2022-02-18

夢の国から現実へ

成田から出発してちょうど24時間経ったころやっとパリに着きました。これでいちおうは一安心なんだけど、なんせ地方に住んでいるので 家に帰るまでが遠足。。
 
 
 
ちなみにわたしがワクチン保持者かどうかなんて、一度もチェックなかったです。日本の空港職員があれだけ念入りにチェックした書類たちも、すべてただの紙切れになった。パスポートチェックもいつもの通り、わたしのパスポートをパラパラ見て
「SA YO NA RA !!!」
 と自信満々に言われて、この人間の違いに笑わざるを得なかった。笑
 
 
 
(こちらトランジットのアブダビで荷物整理してたら、みゆきちゃんからもらったコレが出てきて感傷に浸る、の写真)

 
電車に乗って帰りたいけど、
数日前からシステムが変わったフランス政府の「衛生パス」のせいで、今やわたしのワクチンパスは無効らしい。まだ2本しか打ってないので、24時間以内の陰性証明がないといけないらしい。めんどくさいが仕方がない。
 
空港でテスト実施しているので、さっそく向かう。
 
 
(関係ないけど、こちら出発前に羽田で受けた陰性テストの場所で。唾液採取のためだけど、面白い。この写真ほしい!)
 
そこの職員の方の対応があまりに冷たくて、「あぁフランス帰ってきたー」って実感した。わたしは結果が早く出る抗原検査 を受けたかったのだが、ついついPCR検査のための申込み用紙に記入していた。紙を提出するときにやっと気づいて
 
「あ、すいません、わたしが受けたかったのは抗原検査なんです」というと、担当職員がため息をひとつ大袈裟について、

「だからさっきPCRか抗原検査か聞いたじゃないですか!」

と逆ギレしてきた。笑
おおおおぉぉぉぉこれこれーーーー
ここ1ヶ月半お預けになっていた、この冷たい感じ。
 
 
 
 
そのあと無事陰性のテスト結果(鼻グリグリの方)が出て、すぐパリ市内に向かう。
 
RERのB線(しかも特急)に乗っていたので35分くらいで市内に着くと思っていたのも束の間、電車が停車しアナウンス。
 
「人身事故が発生しました。しばらく停止します」
 
 
その後結局とある駅に停車し、全員下車を求められた。
ホームは最強にごったがえす。。みんなイライラ、不安。
 
しばらくして駅の職員らしき女性が支持を出している。
 

乗客はその女性に詰め寄る。みんな、めっちゃ、キレる。
しかしその職員は負けない。とてもサバサバと言った
 
「どうしようもないことなんです!!電車はどうやっても動きません!今も電車の下に人が挟まっているんですから!!!
電車はこれから2時間は動きません!パリに行くならあそこにあるトラムに乗って、○○まで行って、RERのE線に乗り換えてください!」
 

ホームにいた人は全員それに従う。
 
 
わたしは25キロ近いスーツケース+巨大なリュックサックを持っていたし、移動はかなり苦労した。案の定トラムは激混みとなった。コロナ、大丈夫かいな、、、しかもギリギリになってトラムに乗り込む人が大量におり、その人らを見た中の乗客がひどい罵声を浴びせる。めちゃくちゃにいがみあう乗客たち。

日本から戻ってきて、この現実と向き合うのには正直かなりキツかったけど、内心可笑しくて可笑しくてたまらなかった。
あぁわたしフランスに戻ってきたんだわ・・・と。


そのあとRERに乗り換えるとき、駅構内のエレベーターでとあるおばあちゃんと二人きりになった。自然と世間話を話す流れになり、わたしは日本から帰国したばかりで2年ぶりに家族と会えたと言うと自分のことのように喜んでくれた。彼女は昨日息子と喧嘩をしたことなどを話したけど、そういうこともあるよねぇーと、心底同調してたらこの短い時間にとても意気投合した(笑)
 
 
さっきまでトラム内で人間たちの醜いバトルが繰り広げられていたけど、少し経てばこんな風に見知らぬ人と面白い世間話ができるのだった。なんかこの数時間でフランスのいい面悪い面を全てダイジェストで見せられた感じした。。
 
 
 
 
 
 
その後はとくにハプニングもなく、無事ナント行きの電車に駆け込み、無事自宅に着きましたー
シャルルドゴール空港についてから自宅に着くまで
約7時間もかかった。。。 遠すぎ!
 

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