2017-04-29

4月上旬ブリュッセルから帰ってきた日、ふと何気なくベランダを見ると鳩が植木鉢の上に座っているのをみつけました。なんでこんなところに?と思って見ていると、私の存在を見つけて危険を感じたのか、その場を離れました。すると!真っ白な卵が二つ見えるではありませんか(*o*)


卵産んでるよ…(*o*)


そして、ママ鳩は順調に卵を温め続け、一つの卵を孵すことに成功しました。
(そして雛、成長が早い)


髪の毛が多くてなんか面白い身なりをしていますが、鳩の雛ってこんな感じだったのですねー
いまもママ鳩はこの雛にずっと寄り添っていますが、はたから見ると雛が押しつぶされているようで心配。




鳩はごちゃごちゃしたところを好むんだそうで、確かにベランダは家庭菜園のスタートを待ち望む植木鉢でいっぱい・ごっちゃごちゃでした。。。
それにしても鳩は賢い。鉢のサイズもピッタリ、これだと巣を作る手間が省けますものね。
フランスでは鳩がありふれていてなんのありがたみもないのですが、たしかに日本では鳩は平和の象徴だったね…家族にこのニュースを伝えるとすごくポジティヴな返事が返ってきたので意外でした。


2017-04-25

エレベーターに一人…


先日仕事中、エレベーターの中に閉じ込められる事件が起きました。



私の働いているファーマシーには2つエレベーターがあって、一つはお客さん用、一つはスタッフ用です。スタッフ用のエレベーターはお客さんようのそれと比べ物にならないほど狭く、もんのすごく古いです。
とはいうもののいちおう問題なく動きます。何よりこれがないと地下(倉庫)へ、大量の商品を移動させられないので私たちには大切な存在。

ある日勤務中、いつものごとくそのエレベーターに1人で乗り、地下から2階へ移動中のこと。上昇中いきなり

「ガコンッ・・・」

と音がなり、突如止まってくれやがったこのエレベーター。。。


一瞬何が起こったかよくわからず呆然としましたが、まず自分が中にいることを外部に知らせな!と大慌てでアラームを鳴らしました。アラームはただ大きな音がなる簡単なもので、自動的に整備会社に連絡されたりしません。時々同僚の1人がこのアラームをふざけて鳴らしていたりするので(大の大人にもなって…)、もしかしてアラームでみんな気づいてくれない??などと不安になりながら、数回にわたって鳴らし、さらにはドアをコンコンと何度も鳴らしました。なにしろ携帯持ってないし、それしか方法がない。

数秒後、聞こえてきました。

「あ、エレベーター止まったんじゃない?」
「え、またー?」
「何々」
「誰か中にいるの」



(あ、今や!)

「はーーーーーーい、マキコがいますよーーーーーー!!!!!!!!」(*o*)



と私、必死に叫ぶ。

聞きなれた同僚たちの声が段々近づいてきて、
「マキコ、中にいるの?」
「え、マキコ?大丈夫?」
「しばらくの辛抱よ、今会社に電話してすぐ来てもらえるように頼むからね!」


みなさんありがとー(;_;)




幸運にもエレベーター内の電気は点いていて良かったのですが、同僚の「会社の人、こちらに着くのは30分後になるってー」を聞いた瞬間ずどーん辛くなりました。さ、さ、さんじゅっぷん。。。どうしよう。


閉所恐怖症とかではないので大丈夫と思っていたのですが、あんな狭いところに一人身動きが取れない環境にされると、やっぱ人間変な想像が膨らんで不安になるものですね。。

30分と聞いて愕然としている最中に、エレベーターが自動的に(?)下がるじゃありませんか!膝カックンされたみたいになって、さらに怖くなって私どうしようってなりました。
でもすんごくありがたかったのは、1階部分からも2階部分からも同僚たちの"Ca va Makikooooo?" の連呼が聞こえてすごく嬉しかった。下からも上からも、みんな暖かかった笑
あんがとー(;_;)


一番返事に困ったのは、
「具合悪くなったら言ってよー!」
でした。言ってどないすんねん。どうせあなた私のこと助けられないでしょうに…





結局20分後くらい(すんごい早かった!!!フランスの30分は1時間もあると思っていたので)に修理をするお兄さんが駆けつけ、外に出れましたー 上司とハグをする私。あいやー助かったー




それ以来このエレベーターにはなるべく乗らないようにしてます。重くて持ち運びできないようなものだけ中に入れて、自分は階段を利用。数ヶ月後には私ムッキムキになってたりして!
ちなみに原因は、とある部品が完全に壊れてしまったからだそうです。最近このエレベーターのモーターを変える工事をしたばかりだそうで、まだこれからもこのようなことは起こりうるかもとのことでした。そんなことってあり?



後日談ですが、上司が社内メールで「エレベーターにはなるべく乗らないように!マキコが閉じ込められました」と社員全員に知らせたので、その日から数日会う人会う人に「閉じ込められたんだって」とからかわれ続けました。シャチョーさんにまで言われたよ…

2017-04-24

パリで個展

すっっっっぅうかり忘れていましたが、パリで個展してます!
お近くにお立ち寄りの際は、ぜひ。


"BOSS"
à la Galerie 3e Parallele
jusqu'au 13 mai


(c) 3e Parallele

2017-04-23

大統領選

フランス国籍を持っていないので投票は出来ないのですが、ボリスを投票所まで送っていく。。。

どうなるんでしょ、本当今回はわからない。
ドキドキしながら開票結果を待ってます。




投票したあとは、日本庭園でピクニック。
集まった人全員同じ候補者に投票していた。

っていうか日本では、日本庭園でピクニックはあり得ないよね。

イースターの時のチョコレートがまだ残っていたので皆でもぐもぐ。

フランス人とするピクニックって、本当味気ない食事ばかりで毎回驚く。でも毎回手の込んだ料理なんて作ってらんないよねー
今日会った友人の一人なんて、ハムに白ご飯だったよー笑 でもちゃっかりデザートと飲み物は忘れない。
ピクニックの一番の目的は太陽の光を浴びることと友人に会うこと^^
日本人ももっと手抜きして楽して生きればいいのに。

日焼け気にせず私も日光浴楽しみましたー

2017-04-21

LINE スタンプ

LINEのスタンプをつくりました。
ほとんどの絵がこのブログのために描いたものなので見覚えがあるかもしれませんが。



Kinoko village
https://store.line.me/stickershop/product/1422024






私自身LINEはほとんどやってないので、どのくらい日本で需要があるのかさっぱりですが。そしてセリフがほぼ皆無なので使いにくかったりするのかな。でも日本語入れると海外の人は使えないし。と思って入れませんでした。

それにしても規定が厳しいんですねー
服を着ていないのが私の描くキノコなんですが、全身がちょっと肌色に近いともうアウトなんですね。2回もリジェクトされちゃった。そういうのがすごい日本だなって思いました。

キノコじゃないのもいる。道を歩いていたただのおっさん↓




これは美術学校のアトリエの管理人さんだったジャック。↓
こんなん誰が使うんやー


これはいつぞやか、私のアトリエに絵を取りに来てくれた配達屋のお兄さん。↓



子供の頃見た夢に出てきた、走るサボテン。↓

2017-04-18

アスパラ

この間マルシェでアスパラガスを買いました。
こんなに立派で美味しそうだったので、実は今まで調理したことなかったのですが挑戦しましたよー
そしてものすごく美味しかった^^


天気がいいけどちょっと寒いかな。

2017-04-17

髪を切る。

1年半前から髪を切ってないので、そろそろどうにかしなければと思っていました。ナントには日本人美容師さんが一名いらっしゃるのですが、正直他の美容室に比べて少し値が張ります。1年に1回切るか切らないかだし、この際高いお金を払ってでも行こうかなと思っていたところ、ファーマシーの同僚が「私の姪がカットモデルを探している」と私にありがたい話をするじゃありませんか!
彼女の姪は美容師学校の1年生。万が一失敗しても、日本人美容師さんのところに行けばいっかと軽い気持ちで承諾しました。


彼女が研修をしている美容院に向かう途中思ったのですが、フランス人に髪を切ってもらうのは5年ぶりくらいだなーと。ナントに来たてのころは日仏ハーフの美容師さんや、元同居人オススメのイケメンカリスマ美容師(!)に切ってもらっていましたが、結局日本人の方のカットがやっぱり上手すぎて、フランス人にはおさらばしていたのでした。



さて美容院について、シャンプーをしてもらう。最初は何と冷水で、「え?つめたー(;_;)これ、言った方がいいんかな。。でも今日は暑いからこんなもん?でもやっぱ冷たいよねぇぇえ(*o*)」と思ってたら徐々にお湯に変わってホッ。でもその後も洗い方めちゃくちゃぎこちないし後ろ髪も洗えてない。美容学校1年目ってこんなんなんだなー。(っていうか、ひどいなー)なんて思っていると、美容院のボス(?)がやってきてちゃんと洗われているかチェック。もちろんズタボロに言われてて、「あ、私正しかったんだ(´Д`)」とまた安心。頑張れ同僚の姪っ子。。。



そのあといざカットへ。
傷んでいるので毛先を切ってもらいたいとお願い。ちなみに成り行きで前髪も作りました。で、全部にほぼ2時間かかったのですが、私、ずーーーーーっと立ってました。立ちっぱなし。そのせいで最後クタクタ。。。


とにかくすべての髪の長さを揃えることから始まり、つまりはハサミの向きはずっと真横。これは練習の一環?それにしても時間がかかるし、そもそも顔がチカーーーーーーーイ!!!


研修生だけじゃなく全員が近い!!!
なんだこの至近距離カットは!!!!!

前髪を切るときハサミが瞼に当たったりしてハラハラしたけど、そんなこんなで髪の長さが全部揃い(ここまでに1時間以上)、そのあとサッサっと段を入れて、ブローしてもらって終わった。。
まぁ、いわゆるちょっと長いおかっぱになりましたとさ。↓
髪の多さはご愛嬌・・・


研修生だからこんな感じなのか、それとも研修生じゃなくてもやることはこんな感じなのかはわかりません。5年前の経験を思い出しても、「切ったその日は良くても、一度自宅でシャンプーしてしまえば終わり」は健在だった。
髪のクセや質を完全無視したこの感じは、やっぱ日本のカットレベルに劣るよなぁと思いました。
最後に美容院のボスと雑談をしていて、私が日本人と知るや否や日本トークが始まった。日本に3回も行ったファンで築地や富士山に行った話をしてくれました。そういうのもいいけど、美容師ならせめて日本のカット技術学びに行ってくれよと心の奥底で思いましたとさ。


終わってメガネをかけると「やっぱ髪のボリュームすごいなー」くらいしか感想がなかったのですが美容室のみんなが「うん、いいね!」「すごくいい!!」と褒めてくれるので、いい気分になって帰りました。家に着くとボリスが友人とお茶をしてて、二人して「変わったねー、すごくいいね!」とやたら褒めるので、今度は逆に疑わしい気持ちにしかなりませんでした。(とてもひねくれている)

髪のボリュームはコンプレックスです。今でも忘れない、中学校の廊下ですれ違いざまに知らない男子から「きのこ」とボソっと言われるくらい、ボリューミーでした。。。コンプレックスがひどかった。でも今回の件で仏人たちと髪について話したのですが、例えば仏人でアフロに近い髪の友人がいますが、彼女はそのダイナミックな髪がとても似合うように、そして誰もそのアフロを見て「ボリュームを無くした方がいい」なんて言わないように、「ボリュームは悪だ!みたいな乏しい価値観は捨てた方がいい」とみんなに言われました。日本人は肌の色も髪の色もみんなとても似ていて、少しでも他と違う部分があると攻撃される。そういうのはここでは少ないんだから、マキコはもっと堂々していなさい!そう言われました。「むしろボリュームが羨ましいし、それを生かした方がかわいいよ」と言われて、なるほどそういう人もいるんだねと思いましたよ。みんな優しいね、ありがとう。


(ま、ブローしてもらった髪も、自分でシャンプー&自分で乾かせばこんな感じになりますよね…↓)

髪は多いままだけど、しばらくこのまま生活を続けてみます。

2017-04-16

3組のお客様とナントを歩きまくる

春だゼーーーーーー



ドイツから、パリから、オルレアンから、総勢3組が我が家に遊びに来てくれました。
1組目は木曜日に、2組目は金曜日に、3組目は土曜日にやってきたので、3日間ナントを歩きっぱなし(笑)食べっぱなし(笑)





ドイツから来た独仏カップル。女の子はナント美術学校で同じだったエルザ。二人は今シュトゥットガルト(言いにくい!)に住んでいる。ドイツ人の彼はフランス語がとてもうまくて、会話に困らなかった。
女の子は160cmに満たないほどなのに、ドイツ人の彼は195cm!!!期待を裏切らない大きさでした。笑

ナントをあまりに堪能しすぎて嬉しかったのか、我が家で晩御飯の途中に「どうしてもタバコが1本だけ吸いたい!」と言い出す彼。4人とも吸わないしもちろんコンビニなんか無い。タバコ屋さんも夜には閉まってる。それでもなんとかしてタバコを吸いたい彼は、お隣さん3軒ほどノックしてタバコを探しに行った。時間は22時。さすがに誰も出てくれなくて、それでも諦められない彼はアパートのエレベーターの1階部分に行き、エレベーターを待っているフリをしてタバコを求め続けたそうです笑
10分ほどして、ニコニコ顏でタバコを1本片手に持って帰ってきた彼を見た際には皆で大爆笑したよ。



Lieu uniqueのレストラン。価格も良心的で美味しかった〜

こちらはおなじみ La cigale。
味で言えばもっと美味しいレストランがいっぱいあるだろうけど、やっぱあの内装は見せたいよね。。。



日本庭園を歩く。@ île de Versailles

パリからきた女の子カップルたちは、何とサダハル・アオキのお菓子を持ってきてくれたよーーー わたくし大感激したよーーー 



ロワール

@trentemoult 


みんなで朝食を。





相変わらず大人気でした。




みなさんに会えてとっても楽しかったし充実した週末だったけど、やっぱ3日連続でナント観光は疲れた(*o*) 住んでるとあんまり気付かないけど、ナントって見るものがたくさんあるんだねー

2017-04-09

ブリュッセル4

話はブリュッセルに戻ります。
グランプラス。

馬に乗って散歩もできるんだねー
写真に写ってる女性二人は中国語を話していたけど、そういえばブリュッセル滞在中一度も道で日本語を耳にすることはなかったな。



これは仮装屋さん(?というのだろうか。)



でぶちゃんネコ

フライドポテトが食べたくなって食べる。
それにしても・・・美味しいけど、重い!!!!!!


リール近郊に住むルーシートダビッドが、わざわざブリュッセルまで私達に会いに来てくれたよーん^^ 車で1時間半ほど。本当簡単に国をまたげてしまうね。

ベルギーらしからぬ、タイ料理を。


30歳のお祝いにと、こんな素敵なものをいただいたけど、飛行機なのでもってかえれましぇーん!泣く泣くボリス妹の家に置いてきました。今度絶対取りに帰ってくるぜ、電車で。。




今回の旅は本当によく歩いた。

ブリュッセルでコーヒーを頼むと、もれなくミルクがついてくる。ミルク入れる派の私にとっては天国。これ本当に素晴らしくて、フランスだとカフェノワゼットかカフェオレかカフェクレームを頼まないとミルク入ってない。
ボリスのミルクを奪って、2個入れだーーーー!↓


ちなみにベルギーのレストランは、無料で水がついてこない。フランスはcarafe d'eau(水道水)といえば無料で水が飲めるけど、ベルギーはお水を買わなきゃいけないんだね。そもそもヨーロッパで水道水を飲むのが怖いって人がいるかもしれないけど、私は一度もお腹くだったことないです。フランス人のようにトイレの洗面台の水もガンガン飲めるようになってしまった。。。



これはまた別のカフェで。
皆でコーヒーを頼むも、各自砂糖が2袋ずつ付いてきて、小さなビスケットは1つずつだけ。ボリス妹が「砂糖はいらないから、ビスケットが欲しい!」と言いだした。みんなの砂糖を集めてレジに行き、この砂糖たちとビスケットの交換を交渉しに行った(笑) そんな優しい対応してくれるんかいな、と思っていると、悲しそうに帰ってきた。断られたらしい。当たり前やー
するとしばらくして別の店員さんがやってきて「ごめんね、あの子フランス語わからないから。これどうぞ」といってビスケットをサービスでくれました。えぇまじで、やったー!の図。↓



今回の旅中一度も展覧会を見なかったけど(ほとんどがしまっていたので)、でもものすごいよかったなー
友達の皆様に会えて楽しかったし、いっぱい美味しいものを飲んだり食べたりしたし、天気にも恵まれて万々歳でしたー
帰りの飛行機は1時間遅れて出発したけど、そんなのどうってことありませんでした。
 
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