないんだよ〜」と言ってカメラを突然オンにしてくれた。
するとびっくり、先生は伸びた白髪の髪を後ろに一つで束ねており、めちゃくちゃ鼻血が出そうなくらいカッコよくて私はドキドキしてしまった笑 なんやこの大人の色気わ!笑 
 
 
 
そこでなぜか急に思い出した。私は数ヶ月前にMIRAの展示のフライヤーを先生に送っていたのだった。展示をするなら教えてね、と言われていたから。
先生に受け取ったか尋ねると
「あー!そうそう、ありがとねー!あれ待合室に飾ってあるよ!ぼく週6で1日中働いてるから展示行けなかったけど、嬉しかった。ありがとう」
と言ってくれたのだった。今設営中の展示のフライヤーも欲しいと。
 
 
診察中のほぼ90パーセントは関係ない話だったけど、こういう人との繋がり大好き。次先生と話す時は私どこにいるんだろ?

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