アート鑑賞をしたあとは、みんなでソッコー、ビーチに行った!!!!
しっかし水が透明で綺麗だった!!!!温度も絶妙に気持ちがよく、波も高くなく、いつまでもこうしていたいーと思った。
私はけっこう長い間水に浮いたり犬かきしたり、とにかく水の感触を味わっていたのだけど、レオもクレモンも5分くらい浸かってすぐ出た。そして浜辺でぐっすり寝るのが彼らの幸せだそうだ。
そのあとはみんなでアイス食べたり一杯飲んだりして、帰りの船に乗り込んだ。
また行きみたいに、波に揺られて気持ちの良い1時間を過ごすつもりだった。
ところが!!!!
船長が最初のアナウンスで
「みなさんビーチは満喫しましたかー?(はーい!)行きと違って、ちょっと波が荒れてます。少し揺れますので、その辺よろしく!」
みたいなことを言った。
(最初からそうだったけどいかにも南仏の面白いオッサン、という感じ。)
ちょっと、と言ったからちょっとなのかと思ったら
ちょっとどころか、
め っ ち ゃ く ち ゃ 揺れた!
っていうか実際 船長が
揺 ら し て た !!笑
どういう意味?とお思いでしょうが、そうなのです。船長は大きい波をわざと探しに行って、直前でモーターを切り、そのあと一気に発進することによって、船を「わざと」ゆっさゆっさ揺らしたのです!!!!
その揺れといったら、そこらへんのジェットコースターより怖い。だってベルトもないし、落ちたらそこは海!命がけだ。
多分ゆうに100人くらい乗ってる船で、観光客もたくさん。子供も老人もたくさん乗ってる船だったけど、船長はめちゃくちゃ楽しそうに船を揺らしに揺らし、上に座ってる人たちをビシャビシャにしたのでした笑
(揺れるたびに波が船を覆い、一瞬土砂降りになる。私らはちょうど船長室の後ろに座っており、全然濡れなかった。奇跡!)
最初は揺れるたびに笑い声や歓声をあげていた乗客たちも、しばらくするとあまりにびしゃびしゃになって大変だったせいか無言に。わたしとレオは爆笑して終始楽しんだけど、クレモンはずっと真一文字に口を結んでずっと遠くを見ていた。でも実際船から落ちないかハラハラだった。
しまいにはところどころ吐き出す人が続出して、下にいたスタッフ(女性)が上にやってきて「いいかげんにしろ」とストップをかけたほどであった笑
そのあと船長は 叱られた子供みたいに大人しくなった。笑
私はこの状況に終始大爆笑であった。(船酔いしなかったから気楽でよかったけど、もし酔ってたら冗談じゃない)
日本でこんなことしたら、多分ソッコーでクビだと思う。本当この国(っていうか南仏?)のゆるゆるさったらないなーと思った。ちらりと船長を見ると、舵をきるその足は完全仁王立ち。もー揺らすのがたまらなく楽しい!って感じだった。笑
面白いのが船長だけじゃなくって、乗客みんながなぜか仲良くなっていったことだった。みんなで笑いまくって冗談言い合ったりして、波が来るたびにみんなで「来るぞー!!!!」と言い合って目配せしたり、一番端っこに座って本当びしょ濡れになってる子をみんなで心配したり。中にはタオルみたいなもので水しぶきから防御しだす人がいて「それ超ナイスアイデア!」とみんなで言い合ったり、びしょ濡れなのにマスクしてる人いてみんなで「それ意味ないやーん」と言い合って笑ったり。
本当になんかこの一体感最高だったー
(こういうの大好き。。。)
1時間後無事トゥーロンに着いた。
終わりのアナウンスで船長は「誰か途中で落っことしてないかな?全員いるー?そんなに濡れてないー?」と超軽かった笑
あぁ面白かったー
と、私は思ったけど、吐きに吐いてげっそりしている人もいて怒ってる人もいた(そりゃそうだ)。
この船のことは多分一生忘れないと思う。
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