ルーアン最終日の夜。
朝2時すぎに誰かが階段を登る音がして目が覚めた。
昔ながらの作りの木造建物に泊まっていたので、軋みがすごい。
(アパート自体はめちゃくちゃセンス良かったのだが)
(ちなみに私が泊まっていたのはAirbnb(民宿みたいな)の建物で、1階を覗いて他4階全てが別個に泊まれるアパートとなっていた。部屋には物体としての鍵はなく、コード式。宿泊前日に家主からコードが送られてきて、それで宿泊することができる。)
夜中に建物に入ってきたその人物は、2階のアパートのドアのコードを入力するもエラーが出る。それを何度も繰り返し「あれー」とか言いながらしつこくコードを打つ。
2階は諦めて3階へ。同じことを繰り返す。
3階もダメで次はなんと私の階に。
この時心臓が飛び出るほどドキドキしていた。もし正しいコードを入力して突然アパートに入ってきたらどうしようか。。。怖い。。。なんかあったら思いっきり叫ぼう。
幸運にもコードは合わず、そして最上階へ。
そこもダメだったらしく
「なんだよー どの部屋だよー!」とキレている。
また2階からやり直す。
コードを入力するピッぴっという音、エラーのブーという音、階段を上り下りする音、とにかくうるさいし、しつこい。。。
ついにその時、2階に泊まっていた男の人がついに痺れを切らしてドアを開け「あの、違う建物じゃないんですか」と言った。でもその謎の男は「いや、ここで合ってるはず。起こしてすみませんねー」という。
止める男性を遮り、謎の男はそれでもしつこくまた全階挑戦。私は怖くて怖くてその間ビクビクしていた。
こういう時、
喧嘩がめちゃくちゃ強かったら、ドアを開けて何か一言気軽に言えただろうにと思う。でもそうじゃない私はそんなことできっこない。
(護身用のためにも催涙スプレーでも買おうかね)
結局20分くらいウロウロ行ったり来たり、長かった。。。きっと酔っ払っていたか、頭がおかしい人に違いない。
謎の男が去った後も怖くて、耳栓なんてつけられなかった。(中心地だったので時々外の音がうるさかった)
朝4時くらいまで眠れず、ひどい寝不足となりました。もう絶対このアパートに泊まらない。
街自体はいいのにね。