2010-01-28

合評ならぬ Accrochage

Accrochageアクロシャージュ なるものがありました。


いわゆる
自分の作品のコンセプトを先生・学生の前で話す。議論。

メンバー全員の作品を、真っ白い部屋で
どう展示するか、どう見せるかというのを話し合い

実際に展示してみる

ということをやります。一日で。

大学院1年生は年2回が義務。
(私は前期、展覧会と時期が重なったので前期はやらず、
特別に後期に2回行う。)

私はこちらに来て書き留めていたデッサンたちを
視線や顔の向きなどに重点を置きながら
壁中に配置。


今日もこのaccrochageを通して色々なことを考えて学んで、
ここに書きたいことが色々あるけど
なかなか自分の中でうまくまとまってくれない。


しかも明日朝早朝からパリへ行く。
日本から来ているアミアミに会って、その後
ロータリー財団のセミナーに出席するため地方へ行きます。

パリへ行く前日はいつもワタワタごたごた。。。

用意せねばー
しかも宿題いっぱいあるーーーー

後日ゆっくり書きます。
しばらくまってください。

よしゃ頑張るぞーーー!!!

2010-01-27

キノコに始まる魅力的な国


ナントで唯一の日本人のお友達で、冬休み日本へ帰ったerieriに、
キノコの山 をもらいました。
(街中でアジアの方をたまに見かけるけど、日本人はナントに少ないのかなぁ。友達の輪をもっと拡げたい私です。)


キノコの山…なつかしい!

同居人とその友達、みんなで楽しむ。

彼らはやっぱりその形に驚いていた。
そして「おいしい!」と。わーい!

貴重な日本のお菓子…ありがとう!


うちの同居人、コーヒーの中にドボンと入れて食べていた。
これには驚き。

こっちの人、クッキーをコーヒーに付けて食べる人多いよね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今日は学校で、友達と作品について論議を交わす。
気づけばなんと3時間。。。マンツーマン。

彼は日本好きな合気道の愛好家。

神道の話や禊、日本書紀、夏目漱石、なんとまぁ、アマテラスとスサノオの誓約の話までする。

すごい・・・

彼をはじめ、日本好きな外国人の話す日本って、
なんて神秘的で面白そうな国なんでしょう。

2010-01-26

日本語


教えるのって、
本当にたいへん!

2010-01-24

しろい薔薇。

白い綺麗な薔薇を買って
家路に着く。

こんな嬉しい・すがすがしい気持ちってない。

赤よりも白い薔薇が好きです。
赤ももちろんキレイだけど、
私には少々強すぎる。
主張しすぎず、静かに魅力を醸し出す白。。。
すてき。

足取りが軽くなる。
こんな綺麗なお花をもって歩くって
なんて幸せ・・・


私の母はお花が大好きで、

私が日本の実家にいたときは
日々いろんなお花が玄関に飾ってあった。

そのときは特別何も思わなかったけど、
こうして自分でお花を買うようになったのは
きっと母の影響が強いと思われる。


いっぱい買うことは出来ないけれど

こうしてちょっとの贅沢で買うお花。

すごーく 満たされる〜

2010-01-23

可愛い格好いい

(愛しのマイスクール。そういえば今年から、名前がEcole supérieure des beaux-arts de Nantes Métropole に変更された。)


うちへ友達がご飯を食べに来た。
一人は男の子、一人は女の子。


たとえば 顔の話で、

「キレイな子」「かっこいい人」「素敵な人」の

話になったんだけど、私と二人の思うそれが
かなりの確率で一致しないことが判明!


二人が特殊なのか、
私がマニアックなのか、
そもそも
フランス人(二人)と日本人(私)の感覚が違うのか。


今日来た男の子はゲイで、
服装から作品から、
ものすごくセンスの良い子なのだけど

彼の思う「綺麗」な顔は、
アジア人や黒人が多いそうな。。。

うーーーーむ。

私は、黒人の人と話しているとまじまじ顔を見てしまう。
日本じゃなかなか出会えないから、
肌をじっと見てしまう。
きれい・カワイイ・かっこいい
という感情にたどり着くまで時間がかかる。


あと
二人の話を聞いていて、
「美しい」と「可愛い」の感覚も何となく私のものと違うと思いました。

とりわけ日本人にとって
「かわいい」
っていうのは特別だよね。

そういえば
かなりのフランス人が「カワイイ〜」という日本の単語を知っている。

2010-01-22

ちゅーぶ

絵を描いていてふと・・・

この2つの絵の具チューブ、
そういえば
小学校1年生の時に買ってもらったもの!

この2つだけ生き残っている。
中身はほとんどないけど健在。固まってない。

そう、・・・16年前。

他の新しい絵の具ちゅーぶに紛れて、
密かに16年間ひっそりと生きてきたこの2本。
他の絵の具はいつ私に捨てられてしまったのだろう。

(町中色んな所でライトアップ。)

それにしても16年前かぁ

私は4人兄弟の末っ子なので、
身の回り品はほとんどがお古だったと思います。
不満ももちろんあったけど、それが当たり前だと思っていた。

そんな6歳だった私に、
突如、ピンピカの絵の具が手元に!

今でも忘れてないなぁ。

教室で、担任の先生が新しい絵の具をみんなに配ってる時、
「私はお姉ちゃんのがあるからどうせもらえないんだった」と、
ボーっと前を見ていたら
突然
「ふるいちさーん」と先生に呼ばれて、そのピンピカ絵の具を手渡された。

(えぇっ私もらっていいの…!?)


ビックリして先生に思わずそう聞いたのを覚えています。
たしか、
その日帰って即行 両親に
これは本当に私のものなのか聞いた。

あれから16ねん〜

こうして絵の具が商売道具になってしまいました。

2010-01-21

一晩限りの王女

GALETTE DES ROIS ガレット・デ・ロワ
王様のお菓子というものがあります。

↓(本当はこんなものです。)

今日は友達8人集まって わいわいがやがや。

みんなの中で一番歳の若い人が、
テーブルの下に隠れ、
順に 他の人が切りわけたガレットを
誰にあげるか指名していく。

ガレットの中にはこんなものが!
これが当たった人は王様もしくは王女になれる!

きょう、2回やってなんと2回とも
私にあたるという・・・すごい確率。

王様・王女になった人はこんな風に王冠を…

ぃやー今日は楽しかったー
フランスの文化を私に紹介してくれようとする友達に感謝!
たくさんの面白いお話も、いっぱい笑ったー

ありがとうみんな!

2010-01-19

テアートル

劇場へ行く。

シェークスピア La Nuit des rois。を見ました。

すごく昔風の、固い演出かと思えばなんのその。
笑いたっぷりの 面白いひととき。
時に漫才みたいな…

でもちゃんと真面目なシーンがあって、

全部で3時間10分。。。
疲れ果ててた私と友達は 半分過ぎたくらいで抜けてきました。

友達が知り合いの方にタダ券をもらって
私を誘ってくれたのでした。


劇場へお芝居を見に行って、
なにがいちばん面白かったって、

周りで見てるおばちゃんやおじちゃんが
あまりに好き勝手笑うこと。

ぉおっほっほっほっほ
あらやだわー
あれまっ
まーー!

みたいな感じで、本当面白かった…笑


はい、人間くさいところに住んでいます。

2010-01-17

自分に素直であれ

(↓おうちの隣にこんな綺麗な教会。昼間15分ごとに鐘がなる。)

おとといのパフォーマンス授業をしてからというもの、

自分だってこんなに

外へ、何かを訴え・表現することが出来たと

気づかされた私です。

今まで
いっぱい表現したいことがあったのに、
表に上手く出せてなかったのか、
昨日はイライラむわむわカリカリほわほわして、

同居人やその友達たちみんなに
Ca va, Makiko? Tu es malade?(大丈夫?マキコ。病気?)と
聞かれまくる始末。

中はガトーショコラ!
今日はロータリアンの方のお誕生日会に招かれ行ってきました。

9月末2週間ほど御世話になってた方。
ものすごくやさし〜い、日本好きな方です。
ダシが見つからんと言っていたので送ってあげよう。

メキシコ人の交換留学生との会話も面白い。
彼らがあまりにテンション高くて面白いから
メキシコ人に内気な子はいるのか聞いたら
「ほとんどいない」とのこと・・・ほんとかいっ

本当、文化って違う。
そりゃ日本人は不思議な人種だわ

2010-01-15

パフォーマンスをかじる

今まで 自分がすることの無かった「パフォーマンス」。


今日特別授業で、
外部から来られたアーティストによるワークショップがありました。

何も知らずに参加した私。

最初ヨガマットの上でちょっとした呼吸法を行い
次にそれぞれがそれぞれの声/体を使って、
徐々に表現を突き詰めて行きました。



びっくりした・・・



というのも、

口から出す「シューシュー」や「ポチョッピヨッ」という音を、
(こんな表現でみなさんに伝わるだろうか…)

みんなでコラボレーションするんだけども、

そう、
みんな恥ずかしがらずに思いっきりやるんやね。
恥ずかしがってるのは私くらいで・・・本当に。

例えば、
全員で8人くらい。
輪になって、一人一人順番に中央へジャンプ。
着地と同時に
「わおぉーーーーーー」とか
「ぴちょんっ」とか
「シュゥ〜〜〜チョンッ」とか言うんやね。静寂の中で。

文字にすると本当変だけど、色んな表現があって、
もっと他の表現はないかと徐々に面白くなっていった!

大声を出したり、トランス状態になったり

こんな機会ないと、一人じゃでけへん。


(関係ないけど、昨日見たfracという展覧会での作品。
トルコのアーティストみたいです。また具体的に書きます。)


一日中指先まで緊張状態。
そう、不思議なことが一つ。

今日1日でデジャビュ現象が4回くらいあった。

普段あまりにしないことをしたせいかな?
こんな大声出したのいつぶりだろうか。

2010-01-14

見た事をそのまま

先日、パリからナントへ帰る
電車の中で見たある出来事を綴ります。

(同居人と私。足長—い!)

さて、
私の席は○号車の真ん中あたりでした。
出発まで10分。
荷物を戸棚へ入れて、一段落。
電車遅れたりしないかしらと思っている、
そのとき。

私の前におばあさんが座っていました。
身なりの整った、綺麗な方。
大体80歳くらいでしょうか。
ふと向こうから、ある青年が通路を歩いてきました。
おばあさんの横、通路を挟んで向かいに荷物を置くスペースがありました。
その青年が何やらおばあさんに声をかけ、
自分の荷物をそのスペースに丁寧に置く。

何でもない、日常。

急に彼は
おばあさんより自分が低くなるくらい
しゃがみこみ、何やらボソボソおばあさんに話しだす。

ん、明らかになんか変な感じ。
おばあさんは うんうんうなずいて微笑む。

次の瞬間。
その青年は何か落としたのか、
さっきより更にしゃがみこんで荷物の下をのぞく。
そしてヒョイッッと、
一瞬のうちに
荷物と荷物の間に体ごと消えてしまった。

何秒待っても出てこない。


ははーん


その現場を見たのは私とおばあさんの横に座ってたおばさん。
突然の出来事に
私とおばさんは顔を見合わせる。


1時間半後、電車が△駅に着くなり彼は姿をみせた。
まるでモグラが地上に出て来たかのように、
んーと腕を宙にのばして気持ち良さそうだった。



突然のことでびっくりしたけど、
本当、何事もなくフツーに時間が過ぎて行った。


私は見たことを、そのまま書きました。

2010-01-12

マキコせんせい

ん?

光のかっこ()!!
あそこに住んでる人の存在定義はどう定められるのだろう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

Niki de Saint phalle ニキ・ド・サンファールの作品。
"花嫁"
Nikiの作品、好きなんです。
グロテスクについてレポートを書いたんだけど、
大好きな彼女を取り上げました。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

先週から日本語教師としてギャラリストの方(女性)に日本語を教え始めました。
お子さん(9歳と5歳)も別授業を設け、これから週2で彼女の自宅へ通います。

ものすごく熱心な彼女。

そして日本語を教えたことのない私。
フランス語で教え始めたけど、フランス語でどう説明していいか分からないのが辛い。

彼女は「こんにちは」も知らない。
知ってる単語といえば「ありがとう」だった。

子どもは子どもで、5歳の男の子はアルファベットが読めない。
用意したプリントが読めないから、
お姉ちゃん(9歳)がたまに手伝ってあげてた。

夏に家族4人で日本へ旅行へ行くらしく、
そのときに少しでも話せたら、とのこと。
1か月の大旅行らしいです。


彼女と知り合ったのは、アーティストの同居人のおかげ。
同居人はなんと、彼女のギャラリーの専属アーティスト。
ちなみにアーティストにとって、専属ギャラリーがつくってことは、一人前である印、のようなものでしょうか。そんな簡単なことじゃぁありません。
定期的に展覧会の話がくる、
同時にアーティストのマネージメントもしてくれる。
顧客がつく。
作品が売れる。
アートが仕事として成り立っていく。

うちの同居人、けっこうすごいんですよ。
ちなみに今Mazametマザメという、南仏のちいさな街でレジデンス+個展に行ってる。


と、

話は戻って、彼と住むことで
こうしてギャラリストの生徒も出来ました◎
こういうつながりがすごく嬉しい私です。

パリで日本語を教える、
知り合いの日本人の先生方に知識をもらい、
また今週も頑張ります〜

私はいっぱいイイ人に恵まれているのです。
ありがとう。

2010-01-10

ある日のナント

1週間に1度は、こんなぶら下がってる靴達をみる。
美大生とかの作品の一環かしら…?


特設スケート場が、実はナントにもあった。
サンピエール大聖堂の裏。
それがもう片付け。



うねうねぺんぎん
しかも一番右、動いてない。。。

2010-01-08

「いろ」ブログ


学校の授業で、ブログを設立し、

みんなそれぞれ自分の仕事やポエムを作って載せています。

私は、日本の詩を紹介してと先生に言われたので

金子みすずさんのものを選びました。

よければそのブログ、ご覧下さい!→こちら
Bien sûr, tout en français!

その名もCOLORISTE CÉLESTE(天空の色人)

授業は色をテーマに、
ポエム・歌などを中心に鑑賞・意見交換してます。

2010-01-06

一夜限りの日本食会〜

「プレゼントのなる木」って

本当にあるんだ!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
12月の展覧会で友達にいっぱい御世話になったので、
ありがとうの気持ちを込め、
日本食を作りますよーと言って友達を家に誘ってみた!

7人よんだけど、みんな忙しくて6人が来てくれた!

残念ながら今日の写真が無い…

というのも初めてリンゴタルトに挑戦して、
オーブンの加減が分からず
不安で不安でたまらず

しかもレポートやその他のことで
ただでさえ忙しい最近。。。

写真なんてすっかり忘れていた!


でもやっぱり、
無理して友達を誘った甲斐があったと思うの。

巻き寿司や鍋、
りんごタルトがおいしかっただけじゃなくて、
こうして学校外で会って話すというのは
相手のこともよく知るし、
この人こんな人やったんか…と
気づく機会にもなるのね。

ここで一句。

留学生 苦労しても 人は家に呼ぶべし。


会話も勉強になるし、
今日は楽しかった〜

ところで
掃除機のごみパック。
「ゾウが乗っても破れません!」

絶対乗らんしー!

2010-01-04

学校再開

学校はじまりました。
(食べ物ブログじゃーありません)

今日は午前中 図書館へレポート制作のため本を借りに行き、
午後はアトリエで制作。

久々に友達にあって嬉しー!
先生達も相変わらずの陽気ぶりでした。

夜は、先日家に遊びに来てくれたパリの友達が作ってくれたように、私も一人でお好み焼きに挑戦。

お い し ーーー!

我ながら、舌鼓!

また学校近くのお家に不思議な光。
今日も気持ちの良いお天気!
でも急に寒くなりました。

2010-01-03

レポート・栗コーダー

私の好きな動画、載せます。

メディアクリエーターの佐藤雅彦さんが手がけたこのPV。
最初10秒見てしまえば、きっと最後まで見ちゃう人多いのでは?

一度姉と金沢で"栗コーダー"のコンサート
聞きに行ったなぁ
なつかしい!

コンサートに行くまで、
小中学校で無理やらされていたリコーダーが
こんなに面白い素敵な楽器だったなんて
知りませんでしたよ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
さて
きょうはずっとお家で缶詰…

レポート三昧です。

ただでさえ日本語で書くのも難しいのに、

図録等をフランス語で読んで
日本語で考えをまとめさらにフランス語に訳す。

留学してるんだから当然ダロー!って感じですが、

なかなか思うようにすすまず。

けどいっぱい知らない単語に出会い、

へぇ〜と思う今日でした。

明日から学校はじまる!
友達に会えるの、楽しみだわ〜〜!

2010-01-02

食べ正月

この赤色!
また同居人と例の魚市に行って、今度は彼が海老を買った。
この真っ赤なの、すごい殻が固くて
食べれば食べるほど指先が痛いという。。。

手前のは小さくて、頭としっぽをとるだけで
簡単に食べられる。
塩でゆでただけでなかなかの味。
美味しかったよ。

海老を買った帰り、Nantesナントの中心・ロワイヤル広場で一枚。
私は元気にやってますよ〜の写真。


同居人のお庭に、こっそり
素敵なお花が咲いていたよ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そしてそして、念願の小包が届いたーー!


両親が12月10日に送ってくれた
日本食満載の小包、、、

や、
や、
やっと、

届いた。 今日!

普通1週間くらいで届くのに、
なんで3週間もかかったのか。
謎。

このお母さんの表情・手が好き…!
私の大大大好きな、とり野菜味噌。

これだけあれば、
冷蔵庫にある野菜で鍋をするだけで
本当に美味しい
素敵な鍋が召し上がれます。

お父さんお母さん、ありがとう!!!!


そういえばこれ、北陸しかないのかな。
もしや全国区じゃない?

でも本当に美味しいよ!!!!!!


早速、アーティストをやってる同居人の知り合いの方が来られたので
鍋を作る。

うまいっっっっっっ

やっぱ日本食はえぇわぁ
 
コルテオ 太陽光発電