実はクリスマス前に、Aの母方の家族が私のアトリエを訪問してくれた。当日朝Aの兄から突然電話がかかってきた。
「二人のアパートと牧子のアトリエ行きたいんだけど、今日、いいかな?」
Aと私は仰天して、電話を切ったあと直ちに掃除にかかった。私はその足でアトリエに向かい、絵を見せられるよう準備と掃除。
アート関係者との約束より緊張するわ!ただ会うだけならまだしも、私の作品を見に来るとな。Aのお母さんも来るというし、姪っ子や甥っ子もしかり。
約束の時間が近づくにつれ、めちゃくちゃ雨が降ってきた。こんなザーザーぶりの中本当に来るんかな・・・と半信半疑だった私だが、彼らはずぶ濡れになって現れた。たまたまお菓子とハーブティーやコーヒーなどを用意していて良かった。暖房もマックス・オン!みなさんくつろいでください…
少し話をしてすぐにAの兄らは「じゃあ、早速だけど作品見せてもらおうかな!」と言い、私は少しずつ油絵を見せていった。子ども達はきっとすぐ飽きるだろうなーと思っていたのだけど、最後までかなり興味深々。最後には彼らがどの作品を気に入ったか教えてくれたし、値段がいくらなのかなども聞いてくれた笑。
美大在学時から100号(162×130cm)のサイズが一般的だった私はもうサイズの感覚がおかしくなっているけど、彼らからしたら1メートルを超す絵画は流石に大きいらしい。よっぽどのことがない限り見せる機会がないので本当によかった。
みなさんがかなり真剣にしかも丁寧に作品を見てくれたので、実は嬉しくてちょっと泣きそうになった。大げさに言っているのではなくかなり本気で。
Aの家族は音楽一家で、美術系は私だけだ。だからなおさら興味がわいたのかもしれないし、更に日本人という特殊な私の立ち位置はきっと珍しいんだろうなぁ。
少しずつ活動の幅も広がっているので、彼らにも認められるようもっと頑張りたいぞよ。私はAのお母さんがとても好きなので、彼女にもっとかっこいいところを見せたいです。
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