2017-12-30

年末に思うこと

2年一緒に住んだEの家がジャングル化している。
そういえばEはこの間生まれて初めて日本に行ったんです。2週間ほど、京都と大阪での展示に参加するために。JRパスでいろんなところを旅して、ちゃっかり工芸品などをゲットしてて、彼なりに堪能していました。
金沢にも行ってオピロにだいぶお世話になったそうですが、彼が金沢に行ったなんて非常に感慨深かったです。いつかはEも日本に行くだろうとは思っていたけど、そのときは私が隣にいるだろうと勝手に漠然と思っていました。だから彼が写った日本の写真を見たときはとても変な感じ。少し寂しい感じもした。


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(モノプリで見つけた「今日は」パジャマ笑。)

もう12月31日だなんて、本当に時間が経つのは早い。
今年で三十路になったのですが、高校の部活の先生が若い厳しい女性だったのですが、当時彼女が「私も今年で三十路」とつぶやいていたのを思い出しました。私があのときの先生と同い年だと考えるとすごく不思議な感じがしました。


今年はアートを思う存分に楽しんだ年だと思います。
インスタグラムに作品を日常的にアップロードすることを続けることから始まった2017年。そのお陰もあっていろんな人からエールをいただき、結果ジョンとコミックを作ることにつながりました。そのあとロンドンに行ってブックフェアに参加したり、英語を勉強し始めたり、Fracでワークショップの仕事をさせていただきました。
新しいことにいっぱい挑戦できて楽しい年だった…

2018年の2月には東京のwish lessで展示、6月にはfracで展示の予定があって、今もうけっこう手一杯・頭一杯。実はそのあともやりたいことが多々あります。この調子だと来年も時間が経つのがスーパー早いんだろうなぁという予想です。


そういえばこの間Fracで講師をさせて頂いた日の朝。
車で出勤中に好きな音楽を爆音で聴いていたらふと、Fracでアーティストとして仕事ができる日が来るなんて…(;_;)と、嬉しすぎてありがたすぎて一人で軽く泣いてしまった(笑)。世の中には有り触れるほどのアーティストがいて、「どうして私なんだろう・なぜ私を選んでくれたんだろう。」と考え始め(たった1日の仕事なのに笑)、それならばふにゃふにゃモジモジ緊張してないで、選んでくれた相手に感謝の意も込めて堂々と仕事をしようじゃないか!と自分に叱咤激励したのでありました。


ナント美術学校在学中だったと思うけど、友人・ピロピロとお茶をしていて「私は卒業後3年以内にはFracで個展がしたい」と話したことがありました。今思うとかなり大それた、生意気な発言だったと思います笑。ピロピロは覚えていないんだろうなぁ…。卒業したのが2011年なので、結果的に夢実現まで7年かかったことになりますが、あのときの自分の願いがやっと叶えられると思うとドキドキ!自分がどんな展示を見せられるのか考えるだけでワクワクします^^




住む家があって、美味しいものが食べられて、大切な仲間がいて、さらに未来の話ができる今の自分の生活は非常に幸せなことで、とっても贅沢だと思います。これ以上何も望むものがないってくらい。

感謝の気持ちを忘れずに、これからもひたむきに精進してまいります。今年も大変お世話になりました。2018年もみなさま古市牧子をどうぞよろしくお願いいたします。

2017-12-28

鍋など

最近はしめじや椎茸が手に入るんです。
鍋をする人間としてはとってもありがたいー!!
この日はベジタリアンの友人と鍋だったのでお肉無しですが、十分に美味しいとり野菜みそ鍋。冷蔵庫にあったもの全部入れちゃおうと思ってみるとモヤシが。うん、いれちゃおう笑


これ、友人が調達してきてくれた椎茸なんですが、本当に美味しかった!いつもは乾燥椎茸を戻して食べてたけど全然食感も味も違って…なんか、実はけっこうな衝撃でした。今ではブリュターニュで椎茸栽培をしている農家がいるとかいないとか。
鍋は好きだけど、鍋をすると自分が絶対に鍋奉行になるので、なかなかリラックスして食べれません笑 最後のおじやまでが勝負。
でも基本、テーブルの上でカセットコンロで 作る鍋という素晴らしい食事はフランスでは大好評です。毎回どんだけオピロに感謝していることか。



 これは先日友人のアドリアンとお茶したんですが、会ってびっくり、手にセロハンテープ。
手を切ってしまったが絆創膏など無いのでこんな状態らしい。
ワイルドかよ!
ちなみに彼の腕にはボリスが直々に掘ったタトゥーがあって、でも掘る深さがイマイチだったため消えそうなところを、アホリアンじゃなかったアドリアンが自分で線をなぞって太くしたとか。
やっぱワイルドだ。。。っていうかハチャメチャだ。
 

2017-12-27

雪はいつ

ボリスのおばーちゃんらと、La Cigaleでお茶を。
濃厚なショコラショ(ホットチョコ)はとても美味しかったぁ
美味しすぎてうっかり写真撮るの忘れたまま飲み干した(笑)


そういえばここに書いてなかったように思いますが、2月に日本へ3週間ほど帰りまーす。日本の冬はなんと8年ぶり。ここナントでも数年雪を見ていませんが、金沢で雪見れるかな?
東京のwish lessでも個展をする予定なので、浮かれポンチ(死語?)なまま気軽に帰れませんが、やっぱり超楽しみ!!!

2017-12-25

クリスマスに関するあれこれ

フランスのクリスマスは、日本でいう年末年始のような感じ。家族で過ごす人が多いです。

ことしはボリスのおばあちゃんがルーアンからナントに来てくれた。
83歳ですが、マニキュアもお化粧もバッチリ。孫もそのパートナーたちも誰もタバコ吸わないのに彼女はスパスパ(笑)。かっこいいぜばーちゃん!
しかもルーアンからナントまで、電車に乗るとパリで乗り換えが大変なので、26歳の若者と車の相乗りをしてきてくれた。それが孫たちからのプレゼントだった。
車を運転していた若者はそれはそれは親切な人で、すごく心があったまったよ。おばあちゃんも嬉しそうだった。


海の幸をたらふく食べた。
私は牡蠣は相変わらず食べませんでしたが。
 髪伸びた。

22歳まで実家に住んでいたこともあって(私は今でも人生で一人暮らししたことない記録更新中…)、世の中にはいろんなタイプの家族がいるんだなんて考えたこともなかった。

フランスに来て2年間一緒に住んだEはクリスマスが世の中の何よりも嫌いだと言った。彼はもともと父親との仲がいいとはいえなかった上に、両親に自分がゲイであることをカミングアウトした後はさらに険悪になり、クリスマスは今もひっそり過ごしている。18歳から一度も、クリスマスに実家に帰っていない。
町いっぱいに広がるクリスマスの歌やデコレーションやプレゼントを探す人々を見るたびに憂鬱になるし、一刻も早く12月25日が過ぎてほしいって思っているそうだ。
その話をされたとき、家族に囲まれて育ってきた私にはとてもショックだったし、父親が死ねばいいとさえ口にする彼に「どうしてそこまで」なんて、私には聞く権利さえないように思えた。
他に何人も、家族との関係が複雑すぎてクリスマスが本当に憂鬱だ、という友人がいる。

クリスマスイルミネーションは美しいけれども、その美しさが人を苦しめることもあるのだ。


宗教の関係でクリスマスを祝わない人はたくさんいるし、好きでもない家族と嫌々過ごす人もいる。家族と一緒に過ごしたいのにいろんな理由があって過ごせない人も知ってる。
本当さまざま…



私の話をしますと、
ボリスの家族とクリスマスを過ごすようになって、毎回山のようなプレゼントを用意するようになった。最初は楽しくプレゼント探しをしていた私だったが、年を重ねるごとにこれは去年あげた、これはもう持ってる、、、と、段々つらくなってきた。私も「マキコは今年のクリスマス何がほしい?」と聞かれても、正直本当にホントにほんとうに、思い当たらなかった。大体もうすでに持っている。
欲しいものがあっても自動的にそれは「必要なもの」で、自分で買ってしまったりする。
みなさん私のことを思っていろんなプレゼントを用意してくれるのは嬉しいし有り難いけど、それを有効に使えないことほど悲しいことはないよ。。。


私は思う。
世の中の人はそんなにホント〜に
「欲しいもの」があるのだろうか?


手袋は1双あればよくて何双もいらない…
靴もそう、マフラーもそう、セーターだって数枚あればもう十分。
そんな私だってタンスの奥にはずっと着ていない服が何着あるだろうか。。

意味のないことにお金を使うことがバカらしくて、ボリスの妹2に「来年プレゼント無しにしようよ…」とボソッと提案したら「賛成!!!!」と思いがけず返事がかえってきた。やっぱりみんな、プレゼントに苦しんでいるんじゃないか笑!


ボリスの家族に会えるのはとても嬉しいし、みんなで話をしながら美味しいものを食べるのは大歓迎。それだけで私は十分ですから、無意味なプレゼントは無しで。来年どうなるかな。


日に日にひねくれていってるな私。笑

2017-12-23

みません

この間車を運転中、何気なく周りを見たらこんなものが!

思わず車を駐めて写真撮った。笑
何を見ないんだろう?

日本語の落書きは初めて見ました

2017-12-22

Fracで講師 続き

当日は一人病欠で結局9人の参加。
年齢さまざま、全員女性。
和気藹々したムードで始まりました!

9時半スタートだったのですが、ルーシーに「9時半過ぎに着いても大丈夫だから!」と言われてました。
私は「?」という感じでしたが、やはり始まる前にワタワタするの嫌だし、朝の渋滞に捕まるのが怖かった私は早めに出発。9時すぎに到着。
建物内に入ると一人参加者がいるだけでガランとしている。荷物を運び込んで一息。トイレにいったりウロウロしていると、フラックで働いている人が数名出勤。でもルーシーは居ない笑

どうしようかなーと思っていると9時半になり、参加者は9人のうち3人が到着。ルーシーもその頃出勤(笑)


あ、、、、、
そうだ、、、この、
こういうルーズな感じ。
あ、思い出した!ここフランスだった(*o*) 
8年経ってもあいかわらず驚かされる、この感じ…!!!!


フラックって、フランスでは現代アート界でかなり権威のある組織なんです。その認識が私の中であまりに強すぎたせいか、まさかフラックまでも時間にルーズなはずが無いと勝手に思っていて。いい加減私も学ばないといけませんね。笑


でもこのルーズな感じって、実は結果的に全然マイナスにはならない。日本人が是非学ぶべきところだと思うんですが、
まず変なストレスを感じなくて済む。少し遅刻したって、別にいいじゃんっていう。世界が終わるわけでもなし。
朝早く着いた人たちは受付で無料に提供されるコーヒーを飲んでだべる。この日も数名の参加者とコーヒー片手に話し始めた私はとてもリラックスできて、彼女たちが今どんな状況なのか、どんなクラスを受け持っていてどんな研修をしているのか、とても気楽に話が聞けました。もちろん敬語など使わずに。

※ただこのルーズな感じは、もちろん場によります。
仕事場によっては厳しいところも。私の働いているファーマシーでは、各々バッヂを持っていて出勤したら機械にピッとやるんですが、3分まで遅れても大丈夫(笑)でも4分以降はだめです!



結局始まったのは10時過ぎ。
まず私のプレゼンテーションから。作品を見せて、私がどんな経緯で美術大学に入ったか。その後どうしてフランスにやってきたか。その後どのような活動をしているのか。

自分の話をするのは構わないけど、本当にみなさんこんな話聞いて面白いんだろうかと思いながら一通り話す。

で、その後「絵を描くため」以外を目的とした絵の具の使いかた、について話しました。かっこよく言えばマチエール研究だけども、簡単にいえば絵の具がどんな効果をもたらすのか、みんなで実験したのでした。

インクのしずくを濡れた水に落とし込むと
色がじわじわと紙をつたっていくのが見えるんですが
そういう当たり前のようなことって実はみなさん知ってるようで知らなかったらしい。
私がテーブルの上に乗って高いところから墨汁を濡れた紙に落とし込んだあと、紙の細かい繊維を墨汁が這っていくのをじぃっっっっっと見入ってました。笑
絵が上手い・下手という話は簡単にできるかもしれないけども、そのくだらない議論のせいで美術に苦手意識などを持つこどもが多いように思います。

学生生活を終えてアーティストとして活動をし始めると、大抵の若手アーティストはすぐにコネクションやコンペやレジデンス公募に精を出します。ギャラリストや市の助成金を担う文化担当者とアポイントをとって作品のプレゼンをする。自分を売り込む。そういったことは本当に大事だしガツガツやったらいいんだろうけど、私は個人的に向いてません。
でも根本に戻って考えたら、美術って自分のキャリアのためにやることなのか?っていう疑問がふつふつ湧いてきたのでした。
先日アーティストの友人たちと一緒に食事しました。皆んなどこそこのギャラリーが今あまり売れてないとか、あそこのギャラリストはいい人たちだとか、そういった話ばっかり。情報収集は重要かもしれないけど、じゃあ最近あなたたちはどんな面白い作品作ったんだよって、聞きたい。最近何かに感動したか、どこかで面白い作品に出会ったかって。

私が制作を続けているのは、やっぱり美術をすることが単純に面白いことだと思うし、なぜか使命みたいなものを勝手に感じているからです。笑
あとは絵の具の混ざる感じや水彩絵の具が滲んでいく様を見るとき、あまりに美しい様にびっくりするときがあって、そういったかけがえのない喜びがあるから。

そういうちょっとした感動を持つことって大事だと思うから、今回絵の具を使っていろんな現象をみなさんに見てもらうことは大切だと思いました。




これはラブレター制作中。笑
写真じゃよくわからないんだけど、墨汁がピンクの絵の具の上で不思議な滲みを開催していてとても美しかった。

こんな単純な提案に一つ一つ歓喜してくれた参加者のみなさんに感謝。絵の具で絵を描くなんて中学校以来という人も、絵の具の起こす自然現象にうっとり見とれている姿を見て、私も嬉しかった。みんな手を絵の具に染めて、楽しそうだった。

そのあとはいろんなタイプのジンや本を見せて、大型書店では絶対に手に入らない本をいっぱい紹介しました。この話も今度ゆっくりブログに書きます!


実は緊張しすぎてここ1週間ろくに寝れてなかった私ですが、無事1日が終了してめっちゃ安堵しました。帰りの車では大音量で好きな音楽をかけて、安全運転で帰りましたとさ。


2017-12-20

FRACで講師。

フランスには、各地方に現代アート機関FRAC(Fonds Régional d'Art Contemporain)フラック という現代美術専門の研究と収集を行う機関があります。Frac des Pays de la Loireはナント市内から20kmほど離れたところにあるCarquefou(カルクフー)に位置します。
豊かな自然を存分に楽しめる立地(車道を少し離れればジャングルのようなところ笑)が特徴的っていう話をよくするんですが、車がないとやっぱり遠い。だけど自然がいっぱいで素敵っていうのは本当。


そこで私は夏に個展をすることが決まりました。(小さいほうの部屋だけど。自分でも未だに信じられない!)

で、今回はその縁もあって研修の講師(のようなもの)をしてくれないか、と仕事の依頼を受けたのです。


ご覧のように、周りは何もない
奥に見えるのがフラック。


フランスでは、幼・小学校の教員試験を通った人たちはその後2年の研修機関が義務付けられているそうです。その人たちを対象に、今回の「日常としての現代美術」研修が提案されました。
1日目はフラックの展示見学、現代美術作品群の倉庫見学、médiation(「仲介」の意味ですが、具体的に展示解説・説明のことです)について議論、参考文献や作品を学ぶ。
二日目はわたしが実際に赴いて、私がどんな作品をどのように・何を考えながら何を作っているのかなどの話。生徒と現代美術との関わり方や、生徒たちと具体的にどんなことを提供できるか。子供の視点にたって、私なりの提案をしました。

募集人数は10人まで。この企画3年目らしいのですが、参加人数が足りなくて廃止になることもあるとかないとか。でも今回無事10人の希望がとれて、晴れて実行されました。



フラックには普段展示を見ること以外来ることはありません。
思えばナント美術学校M1(院1)にいた時スタージュ(研修)が義務で、フラックが企画していた展示の médiationをするスタージュしたんでした。その時私もフランス語が全く理解出来ないながらも、メモをとったりして倉庫を歩いたなぁ。そのときグループを引率してくれた女性がいたのですが、とても面白い人だったのでよく覚えていました。
今回の仕事は正にそのルーシーが担当者で、この前行った子供向けのアトリエもそうなんですが彼女だったんです。
数年前学生の一人として会っていて、今は一人のアーティストとして彼女と打ち合わせ・企画をしているなんて、当たり前のようですごく不思議な感じです。






普段フランス語でやりとりしている内容をわざわざ日本語に書き起こすって、けっこう大変…こういう企画って日本ではあまりないような気がするけど、どうだろう?

続く。

2017-12-14

美術学校でプレゼン

ナント美術学校でシャンブルシャルボンのプレゼンテーションをしました!

ナント美術学校にはCentre de ressourcesという、ジンやバンドデシネが置いてあるコミュニケーションルームがあって、そこで輪になって話を。ちなみにボリスケはここにおいてあるジンのセレクションで一役買ってます。

どのようにしてアーティストを選んでいるのか、どのように制作しているか、印刷部数や売り方など詳しいことまで話しました。


学校にご招待されたはいいものの…
本当に人が来なくって!
卒業生が一人、学生が二人。あと学校の担当者アリス。
に加え、日本人の学生二人が、開始時間を1時間間違えて来てくれました…笑 学校のメールには18時半って書いてあったそうで(本当は17時半)。
でも大雨の中わざわざ来てくれて本当に嬉しかった。ありがとぉおおお

少人数すぎて、本当カフェで1時間話したって感じでしたが楽しかった^^ ボリスケは始めめちゃくちゃ緊張してたけど、少人数だと知って落ち着いて話せていた。


そもそも学校がこういった場を設けてくれて嬉しかったので結果オーライなのですが、やっぱりナント美術学校はコンテンポラリーアート寄りで、こういったジンやBD(バンドデシネ)、アーティストブック、エディションに重きを置く学生が少ないんだなって思った。
私も学生のころ本に興味全くゼロだったし気持ちはすごくよく分かるんだけど、こういった本の話をするときは根本にデッサンの話があるわけで。デッサンって本当に奥が深いのに、ここの美術学校ではすごく軽率に扱われているように思います。すごく残念。少しずつ変わっていけばいいなと思うけど、時間がかかりそうだ。

本ってすごく馴染みのあるツールなのに、文章や説明がなかったり、すこし典型的な形から外れるとすぐ扱いがぞんざいになる気もするよ。いろんなことを感じた1時間半でした。

2017-12-11

ビーガン

これはついこの間、偶然居合わせた友人たちと夕食にハンバーガーを食べにいったときの写真。ここ数年お肉はすすんで食べない食生活をしていて(友人宅や外で出されたらありがたく食べますが)、この日久々に「肉〜ッッ」ぽいものを食べました。

美味しいはずのお肉だけど、ほぼレアなこの焼き具合がいけなかったのか、とても辛かった。。。カリカリに焼いたベーコンとかだったら大丈夫だったかもしれないけどこの生っぽい感じが…。しばらくハンバーガーはいいやって思いました。そもそも匂いがきつかった。


先週末はレンヌに住む友人カップルを我が家に泊めました。
かれらのサイト>>>  Atelier McClane(アトリエ・マックレイン。彼らも同様に本を作っていて、ナントでイベントに参加しにきたのでした。)

彼らはビーガン。肉も魚も卵も蜂蜜だって食べません。
この機会にと思ってネットでビーガンレシピを見たら、意外に難しくない!写真を撮るのをすっかり忘れましたが、朝食に簡単なケーキを焼きました。(フランス人は朝食に甘いものを食べます。)
私が作ったのはヨーグルトケーキ。ヨーグルトは入れられないから、豆乳から作られたヨーグルトを使って。

それをむしゃむしゃ食べながら、ふと納豆の話をしたらとても興味津々だったので、白米とともにさっそく味見させる。
あの匂いとネバネバの見た目にも、眉毛ひとつ動かさず すらすら口に運ぶ彼ら。たくあんも冷蔵庫にあったから食べさせる。梅干しも。とろろも!全部美味しい!!と平らげる彼ら。すげーマックレイン!

っていうか日本式の朝食作ればよかった…(*o*)

菜食主義者やビーガンの人はフランスに本当に増えている。そのうち数名の友人たちが日本に行った時本当に苦労したと教えてくれました。たしかに日本ではそういったことを話す機会が少ないように思います。いいか悪いか、賛成か反対かは置いといて、話をするというのは大事だと思います。


2017-12-09

DOLORIS



展示の話が続きますが、DOLORISという展示に参加しました。

"Doloris" @ FRAGILE ARTIST-RUN-SPACE Nantes,
24 rue de l'Avenir, 44300 Nantes
until december 21th.

With :
Marion BATAILLARD
Makiko FURUICHI
Johan NOHLES
Boris DETRAZ
EVOR
Ariane YADAN 
Nicolas BLUM-FERRACCI


アリアンヌとニコラが指揮をとって始まったこのグループ展。
私の元同居人EVORも参加しています。
マリオンはパリで売れっ子の画家。ジョアンはマリオンの義理の弟で、 普段はダンサーをしている。

↓ジョアンとボリコ。

みんなの作品を、全部まぜまぜにして展示しました。
私は直接壁に水彩で絵を描きました。
 こんな感じで。

 これはアリアンヌが私にキリストの磔を描いてくれない?と、注文を受けて描きました。1.5Mx2.5Mでめちゃくちゃ大きいんです。
当初展示予定だった場所より、階段の上の方がいいんじゃない?って話になった。けれどそんな大きなはしご無い!そこでニコラが考えたのが、こういうものを作って、ズルズルと上にずらして、両面テープでエイやっ!と貼ることでした。
で、うまくいったんだなこれが!
こんな感じ。


オープニングも、雨にもかかわらず大勢の方で賑わいましたー
マリオンとジョアンもわざわざ遠くから来てくれたよ。


横では彫り師がスタンバイ。
オープニングレセプション中数人の方が刺青を。
私たちアーティストがデッサンを提供。もしよければそのデッサンを彫ってくださいっていう企画でした。
 
 キャプシーヌもお疲れ。

 展示続きでバタバタ、くたくたでした。

無事オープニングが終わってホッとしました。
展示自体は12月21日まで。

2017-12-08

「大事な約束」

このビッグなネクタイは、エリオットの指示を元に私が縫いました。引っ越した当初我が家にあったカーテンを再利用(笑)。トムがその上にデッサン。かっこいー!
 

ボリスケのスーツに身を包むエリオットとトム。
25歳の彼ら、この日、人生で初めてスーツ着たらしいです。
ネクタイの結び方も知らなかったので教えてあげました。日本だったら就活とか入学式、卒業式でスーツが必須だけど、フランスは本当人それぞれ。きっと商業学校とかにいる学生たちや銀行員とか政治家はスーツ着るだろうけど、県庁とか市役所ではスーツの人見ないもんね。
似合ってまっせ

ボリスケと私。

ボリスが招待した4人のフランス人アーティストによる展示 Un rendez-vous très important(大事な約束)が無事終わりました。レセプションでは多くの方で賑わって、楽しかったーーー^^



エリオットとトムとの1週間共同生活も終わってしまった…
毎晩夕食を何にするか考えるの、けっこう楽しかったなぁ。彼らは好き嫌いも食物アレルギーも何もなかったので、何か作ればすべて平らげてくれた。
彼らが去った後思ったのだけど、納豆食べさせるのを忘れていたー
↑椅子の足と足の間を抜けようとするトム。えぇ、彼はとても細い。
レセプションのあとは3時過ぎまで飲み歩きやっと我が家に帰ってきたと思ったら、みんなとてもお腹が空いてて残ってたオデンを貪る。。
しかしこれだけ日本食を抵抗なく食べれるのもすごいと思う。偏食がけっこう周りにいるから。



レセプションではchambre charbonの本も売ってました。
こう見るとHammam(サウナのようなスパのようなトルコ風呂)の従業員みたいですね笑

水曜から日曜まで、展示の監視役もしなきゃいけなくてけっこうボリスは堪えてた。5時間×5日はけっこう長いし、実際人こないんだよね。
展示のためにかなり体力と時間を要した、が、すんごく楽しかったなぁぁぁ
またやりたいけど、いつできるかな?
 
コルテオ 太陽光発電