鋳造所へ日帰り

ノルマンディーにある鋳造所Cornille Havardに、日帰りで行ってきた！

前回からいろいろ実験しまくりです。 それが許容範囲なのかどうなのか、鐘の装飾を作るなんて、よほど専門的なので専門家の意見が必要。

 

片道３時間…！

でもこういうとき本当車持ってて（運転）出来てよかったーと思う。

 

 

到着してすぐに打ち合わせへ。

早速意見をいただく。

なかなか好印象だったので安心。でも課題はまだまだ。

 

これが、私が手がける鐘です！！！

少しずつ段階を経て成形されていきます。この状態は今fausse clocheの乾燥中。煙出ててめっちゃ美しいです。これだけで感動的なのだ。おおげさだと思うかもしれないけど、本当。

フランス有数の鋳造所だからか、場所のパワーがすごい。ビリビリする。

敬意を持って、あの場所で仕事をさせていただく。

 

ここ最近いろんな人から

「次はどんな仕事をするの？」

と聞かれることがある。

「L'Abbye de Fontevraudからの特別注文で、Cornille Havardで鐘の装飾を作ります。」というと、かなり１目置かれる。

「あのCornille Havardで！？」と。

ただ悠長に絵を描く娘だと思われていたのが、一気に見られ方が変わるのが分かる。それだけ名誉なことなんです。だからかなり気合入っている。

 

 

わたしのために、社長自ら細かい秘伝の設計図を描いてくれている。形があまりに特殊なため大きな画用紙に私が描いたものでは辻褄が合わなくて。

かれらは昔ながらの機械を使う。

コンパスも全部自作のもので多分何十年、もしかして百年前とかのものかもしれん！

数時間ここで過ごして、入念な打ち合わせを経て、また目一杯やる気もらって興奮しながら帰ってきた。３時間の運転があっという間！！！