2021-03-09

マダム

SAUVE(ソゥヴ)滞在中は、前回12月末来た時もそうだったけど
ギャラリスト・キャロリーヌの計らいでご近所さんのお家に泊めてもらう。
 
今回は75歳のマダムのお家。一人で住むには巨大すぎるのではないか、というくらい大きなアパートに住んでいる。
窓の外には数ヘクタールあるという庭・・・
ここどこやー (Sauveやー)

 
彼女はLe Parisien という雑誌の記者として、いわゆるキャリアウーマンとしてバリバリ定年まで働き抜いた方だ。パリの中心地で毎日のようにオープニングパーティやテアートル、スペクタークルなどに明け暮れ・楽しみ、多くの政治家や俳優などとも交流のあった。そんな輝かしい時代を生きた彼女といろんな話をしながらここで毎朝朝食をとるのは本当に、本当に、本当に楽しかった。
 
いろんな話を聞かせてもらったけど、私の歩き方とか話し方とかをとっても褒めてくれて、「あなたはそれでいい、ずっとそのままでいてね」と言われた笑
 
 
服の話になって、ふと
「私はピエール・カルダンのデザインが好きだ(高くて買えないけど)」と言ったら、
「しょっちゅうピエールカルダンのワンピースやシャツを来てソワレを楽しんでいた」と返事が来て、意気投合。 昔の彼女の写真を見せてもらうと、目を見張るほど鮮やかな黄色のドレスを来ていた。超似合ってて超美しかった。
「このドレスは本当にシックで着心地が最高だった」らしい。私もそういう服着たい。
 
 
 
 
街を散歩。
ここが田舎といって馬鹿にはできない。
彼女のような元パリジャン(ヌ)がたくさんいるし、アメリカ人もちらほら。日本人はいないけど、20くらいの他国籍の人がいるらしい。
知があって気品のある・それでいて超気さくな彼女に衝撃を受けた。言葉の使い方もエレガントだったし、本当に素敵な人だった。出来る女とはこういう人のことをいう。

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