翌朝、土砂降りの中すぐ近くの老舗レストラン La Cigaleへ。
そこで 私のナントの母・姉・おばであるEと会った。
「牧子、ご両親にどうしても言いたいことがあるから、訳してくれる?」と言った。
なんだろな、と思って了解すると(了解するもなにも、最初からずっと会話はすべて私が訳しているのだけど笑)
彼女は改まって姿勢を正し、ゆっくりと言った。
「おとうさま、おかあさま。あなたがたの娘、牧子はこれまで人には計り知れない努力・仕事をしてきました。今となってはとても重要なアーティストとしてフランス国内で認められています。彼女の功績はすばらしいです。彼女はこれからもっともっと飛躍するでしょう。そんな彼女を私は大変誇りに思います。」
うぅ、、、や、訳しづらい・・・
そんな私を見てEはニヤッと笑い
「訳しづらいのはわかってるけど、お願い。大事なことなの」
と言った。
ううう、苦しい。
でも訳さねば、と思って訳す。
この時点で、もう泣きそうで。。。
そんなことを思ってくれていたんだな、と本当感激した。照れ隠しで笑いながら訳したけど、本当は涙がこみ上げていた。こんな素敵な言葉をさらりと言えるひと、他に世の中にいるか〜?
(あまりに緊張して慌てていたし、恥ずかしくて。このあとEは何か言ったと思うのだけど、忘れた…笑)
さんざん私を褒めてくれたあと、最後に Eはこう言って発言を締めた。
「ご安心ください、私は彼女のそばにいます。どんなことが起きようとも、彼女は路頭に迷うことはないです。牧子には私の家という避難所がありますから!」
おそらくEのまっすぐなこの言葉は、両親にかなりずっしりと、そして暖かく伝わっただろう。わたしってなんて幸せものなのだ、、、と改めて思ったよね。そして私の大好きな人同士が会うって、それだけで最高に幸せだよね。
そのあとEは仕事へ、バイバイして
次はMIRAへ。
今回いろんなところを見てまわったけど、 おそらくこういう人との出会いや繋がりは両親にとってかなり印象深かったのではないだろうか
そのあと駅まで移動、ソミュールまで1時間電車に揺られる。
鍵をポケットから出さなくても鍵が閉まるし、開く。
エンジンはボタンをピッと押すだけ。
サイドブレーキも自動。ファーも自動。
自分の車が古すぎるっていう別問題もあるけどさ、いやー現代の車ってすごいねー
オートマが楽勝すぎて、これでいいのか、逆に緊張した。
私のゆっくり運転でソミュール城へ。
「日本人はソミュールへ行け!」
素敵なお城、ロワール川、ぶどう畑、馬、洞窟、、、
日本の人が好きそうな要素満載で、もっと早くからここに2人を連れてこればよかったかもと思いました。
治安も悪くないし、なにより町が美しく、綺麗。
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