2016-01-30

騒音の続き FOFF

前回の騒音のことについてですが、
受付のおばさんのいう通り翌朝にはさっぱり静かになりました。微かに何か人が動いている気配はするものの、睡眠を妨げられるほど大それたものではなく、平穏な週末でした。

よかった・・・


友人や職場の人にその話をしたところ、皆さん一同に

「私ならソッコー警察呼ぶ」「怒鳴る」「喚く」

という答えがわんさか帰ってきまして(笑)、
でもその中で一人だけ
「怒鳴りあっても意味がない。そこで働いている人たちに罪はないのだから(命令されて仕事をしているだけなのだから)、彼らの責任者に直接連絡して辞めさせたらいいのでは」というごもっともな答えをくれた子がいました。




ところで、

今週末本当はアングレームで行われるフェスティバルFOFF(ミクロエディションやジンのフェスティヴァル)にChambre Charbonとして参加予定だったのですが、急遽いろいろあって参加しないことになりました。残念ですが、きっと来年こそは!

ということで、こちらは1月上旬にナントで開かれた
フェスティバルFOFFを支援するためのイベント。
ここで2日に渡り、店番をしていました。
(タダでビールを飲みながら・・・)
2日目にはコンサートもあって、多くの人で賑わいました。

2016-01-27

工事

昨日の朝、トントントンとトンカチで壁を叩く音がして起きた。

(え何?こんな朝早くから工事?…まじありえん。。。まだ朝の5時半だよー)

やっぱり続く音。騒音に疎いボリスも起きた。
(彼が起きるくらいだから相当響く音だったんだろう)


音は上からの様子。
(でも上には今誰も住んでいないしなんで?あ、でもアパートは買い手を探しているから、いい状態で売るために今誰かが工事中なのか?)

いろいろ考えるけど とにかくうるさすぎて、ボリスと意を決して上の階へ抗議しに。ドアをノックするも誰も出ず。何度も叩くも出ず。


(無視かよ… にしてもまじありえん!!!!今、朝の6時だでーーーー!!!!!!)



イライラが募って、プリプリしながら出勤。

結局どこの誰のせいなのかわからずその日は終了。で、今朝。








5時半過ぎ、今度は何か掃除機か洗濯機のような機械の
「ウォオオーーーーーーーーーッッン」という音で起きる。

これにはおったまげた(*o*)ものすごい爆音!
朝からよくやるよ・・・でもそのおかげで廊下に出たら音源が一発でわかった。


私たちは上かとおもっていたけど、下の階だった。


下の階にはとある事務所があって、そこに直接つながるドアは締め切られているけど、そこをノックした。


機械の音でノックにも気づかない工事の人たち。。。



やっとのことで気づいたか、音が止まって沈黙。
すぐに私、開口一番

「今何時か知ってますよね!?」




工事の男「はいはい知ってるよ」

↑(この感じ悪い答え方が、なんともさらにイライラさせる)



私「あなたたちの工事の音で目が覚めました。こんな早くに、迷惑だと思わないんですか。何人もこの建物に住んでいるですよ」


工事の女「マダム、あのね、私たちはこの事務所が開くまえに仕事を終えなきゃいけないんです。だから仕方がないんですよ」



は?



そんなん、しったことかーーー!!!!!!!






人を馬鹿にするのもいいかげんにしろ!
と日本語でいいたかったくらい。本当に人のことを考えない勝手な人たち、その後も私たちの返事も待たずに工事を続ける。私たち、ノックし続ける。ただ時間をずらしてくれ、それを言ってもうんともすんとも言わない。


これ以上続けても何にもならない。
むっちゃくちゃむかついて腹が煮えくり返りそうだったけど私は仕事にいかなきゃいけないし、その時は何もできず。






その夜、事務所が空いている時間にボリスと一緒に改めて抗議しにいった。






私は今まで人に怒ったりブチ切れたりけなしたりしたことがない人生を送っているので(ありがたいことにね)、もし事務所の受付の人にひどい扱いをされた場合、どんな言葉を投げつけてやろうか、頭のなかでめちゃくちゃ用意していた。人に強く当たるのはだって怖いもん

フランスに住んでからというもの、人同士がくちゃくちゃにけなしあったり怒鳴りあったりする場をいくつか見てきた。(日本人でもそんなことはもちろんあるんだろうけど、あまり見たことない)
フランス人の怒鳴り合い、まじすごいんだって。。。

ので、相手が超嫌な奴だった場合、ボリスもそういうことができない温厚な人間だし+
私がちゃんとフランス語が出てくるかわからんし、めちゃくちゃ緊張していた。






フランスで、こういう騒動があったとき登場する人は
大体嫌味しかいわない、絶対ごめんなさいの一言もいわない最悪な人が多い。


だけど、今回事務所に足を踏み入れた瞬間 受付に座っていたおばさんは何とも穏やかで優しそうな人だった。怖い顔をして入っていった私はちょっと拍子抜けしたが、でもこの人は実はめっちゃ怖い人かもしれないし、ということであくまでも強気で(!)、昨日今日と工事の音で起こされた話をした。


するとこのおばさんは血相を変え、
「えぇっっそんな早くから工事やってたんですか!!!そんなん私だって騒音で起こされたらたまったもんじゃないわ!!!!!」と超納得。
大工の人たちは、事務所が開く時間の前に仕事を終わらせて帰っていくので、おばさんは実際に工事がどう行われていたのか知らなかったのだ。



おばさんはしきりに
「それは本当に悪かったわね。。。本当ごめんなさいね…迷惑かけてすみません」
と謝るので、
「怒ったるでーーーーーーーー」と粋がってた私はもうどういう顔をしていいのかわからず、終始微妙な顔をしていました。




おばさんによると騒音が出る工事は終わったから、明日は大丈夫だと思うけど、音を出さないよう伝えておきます。と言ってくれたので、明日はゆっくり寝れるといいんですけど。。。ということで続く。


2016-01-18

ボリスのおばさん


週末、パリの郊外に住むボリスのおばさんがナントに来てくれた。

↓これはLieu Uniqueでやってた展示内。何枚もの巨大な透明のスクリーンにイメージが投影されてて動くんだけど、途中めっちゃ酔った・・すごく綺麗だったけど。


ボリスのおばさんも絵を描いていて、昔からボリスととても近い存在だった。私もすでに何度も会ったことがあるし、何より彼女は年を感じさせないほどに「クール」な人なので、本当リラックスして楽しい週末を過ごせました〜

いやーたくさん笑ったし、たくさん飲んだし、何より彼女を始め家族の話をたくさんした。ボリスの家族が私に家族の話をする瞬間って、すごく好きだ。もうしばらく長い間ボリスと一緒に居るし、家族の話をするなんて当たり前すぎることなんだけど、毎回聞けば聞くほど新しい話が山ほど出てくる。それが面白い。っていうかもっと早くにみなさんに会いたかったってよく思う。


どうでもいい話だけど、
この2日間で相当な量のミュスカデを飲みました。

おばさんとボリスの妹は日曜の昼から、マルシェの横にあるカフェで買ったばかりの牡蠣を生でミュスカデと一緒にチュルチュル食べていた。
ナントに住んでおきながら牡蠣を堪能しないのはなんてもったいない!といろんな人に言われそうですが、あの1000%の濃すぎる磯の香り&味が、どうしても2つ目以上受け付けられない。火が通っていると別なんですが。

それにしてもいい週末でした。

2016-01-13

Nちゃんのメッセージ+告知

この間突然、高校時代の友人Nちゃんからメッセージが届いた。

「まっこ元気?今どこで何してんの?」


久しぶりだなぁと懐かしい気持ちになりながら、今フランスで絵を描いていると大まかに伝えた。すると、



「おー夢叶えて画家やっとるんやね!」



という返事がきた。(•_•)


その何気ない返事に、なんかものすごく不思議な気持ちを抱いたけどその時は特に何も言わず、「今度日本に帰ったら会おうねー」という話で会話は終わった。





「夢を叶えた」というセリフにものすごく違和感があった。


高校生の時は絵を描き続けることが夢だった。つまり画家として生きていきたいと、周りの一部の人には言っていたように思う。
(フランスに行きたいとか言っていたかは覚えてない。けど高校2年生のとき受験勉強に追われながらも、何故かお小遣いでフランス語の初心者向け参考書を密かに買ってアルファベットの発音練習をしていた。フランスに住むなんてことは自分にはまさか到底不可能だと分かっていたから考えることもしていなかったように思う)




っていうか、、
Nちゃんに言わせると「夢を叶えた」私なのに、
色々うまくいってないことの多いこと!!!!


小さい頃は夢を叶えるというのは、異世界に飛んでしまうくらいのすごいことを成し遂げる、とてつもないイベントだったはずなのに、今夢を叶えた私はまだまだもがき続けているのだ。



フランスに来て6年半が経つが、毎日が精一杯で夢がどうとかいう話もすっかりしなくなったし、それもあってものすごい不思議な感じを受けたのかもしれない。
頭を悩ませながら絵を描き(っていうか)アートについて考える日々(+ファーマシーで単調な仕事をこなす日々)に、夢というものの居場所をすっかり無くしてしまっていたように思う。ただ絵を描いているだけでいいわけでもなく、ギャラリーの人や買い手の人、アート関係の人々、いろんな人を相手に話をしなくてはいけない難しさというのも、高校生の頃の私に言っても理解してくれなかっただろうなぁ。


話は少し飛ぶかもしれないけど、絵を描いていて思うのはフリーランスで働く人って、本当大変(*o*) 仕事内容はまったく違うけどファーマシーで一従業員として働いて思うのは、本当に楽ってこと。一定のお給料や保険、社会的にも色々たくさんのことに守られているし。アーティストっていうのは企画・製作・営業・事務すべてを一人でやるってことなのだからね。





時々絵を購入してくれる人はいるものの、それだけで生きていけるほど十分に稼いではない。まして絵だけで食べていくために、客の顔を伺いながら面白くもない絵をこねくり回して描く気なんていうのもサラサラ無いわけである。




それはそうと、
高校生のときのあの毎日いろんなことにドキドキわくわくした私を思い出して、少し心が潤った。3月で29歳になる私だけど、夢がどうこうと話すには遅すぎる?なんて思わず、自分に正直に表現を探求していきたいと思いました。Nちゃんありがと。


そんなこんなで今パリで個展してます。
Galerie 3e Parallèle にて2月20日まで。



2016-01-03

ベルギー②

年は変わりましたが話はベルギーの続きです。


小便小僧のところに行ったら、とあるお兄さんが、小便小僧が身につけていたサンタクロースの服を脱がせ始めた。

まだ25日だったけど、もうクリスマスは終わりってことか。

面白かったのが、小便小僧が2・3回勢いよくおしっこをして目の前にいる観衆におしっこをかけまくっていたこと。服をぬがせたお兄さんがわざとやったんだろうけど、面白すぎた。


翌日は車でゲントへ!
SMAK。のカフェでスープ。

展示Drawing : The bottom line見る。

Ante Timmermans


こちらは10万にも及ぶ神の定義を書いたもの。
Thierry De Cordier
こんなにびっちり!


Jim Shawのデッサンも見れてよかった^^




次は中心地をぶらぶら。
バーに入ってビールを頼んだら、タダでミニサンドイッチが。
私たちはお腹が空いていた。

2016-01-01

新年

明けましておめでとうございます。
2016年も宜しくお願い申し上げます。


お正月ムードゼロなのはもう慣れてきたけど、やはり今回も例に漏れずに友人宅で集まり年越しとなりました。

今回皆が忙しく、凝った料理ができないとのことでラクレットをしました。
すでにスライスしてあるチーズを専用の機械で暖かく焼き、それをじゃがいもや豚肉製品と一緒に食べる。

大量のシャルキュトリーと、
大量のチーズ。。。
これ、一部(*o*)
総勢10人が集まるとはいえ、多すぎ…
これらに加えホクホクのじゃがいも、きのこ、パプリカに玉ねぎなども。食べ始めて5〜10分くらいでうぅ…と辛くなり、やっぱりチーズ慣れしてないじゃん私の胃(;_;)と思いながら、もぐもぐわしゃわしゃ食べ続けるフランス人をぼーっと見ていた。

さすがに12時にならないと帰れないなぁと思い(シャンパンで乾杯するし)、勝手にふさがる瞼をなんとか上げようとするも、みなに気づかれ申し訳なく思う。飲み会とかパーティ中に寝るなんていう輩は、フランスには本当にいない。もしそういう人がいればそれは体調が悪いとみなされるか、あまりにも退屈している(ていうか、帰ればいいのに)と言われるから。

なんとか12時を迎えて、楽しい雰囲気を楽しんだ後はさらりと帰りました。街にはたくさんの飲んだくれがボナネー!(あけおめー!)と叫びながら歩いてて、年が明けたんだなぁとしみじみ思いながら車まで行きました。



いつか私もフランスでおせちを作ったり餅をついたりするお正月を送ることがあるのだろうか?




今回の会場となった友人宅にコレクションされている牛たち。
サルじゃないのでお正月感ゼロですみません

 
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