京都からの便り
京都での展示会場は、アトリエみつしまというところだった。
昨年まで西陣織の工場として使われていた場所で、建物自体があまりにも美しい。ミキちゃんというキュレーターを中心に、参加アーティスト11名がそれぞれ作品を持ち寄って展示をしたわけだけど、なんかこんなことをいうと理不尽かもしれないが、場所がそれだけで素敵なので、展示する理由とは一体…と考え込んでしまった。
フランスでも昔の修道院がギャラリーになった場所などがある。他にもいわゆるホワイトキューブとは異なる非典型的な展示会場が多々あるが、やはり日本家屋はそれまた特別だと感じた。それ自体が美というか。そもそも展示って一体なんなんだろ、これをして一体何があるんだろうってめっちゃ根本的なところから色々考えさせられることになった。
19日にシンポジウムがあるのだけど、ぜひ参加したかった。。
ナントのアトリエのキッチン。
ところでフランスでは明日15日から外出制限のシステムが変わる。日中は外出証明書なしに外を動き回れることになるが、夜20時~朝6時に夜間外出禁止令couvre-feuが適用される。これは実はロックダウンよりもっとひどいと私は思う。フランス人にとって夜の8時というのはまだ早い時間帯で、家庭によっては夕ご飯さえ始まっていない。夜の散歩もできない。
なんと自由がなくなる感がすごいことか!
美術館など文化施設は閉まったまま。これから一体どうなるんだろうか。頭がおかしくなりそうだ。
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