2021-08-13

炎天下

仕事中の広場にはタピオカ屋さんがあって、オーナーのお兄さんがなんと差し入れしてくれた。
「ぃや〜暑いからさ、ちゃんと水分補給しなきゃ!」
と言われたけど、優しすぎる!ありがとう〜 めちゃくちゃ美味しい!!!
 
 
ここは南仏だけあって、気温が高い。といっても最高気温30度少し超えるくらいだ。泊まってるアパルトマンにはクーラーがないけど、問題なく寝られるレベル。湿度も50パーセントくらいで低い。
 
壁画制作をしながら日本にいたときのことを考えていた。
これより、うんと暑かった気がする。こんなもんじゃなかったし、もっと湿度が高くてベタベタしてた。肌の露出が躊躇われて、短パンとかも恥ずかしくて履けなくて、暑い中ジーパンとか履いてた気がする。
大変だったなぁ…
 
 
昨日の朝は晴天だった。壁画スペースに日光がドンピシャで当たっており、気温も上がった。ちょっと制作を試みたが、スタッフのウィリアムが
「炎天下での制作はやめといた方がいいよ、牧子。」と言って、私にストップをかけた。
 
 
なので影で場所が隠れる小一時間、私はクーラーの効いた彼らのオフィスでパズルをしていた。
これ、買ってもらった新しいパズル。1000ピース。
そのあと日陰がやってきて、無事制作できた。ちゃんと気合い入れて進める。
 
 
 
もう15年くらい前になるけど金沢美大生をしていた頃、夏は七尾の漁港に行って、それこそ壁画制作のバイトをしていた。めちゃくちゃ暑かったし、提供されていた食事もありえないくらい多かった。ペンキの缶がめちゃくちゃ重くてしんどかった。楽しかったけど、体力的にめちゃくちゃ辛かった。

日本にいた頃はなんでこんなに辛い状況で仕事をしていたんだろう。
もっと手を抜けるのに。しかも結果はそんなに変わらないのに。もっと楽に生きてもよかったはずだ。辛い状況下で困難を乗り越えたから学べたことはあるかもしれないけど、それは本当に必要だったのかな…。とか色んなことを考えていた。
 
人それぞれ、国それぞれ、やり方も考え方も違うからなんとも言えないけど。


ちなみに週末は働きません!
「十分進んでいるし、週末はビーチにでも行って泳いできな!ゆっくり休んでね!」とディレクターのジュリアンに言われた。笑
実はトゥーロン着いた翌日に制作始めようと思ってたけど、スタッフのみんなと話をしていたら「え!もうとりかかるの!早くない?」と言われて、しぶしぶ翌々日に始めたのだった。
 
みんなゆっくりしている、生き急いでない感じが本当に楽。
流れている時間の感じが違いすぎて、同じフランス国内なのにどうしても違う国に来た感ある。

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