2016-04-17

ローカル線の悲劇

田舎に住む農家の友達宅に一泊二日で遊びに行こうと
ナントからローカル線に飛び乗った。
ボリスは前日入りしていたので、私一人だった。



1時間くらいの道のり。天気もいい週末。
早く着かないかなとぼんやり外を眺めていると、
ある駅で止まって5分ほどたっても、電車が動かない。
どうしたんやろと思ってると、ゾロゾロとたくさんの人が私のいる車両に乗り込んできた。皆さん何やら少し息が荒く、変だなと思った。

空いていた私の前と横に、女性が「ここいいですか?」と2人それぞれ座った。
「何かあったんですか?」と聞くと
「私たち前方の車両にいたんだけど、アル中が騒いでて手がつけられないから、こちらに逃げてきたのよ」と。




(はぁーーー?(*o*))


「彼は窓ガラスをバンバン叩いていて、すごく怖かった」とも。



すると突然車内アナウンス。
「gendarme(憲兵・軍に直属する警察機構)が到着するまで、しばらくお待ち下さい」



えええ、なんかすごいことになってきた。

しばらくすると若い車長さんがまわってきたので聞くと、
「そのアル中は本当に「危険な状態」だったので、我々は手に追えない。電車から降ろすことも、もし降ろしたとしても(その後彼が何をしでかすか分からないから)そのまま電車を発車できない。だから警察に連絡した。」
との返事。他の質問(切符の返金やいつ目的地に着くかなど)には「分からない」の一点張りだった。



まさかナイフかなんか持ってたんじゃないかと思う。


↓タバコを吸いながらアル中のいる車両に目を向ける乗客たち。

私はすぐ田舎の友達に連絡。彼女は「オッケーすぐ迎えに行くよー」と言ってくれて、助かった。



電車が止まって45分くらいした頃、友人が駅に到着。駅を出たすぐに憲兵が乗る車とすれ違ったので、きっとアル中は取り押さえられただろう。
それにしても警察が到着するまで45分もかかるなんて、そこがよほど田舎なのか、それとも警察が余程のんびりしているか、どっちなんだろう。


にしても、このローカル線1年に1回乗るか乗らないかなのに、なんでこんな目に。。。翌日の帰りはなんともなかったけど、もうこりごり(*o*)


切符の返金はきっと無いだろうなぁ。電車が止まったのは電車に問題があったわけじゃないものね。相乗りを利用すれば4ユーロ。電車は12ユーロ。相乗りを選ぶべきでした。


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